JPH0511049U - 衝撃試験装置 - Google Patents

衝撃試験装置

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JPH0511049U
JPH0511049U JP6627091U JP6627091U JPH0511049U JP H0511049 U JPH0511049 U JP H0511049U JP 6627091 U JP6627091 U JP 6627091U JP 6627091 U JP6627091 U JP 6627091U JP H0511049 U JPH0511049 U JP H0511049U
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JP
Japan
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signal
impact strength
falling body
photoelectric sensor
slit plate
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Withdrawn
Application number
JP6627091U
Other languages
English (en)
Inventor
重和 松岡
真三 柘植
Original Assignee
高島屋日発工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0511049U publication Critical patent/JPH0511049U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 落下式の衝撃試験装置において落下体の落下
速度が高速度であっても、該落下体の変位を極めて精度
よく測定できるようにして正確な衝撃強度を算出する。 【構成】 落下体3に取り付けたスリット板8からの光
を光電センサー9により受光して落下体3の変位を正確
に測定し、更に前記光電センサー9からの信号に基づい
て衝撃強度算出機構11によって衝撃強度を正確かつ即
時に算出するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用ドアトリム製品等の衝撃強度を正確に測定するための衝撃 試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の自動車業界においては高い安全性の確保を目的として自動車ボディのみ ならず、ドアトリム製品やシート部材等の内装製品にも一定値以上の衝撃強度を 有するよう設計することが要求されている。そして、前記衝撃強度の測定装置と して被測定物に対してインパクトフォームと称される落下体を高速度で衝突させ たうえ、該落下体の変位量を測定し得られた変位量から衝撃強度を算出する落下 式衝撃試験装置が一般に使用されていた。
【0003】 ところが、従来のものにおいては落下体の変位量の測定は先端部に取り付けた 接触棒の変化による電気抵抗値の変化を電気信号に変換して測定する接触式のも のであるため落下速度が80cm/sec 程度で限界となり、高速度ではノイズが大 きくなって正確な測定ができないという問題があった。一方、落下体に磁気スケ ールを取り付けておき、磁気センサーで非接触に信号を取り出して変位量を測定 するものが提案され高速度での測定を可能にしているが、価格が非常に高くなる という問題点があるとともに、磁気スケール端部においてN極・S極の繰り返し がなくなり信号が不安定になって測定精度が落ちるという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような従来の問題点を解決して、高速度の落下体であってもそ の変位を高い精度でかつ応答性よく測定し、この結果、正確な衝撃強度を算出す ることができるとともに、極めて安価で経済性にも優れている衝撃試験装置を提 供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するためになされた本考案の衝撃試験装置は、被測定物に 対して高速度で衝突する落下体の変位を測定し得られた測定値をもとに衝撃強度 を算出する衝撃試験装置において、前記落下体にその落下方向に対して透明・不 透明部分を順次繰り返すスリット板を取り付けるとともに該落下体の通路に前記 スリット板からの光を検出する複数個の光電センサーを設け、該光電センサーに は光電センサーからの信号に基づいて衝撃強度の算出をする衝撃強度算出機構を 連結したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
以上のように構成された本考案においては、落下体の変位が該落下体に取り付 けたスリット板からの光を検出する光電センサーにより正確かつ迅速に測定され 、その後、前記光電センサーからの信号に基づいて衝撃強度が衝撃強度算出機構 によって正確かつ即時に計算されるものであり、光を利用するのでその応答性に 優れ、また高速でのノイズの発生もなくなり極めて精度よく測定が行なわれるこ ととなる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明する。 図面は落下式衝撃試験装置の一例を示すもので、図中1は自動車用ドアトリム 製品である被測定物、2は被測定物1をセットする取付台、3は被測定物1に向 けて落下される落下体であり、該落下体3はガイドバー4に支持されて垂直に昇 降自在な支持板5の下面に設けられている。なお、該支持板5はワイヤー6によ って懸吊されているものであり、落下後においてはモータ7によって巻き上げら れ所定の上部位置へ復帰するよう構成されている。
【0008】 前記落下体3の一部には落下方向に対して透明・不透明部分を順次繰り返すス リット板8が取付けられているとともに、この落下体3の通路に沿って前記スリ ット板8からの光を検出する複数個の光電センサー9、9が設けられている。前 記スリット板8は図3および図4に示されるように透明部分と不透明部分とを順 次繰り返すよう配列された合成樹脂板等で形成されており、前記透明部分からの 光を検出する場合には透過型の光電センサー9が用いられ、一方、スリット板8 を紙や合成樹脂板上に反射体のスリットを形成したものとする場合には反射型の 光電センサー9が用いられる。
【0009】 また、スリット板8と光電センサー9との配列は図3に示されるように、例え ば0.5mm間隔の平行なスリットが形成されたものに対しては2系列以上の光電 センサー9を0.25mmずらせて対向させ、あるいは図4に示されるように前記 スリットに対して更に0.25mmの段差を有するようスリットが形成されたもの に対しては直線状に2系列以上の光電センサー9を対向させて、いずれにおいて も前記2系列以上の光電センサー9より90°位相差2相信号が発生されるよう 構成されている。
【0010】 光電センサー9にはアンプ10を介して光電センサー9からの信号に基づいて 落下体3の変位量を計算する衝撃強度算出機構11が接続されている。該衝撃強 度算出機構11は前記の光電センサー9からの高速の信号を記録するデータメモ リ12と、該データメモリ12に取り込まれた信号を低速で再生するとともにデ ジタル化および方向判別するリバーシブルカウンタ13と、該デジタル信号をア ナログ化するD/A変換器14と、該アナログ信号に基づいて変位量を計算しF −S線図(荷重変位線図)としてプロットするX−Yレコーダ15とから構成さ れている。なお、前記データメモリ12には落下体3の一部に取付けられた加速 度計16の信号が動ひずみ計17を介して入力されるよう接続されており、F− S線図作成のための荷重の測定が行なわれている。また、図2に示されるように 最初の光電センサー9aおよびアンプ10a はデータメモリ12にデータ信号の高速 記録を開始させるためのトリガーをかけるよう構成されたものである。
【0011】 図5は自動車用シート18の衝突衝撃試験装置を示すもので、回転軸19を中 心に回動するアーム20の一部に前述のスリット板8を取り付けるとともに、該 スリット板8に対向して光電センサー9を設けたものである。この場合、アーム 20は振子式に曲線運動を行なうものであるがスリット板8は紙や合成樹脂板等 の可撓性の材質で形成されているので、曲線状の軌跡に沿うよう容易に配置する ことができる。
【0012】 以上のように構成されたものにおいては、落下体3が被測定物1に向け落下・ 衝突されその間における落下体の変位および加速度が測定され、該測定値をもと に衝撃強度が算出されるものである点は従来のこの種衝撃試験装置と同様である が、本考案においては前記落下体3の位置の測定を光を利用して高速、かつ正確 に行なえるようにした点に特長を有するものである。 即ち、前記落下体3の変位量はスリット板8の通過により、そこから発生する 光が光電センサー9により確実かつ即時に検出されるとともに、前記光電センサ ー9からはそれに対応する90°位相差2相信号が発信され、該信号が衝撃強度 算出機構11によりデータ処理されて衝撃強度が正確に計算され、かつX−Yレ コーダによりF−S線図としてアウトプットされることとなる。特に、前記スリ ット板8のスリット巾を実施例のように0.5mmとした場合には測定精度を0. 5〜1.0mm程度まで上げることができ、また落下体3の衝撃直前最大速度も1 0m/sec まで測定することが可能となり高速、かつ精度の高い測定を実現でき ることと、これに対応して精度の高い衝撃強度が算出できることとなる。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案においては、高速度の落下体であっ てもその変位を高い精度でかつ応答性よく測定し、この結果、正確な衝撃強度を 算出することができるとともに、極めて安価で経済性にも優れているものであり 、更には直線運動のみならず曲線運動に対しても応用できるもので大幅に用途を 拡大できるという利点も有するものである。 よって、本考案は従来の問題点を一掃した衝撃試験装置として、その実用的価 値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】図1のシステムを示す概略図である。
【図3】スリット板と光電センサーの位置関係を示す説
明図である。
【図4】その他のスリット板と光電センサーの位置関係
を示す説明図である。
【図5】他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 被測定物 3 落下体 8 スリット板 9 光電センサー 11 衝撃強度算出機構 12 データメモリ 13 リバーシブルカウンタ 14 D/A変換器 15 X−Yレコーダ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に対して高速度で衝突する落下
    体(3) の変位を測定し得られた測定値をもとに衝撃強度
    を算出する衝撃試験装置において、前記落下体(3) にそ
    の落下方向に対して透明・不透明部分を順次繰り返すス
    リット板(8)を取り付けるとともに該落下体(3) の通路
    に前記スリット板(8) からの光を検出する複数個の光電
    センサー(9) を設け、該光電センサー(9) には光電セン
    サー(9) からの信号に基づいて衝撃強度の算出をする衝
    撃強度算出機構(11)を連結したことを特徴とする衝撃試
    験装置。
  2. 【請求項2】 衝撃強度算出機構(11)が光電センサー
    (9) からの信号を高速記録するデータメモリ(12)と、該
    データメモリ(12)の信号をデジタル化するリバーシブル
    カウンタ(13)と、該リバーシブルカウンタ(13)の信号を
    アナログ化するD/A変換器(14)と、該D/A変換器(1
    4)からの信号に基づきF−S線図をプロットするX−Y
    レコーダ(15)とからなるものである請求項1に記載の衝
    撃試験装置。
  3. 【請求項3】 90°位相差2相信号を発生させるよう
    スリット板(8) と2系列以上の光電センサー(9) とが相
    互にずらして配列されている請求項1または請求項2に
    記載の衝撃試験装置。
JP6627091U 1991-07-26 1991-07-26 衝撃試験装置 Withdrawn JPH0511049U (ja)

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JP6627091U JPH0511049U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 衝撃試験装置

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JP6627091U JPH0511049U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 衝撃試験装置

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JPH0511049U true JPH0511049U (ja) 1993-02-12

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ID=13310989

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JP6627091U Withdrawn JPH0511049U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 衝撃試験装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52121325U (ja) * 1976-03-12 1977-09-14
KR101320619B1 (ko) * 2011-05-31 2013-10-22 계명대학교 산학협력단 관성력을 이용한 자동 충격 가진 장치 및 이를 이용한 고유 진동수 측정장치.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52121325U (ja) * 1976-03-12 1977-09-14
KR101320619B1 (ko) * 2011-05-31 2013-10-22 계명대학교 산학협력단 관성력을 이용한 자동 충격 가진 장치 및 이를 이용한 고유 진동수 측정장치.

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Effective date: 19951102