JPH0511043A - モノパルス方式レーダ測角器 - Google Patents

モノパルス方式レーダ測角器

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JPH0511043A
JPH0511043A JP3183786A JP18378691A JPH0511043A JP H0511043 A JPH0511043 A JP H0511043A JP 3183786 A JP3183786 A JP 3183786A JP 18378691 A JP18378691 A JP 18378691A JP H0511043 A JPH0511043 A JP H0511043A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測角誤差を補正する。 【構成】 変換器51は受信振幅比(ΔAZ/Σ)ビデオ
をオフボアサイトアジマスΔθに変換し、変換器53は
受信振幅比(ΔEL/Σ)ビデオをオフボアサイトエレベ
ーションΔφに変換する。測角補正器1ではアジマス補
正器1a1、1a2(オフボアサイトエレベーションでの
スライス面でオフボアサイトアジマスを補正する)及び
エレベーション補正器1b(オフボアサイトアジマスで
のスライス面でオフボアサイトエレベーションを補正す
る)を交互に配置した構成によってオフボアサイトアジ
マス及びオフボアサイトエレベーションを補正し、更新
し、真値に近づける。従って、加算器52、54からは
精度の良いアジマスθ、エレベーションφが出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子走査空中線でモノ
パルス測角を2次元的に行うモノパルス方式レーダ測角
器に関する。
【0002】
【従来の技術】モノパルス方式レーダ測角器では、1回
のビーム送信によってビーム内に存在する目標のビーム
中心方向(以下、「ボアサイト方向」という)からアジ
マス(AZ)方向とエレベーション(EL)方向へのず
れ角(以下、「オフボアサイト角」という)を測角す
る。以下、まず、測角の原理を図4を参照して説明し、
その後従来の測角方式を図5、図6を参照して説明す
る。
【0003】図4において、図4(a)に示すように、
レーダ装置41は空中線42から走査ビームを2次元的
に発射して覆域を満遍なく走査するが、空中線42は、
図4(b)に示すように、和(Σ)パターンとそれを挟
んで位相が互いに反転している差(Δ)パターンの2種
のアンテナパターンを有している。その内、和(Σ)パ
ターンは送信及び受信に使用され、差(Δ)パターンは
受信に使用されるが、アジマス(AZ)とエレベーショ
ン(EL)の2方向のモノパルス測角を行う場合は、ア
ジマス用にΔAZビームを、エレベーション用にΔELビー
ムをそれぞれ独立に形成する。
【0004】そして、図4(c)(d)に示すように、
アジマス測角ではΔAZ/Σ(受信振幅比)を求め、エレ
ベーション測角ではΔEL/Σ(受信振幅比)を求め、そ
れぞれのモノパルス基準テーブルを参照して、オフボア
サイトアジマスΔθ及びオフボアサイトエレベーション
Δφに変換し、最終的にボアサイト方向を加算してアア
ジマスとエレベーションを出力する。
【0005】そこで、従来のモノパルス方式レーダ測角
器は、図5に示すように構成される。図5において、ア
ジマス測角系(図5(a))とエレベーション測角系
(図5(b))とには、(ΔAZ/Σ)ビデオ、(ΔEL
Σ)ビデオの対応するものが受信機から入力される。こ
れらは前記受信振幅比であって、別名モノパルスビデオ
と呼ばれ、ΔビデオとΣビデオが同相か逆相かで正負が
決まる。モノパルスビデオは、説明簡略化のため、ディ
ジタル形式で入力されるとする。
【0006】前記基準テーブルは、ビーム中心スライス
面でのモノパルスカーブ特性を代表として作成される
が、アジマス測角系(図5(a))では、モノパルス/
オフボアサイトアジマス変換器51にてアジマス用モノ
パルス基準テーブルに基づいてオフボアサイトアジマス
Δθを求め、加算器52にてΔθとボアサイトアジマス
θboreを加算してアジマスθを出力する。エレベーショ
ン測角系(図5(b))においても、同様の手順によっ
てエレベーションφを出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明したよう
に、モノパルス方式レーダ測角器では、ビーム中心スラ
イス面でのモノパルスカーブ特性を代表として作成した
モノパルス基準テーブルを用いる。そうすると、単に、
Δθ+θbore=θ、Δφ+φbore=φとしてアジマス
θ、エレベーションφを求める従来の方式では、測角誤
差の発生が不可避であり、しかも目標がビーム中心から
外れる程測角誤差が大きくなるという問題がある。これ
は、アジマス測角とエレベーション測角双方に共通する
問題である。以下、アジマス測角を例に挙げて説明す
る。
【0008】図6において、図6(a)に示すように、
Σパターンに対してΔAZ(-) パターンとΔAZ(+) パター
ンが形成され、スライス面Aがビーム中心であるとし、
目標がビーム中心からエレベーション方向へ外れたスラ
イス面Bにあるとすると、スライス面Aのモノパルスカ
ーブ特性とスライス面Bのモノパルスカーブ特性とは、
厳密には等しくなく、図6(b)に示すように、相違し
ている。従って、スライス面Bに存在する目標の測角で
は、従来方式によれば、測角誤差を生ずるのである。ア
ジマス測角でのスライス面Bはボアサイトエレベーショ
ンΔφによって規定されるが、スライス面Bに存在する
目標をスライス面Aのモノパルスカーブで求めたオフボ
アサイトアジマスΔθと測角誤差との関係は、図6
(c)のようになる。この測角誤差カーブは、図6
(c)では直線であるかのように示してあるが、実際は
曲線になるが、その傾きはスライス面Bがビーム中心か
ら離れる程大きくなるので、測角誤差が大きくなるので
ある。従来では、各種スライス面でのモノパルスカーブ
特性の取得が困難であるので、測角誤差の発生を容認し
ているが、精測進入レーダでは、正確な測角を必要とす
るので、改善が望まれている。
【0009】本発明の目的は、ビーム中心スライス面の
モノパルスカーブ特性を代表として測角する場合にビー
ム中心から離れた位置の目標で発生する測角誤差を補正
しうるモノパルス方式レーダ測角器を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のモノパルス方式レーダ測角器は次の如き構
成を有する。即ち、第1発明のモノパルス方式レーダ測
角器は、ビーム中心スライス面でのモノパルスカーブ特
性を代表として作成したアジマス用モノパルス基準テー
ブルを備え、外部から入力されたアジマス受信振幅比
(アジマス用差ビームの受信レベルを和ビームの受信レ
ベルで除した値)を前記アジマス用モノパルス基準テー
ブルを参照してオフボアサイトアジマスへ変換するモノ
パルス/オフボアサイトアジマス変換器と; ビーム中
心スライス面でのモノパルスカーブ特性を代表として作
成したエレベーション用モノパルス基準テーブルを備
え、外部から入力されたエレベーション受信振幅比(エ
レベーション用差ビームの受信レベルを和ビームの受信
レベルで除した値)を前記エレベーション用モノパルス
基準テーブルを参照してオフボアサイトエレベーション
へ変換するモノパルス/オフボアサイトエレベーション
変換器と; 前記両変換器の出力を受けて、アジマスと
エレベーションの一方または双方について測角補正を行
う測角補正器であって、オフボアサイトエレベーション
でのスライス面でオフボアサイトアジマスを補正するア
ジマス補正器とオフボアサイトアジマスでのスライス面
でオフボアサイトエレベーションを補正するエレベーシ
ョン補正器との一方または双方を備え、或は、両補正器
を直列的に連結してなる測角補正器と; 前記測角補正
器のアジマス出力とボアサイトアジマスとを加算する加
算器及び測角補正器のエレベーション出力とボアサイト
エレベーションとを加算する加算器と; を備えたこと
を特徴とするものである。
【0011】また、第2発明のモノパルス方式レーダ測
角器は、第1発明におけるモノパルス/オフボアサイト
アジマス変換器、モノパルス/オフボアサイトエレベー
ション変換器及び測角補正器と; 測角テーブルメモリ
と; アジマス受信振幅比及びエレベーション受信振幅
比の組み合わせパターンを測角の全範囲について発生
し、それらを前記両変換器に与え、前記測角補正器の両
出力をアジマス受信振幅比及びエレベーション受信振幅
比の組み合わせと関連付けて前記測角テーブルメモリに
格納設定する測角テーブル作成器と; 測角時に外部か
ら入力されるアジマス受信振幅比及びエレベーション受
信振幅比をインデックスとして前記測角テーブルメモリ
からオフボアサイトアジマス及びオフボアサイトエレベ
ーションを読み出して出力するモノパルス測角変換器
と; 前記オフボアサイトアジマスとボアサイトアジマ
スとを加算する加算器及び前記オフボアサイトエレベー
ションとボアサイトエレベーションとを加算する加算器
と; を備えたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明のモノパル
ス方式レーダ測角器の作用を説明する。第1発明では、
ビーム中心でのスライス面に基づくオフボアサイトアジ
マスとオフボアサイトエレベーションの一方または双方
を、実際に目標が存在するスライス面を考慮して補正
し、加算する。また、第2発明では、予め測角の全範囲
についての補正値を求めて記憶しておき、測角時に該当
する補正値を読み出し、加算する。従って、高精度の測
角が可能となる。なお、第2発明によれば、測角の高速
化が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係るモノパルス方式
レーダ測角器を示す。図1において、この第1実施例に
係るモノパルス方式レーダ測角器は、測角補正器1を、
前述したモノパルス/オフボアサイトアジマス変換器5
1及びモノパルス/オフボアサイトエレベーション変換
器53と加算器52及び同54との間に設けてある。
【0014】測角補正器1は、アジマス補正器1a1
エレベーション補正器1b及びアジマス補正器1a2
この順番に直列に連結した構成となっている。つまり、
前段のアジマス補正器1a1 の出力(Δθ2 )は後段の
アジマス補正器1a2 の入力となっていると共に、エレ
ベーション補正器1bの入力となっている。後段のアジ
マス補正器1a2 の出力(Δθ3 )は加算器52の一方
の入力となる。また、エレベーション補正器1bの出力
(Δφ2 )は加算器52の一方の入力となっていると共
に、後段のアジマス補正器1a2 の入力となっている。
【0015】ここで、測角補正器1には、モノパルス/
オフボアサイトアジマス変換器51及びモノパルス/オ
フボアサイトエレベーション変換器53から、ビーム中
心でのモノパルスカーブ特性で測角した結果であるオフ
ボアサイトアジマスΔθ及びオフボアサイトエレベーシ
ョンΔφが入力するが、前述(図6)したように、アジ
マス測角における測角誤差の特性はオフボアサイトエレ
ベーションの値によって決まり、また、エレベーション
測角における測角誤差の特性はオフボアサイトアジマス
の値によって決まる。従って、オフボアサイトアジマス
Δθはアジマス補正器1a1 とアジマス補正器1a2
に入力し、オフボアサイトエレベーションΔφはエレベ
ーション補正器1bに入力するが、アジマス補正器1a
1 にはオフボアサイトエレベーションΔφを入力させ、
アジマス補正器1a2 にはエレベーション補正器1bの
出力(Δφ2 )を入力させ、エレベーション補正器1b
にはアジマス補正器1a1 の出力(Δθ2 )を入力させ
てある。そして、各補正器では、スライス面を数個変え
てアンテナパターンをとり、スライス面の影響を解析し
て形成した各種スライス面での測角誤差の特性カーブを
備える。
【0016】以上の構成において、まず、前段のアジマ
ス補正器1a1 では、オフボアサイトエレベーションΔ
φによって決まる測角誤差カーブからオフボアサイトア
ジマスΔθに対応するアジマス測角誤差を求め、その求
めたアジマス測角誤差をオフボアサイトアジマスΔθか
ら減じて、オフボアサイトアジマスの補正値Δθ2 を算
出する。
【0017】次いで、エレベーション補正器1bでは、
オフボアサイトアジマスΔθ2 によって決まる測角誤差
カーブからオフボアサイトエレベーションΔφに対応す
るエレベーション測角誤差を求め、その求めたエレベー
ション測角誤差をオフボアサイトエレベーションΔφか
ら減じて、オフボアサイトエレベーションの補正値Δφ
2 を算出する。
【0018】最後に、後段のアジマス補正器1a2
は、オフボアサイトエレベーションΔφ2 によって決ま
る測角誤差カーブからオフボアサイトアジマスΔθに対
応するアジマス測角誤差を求め、その求めたアジマス測
角誤差をオフボアサイトアジマスΔθから減じて、オフ
ボアサイトアジマスの補正値Δθ3 を算出する。
【0019】そして、加算器52では、オフボアサイト
アジマス補正値Δθ3 とボアサイトアジマスθboreとを
加算し、アジマスθを出力する。また、加算器54で
は、オフボアサイトエレベーション補正値Δφ2 とボア
サイトエレベーションφboreとを加算し、エレベーショ
ンφを出力する。
【0020】以上のように、測角補正器1では、ビーム
スライス面を考慮したアジマス補正器及びエレベーショ
ン補正器を交互に通してオフボアサイトアジマス及びオ
フボアサイトエレベーションを補正し、更新していくの
で、図示例では3段であるが、補正値を真の値に収束さ
せ得る。以下、具体的な数値を用いて説明する。
【0021】図2は、補正前のオフボアサイトアジマス
Δθ及びオフボアサイトエレベーションΔφが共に0.5
°である場合、それが段階的に真の値に収束していく様
子を表している。なお、理解を容易にするため、アジマ
ス(図2(a))とエレベーション(図2(b))の誤
差カーブは、共に等しく1次式で表してある。
【0022】図2(a)において、Δφ=0.5 °である
から、0.5°上方スライスの時の誤差カーブによって、
Δθ=0.5 °の時のアジマス測角誤差は0.05°となる。
従って、オフボアサイトアジマスの補正値Δθ2 は、Δ
θ2 =0.5 °−0.05°=0.45°と求まる。次いで、図2
(b)において、Δθ2 =0.45°であるから、0.45°右
方スライスの時の誤差カーブによって、Δφ=0.5 °の
時のエレベーション測角誤差は0.045 °となる。従って
オフボアサイトエレベーションの補正値Δφ2は、Δφ2
=0.5 °−0.045 °=0.455 °と求まる。次いで、図
2(a)において、Δφ2 =0.455 °であるから、0.45
5 °上方スライスの時の誤差カーブによって、Δθ2
0.45°の時のアジマス測角誤差は0.04095 °となる。従
って、オフボアサイトアジマスの補正値Δθ3 は、Δθ
3 =0.5 °−0.04095 °=0.45905 °と求まる。
【0023】図1では3段構成であるが、更に同様のこ
とを繰り返し実行すれば、オフボアサイトアジマスの補
正値は、Δθ4 =0.5 °−0.04207 °=0.45793 °、Δ
θ5=0.5 °−0.04195 °=0.45805 °、Δθ6 =0.5
°−0.04196 °=0.45804 °と求まる。また、オフボア
サイトエレベーションの補正値は、Δφ3 =0.5°−0.0
4177 °=0.45823 °、Δφ4 =0.5 °−0.04197 °=
0.45803 °、Δφ5 =0.5 °−0.04196 °=0.45804 °
と求まる。つまり、最終的に、Δθ6 =Δφ5=0.45804
°となり、収束することが分かる。そして、ほぼ3段
目のΔθ3 の値で0.001 °の誤差となるので、実用的に
は3段程度で十分であると言える。
【0024】なお、図1は、アジマス測角の精度を向上
させた構成であるが、エレベーションの精度を向上させ
る場合はアジマスの補正器1個とエレベーションの補正
器2個とで構成すれば良い。要するに、アジマスの補正
器とエレベーションの補正器の数は多い程精度は向上す
るが、何れの精度を主とするかによって適宜構成すれば
良いのであり、アジマスの補正器とエレベーションの補
正器をそれぞれ1個ずつとすることも、また、アジマス
とエレベーションの何れか一方のみの1個の補正器で構
成しても良い。
【0025】次に、図3は、本発明の他の実施例に係る
モノパルス方式レーダ測角器を示す。本第2実施例のモ
ノパルス方式レーダ測角器は、前記第1実施例回路に、
測角テーブル作成器2と測角テーブルメモリ3とモノパ
ルス測角変換器4とを付加し、本発明に係る補正演算の
時間を短縮し、測角の高速化を図ったものである。
【0026】図3において、測角テーブル作成器2は、
アジマス受信振幅比(ΔAZ/Σ)及びエレベーション受
信振幅比(ΔEL/Σ)の組み合わせパターンを測角の全
範囲について発生し、それらをモノパルス/オフボアサ
イトアジマス変換器51とモノパルス/オフボアサイト
エレベーション変換器53の対応するものに与え、測角
補正器1の両出力(オフボアサイトアジマス補正値Δθ
3 、オフボアサイトエレベーション補正値Δφ2 )をア
ジマス受信振幅比(ΔAZ/Σ)及びエレベーション受信
振幅比(ΔEL/Σ)の組み合わせと関連付けて測角テー
ブルメモリ3に格納設定する。即ち、測角に先立って補
正値を予め取得しておくのである。
【0027】次いで、測角時に、モノパルス測角変換器
4は、外部から入力されるアジマス受信振幅比(ΔAZ
Σ)ビデオ及びエレベーション受信振幅比(ΔEL/Σ)
ビテオをインデックスとして測角テーブルメモリ3から
オフボアサイトアジマスΔθ及びオフボアサイトエレベ
ーションΔφを読みだし、それらを加算器52と同54
の対応するものに出力する。その結果、加算器52から
はアジマスθが出力され、加算器54からはエレベーシ
ョンφが出力される。
【0028】なお、第1実施例回路はメモリの容量が足
りない場合に好適であり、第2実施例回路は演算時間に
余裕がない場合に好適であるということができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のモノパル
ス方式レーダ測角器によれば、第1発明では、ビーム中
心でのスライス面に基づくオフボアサイトアジマスとオ
フボアサイトエレベーションの一方または双方を、実際
に目標が存在するスライス面を考慮して補正し、加算す
る、また、第2発明では、予め測角の全範囲についての
補正値を求めて記憶しておき、測角時に該当する補正値
を読み出し、加算するようにしたので、高精度の測角が
可能となる効果がある。また、第2発明によれば、測角
の高速化が図れる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るモノパルス方式レーダ
測角器の構成ブロック図である。
【図2】本発明の測角誤差補正値が真値に収束すること
の説明図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るモノパルス方式レー
ダ測角器の構成ブロック図である。
【図4】モノパルス方式レーダ測角の原理説明図であ
る。
【図5】従来のモノパルス方式レーダ測角器の構成ブロ
ック図である。
【図6】目標がビーム中心から外れている場合の測角誤
差発生の説明図である。
【符号の説明】
1 測角補正器 1a1 アジマス補正器 1a2 アジマス補正器 1b エレベーション補正器 2 測角テーブル作成器 3 測角テーブルメモリ 4 モノパルス測角変換器 51 モノパルス/オフボアサイトアジマス変換器 52 加算器 53 モノパルス/オフボアサイトエレベーション変換
器 54 加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビーム中心スライス面でのモノパルスカ
    ーブ特性を代表として作成したアジマス用モノパルス基
    準テーブルを備え、外部から入力されたアジマス受信振
    幅比(アジマス用差ビームの受信レベルを和ビームの受
    信レベルで除した値)を前記アジマス用モノパルス基準
    テーブルを参照してオフボアサイトアジマスへ変換する
    モノパルス/オフボアサイトアジマス変換器と; ビー
    ム中心スライス面でのモノパルスカーブ特性を代表とし
    て作成したエレベーション用モノパルス基準テーブルを
    備え、外部から入力されたエレベーション受信振幅比
    (エレベーション用差ビームの受信レベルを和ビームの
    受信レベルで除した値)を前記エレベーション用モノパ
    ルス基準テーブルを参照してオフボアサイトエレベーシ
    ョンへ変換するモノパルス/オフボアサイトエレベーシ
    ョン変換器と; 前記両変換器の出力を受けて、アジマ
    スとエレベーションの一方または双方について測角補正
    を行う測角補正器であって、オフボアサイトエレベーシ
    ョンでのスライス面でオフボアサイトアジマスを補正す
    るアジマス補正器とオフボアサイトアジマスでのスライ
    ス面でオフボアサイトエレベーションを補正するエレベ
    ーション補正器との一方または双方を備え、或は、両補
    正器を直列的に連結してなる測角補正器と; 前記測角
    補正器のアジマス出力とボアサイトアジマスとを加算す
    る加算器及び測角補正器のエレベーション出力とボアサ
    イトエレベーションとを加算する加算器と; を備えた
    ことを特徴とするモノパルス方式レーダ測角器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモノパルス/オフボア
    サイトアジマス変換器、モノパルス/オフボアサイトエ
    レベーション変換器及び測角補正器と; 測角テーブル
    メモリと; アジマス受信振幅比及びエレベーション受
    信振幅比の組み合わせパターンを測角の全範囲について
    発生し、それらを前記両変換器に与え、前記測角補正器
    の両出力をアジマス受信振幅比及びエレベーション受信
    振幅比の組み合わせと関連付けて前記測角テーブルメモ
    リに格納設定する測角テーブル作成器と; 測角時に外
    部から入力されるアジマス受信振幅比及びエレベーショ
    ン受信振幅比をインデックスとして前記測角テーブルメ
    モリからオフボアサイトアジマス及びオフボアサイトエ
    レベーションを読み出して出力するモノパルス測角変換
    器と; 前記オフボアサイトアジマスとボアサイトアジ
    マスとを加算する加算器及び前記オフボアサイトエレベ
    ーションとボアサイトエレベーションとを加算する加算
    器と; を備えたことを特徴とするモノパルス方式レー
    ダ測角器。
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KR101524141B1 (ko) * 2014-12-29 2015-05-29 엘아이지넥스원 주식회사 표적 탐지 장치 및 방법
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