JPH05111616A - 排ガスの処理方法 - Google Patents
排ガスの処理方法Info
- Publication number
- JPH05111616A JPH05111616A JP3302273A JP30227391A JPH05111616A JP H05111616 A JPH05111616 A JP H05111616A JP 3302273 A JP3302273 A JP 3302273A JP 30227391 A JP30227391 A JP 30227391A JP H05111616 A JPH05111616 A JP H05111616A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- exhaust gas
- moving bed
- discharged
- regenerated
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- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 省エネルギー化が図れ、被毒した触媒の循環
使用が可能となり、しかも、有害ガスの再生の問題がな
い、排ガスの処理方法を提供する。 【構成】 ごみ焼却炉から排出される排ガスを、処理槽
内の移動床に充填した触媒と接触させて、排ガス中に含
まれる窒素酸化物および有機塩素化合物等の有害ガスを
分解して除去するための、排ガスの処理方法において、
移動床４に充填した触媒を処理槽３内から連続的に排出
し、次いで、処理槽３内から排出した触媒を加熱して再
生し、そして、このようにして再生した触媒を再び移動
床４に循環供給する。
使用が可能となり、しかも、有害ガスの再生の問題がな
い、排ガスの処理方法を提供する。 【構成】 ごみ焼却炉から排出される排ガスを、処理槽
内の移動床に充填した触媒と接触させて、排ガス中に含
まれる窒素酸化物および有機塩素化合物等の有害ガスを
分解して除去するための、排ガスの処理方法において、
移動床４に充填した触媒を処理槽３内から連続的に排出
し、次いで、処理槽３内から排出した触媒を加熱して再
生し、そして、このようにして再生した触媒を再び移動
床４に循環供給する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、排ガスの処理方法、
特に、省エネルギー化が図れ、被毒した触媒の循環使用
が可能となり、しかも、有害ガスの再生の問題がない、
排ガスの処理方法に関するものである。
特に、省エネルギー化が図れ、被毒した触媒の循環使用
が可能となり、しかも、有害ガスの再生の問題がない、
排ガスの処理方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】産業廃棄物や都市ごみを処理するための
焼却炉から排出される排ガス中には、窒素酸化物（N
Ox ) や微量ではあるが極めて毒性の強いダイオキシン
等の有機塩素化合物等の有害ガスが含まれている。
焼却炉から排出される排ガス中には、窒素酸化物（N
Ox ) や微量ではあるが極めて毒性の強いダイオキシン
等の有機塩素化合物等の有害ガスが含まれている。
【０００３】このような有害ガスを排ガス中から除去す
る方法として、それぞれペレット状に成形された酸化触
媒と脱硝触媒とを混合したものからなる触媒を、処理槽
内に充填し、この処理槽内に排ガスを通過させて排ガス
と触媒とを接触させ、かくして、排ガス中から有害ガス
を除去する方法がある。
る方法として、それぞれペレット状に成形された酸化触
媒と脱硝触媒とを混合したものからなる触媒を、処理槽
内に充填し、この処理槽内に排ガスを通過させて排ガス
と触媒とを接触させ、かくして、排ガス中から有害ガス
を除去する方法がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法は、以下のような問題を有している。 触媒は、排ガスとの接触によって、アルカリ金属によ
る被毒や後述する低温度での使用による被毒によって、
触媒としての機能が劣化する。 触媒の低温被毒を避けるために、触媒を高温域で使用
すると、触媒の再加熱器が必要となって、省エネルギー
化が図れないばかりか、NOx およびダイオキシン等の有
害ガスが再生する。 従って、この発明の目的は、省エネルギー化が図れ、被
毒した触媒の循環使用が可能となり、しかも、有害ガス
の再生の問題がない、排ガスの処理方法を提供すること
にある。
方法は、以下のような問題を有している。 触媒は、排ガスとの接触によって、アルカリ金属によ
る被毒や後述する低温度での使用による被毒によって、
触媒としての機能が劣化する。 触媒の低温被毒を避けるために、触媒を高温域で使用
すると、触媒の再加熱器が必要となって、省エネルギー
化が図れないばかりか、NOx およびダイオキシン等の有
害ガスが再生する。 従って、この発明の目的は、省エネルギー化が図れ、被
毒した触媒の循環使用が可能となり、しかも、有害ガス
の再生の問題がない、排ガスの処理方法を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、ごみ焼却炉
から排出される排ガスを、処理槽内の移動床に充填した
触媒と接触させて、排ガス中に含まれる窒素酸化物およ
び有機塩素化合物等の有害ガスを分解して除去するため
の、排ガスの処理方法において、前記移動床に充填した
前記触媒を前記処理槽内から連続的に排出し、次いで、
前記処理槽内から排出した前記触媒を加熱して再生し、
そして、このようにして再生した前記触媒を再び前記移
動床に循環供給することに特徴を有するものである。
から排出される排ガスを、処理槽内の移動床に充填した
触媒と接触させて、排ガス中に含まれる窒素酸化物およ
び有機塩素化合物等の有害ガスを分解して除去するため
の、排ガスの処理方法において、前記移動床に充填した
前記触媒を前記処理槽内から連続的に排出し、次いで、
前記処理槽内から排出した前記触媒を加熱して再生し、
そして、このようにして再生した前記触媒を再び前記移
動床に循環供給することに特徴を有するものである。
【０００６】次に、この発明の、排ガスの処理方法の一
実施態様を、図面を参照しながら説明する。図１は、こ
の発明の、排ガスの処理方法の一実施態様を示すブロッ
ク図、図２は、この発明の、排ガスの処理方法の一実施
態様を示す系統図である。図１および図２において、１
は、ごみ焼却炉、２は、ごみ焼却炉１から排出される排
ガス中からダストを除去するための集塵器である。
実施態様を、図面を参照しながら説明する。図１は、こ
の発明の、排ガスの処理方法の一実施態様を示すブロッ
ク図、図２は、この発明の、排ガスの処理方法の一実施
態様を示す系統図である。図１および図２において、１
は、ごみ焼却炉、２は、ごみ焼却炉１から排出される排
ガス中からダストを除去するための集塵器である。
【０００７】３は、処理槽であり、内部に設けられた、
後述する触媒の移動床４中に、集塵器２を通過した排ガ
スを連続的に通過させることによって、排ガス中に含ま
れる窒素酸化物および有機塩素化合物等の有害ガスを分
解して除去する。触媒は、窒素酸化物および有機塩素化
合物等の有害ガスを除去するためのペレット状の酸化触
媒および脱硝触媒からなり、これらの触媒は、移動床４
中に連続的に充填され、そして、移動床４から連続的に
排出される。移動床４には、移動床４内に流入する排ガ
スを還元するためのアンモニアガスの噴霧器（図示せ
ず）が設けられている。
後述する触媒の移動床４中に、集塵器２を通過した排ガ
スを連続的に通過させることによって、排ガス中に含ま
れる窒素酸化物および有機塩素化合物等の有害ガスを分
解して除去する。触媒は、窒素酸化物および有機塩素化
合物等の有害ガスを除去するためのペレット状の酸化触
媒および脱硝触媒からなり、これらの触媒は、移動床４
中に連続的に充填され、そして、移動床４から連続的に
排出される。移動床４には、移動床４内に流入する排ガ
スを還元するためのアンモニアガスの噴霧器（図示せ
ず）が設けられている。
【０００８】５は、有害ガスと接触することによって被
毒した触媒を、ごみ焼却炉１からの高温排ガス等によっ
て加熱して再生するための触媒再生器である。触媒再生
器５による触媒の加熱手段としては、高温排ガスによる
加熱以外に、熱風発生炉からの高温ガスまたは空気によ
る加熱、あるいは、電熱ヒータによる再生器自体の加熱
等でもよい。６は、処理槽３を通過して無害化された排
ガスを外気に放出するための煙突である。
毒した触媒を、ごみ焼却炉１からの高温排ガス等によっ
て加熱して再生するための触媒再生器である。触媒再生
器５による触媒の加熱手段としては、高温排ガスによる
加熱以外に、熱風発生炉からの高温ガスまたは空気によ
る加熱、あるいは、電熱ヒータによる再生器自体の加熱
等でもよい。６は、処理槽３を通過して無害化された排
ガスを外気に放出するための煙突である。
【０００９】上述した、この発明によれば、ごみ焼却炉
１から排出された排ガスは、集塵器２に送られ、ここで
ダストが除去された後、処理槽３に送られ、処理槽３内
の触媒の移動床４を通過することによって、排ガス中に
含まれる窒素酸化物および有機塩素化合物等の有害ガス
が分解されて除去される。排ガスとの接触によってある
程度被毒した触媒は、移動床４から処理槽３に連続的に
排出され、触媒再生器５に送られ、ここで、ごみ焼却炉
１からの高温排ガス等によって加熱されて再生される。
再生された触媒は、再び処理槽３内の移動床４に連続的
に充填され、再使用される。このようにして、有害ガス
が除去された排ガスは、煙突６から大気に放出される。
１から排出された排ガスは、集塵器２に送られ、ここで
ダストが除去された後、処理槽３に送られ、処理槽３内
の触媒の移動床４を通過することによって、排ガス中に
含まれる窒素酸化物および有機塩素化合物等の有害ガス
が分解されて除去される。排ガスとの接触によってある
程度被毒した触媒は、移動床４から処理槽３に連続的に
排出され、触媒再生器５に送られ、ここで、ごみ焼却炉
１からの高温排ガス等によって加熱されて再生される。
再生された触媒は、再び処理槽３内の移動床４に連続的
に充填され、再使用される。このようにして、有害ガス
が除去された排ガスは、煙突６から大気に放出される。
【００１０】このように、被毒した触媒は、連続的に再
生されるので循環使用が可能であるばかりか、触媒を高
温下で使用する必要がないので、省エネルギー化が図れ
且つNOx およびダイオキシン等の有害ガスの再生の問題
もない。
生されるので循環使用が可能であるばかりか、触媒を高
温下で使用する必要がないので、省エネルギー化が図れ
且つNOx およびダイオキシン等の有害ガスの再生の問題
もない。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、有害ガスとの接触によって被毒した処理槽内の触媒
を、ごみ焼却炉からの高温排ガス等によって加熱して再
生した後、再び、処理槽に戻して再使用することによっ
て、省エネルギー化が図れ、被毒した触媒の循環使用が
可能となり、しかも、有害ガスの再生の問題がない等種
々の有用な効果がもたらされる。
ば、有害ガスとの接触によって被毒した処理槽内の触媒
を、ごみ焼却炉からの高温排ガス等によって加熱して再
生した後、再び、処理槽に戻して再使用することによっ
て、省エネルギー化が図れ、被毒した触媒の循環使用が
可能となり、しかも、有害ガスの再生の問題がない等種
々の有用な効果がもたらされる。
【図１】この発明の、排ガスの処理方法の一実施態様を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図２】この発明の、排ガスの処理方法の一実施態様を
示す系統図である。
示す系統図である。
１：ごみ焼却炉、 ２：集塵器、 ３：処理槽、 ４：移動床、 ５：触媒再生器、 ６：煙突。
Claims (2)
- 【請求項１】 ごみ焼却炉から排出される排ガスを、処
理槽内の移動床に充填した触媒と接触させて、排ガス中
に含まれる窒素酸化物および有機塩素化合物等の有害ガ
スを分解して除去するための、排ガスの処理方法におい
て、前記移動床に充填した前記触媒を前記処理槽内から
連続的に排出し、次いで、前記処理槽内から排出した前
記触媒を加熱して再生し、そして、このようにして再生
した前記触媒を再び前記移動床に循環供給することを特
徴とする、排ガスの処理方法。 - 【請求項２】 前記触媒は、それぞれペレット状に形成
された酸化触媒および脱硝触媒からなっていることを特
徴とする、請求項１記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3302273A JP2626369B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 排ガスの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3302273A JP2626369B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 排ガスの処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05111616A true JPH05111616A (ja) | 1993-05-07 |
| JP2626369B2 JP2626369B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=17907024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3302273A Expired - Lifetime JP2626369B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 排ガスの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2626369B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS536099A (en) * | 1976-07-06 | 1978-01-20 | Toshiba Denki Kigu Kk | Automatic drink liquid vending machine |
| JPS5443870A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-06 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Method and apparatus for treating waste gas from incinerator for waste matter |
| JPS5478359A (en) * | 1977-12-06 | 1979-06-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Denitration method |
| JPS63290314A (ja) * | 1987-05-22 | 1988-11-28 | Ngk Insulators Ltd | 焼却炉排ガスの処理方法 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP3302273A patent/JP2626369B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS536099A (en) * | 1976-07-06 | 1978-01-20 | Toshiba Denki Kigu Kk | Automatic drink liquid vending machine |
| JPS5443870A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-06 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Method and apparatus for treating waste gas from incinerator for waste matter |
| JPS5478359A (en) * | 1977-12-06 | 1979-06-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Denitration method |
| JPS63290314A (ja) * | 1987-05-22 | 1988-11-28 | Ngk Insulators Ltd | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2626369B2 (ja) | 1997-07-02 |
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