JPH0511082A - 燃料集合体 - Google Patents

燃料集合体

Info

Publication number
JPH0511082A
JPH0511082A JP3164613A JP16461391A JPH0511082A JP H0511082 A JPH0511082 A JP H0511082A JP 3164613 A JP3164613 A JP 3164613A JP 16461391 A JP16461391 A JP 16461391A JP H0511082 A JPH0511082 A JP H0511082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tie plate
channel box
fuel assembly
lower tie
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3164613A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Echigoya
寛法 越後谷
Tetsuyuki Matsuoka
徹之 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3164613A priority Critical patent/JPH0511082A/ja
Publication of JPH0511082A publication Critical patent/JPH0511082A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】バイパス流量調整のために設けられているフィ
ンガスプリングは塑性変形等でチャンネルクリープ変形
に追従できなくなり、バイパス流量変化の経年変化を招
くので、その漏洩流量を制御する。 【構成】下部タイプレート2に板状の突起物19を回動自
在に設ける。下部タイプレート2に燃料棒11及びウォー
タロッド12の下端部を挿着し、燃料棒11及びウォータロ
ッド12の上端部を挿入して固定し、チャンネルボックス
10を被せて燃料集合体を構成する。突起物19の他端面は
チャンネルボックス10の内面を押圧している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子炉で使用さ
れる燃料集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料集合体、例えば沸騰水型原子炉用の
燃料集合体9は図7に示すように構成されている。すな
わち、角筒状のチャンネルボックス10内に多数の燃料棒
11及び数本のウォータロッド12とが複数のスペーサ13に
より間隔が保持され、格子状に配置され、上部タイプレ
ート14及び下部タイプレート15によって支持されてい
る。この下部タイプレート15と前記チャンネルボックス
10の間には、下部タイプレート15とチャンネルボックス
10の間隙に漏洩する冷却水の流量を制御するフィンガス
プリング16が設けられている。
【0003】ところで、このフィンガスプリングは図8
に示すように一定肉厚の板バネの下半分に複数本の切込
み17を入れて短冊状の舌片18を作り、この舌片18をくの
字状に屈曲して、前記下部タイプレート15とチャンネル
ボックス10との間に挿入し、チャンネルボックス10のク
リープ変形による冷却水の漏洩量の経年変化を防止する
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】下部タイプレート15に
チャンネルボックス10を挿入する際、フィンガスプリン
グ16は図9に示すようにδだけ変位する。このとき、フ
ィンガスプリング16の舌片18に作用する外力により、舌
片18の一部が塑性変形する可能性がある。
【0005】また、チャンネルボックス10にはフィンガ
スプリング16を変位させる際、作用する反力により応力
が発生した状態でこの状態を保ちつつ、炉内温度の上昇
及び照射によりクリープ速度が増加し、チャンネルボッ
クス10の外側へのクリープ速度が促進される。このとき
に、前述したように舌片18の一部が塑性変形を生じてい
ると、舌片18の変形がチャンネルボックス10のクリープ
変形に追従できなくなり、フィンガスプリング16とチャ
ンネルボックス10の間隙が広がり、当該間隙における冷
却水漏洩量に経年変化が生じてしまう。特に近年の燃料
の高燃焼変化においては、照射量の増大,炉内滞在時間
の増大に伴い、チャンネルボックス10のクリープ変形量
が増大するため、冷却水漏洩量の制御が困難になる課題
がある。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、下部タイプレート15とチャンネルボック
ス10との間の冷却水の漏洩流量の経年変化を防止するこ
とができる燃料集合体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は多数の燃料
棒と複数本のウォータロッドを複数のスペーサで束ね、
その上下端を上部タイプレート及び下部タイプレートで
支持し、チャンネルボックスに収納した燃料集合体にお
いて、前記下部タイプレートのチャンネルボックス下端
に相当する位置に板状の突起物を回動自在に設けてなる
ことを特徴とする。
【0008】第2の発明は多数の燃料棒と複数本のウォ
ータロッドを複数のスペーサで束ね、その上下端を上部
タイプレート及び下部タイプレートで支持し、チャンネ
ルボックスに収納した燃料集合体において、前記下部タ
イプレートのチャンネルボックス下端に相当する位置に
板状の突起物を回動自在に設けるとともに前記下部タイ
プレートの側壁に貫通孔を設けてなることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】第1の発明は下部タイプレートのチャンネルボ
ックス下端に相当する位置に下部タイプレートとの結合
部で回動可能な板状の突起物を設けることにより、この
突起物が漏洩冷却水の水圧で結合部で回動し、他端がチ
ャンネルボックスを押圧して冷却水の漏洩をコントロー
ルできる。
【0010】第2の発明は下部タイプレートのチャンネ
ルボックス下端に相当する位置に下部タイプレートとの
結合部で回動可能な板状の突起物を設け、且つ下部タイ
プレートの側壁に貫通孔を設けることによって、前記突
起物の板面の上下に圧力差が生じる。この圧力によって
突起物が結合部で回動し、突起物の他端がチャンネルボ
ックスを押圧し、冷却水の漏洩をコントロールできる。
【0011】
【実施例】図1から図3を参照しながら、本発明による
燃料集合体の第1の実施例を説明する。なお、各図中、
図7から図9に示した従来例と同一部材には同符号を付
けて詳細な説明は省略する。図1は第1の発明の燃料集
合体1を示す斜視図である。このうち、下部タイプレー
ト2の構造及びフィンガスプリング16がないことを除け
ば、従来例と同様の構造である。
【0012】図2は第1の実施例における燃料集合体1
を構成する下部タイプレート2の縦断面図で、図3は図
2の正面図である。下部タイプレート2には、燃料棒11
及びウォータロッド12を支持する支持部4が複数個配置
され、この支持部4はブリッジ5を介して互いに格子状
に連結されている。この支持部4には燃料棒11の下部端
栓(図示せず)を支持する支持孔6が設けられている。
前記下部タイプレート2の下端部には、冷却材流入口7
が開口するとともにノーズピース8が一体に形成され、
上記冷却材流入口7から流入した冷却材をチャンネルボ
ックス10内に案内するようになっている。また、上記下
部タイプレート2のチャンネルボックス10下端に相当す
る位置に板状の突起物19を設け、且つ突起物19の一端は
下部タイプレートとの結合部で回動可能な構造となって
いる。すなわち、下部タイプレート2の上端外側の角部
を削り落として上端傾斜部3を形成し、この上端傾斜部
3に細長い軸21を取着し、この軸21に突起物19を回動自
在になるように取着している。
【0013】次に、上記構成に係る燃料集合体の作用を
説明する。通常、従来の燃料集合体内外には圧力差が生
じており、燃料集合体外側が低圧となっている。そのた
め、下部タイプレート15を通過した冷却水の一部はチャ
ンネルボックス10と下部タイプレート15との間隙を通っ
て漏れる。
【0014】ところが、本実施例の燃料集合体では板状
の突起物19に漏洩冷却材の流れが当り、突起物19をチャ
ンネルボックス10に押し付け、その結果、冷却水の流れ
は止まる。この状態では突起物19の上部、すなわち燃料
集合体の内側と下部、つまり、外側の圧力差のため突起
物19はチャンネルボックス10に押し付けられ、この状態
が安定して維持される。
【0015】さらに、突起物19に働く荷重は燃料集合体
の内外圧力差のみであり、従来のフィンガスプリング16
と比べて大幅に小さくなる。また、チャンネルボックス
10の変形に対しては、単に軸21を支点として回動するだ
けで追随可能である。
【0016】次に図4から図6を参照しながら、本発明
に係る燃料集合体の第2の実施例を説明する。なお、各
図ともに図7から図9に示した従来例と同一部材には同
符号を付けて詳細な説明は省略する。図4は本第2の実
施例の燃料集合体1aを示す斜視図である。このうち、
下部タイプレート2の構造及びフィンガスプリング16が
ないことを除けば、従来例と同様の構造である。
【0017】図5は本実施例の燃料集合体1aを構成す
る下部タイプレート2の正面図である。下部タイプレー
ト2には燃料棒11及びウォータロッド12を支持する支持
部4が複数個配置され、この支持部4はブリッジ5を介
して互いに格子状に連結されている。この支持部4には
燃料棒11の下部端栓(図示せず)を支持する支持孔6が
設けられている。下部タイプレート2の下端部には、冷
却材流入口7が開口するとともにノーズピース8が一体
に形成され、上記冷却材流入口7から流入した冷却材を
チャンネルボックス10内に案内するようになっている。
また、上記下部タイプレート2のチャンネルボックス10
下端に相当する位置に板状の突起物19を設け、且つ突起
物19の一端は下部タイプレートとの結合部で回動可能な
構造となっている。さらに、下部タイプレート側壁に孔
20を設ける。すなわち、下部タイプレート2の上端外側
の角部を削り落として上端傾斜部3を形成し、この上端
傾斜部3に細長い軸21を取着し、この軸21に突起物19を
回動自在になるように取着している。突起物19は軸21を
支点にして回動できるように結合される。
【0018】次に、上記構成に係る燃料集合体の作用を
説明する。通常、燃料集合体内外には圧力差が生じてお
り、燃料集合体外側が低圧となっている。そのため、下
部タイプレート15を通過した冷却水の一部はチャンネル
ボックス10と下部タイプレート15との間隙を通って漏れ
る。
【0019】ところが、本実施例の燃料集合体では板状
の突起物19の板面上下の圧力差により、板面の他端がチ
ャンネルに押え付けられる。つまり、図6に示したよう
に下部タイプレート2内の圧力(P1 )、下部タイプレ
ート2とチャンネルボックス10との隙間の圧力(P2
とし、下部タイプレート2の側壁に設けた貫通孔20の部
分での圧力損失を(ΔP1 )とすると、突起物19の板面
に加わる圧力はP1 −ΔP1 とP2 となる。そこで、P
1 −ΔP1 >P2 となるような関係を満たすような貫通
孔20を下部タイプレート2の側壁に設けることにより、
突起物19の結合部が回動し、他端がチャンネルボックス
10に接触し、突起物19はチャンネルボックス10に押し付
けられ、この状態が安定して維持される。
【0020】さらに、突起物19に働く荷重は燃料集合体
1aの内外圧力差のみであり、従来のフィンガスプリン
グ16と比べて大幅に小さくなる。また、チャンネルボッ
クス10の変形に対しては単に回動するだけで追随可能で
ある。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、燃料の燃焼度,炉内滞
在時間に関係なく、また、フィンガスプリングのような
複雑な形状の部品を用いることなく、冷却材漏洩量の経
年変化を防ぐことができる。また、下部タイプレートの
側壁に貫通孔を設けることにより漏洩流量を制御するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料集合体の第1の実施例を一部
断面で示す斜視図。
【図2】図1における燃料集合体の下部タイプレートを
示す縦断面図。
【図3】図1における燃料集合体の下部タイプレートを
一部断面で示す正面図。
【図4】本発明に係る燃料集合体の第2の実施例を一部
断面で示す斜視図。
【図5】図3における燃料集合体の下部タイプレートを
一部断面で示す正面図。
【図6】図3における燃料集合体の下部タイプレートを
示す縦断面図。
【図7】従来の燃料集合体を一部断面で示す斜視図。
【図8】図7における燃料集合体のフィンガスプリング
を示す斜視図。
【図9】図8におけるフィンガスプリングと下部タイプ
レートとの関係を示す組立図。
【符号の説明】
1,1a,9…燃料集合体、2,15…下部タイプレー
ト、3…上端傾斜部、4…支持部、5…ブリッジ、6…
支持孔、7…冷却材流入口、8…ノーズピース、10…チ
ャンネルボックス、11…燃料棒、12…ウォータロッド、
16…フィンガスプリング、17…切れ込み、18…舌片、19
…突起物、20…貫通孔、21…軸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の燃料棒と複数本のウォータロッド
    を複数のスペーサで束ね、その上下端を上部タイプレー
    ト及び下部タイプレートで支持し、チャンネルボックス
    に収納した燃料集合体において、前記下部タイプレート
    のチャンネルボックス下端に相当する位置に板状の突起
    物を回動自在に設けてなることを特徴とする燃料集合
    体。
  2. 【請求項2】 多数の燃料棒と複数本のウォータロッド
    を複数のスペーサで束ね、その上下端を上部タイプレー
    ト及び下部タイプレートで支持し、チャンネルボックス
    に収納した燃料集合体において、前記下部タイプレート
    のチャンネルボックス下端に相当する位置に板状の突起
    物を回動自在に設けるとともに前記下部タイプレートの
    側壁に貫通孔を設けてなることを特徴とする燃料集合
    体。
JP3164613A 1991-07-04 1991-07-04 燃料集合体 Pending JPH0511082A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3164613A JPH0511082A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 燃料集合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3164613A JPH0511082A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 燃料集合体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0511082A true JPH0511082A (ja) 1993-01-19

Family

ID=15796523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3164613A Pending JPH0511082A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 燃料集合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0511082A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10488496B2 (en) 2015-11-05 2019-11-26 Luminar Technologies, Inc. Lidar system with improved scanning speed for high-resolution depth mapping
JP2020176911A (ja) * 2019-04-18 2020-10-29 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 燃料集合体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10488496B2 (en) 2015-11-05 2019-11-26 Luminar Technologies, Inc. Lidar system with improved scanning speed for high-resolution depth mapping
JP2020176911A (ja) * 2019-04-18 2020-10-29 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 燃料集合体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100600983B1 (ko) 경수로 원자로용 핵연료집합체의 지지격자체
JPH0559397B2 (ja)
KR20010011647A (ko) 냉각수 혼합을 위한 딤플형 베인과 다중스프링이 부착된 지지격자체
US5778035A (en) Control of coolant flow in a nuclear reactor
US11942230B2 (en) Spacer grid using tubular cells
JPH08179070A (ja) 加圧水型原子炉用燃料集合体
US6519309B1 (en) Pressurized water reactor fuel assembly spacer grid
JPH0511082A (ja) 燃料集合体
JP4282652B2 (ja) 燃料集合体
EP0769784B1 (en) A nuclear fuel assembly and a spacer for a nuclear fuel assembly
JP3034314B2 (ja) 燃料集合体
JPS61237084A (ja) 核燃料集合体
JP3599835B2 (ja) 沸騰水型原子炉用燃料集合体
JPH08122474A (ja) 燃料スペーサおよび燃料集合体
JPH08320391A (ja) 沸騰水型原子炉用燃料集合体
JPS63261190A (ja) 燃料集合体
JPH0464091A (ja) 燃料集合体
JPS6113197B2 (ja)
JPH0743486A (ja) 燃料スペーサ
JPH0481693A (ja) 原子炉の炉心
JPH08160174A (ja) 燃料集合体
JPH01121793A (ja) 燃料棒スペーサ
JPH06201874A (ja) 核燃料スペーサ
JPH0348796A (ja) 燃料集合体
JPH11174176A (ja) 燃料集合体