JP5027541B2 - プレス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水硬性セメントの湿潤シート等の成形体に対してプレス加工を施すプレス装置に関する。
従来、建築用の外装材や内装材として、水硬性セメントを主成分とする湿潤シートを加圧脱水して表面模様付けし、次いで養生硬化させたものが知られている。その例としては、水硬性セメント、珪石分、フライアッシュ、パルプ繊維等と水とを含有するスラリーから抄造したシートより製造したセメント系無機質板が挙げられる。
これらセメント系無機質板の製造工程におけるプレス加圧脱水による表面模様付けでは、図3(a)に示すように、湿潤シート1’を下盤7に載置して、表面凹凸形状を有する上盤2により加圧するようにしている。この際に、プレスの離型を容易にするために離型シート4が用いられることが多い。この離型シート4は上盤2と湿潤シート1’との間に介在することで、プレス後、上盤2を湿潤シート1’から引き上げる際に湿潤シート1’を支え、この湿潤シート1’が上盤2と共に引き上がらないようにする。これにより湿潤シート1’と上盤2との離型を容易にするものである(特許文献1参照)。
特開2001−121521
しかし、離型シート4を用いる場合であっても、上盤2と湿潤シート1’との間の密着性が高い場合、例えばプレス加工によって深い凹凸模様を設けることで上盤2と湿潤シート1’とが深く嵌合している場合には、上盤2を引き上げる際に、上盤2と湿潤シート1’とが離型する前に湿潤シート1’が浮き上がることがある。このような場合、離型シート4は湿潤シート1’の両側で支えられているため、湿潤シート1’は湾曲しながら離型シート4の支点側、すなわち両側方から離型していることとなる。
このような場合、凹凸嵌合していた湿潤シート1’と上盤2との間に応力が加わり、例えば上盤2の下面の成形面3の凸部14と湿潤シート1’の上面の凸部15との間に横方向の応力が加わって湿潤シート1’に変形や破損等の不良が生じる可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、水硬性セメントの湿潤シート等の成形体に対してプレス加工を施すにあたり、離型シートを介在させて離型する際に成形体の浮き上がりを確実に防止し、成形体における変形や破損等の不良の発生を防止することができるプレス装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、成形体1の表面に凹凸加工を施すプレス装置であって、下面に凹凸形状を有する成形面3が設けられた上盤2と、プレス成形時に前記上盤2と成形体1との間に介在して、離型時に成形体1を支える離型シート4と、前記離型シート4と前記上盤2との間における前記離型シート4の直上に配置され、離型時に前記離型シート4を成形体1に向けて押圧する押圧部材5とを具備することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記離型シート4が、離型後、自身の張力により成形体1から上方に移動するものであり、上記押圧部材5が、前記離型シート4の移動の際に離型シート4に下方に向かう付勢力をかけるものであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、成形体1のプレス後、この成形体1から上盤2を離型する際にこの成形体1を離型シート4にて支えることにより成形体1が上盤2と共に浮き上がるようなことを防止して確実に離型を行うことができ、更にこの間、離型シート4を介して押圧部材5により成形体1を押圧することができることから、離型の際に成形体1が湾曲することを抑制することができ、成形体1に深い凹凸模様を形成する場合であっても、成形体1の湾曲に起因して成形面3の凸部14と成形体1の凸部15との間に横方向の応力がかかるような事態が発生することを防止して成形体1の破損を防止することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、離型シート4が、離型後、成形体1から離れて上方に移動する際に、押圧部材5により離型シート4に対して下方に向かう付勢力をかけることができ、離型シート4が成形体1から離れる際に自身にかかる張力により跳ね上がるようなことを防止して、成形体1に破損が生じることを防止することができる。
以下、本発明の実施をするための最良の形態について説明する。
図2にプレス装置の全体構成を示す。
プレス本体11の下方にプランジャ8を介して上盤2が設けられている。プレス本体11には前記プランジャ8を介して上盤2を上下駆動するシリンダ機構等の駆動手段が設けられている。上盤2の下面は凹凸形状を有する成形面3として形成されており、このため複数の凸部14を有する。この上盤2の下方には成形体1が載置される下盤7が配設されている。
上盤2の成形面3の下方には、この成形面3に沿って離型シート4が配されている。離型シート4は例えば長尺のテープ状に形成されており、その一端側と他端側とは、成形面3の上方に位置するようにして上盤2の両側方に配されたシート巻取機6にそれぞれ巻回されている。シート巻取機6は離型シート4を一定のトルクで巻き取っており、このため離型シート4には一定の張力がかけられている。このような離型シート4は、例えば成形面3の両側の端縁にそれぞれ設けることができる。
また、プレス本体11の両側部にはシリンダ機構等により上下駆動するシート押さえ10が設けられている。このシート押さえ10は、離型シート4の成形面3から両側方に突出する部分の直上にそれぞれ位置しており、下方に駆動することにより離型シート4を下方に押圧することができるようになっている。
また、離型シート4と上盤2との間における離型シート4の直上には、この離型シート4の長手方向に沿って複数の押圧部材5が設けられている。この押圧部材5はプランジャ9を介してプレス本体11に接続されている。ここで、上盤2には成形面3に開口する複数の収容凹所12が設けられている。この収容凹所12は押圧部材5に合致する形状に形成されている。また上盤2には前記収容凹所12に連通すると共に上盤2を上下方向に貫通する挿通孔12も設けられている。押圧部材5を支持するプランジャ9は前記挿通孔12に挿通されており、押圧部材5は上盤2に対して上方に移動した場合に前記収容凹所12に収容されるようになっている。押圧部材5が収容凹所12内に収容されている状態では押圧部材5の下面と成形面3とが面一となる。
また、プレス本体11には、プランジャ9を介して押圧部材5に下方へ向かう付勢力をかけるシリンダ機構等からなる付勢手段が設けられている。この付勢手段は、押圧部材5を上下方向に駆動する駆動手段としても機能するものであっても良い。また、この押圧部材5は、自身の自重によって下側に向かう付勢力が付与されているものであっても良い。
このプレス装置を用いた成形体1のプレス加工について図1を示して説明する。
まず、上盤2を下盤7の上方に離間して配置すると共に各シート押さえ10をその下端が上盤2の成形面3と同一の高さ位置或いはそれよりも上方に位置するように配置する。このとき離型シート4は成形面3に沿って配置されると共に押圧部材5が収容凹所12内に配置されてこの押圧部材5の下面が成形面3と面一になっている。
この状態で下盤7の上に成形体1を載置する。この成形体1は特に制限されないが、例えば水硬性セメント、珪石分、フライアッシュ、パルプ繊維等と水とを含有するスラリーから抄造したシートより製造したセメント系無機質板が挙げられる。
次に、上盤2を下方に駆動すると共に、これと連動してシート押さえ10を下方に駆動する。このとき、押圧部材5はその下面が成形面3と面一となった状態で上盤2と共に下方に移動する。この間、押圧部材5は、上盤2と連動して下方に駆動するものであっても良く、また離型シート4の張力によって支持された状態で下方に移動するものであっても良い。
これにより、下方に移動した上盤2はその成形面3にて成形体1の上面を押圧プレスし、成形面3の凹凸形状が成形体1に転写される。また、シート押さえ10は成形体1の上面よりも更に下方に移動し、このシート押さえ10の下端と下盤7との間で離型シート4を挟持する。このため、前記押圧プレスの間、離型シート4の配置位置においては成形体1の上面と上盤2の成形面3との間には離型シート4が介在している。
次に、上盤2を上方に駆動して成形体1から離間することにより成形体1を離型する。このときシート押さえ10は移動させず下盤7と共に離型シート4を挟持したままで保持しておく。また、押圧部材5は付勢手段により、或いは自身の自重によって下方に付勢された状態とする。
このようにして成形体1の離型を行うようにすると、離型シート4は自身にかかる張力により成形体1を下方に押さえ込み、成形体1が上盤2の成形面3に密着することにより浮き上がることを防止する。更に、押圧部材5が成形体1に向けて付勢されていることから、この押圧部材5は上盤2と共に上方に移動することなく、離型シート4を介して成形体1を下方の下盤7に向けて押圧する。このため、離型の際に成形体1が湾曲することが抑制され、成形体1に深い凹凸模様を形成する場合であっても、成形体1の湾曲に起因して成形面3の凸部14と、プレス成形により形成された成形体1の凸部15との間に横方向の応力がかかるような事態が発生することを防止することができる。これにより、図3に示されるような成形体1の破損を防止することができる。
次に、シート押さえ10を上方に駆動してもとの状態に復帰させる。このとき、離型シート4は自身にかけられた張力よりシート押さえ10と共に上方に移動し、成形体1の表面から上方に離間する。この間、押圧部材5には引き続き下方に向かう付勢力がかけられていることが好ましい。この場合、シート押さえ10が上動しても離型シート4が成形体1に密着していたことにより離型シート4がしばらくの間成形体1の表面に付着するような場合であっても、この離型シート4には押圧部材5によって下方の応力がかけられるため、離型シート4が成形体1から離れる際に自身にかかる張力によって突然跳ね上がるような事態が発生することを防止することができ、このような跳ね上がりにより成形体1に破損等が生じることを防止する。離型シート4が成形体1から離れたら、離型シート4は自身の張力により押圧部材5からの付勢力に抗して上方に移動し、もとの状態に復帰する。このとき押圧部材5にかけられる付勢力は、前記のように離型シート4の跳ね上がりを防止すると共に離型シート4が上方に移動する際にはその移動を阻止しない程度に適宜設定される。
(a)〜(d)はプレス成形工程を示す概略の断面図である。 プレス装置の全体構成を示す概略図である。 従来技術の一例を示すものであり、(a)は概略の断面図、(b)は(a)の部分拡大図である。
符号の説明
1 成形体
2 上盤
3 成形面
4 離型シート
5 押圧部材

Claims (2)

  1. 成形体の表面に凹凸加工を施すプレス装置であって、下面に凹凸形状を有する成形面が設けられた上盤と、プレス成形時に前記上盤と成形体との間に介在して、離型時に成形体を支える離型シートと、前記離型シートと前記上盤との間における前記離型シートの直上に配置され、離型時に前記離型シートを成形体に向けて押圧する押圧部材とを具備することを特徴とするプレス装置。
  2. 上記離型シートが、離型後、自身にかけられている張力により成形体から上方に移動するものであり、上記押圧部材が、前記離型シートの移動の際に離型シートに対して下方に向かう付勢力をかけるものであることを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
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