JPH0511006B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0511006B2 JPH0511006B2 JP13852585A JP13852585A JPH0511006B2 JP H0511006 B2 JPH0511006 B2 JP H0511006B2 JP 13852585 A JP13852585 A JP 13852585A JP 13852585 A JP13852585 A JP 13852585A JP H0511006 B2 JPH0511006 B2 JP H0511006B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- green sheet
- mold
- upper mold
- pressing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
［技術分野］
本発明は、セメント板を製造する課程で、セメ
ントスラリーを抄造して形成されるグルーンシー
トをプレスする際に、グリーンシートが水分で金
型に付着したまま離型されないようにしたセメン
ト板の成形方法に関するものである。
ントスラリーを抄造して形成されるグルーンシー
トをプレスする際に、グリーンシートが水分で金
型に付着したまま離型されないようにしたセメン
ト板の成形方法に関するものである。
［背景技術］
セメント板を製造するにあたつては、一般には
セメントスラリーを抄造して形成されるグリーン
シートを上下金型間にはさんでプレスし、その後
金型から取り出して養生を行つて製造されている
が、グリーンシートをプレスする際にはグリーン
シートには多量の水分を含んでいるので、金型を
離型する際にグリーンシートが上金型の内面に付
着した状態で上金型が離型されるという欠点があ
り、生産性に劣つているものであつた。
セメントスラリーを抄造して形成されるグリーン
シートを上下金型間にはさんでプレスし、その後
金型から取り出して養生を行つて製造されている
が、グリーンシートをプレスする際にはグリーン
シートには多量の水分を含んでいるので、金型を
離型する際にグリーンシートが上金型の内面に付
着した状態で上金型が離型されるという欠点があ
り、生産性に劣つているものであつた。
［発明の目的］
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、グリーンシートが金型に付着することなくプ
レスすることができて生産性を向上することがで
きるセメント板の成形方法を提供することを目的
とするものである。
て、グリーンシートが金型に付着することなくプ
レスすることができて生産性を向上することがで
きるセメント板の成形方法を提供することを目的
とするものである。
［発明の開示］
すなわち、本発明のセメント板の成形方法は、
セメントスラリーを抄造して形成されるグリーン
シート１を上金型２と下金型３との間に配設する
と共にグリーンシート１の上面にテープ４を配し
てテープ４の両端部を上下金型３より側方へ導出
し、上金型２を下動してテープ４をグリーンシー
ト１の上面に介在させた状態でグリーンシート１
をプレスし、その後上金型２を上動すると共にテ
ープ４の両端部に下方への押圧力を与えてテープ
４でグリーンシート１を下方へ押さえ付けること
を特徴とするもので、上金型２の離型時にテープ
４でグリーンシート１の上面を押さえ付けること
によりグリーンシート１が上金型２に付着して上
金型２と一緒に上動しないようにし、上記目的を
達成したものである。
セメントスラリーを抄造して形成されるグリーン
シート１を上金型２と下金型３との間に配設する
と共にグリーンシート１の上面にテープ４を配し
てテープ４の両端部を上下金型３より側方へ導出
し、上金型２を下動してテープ４をグリーンシー
ト１の上面に介在させた状態でグリーンシート１
をプレスし、その後上金型２を上動すると共にテ
ープ４の両端部に下方への押圧力を与えてテープ
４でグリーンシート１を下方へ押さえ付けること
を特徴とするもので、上金型２の離型時にテープ
４でグリーンシート１の上面を押さえ付けること
によりグリーンシート１が上金型２に付着して上
金型２と一緒に上動しないようにし、上記目的を
達成したものである。
以下本発明を実施例に基づいて詳述する。セメ
ントや繊維等を水分に分散混合して調製されるセ
メントスラリーを抄造してグリーンシート１が形
成されている。第１図に示すように下金型３の上
方には上金型２が上下駆動自在に配設されてお
り、また上下金型２，３間にはテープ４が配設さ
れている。このテープ４としては、ポリエステル
等で帯状に形成されたものを使用することがで
き、テープ４の形状は限定するものではないが、
例えばテープ４の幅は２〜150mm程度に、厚みは
0.1mm以上例えば0.5mm程度に設定することができ
る。また、テープ４の材質としてはポリエステル
に限らず、リエステル、ポリプロピレン、ナイロ
ン、テフロン等の合成樹脂材やスチール等で形成
するようにしても良い。また、テープ４は複数本
上金型２の下面に配設するようにしても良い。テ
ープ４の両端部は金型より側方へ導出されてお
り、テープ４の両端部には離型装置５が取り付け
られている。この離型装置５は上金型２の周囲に
配設された四角枠状の枠体７と枠体７の上部に上
下駆動自在に配設された駆動部６とで構成されて
おり、駆動部６を上下移動させることによつて枠
体７が上下し、テープ４を上下移動することがで
きるようになつている。
ントや繊維等を水分に分散混合して調製されるセ
メントスラリーを抄造してグリーンシート１が形
成されている。第１図に示すように下金型３の上
方には上金型２が上下駆動自在に配設されてお
り、また上下金型２，３間にはテープ４が配設さ
れている。このテープ４としては、ポリエステル
等で帯状に形成されたものを使用することがで
き、テープ４の形状は限定するものではないが、
例えばテープ４の幅は２〜150mm程度に、厚みは
0.1mm以上例えば0.5mm程度に設定することができ
る。また、テープ４の材質としてはポリエステル
に限らず、リエステル、ポリプロピレン、ナイロ
ン、テフロン等の合成樹脂材やスチール等で形成
するようにしても良い。また、テープ４は複数本
上金型２の下面に配設するようにしても良い。テ
ープ４の両端部は金型より側方へ導出されてお
り、テープ４の両端部には離型装置５が取り付け
られている。この離型装置５は上金型２の周囲に
配設された四角枠状の枠体７と枠体７の上部に上
下駆動自在に配設された駆動部６とで構成されて
おり、駆動部６を上下移動させることによつて枠
体７が上下し、テープ４を上下移動することがで
きるようになつている。
しかして、グリーンシート１を上金型２と下金
型３との間に搬入すると共にグリーンシート１の
上面にテープ４を配置し、次いで上金型２を下動
させてテープ４とともにグリーンシート１を上金
型２と下金型３との間でプレスするものである。
成形後、上金型２を上方へ引き上げて離型すると
同時に離型装置５の駆動部６を下動してテープ４
の両端部に下方への押圧力を与え、第２図のよう
にグリーンシート１の上面をテープ４で下方で押
さえるものである。従つて、グリーンシート１は
上金型２の上動に伴つてグリーンシート１の付着
力により上方へ移動しようとするが、上面からテ
ープ４で押さえ付けられているので上金型２に付
着することなく上金型２だけが上動することにな
るのである。その後、グリーンシート１は下金型
３上から搬出されて養生されセメント板が製造さ
れるものである。
型３との間に搬入すると共にグリーンシート１の
上面にテープ４を配置し、次いで上金型２を下動
させてテープ４とともにグリーンシート１を上金
型２と下金型３との間でプレスするものである。
成形後、上金型２を上方へ引き上げて離型すると
同時に離型装置５の駆動部６を下動してテープ４
の両端部に下方への押圧力を与え、第２図のよう
にグリーンシート１の上面をテープ４で下方で押
さえるものである。従つて、グリーンシート１は
上金型２の上動に伴つてグリーンシート１の付着
力により上方へ移動しようとするが、上面からテ
ープ４で押さえ付けられているので上金型２に付
着することなく上金型２だけが上動することにな
るのである。その後、グリーンシート１は下金型
３上から搬出されて養生されセメント板が製造さ
れるものである。
なお、第３図は他の実施例を示したものであ
る。この実施例では離型装置５として上金型２に
同調して回転する回転板８で構成したものであ
る。すなわち、第３図ａに示すように回転板８を
外側へ回転させてテープ４を張つた状態でテープ
４と下金型３との間にグリーンシート１を搬入
し、次いで上金型２のプレスと同時に回転板８を
金型２，３側へ回転させてテープ４の引張力を緩
め、またプレス後上金型２を上動させる際には回
転板８を回転させてテープ４の両端部を引つ張
り、グリーンシート１の上面にテープ４を配して
グリーンシート１を上から押さえ付けるのであ
る。
る。この実施例では離型装置５として上金型２に
同調して回転する回転板８で構成したものであ
る。すなわち、第３図ａに示すように回転板８を
外側へ回転させてテープ４を張つた状態でテープ
４と下金型３との間にグリーンシート１を搬入
し、次いで上金型２のプレスと同時に回転板８を
金型２，３側へ回転させてテープ４の引張力を緩
め、またプレス後上金型２を上動させる際には回
転板８を回転させてテープ４の両端部を引つ張
り、グリーンシート１の上面にテープ４を配して
グリーンシート１を上から押さえ付けるのであ
る。
［発明の効果］
上記のように本発明は、グリーンシートの上面
にテープを配してテープの両端部を上下金型より
側方へ導出し、上金型を上動すると共にテープの
両端部に下方への押圧力を与えてテープでグリー
ンシートを下方へ押さえ付けるようにしたので、
グリーンシートはテープで押さえ付けられて上金
型に付着した状態で移動することがなくなり、プ
レスサイクルが短くなつて生産性を向上すること
ができるものである。
にテープを配してテープの両端部を上下金型より
側方へ導出し、上金型を上動すると共にテープの
両端部に下方への押圧力を与えてテープでグリー
ンシートを下方へ押さえ付けるようにしたので、
グリーンシートはテープで押さえ付けられて上金
型に付着した状態で移動することがなくなり、プ
レスサイクルが短くなつて生産性を向上すること
ができるものである。
第１図ａ，ｂは本発明一実施例の製造法を示す
正面図、第１図ｃは同上の側面図、第２図は同上
の要部平面図、第３図ａ，ｂ，ｃは同上の他の実
施例の製造法を示す説明図、第３図ｄは同上の要
部平面図である。 １はグリーンシート、２は上金型、３は下金
型、４はテープである。
正面図、第１図ｃは同上の側面図、第２図は同上
の要部平面図、第３図ａ，ｂ，ｃは同上の他の実
施例の製造法を示す説明図、第３図ｄは同上の要
部平面図である。 １はグリーンシート、２は上金型、３は下金
型、４はテープである。
Claims (1)
- １ セメントスラリーを抄造して形成されるグリ
ーンシートを上金型と下金型との間に配設すると
共にグリーンシートの上面にテープを配してテー
プの両端部を上下金型より側方へ導出し、上金型
を下動してテープをグリーンシートの上面に介在
させた状態でグリーンシートをプレスし、その後
上金型を上動すると共にテープの両端部に下方へ
の押圧力を与えてテープでグリーンシートを下方
へ押さえ付けることを特徴とするセメント板の成
形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13852585A JPS61295011A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | セメント板の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13852585A JPS61295011A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | セメント板の成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61295011A JPS61295011A (ja) | 1986-12-25 |
| JPH0511006B2 true JPH0511006B2 (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=15224187
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13852585A Granted JPS61295011A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | セメント板の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61295011A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02192899A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-30 | Hitachi Ltd | グリーンシートの保護機構を設けたプレス装置 |
| JP5027541B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2012-09-19 | ケイミュー株式会社 | プレス装置 |
-
1985
- 1985-06-25 JP JP13852585A patent/JPS61295011A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61295011A (ja) | 1986-12-25 |
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