JPH0511029Y2 - - Google Patents

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JPH0511029Y2
JPH0511029Y2 JP1985147568U JP14756885U JPH0511029Y2 JP H0511029 Y2 JPH0511029 Y2 JP H0511029Y2 JP 1985147568 U JP1985147568 U JP 1985147568U JP 14756885 U JP14756885 U JP 14756885U JP H0511029 Y2 JPH0511029 Y2 JP H0511029Y2
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transformer
temperature
temperature sensor
alarm
winding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主としてスポツト溶接等で使用される
コンデンサ式溶接機のコンデンサ充電用トランス
の温度上昇を制御して小さな容量のトランスで巾
広い作業内容に使用できるようにしたスポツト溶
接機に関する。
〔従来の技術〕
抵抗溶接法におけるスポツト溶接は、コンデン
サに充電した電流を放電することにより溶接する
のであるが、従来このコンデンサに充電するため
のトランス容量は充電時間や充電容量等によつて
決定されてきた。
しかしながら、このコンデンサの充電初期の立
上り電流値は非常に大きいものであり、例えばコ
ンデンサ容量330000μFの場合最大電圧DC220Vま
で充電させるとき、充電時間が5秒の場合立上り
電流値が約30A、充電時間が1秒の場合立上り電
流値が約100Aとなり充電時間の差異によつて電
流値が約3倍と大きく違つてくる。そしてトラン
ス容量を立上り電流値30A仕様のものにした場
合、電流値が大きくなつたときに温度上昇が著し
く、過熱焼損する原因となつていた。このために
従来頻繁に急速充電が必要となるものではトラン
ス容量も大きなものとしてきた。しかし、作業性
が一般的に高低様々な場合に使用するものに大型
のトランスを有する溶接機を選定しては容量的に
無駄な場合が多く、又小型のものはたまたま作業
性が高くなつて容量不足となつたときにトランス
を焼損してしまうという問題点があつた。
又、特公昭40−25029号公報及び特開昭49−
114731号公報にはトランス又は電動機のリアクト
ルコイルに温度センサを設けて、所定温度以上に
なると温度センサの働きでトランス・リアクトル
コイルに電流を流さないようにした保護回路が開
示されている。又一部に警報させることも開示さ
れている。しかしながら、これらのトランス・電
動機の保護回路を本願考案のスポツト溶接機にそ
のまま適用しても実用的なものとならない。即ち
本願考案は、なるべく小型の小容量のトランスを
効率的に使う点にその目的がある。従つて、作業
中トランスの過熱はかなりの頻度で発生すること
が予想されるものであり、トランスの電流の切断
回数がある程度の数になる。しかるに、トランス
の温度が上昇してトランスの電流が流れなくなる
だけでは、作業者は突然溶接不能に陥つて、その
事態が分からずにとまどうものである。そのた
め、トランス過熱で電源停止させていることを作
業者に知らせる必要がある。又トランスの温度が
降下して給電開始しても作業者はその再開を知り
えず、作業効率を悪くする。従つて、給電開始さ
れ、溶接可能な状態であることをやはり知らせる
必要がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる従来の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、コン
デンサ充電用のトランスを比較的小さなものにし
て使用し、作業性が高くなつてトランスが焼損す
るようになる前にトランスへ流れる電流を遮断
し、その上使用者に報知器で報知するようにした
スポツト溶接機を提供することにあり、そのため
の技術的手段として本考案では、スポツト溶接用
コンデンサを充電するトランスの巻線中に温度セ
ンサを組み込み、同トランスの巻線の温度が設定
温度を超えると該温度センサの指令で作動し、設
定温度以下のときは作動しないリレー回路を設
け、同リレー回路の作動で該トランスの二次巻線
側を開路する制御回路と溶接作業者に充分に認知
できるように警報を発する報知器とを設け、該ト
ランスが設定温度以上になつたらトランスの二次
巻線の電流を遮断すると同時に設定温度以下にな
るまで報知するようにした。
〔作用〕
従つて本考案によれば溶接機のトランス巻線中
に温度センサを組み込み、これを使用中に作業性
が高くなつて急速充電が頻繁に行なわれ、トラン
スの温度が設定温度以上になると該トランスの巻
線中に組み込んだ温度センサがこれを感知してリ
レー回路を作動させ、制御回路により2次側の電
流を遮断するのでトランスの過熱焼損を防止する
ことができる。又、トランスの温度が設定温度以
下になるまで報知器が作動するので、使用者は報
知器が停止するまで作業を一時中止すればよい。
これによつて使用者は、作業性の高い場合に合わ
せた大きな容量のトランスを有する溶接機を選定
しなくても比較的小さなもので効率的に使用する
ことができる。
〔実施例〕
本考案の溶接機1は、トランス2、温度センサ
3、コンデンサ4、リレー回路5、ブザー6、制
御回路7を主要な構成としている。尚、12はメ
インスイツチ、13はフアン、14は溶接用ガン
である。
前記トランス2は巻線の内部に棒状の温度セン
サ3を組み込まれ、制御回路7を通じてコンデン
サ4に充電する。
又、前記温度センサ3は接点8でリレー回路5
のコイル9と接続され、トランス2が設定温度以
上になると接点8が閉じることにより通電されて
コイル9に電圧がかかり、b接点10が開いて制
御回路7でトランス2からコンデンサ4への充電
が遮断される。又、同時にa接点11を閉じてブ
ザー6を作動させて報知する。尚6は溶接機を作
業現場に据え付けない場合の現場取付用ブザーで
ある。
本実施例の溶接機1では、コンデンサ4充電用
のトランス2の巻線中に温度センサ3を取付け同
トランスの温度が設定値以上になつたらトランス
2へ流れる電流を遮断するようにしたので作業性
の高い場合に急速充電が繰り返されてトランス2
の温度が高くなつても過熱焼損することなく最大
限の能力で溶接することができる。
以上本考案の実施例を図面により説明したが本
考案の具体的構成はこれに限らず考案の要旨を逸
脱しない範囲の設計変更等があつても技術的範囲
に含まれる。
例えば報知器6はブザーとしたが、これに限ら
ず電子音発生器やベルとしても良いし、又作業現
場へは有線式で取付けたが、これに限らず無線式
としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、普通頻度
の溶接能力のある溶接機のトランスを使用して急
速充電を繰り返しても温度センサで制御すること
によつてトランスを焼損することなく最大の能力
で溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案実施例の溶接機のブロツク図であ
る。 1……溶接機、2……トランス、3……温度セ
ンサ、4……コンデンサ、5……リレー回路、6
……ブザー(報知器)、7……制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スポツト溶接用コンデンサを充電するトランス
    の巻線中に温度センサを組み込み、同トランスの
    巻線の温度が設定温度を超えると該温度センサの
    指令で作動し、設定温度以下のときは作動しない
    リレー回路を設け、同リレー回路の作動で該トラ
    ンスの二次巻線側を開路する制御回路と溶接作業
    者に充分に認知できるように警報を発する報知器
    とを設け、該トランスが設定温度以上になつたら
    トランスの二次巻線の電流を遮断すると同時に設
    定温度以下になるまで報知するようにしたことを
    特徴とするスポツト溶接機。
JP1985147568U 1985-09-26 1985-09-26 Expired - Lifetime JPH0511029Y2 (ja)

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JPS6256284U JPS6256284U (ja) 1987-04-07
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JP2577120B2 (ja) * 1990-08-09 1997-01-29 日産自動車株式会社 スポット溶接の制御装置
JPH0756137Y2 (ja) * 1990-10-05 1995-12-25 オリジン電気株式会社 アフターフラッシュ防止機能を備えた抵抗溶接装置

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JPS49114731A (ja) * 1973-03-10 1974-11-01

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