JPH0511142Y2 - - Google Patents

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JPH0511142Y2
JPH0511142Y2 JP4667389U JP4667389U JPH0511142Y2 JP H0511142 Y2 JPH0511142 Y2 JP H0511142Y2 JP 4667389 U JP4667389 U JP 4667389U JP 4667389 U JP4667389 U JP 4667389U JP H0511142 Y2 JPH0511142 Y2 JP H0511142Y2
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JP
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plate
frame
lid
side plate
cake
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JP4667389U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ケーキや菓子などを収納するのに
適した組立式の箱に関するものである。
(従来の技術) 従来この種の箱は種々多様なものが提案されて
いるが、例えばデコレーシヨンケーキを収納する
箱については、第4図に示したように、高さの低
い係止壁51を底板52の周囲付近に有する底受
け体53、及び側板54を蓋板55の周囲に有す
る蓋体56からからなつており、側板54が係止
壁51の外側に位置するように、蓋体56を底受
け体53の上に被せてある構成である。この係止
壁51は蓋体56がむやみに移動しないように、
必須のものであつた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらかかる構成では、蓋体56を外し
て、ケーキ57をカツトしようとしても、第5図
に示したように係止壁51が邪魔になつて、ケー
キナイフ58がケーキ57の下側周辺部に達せ
ず、切りずらかつたのである。しかもケーキ台な
どの他の容器に移し変えるときには、この係止壁
51が障害となるので、そのまま水平方向にずら
せることはできず、注意深く手でケーキを一旦上
方に持ち上げるしかなかつた。
ケーキは柔らかく、また表面にはクリームを塗
布して装飾してあるから、そのような場合不用意
に指先などでケーキ57の外径を損ねてしまうこ
とが多かつた。またケーキを移し変えたりするの
に便利な適宜の敷紙59がケーキ57の下に敷い
てある場合にも、やはり係止壁51が邪魔になつ
て指先を入れづらく、同様な結果を招くことが多
かつた。
その他、カツトした後各ピースを皿に移す際、
ケーキサーバー60をケーキ57の下面に挿入し
ようとしても、係止壁51が邪魔になつて水平に
差し込むことはできない等の問題点もあつたので
ある。
(課題を解決するための手段) この考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、蓋体を取外した場合に、底受け体の全周囲が
開放される箱を提供して上記各問題点を解決を図
るものである。
而してこの考案の具体的な構成についていう
と、多角形の底板の各辺に側板を夫々折曲自在に
設けた底受け体、外周が前記多角形と同一の形状
をなす多角形筒状の枠体、及び前記多角形と同一
の形状の蓋板の各辺に垂下片を有する蓋体との組
み合わせからなり、垂下片の垂下長と側板の高さ
との合計を前記枠体の開口端部間の長さよりも長
くし、さらに開口部を上下にして各々の多角形の
各辺を相互に合わせるようにして枠体を底板の上
に載せ、底板の各側板を枠体の外方から折り曲げ
て垂直に起立させ、起立した各側板が垂下片の内
側に位置するように上方から蓋板を被せたことを
特徴とする、組立式箱である。
(作用) 上下方向の衝撃に対しては、枠体の開口端部に
よつて補強されているので、箱が損壊することは
なく、また一方水平方向の衝撃に対しても枠体の
外周によつて側面が補強されているので、やはり
箱がへこんだり、損壊することはない。
また垂下片の垂下長と側板の高さとの合計は枠
体の開口端部間の長さよりも長いから、各側板と
垂下片は枠体の外周にて重合する。そして起立し
た各側板は垂下片の内側に位置しているから、蓋
体の垂下片によつて、起立した各側板は前記重合
部分で係止されている。しかも通常この種の箱に
使用する紙、合成樹脂等は適当な弾性があり、起
立している各側板は常に外方へ開こうとしている
ので、当該係止はより強固になつて、蓋体が外れ
て側板がむやみに開くことはない。このとき、側
板の高さを枠体の開口端部間の長さとを略同一に
し、垂下片の垂下長を長くすれば、全体として一
層強固になり、しかも側板が不意に外れてしまう
ことをほぼ完全に防げる。
而して蓋体を外せば、前記弾性によつて各側板
は丁度花が開くように開放する。後は枠体を取り
去るだけで、収納物はそのすべてを露出させる。
この場合、側板が開放された状態では底板の周
囲には障害物は全くなく、収納物をそのまま水平
方向に移動させることが可能となる。また弾性力
が不足して、仮に各側板が完全に水平にはならな
くとも、これら各側板は折曲自在であるから、収
納物の移動や上方からのケーキカツトに対して何
らの障害とはならないものである。
(実施例) 以下、この考案の1実施例を図について説明す
る。本実施例における各要素の材質は厚紙で構成
されているものであつて、1は蓋体であり、本実
施例では正六角形の蓋板2の各辺に垂下片3を設
けてある。4は枠体であり、6枚の方形の枠板5
によつて、蓋板2よりも僅かに小さい正六角形の
角筒状に構成されている。6は底受け体であり、
蓋板2と枠体4との中間の大きさを有する正六角
形の底板7の各辺に、枠板5と同型、同大の側板
8を夫々折曲自在に設けたものである。
本実施例は以上の構成からなる各要素からな
り、箱として組立るときは、枠体4を、その開口
部を上下にして枠板5の下端部と底板7の各辺と
を合わせるようにして、底板7上に置き、その後
各側板8を夫々外方から垂直に折り曲げる。そし
て蓋体1を上方から被せて各側板8の上縁を枠板
5と垂下片3との間に挟み込めばよい。
而して収納物を取り出すときは、第2図に示し
たように蓋体1を外せば、各側板8が夫々その弾
性によつて外方に開く。第3図は各側板8がほぼ
水平に開いた場合を示す。この後枠体5取り去れ
ば、収納物は完全に露になり、その周囲はすつか
り開放される。
なお組み立て上げた後、放送用の箱としてさら
に強固にするには、通常のこの種の箱と同様、適
宜の粘着テープで止めたり、リボンを掛ければよ
い。
(考案の効果) この考案に拠れば、蓋体を外して枠体を引き上
げるだけで、後は弾性によつて側板が開き、底受
け体の全周囲が開放され、底板の周囲もほぼ平坦
になる。また各側板は底板に対して折曲自在に設
けられているから、何らの障害もなくそのままの
状態で、ケーキの下面周辺部までナイフ等で綺麗
にカツトできる。
またケーキ台等他の容器に移し変える際にも、
そのまま水平方向にスライドさせることが可能で
あるから、ケーキの外形を誤つて損ねてしまうこ
ともない。敷紙が敷いてある場合には、該敷紙の
縁を持つてそのままずらせることが可能となる。
しかも各側板が開いた状態は、あたかも花が開
いた様子を想起させるので、真中のケーキ類を一
層引立てる。この場合、開いた側板の表面は直ち
に視覚に捉えられるから、側板の表面に適宜の装
飾を施すこともでき、従来にはない斬新な視覚的
効果を奏ずることが可能であつて、装飾手段の多
様化を図ることができる。例えば誕生祝いに当た
つての適宜のメツセージを書き込んでおけば、蓋
体を外して、側板が開いたときに該メツセージが
現われることになり、従来にはない意思伝達効果
が得られる。
構造的にみても、側板と枠板が重合してその外
側から蓋体の垂下片が被さつて係止されており、
しかも各側板自身は弾性によつて外方へ付勢され
ているので、当該係止は結果的により強固にな
り、蓋体がむやみに外れて各側板が開いてしまう
ことはないものである。
そして上下方向については、枠体の開口端部に
よつて、水平方向については枠体の側面外周によ
つて、夫々補強されているので、いずれの方向か
らの衝撃に対しても箱が損壊することはなく、丈
夫な箱を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は夫々この考案の実施例に関
するものであり、第1図は分解斜視図、第2図は
蓋体を取り外す様子を示す斜視図、第3図は蓋体
を取り外して各側板が開放された様子を示す斜視
図、第4図は従来技術に係る箱の縦断面図、第5
図は同じく蓋体を外してケーキカツトする場合の
様子を示す縦断面図である。 なお図中、1は蓋体、2は蓋板、3は垂下片、
4は枠体、5は枠板、6は底受け体、7は底板、
8は側板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多角形の底板の各辺に側板を夫々折曲自在に設
    けた底受け体、外周が前記多角形と同一の形状を
    なす多角筒状の枠体、及び前記多角形と同一の形
    状の蓋板の各辺に垂下片を有する蓋体との組み合
    わせからなり、垂下片の垂下長と側板の高さとの
    合計を前記枠体の開口端部間の長さよりも長く
    し、さらに開口部を上下にして各々の多角形の各
    辺を相互に合わせるようにして枠体を底板の上に
    載せ、底板の各側板を枠体の外方から折り曲げて
    垂直に起立させ、起立した各側板が垂下片の内側
    に位置するように上方から蓋板を被せたことを特
    徴とする、組立式箱。
JP4667389U 1989-04-20 1989-04-20 Expired - Lifetime JPH0511142Y2 (ja)

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JP4667389U JPH0511142Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20

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JP4667389U JPH0511142Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20

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Publication Number Publication Date
JPH02138121U JPH02138121U (ja) 1990-11-19
JPH0511142Y2 true JPH0511142Y2 (ja) 1993-03-18

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JP4667389U Expired - Lifetime JPH0511142Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20

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