JPH0511118A - ライトコントロールフイルムの製造方法 - Google Patents

ライトコントロールフイルムの製造方法

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Publication number
JPH0511118A
JPH0511118A JP3162848A JP16284891A JPH0511118A JP H0511118 A JPH0511118 A JP H0511118A JP 3162848 A JP3162848 A JP 3162848A JP 16284891 A JP16284891 A JP 16284891A JP H0511118 A JPH0511118 A JP H0511118A
Authority
JP
Japan
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fibers
fiber
base material
light
forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP3162848A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Takahashi
広明 高橋
Shigeru Hayashi
茂 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライトコントロールフィルムを低コストで製
造する。 【構成】 断面が大略4角形の透明樹脂繊維1の側面に
光吸収層を形成し、光吸収層が透明な基材フィルム10
のフィルム面に交わる方向に延在するように該繊維1を
密に配列して基材フィルム10上に積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光の散乱等を防止する
場合に用いるためにフィルム面に対してほぼ直角等の所
定の方向へ進む光のみが透過できる構成のライトコント
ロールフィルムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ライトコントロールフィルムは、
例えば、自動車のダッシュボードに装着される各種スイ
ッチ操作部材の表示マークを夜間に照光表示する際に、
スイッチ操作部材の内部に設けた光源からの光の進行方
向を規制することにより、フロントウィンドやサイドウ
ィンドでの光の反射を防止するために使用されている。
従来のライトコントロールフィルムには、透明な合成樹
脂シートと光吸収性の合成樹脂シートを交互に積層して
フィルム状にスライスすることにより形成したものや、
感光性樹脂フィルムを利用して微細なルーバーを基材フ
ィルム上に形成したものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのライ
トコントロールフィルムは、特殊な合成樹脂を使用して
いることや製造工程が複雑であること等が原因で、コス
トを低く抑えて製造するのが困難であった。したがって
本発明の解決すべき技術的課題は、ライトコントロール
フィルムを低コストで製造できる方法を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の技
術的課題を解決するため、本発明によれば、断面大略多
角形の透光性繊維を形成する工程と、この繊維における
略対向する側面に透光性を残しつつその透光面と連接す
る少なくとも1つの側面に光吸収層を形成する工程と、
光吸収層が透光性の基材の表面に交わる方向に延在する
ようにこの繊維を透明基材上に密に配列して積層する工
程とからなるライトコントロールフィルムの製造方法が
提供される。
【0005】また、本発明によれば、断面大略多角形の
透光性繊維を形成する工程と、断面大略多角形の光吸収
性繊維を形成する工程と、透光性繊維と光吸収性繊維と
を交互に密に配列して透明基材上に積層する工程とから
なるライトコントールフィルムの製造方法が提供され
る。
【0006】さらに、本発明によれば、断面大略多角形
の第1透光性繊維を形成する工程と、断面大略多角形の
第2透光性繊維を形成する工程と、第1及び第2透光性
繊維を透光性の基材上に交互に密に配列して積層する工
程と、上記各工程により形成したフィルムを第1透明樹
脂だけを着色可能な光吸収性染料を用いて着色する工程
と、からなるライトコントールフィルムの製造方法が提
供される。
【0007】また、これらの構成における各繊維の断面
形状としては、三角形や五角形等に設定することも可能
であるが、繊維同士の隙間をなくすために、特に正方形
や長方形等の四角形であることが好ましい。このように
設定することにより、光の屈折を抑えることができるの
で、照光表示体等への適用が容易となる。また、その断
面形状には、三角形である場合も含めて角部には丸みが
あってもよい。
【0008】以上の各構成によれば、特殊な樹脂を用い
ずに簡単な工程でライトコントロールフィルムを製造で
きるので、従来の方法に比較してその製造を低コストに
抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例に係るライトコント
ロールフィルムの製造方法について図1から図5を用い
て詳細に説明する。
【0010】まず、紡糸装置のノズルとして、孔の形状
が一辺約0.2mmの四角形のものを用いて透明な合成樹
脂材料から繊維を形成する。孔が断面四角形のノズルを
用いることにより、繊維1の断面形状も図1に示すよう
に一辺約0.2mm程度の四角形となる(ただし、4隅には
丸みができる)。次に、図2に概略構成を示した装置を
用いてこの繊維1の側面に光吸収層を形成する。図にお
いて、2は紡糸装置で形成された透明樹脂の繊維1が巻
き付けられた供給ロール、3は巻き取りロール、4aは
転写ロール、4bはアプリケータロール、5は黒色イン
キ等の光吸収性塗料が入れられたインキ槽である。繊維
1を転写ロール4aと接触させながら供給ロール2から
巻き取りロール3へ巻き取ることにより、槽5内のイン
キをアプリケータロール4bから転写ロール4aを介して
繊維1の側面に塗布することができる。
【0011】図3は、このようにして側面に黒色インキ
により光吸収層が形成された繊維1を光吸収層が基材フ
ィルムと交わる方向に延在するように密に配列して透明
基材フィルム上に積層する工程を示している。図におい
て、3a〜3fは、それぞれ光吸収層が形成された繊維1
a〜1fの巻き取りロールであり、ここでは供給ロールと
して用いられる。6は繊維1a〜1fを収束するためのガ
イドロール、9は透明基材フィルム10の供給ロール、
7,8は基材フィルムに繊維を積層するためのラミネー
トロールである。この装置を用いて、ガイドロール6に
より各繊維1a〜1fを光吸収層が同じ方向を向くように
密に配列して送り出し、並べられた繊維1a〜1fをラミ
ネートロール7,8によって透明基材フィルム10と重
ね合わせる。図示していないが、基材フィルム10は供
給ロール9からラミネートロール7へ送られる途中に接
着剤が塗布されるようになっており、したがってラミネ
ートロール7,8を通過することにより基材フィルム1
0に繊維1が積層される。このようにして形成したライ
トコントロールフィルムを図4に示している。図におい
て10aが基材フィルム10に塗布された接着層であ
り、これにより繊維1がフィルム10に貼着されてい
る。
【0012】このように、本実施例の方法では、断面四
角形に形成した繊維1の側面を黒色に塗装し、これを並
べて基材フィルム10上に積層するという簡素な工程で
ライトコントロールフィルムを製造しているので、特殊
な樹脂が不要であることと相まって、従来に比較して製
造コストを安価に抑えることができる。
【0013】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施することが可能で
ある。例えば、上記実施例では各フィルムの1つの側面
にだけ光吸収層を形成したが、光吸収層を対向する2側
面に形成した繊維を並べて基材フィルム上に積層しても
よく、またその場合、この2側面に光吸収層を形成した
繊維と光吸収層を形成していない透明な繊維とを交互に
並べて積層してもよい。また、図5に点描で示すよう
に、断面四角形で黒色に染色した繊維11と、透明なま
まの繊維1を基材フィルム10上に交互に密に並べて積
層してもよい。さらには、例えば断面四角形のアクリル
の繊維とナイロンの繊維とを基材フィルム上に交互に密
に配列して積層し、酸性含金染料等でナイロン繊維だけ
を黒色に着色してもよく、アクリル繊維の代わりにポリ
エステルの繊維を使用してもよい。また、上記実施例及
び変形例で用いている繊維を、断面四角形ではなく、三
角形やその他の多角形としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係るライトコントロール
フィルムの製造方法に使用される透光性繊維を示す斜視
図である。
【図2】 透光性繊維の側面に光吸収層を形成する工程
を示す図である。
【図3】 繊維を基材フィルム上に積層する工程を示す
図である。
【図4】 この方法により製造されたライトコントロー
ルフィルムの斜視図である。
【図5】 変形例に係る方法により製造されたライトコ
ントロールフィルムの斜視図である。
【符号の説明】
1,11 繊維 2 供給ロ
ール 3 巻き取りロール 4a 転写
ロール 4b アプリケータロール 5 インキ
槽 6 ガイドロール 7,8 ラ
ミネートロール 9 基材フィルム供給ロール 10 基材
フィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面大略多角形の透光性繊維(1)を形成
    する工程と、該繊維(1)における略対向する側面に透光
    性を残しつつ該透光面と連接する少なくとも1つの側面
    に光吸収層を形成する工程と、該光吸収層が透光性の基
    材(10)の表面に交わる方向に延在するように該繊維(1)
    を透明基材(10)上に密に配列して積層する工程と、から
    なることを特徴とするライトコントロールフィルムの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 断面大略多角形の透光性繊維(1)を形成
    する工程と、断面大略多角形の光吸収性繊維(11)を形成
    する工程と、該透光性繊維(1)と光吸収性繊維(11)とを
    交互に密に配列して透明基材(10)上に積層する工程と、
    からなることを特徴とするライトコントールフィルムの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 断面大略多角形の第1透光性繊維を形成
    する工程と、断面大略多角形の第2透光性繊維を形成す
    る工程と、該第1及び第2透光性繊維を透光性の基材上
    に交互に密に配列して積層する工程と、上記各工程によ
    り形成したフィルムを第1透明樹脂だけを着色可能な光
    吸収性染料を用いて着色する工程と、 からなることを特徴とするライトコントールフィルムの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 上記各繊維(1,11)の断面形状が、大略四
    角形であることを特徴とする請求項1,2または3記載
    のライトコントロールフィルムの製造方法。
JP3162848A 1991-07-03 1991-07-03 ライトコントロールフイルムの製造方法 Pending JPH0511118A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10598345B2 (en) 2018-06-28 2020-03-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Illumination apparatus

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US10598345B2 (en) 2018-06-28 2020-03-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Illumination apparatus

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