JPH05110039A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH05110039A
JPH05110039A JP3269826A JP26982691A JPH05110039A JP H05110039 A JPH05110039 A JP H05110039A JP 3269826 A JP3269826 A JP 3269826A JP 26982691 A JP26982691 A JP 26982691A JP H05110039 A JPH05110039 A JP H05110039A
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JP
Japan
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semiconductor integrated
integrated circuit
circuit device
film
conductor layer
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Application number
JP3269826A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kuroda
謙一 黒田
Tsugio Ishikawa
次男 石川
Masaru Iwabuchi
勝 岩渕
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/10Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the top-view layout
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

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  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不揮発性メモリ素子を有する半導体集積回路
装置において、メモリアレイ端部のパッシベーション膜
を通じて汚染や水分が侵入するのを防止する。 【構成】 ワード線W1 乃至W4 と、ワード線W1 乃至
4 に交差して設けられたデータ線D1 〜D5 と、その
一部がワード線W1 乃至W4 と一体に構成された不揮発
性メモリ素子Q1 〜Q20 とからなるメモリアレイを有
する半導体集積回路装置において、前記メモリアレイ端
におけるワード線W1 乃至W4 の端部の上部を前記ワー
ド線W1乃至W4 よりも上層の導体層11によって被覆
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、不揮発性メモリ素子を有する半導体集積回
路装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フローティングゲートに蓄積された電荷
量に対応して情報の記憶を行うEPROM、EEPRO
Mなどの不揮発性メモリ素子は、電気的に情報の書込み
または消去が可能であることから、メモリ単体の製品と
して使用されるのみならず、1チップマイクロコンピュ
ータに搭載されてデータROMとしても広く使用されて
いる。
【0003】図12、図13に示すように、これらの不
揮発性メモリ素子は、アレイ状に配列されて使用され
る。図12は、EPROMのメモリアレイの平面図を示
し、図の左側がメモリアレイの端部、右側に図示しない
ワード線駆動回路があり、下側に図示しないデータ線駆
動回路がある。また、図13は、図12のXIII −XII
I 線方向(ワード線に平行方向)の断面図である。
【0004】メモリアレイは、複数のワード線W1 乃至
4 と、ワード線W1 乃至W4 に交差するように設けら
れた複数のデータ線D1 乃至D5 とから構成される。ワ
ード線W1 乃至W4 とデータ線D1 乃至D5 との交差部
には、メモリ素子Q1 乃至Q20が配置されている。
【0005】メモリ素子Q1 乃至Q20はp- 型半導体基
板1の一主面に形成され、ゲート絶縁膜4、フローティ
ングゲート5、層間絶縁膜6およびワード線W1 乃至W
4 と一体に構成されたコントロールゲート7から構成さ
れる。メモリ素子Q1 乃至Q20は、厚いフィールド絶縁
膜2とp型チャネルストッパ層3とにより各々分離され
ている。
【0006】データ線D1 乃至D5 は、層間絶縁膜9に
形成されたコンタクトホール10を介してメモリ素子Q
1 乃至Q20のドレインを構成するn型の半導体領域8に
接続されている。データ線D1 乃至D5 の所定本数毎
(同図では4本毎)に、データ線D1 乃至D5 と並行に
ソース線S1 乃至S2 が設けられている。
【0007】ソース線S1 乃至S2 は、コンタクトホー
ル10を介してメモリ素子Q1 乃至Q20のソースを構成
するn型の半導体領域8からなるソースラインSl1
至Sl3 に接続されている。また、メモリアレイは、パ
ッシベーション膜101によって上部を保護されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】高集積化のためにメモ
リ素子を微細化していくと、前記図12、図13に示す
従来のメモリアレイでは、下記の問題が生ずる。
【0009】メモリ素子の微細化は、ゲート絶縁膜およ
び層間絶縁膜を薄膜化し、ゲート長およびゲート幅を縮
小することによって行う。ところが、ワード線やデータ
線を構成する導体層の膜厚は、絶縁膜の薄膜化やゲート
の縮小と同じ割合で薄膜化することはできない。
【0010】これは、ワード線やデータ線を構成する導
体層を薄膜化すると、寄生抵抗が増大してワード線やデ
ータ線の遅延が増加し、高速化が実現できなくなるから
である。この結果、横方向のサイズに対する縦方向のサ
イズ比は、メモリ素子の微細化と共に大きくなる。つま
り、相対的な段差が大きくなる。
【0011】前記図12、図13に示す従来のメモリア
レイにおいては、メモリアレイの内部は、メモリ素子Q
1 乃至Q20が密に配列されているのに対し、ソース線S
1 乃至S2 の配置されたメモリアレイ端では、メモリ素
子Q1 乃至Q20が密状態から粗状態に急激に変化する。
【0012】データ線D1 乃至D5 またはソース線S1
乃至S2 の下部は、PSGまたはBPSGなどの層間絶
縁膜9により平坦化を行っている。メモリ素子Q1 乃至
20が密に配列されたメモリアレイ内部は比較的平坦性
も良く、また、層間絶縁膜9も厚い。ところが、メモリ
アレイ端の粗の領域では層間絶縁膜9の平坦性も悪く、
また、その膜厚も薄くなってしまう。つまり、メモリア
レイ端では本来の段差であるワード線W1 乃至W4 の段
差がさらに大きくなる。
【0013】また、メモリマット端では、ワード線W1
乃至W4の端部に隣接してソース線S1 乃至S2 が配置
されているので、段差はさらに大きくなる。
【0014】パッシベーション膜101は、低温CVD
法またはプラズマCVD法で形成された酸化珪素膜また
は窒化珪素膜あるいはこれらの複合膜で構成されてい
る。このようなCVD膜は、段差の大きな領域でその膜
質が悪くなることは良く知られている。
【0015】前記図12の矢印で示すメモリアレイ端
は、前述したように段差が他よりも大きいので、パッシ
ベーション膜101の膜質が悪くなる。また、膜質が悪
いので、パッケージ封止時などにおける機械的ストレス
により、微細なクラックがパッシベーション膜101に
形成される。厳しい場合には、このクラックは、隣接す
る不揮発性メモリ素子Q1 乃至Q20の層間絶縁膜9や、
半導体基板1にまで達する。
【0016】この結果、パッシベーション膜101外部
の汚染や水分が微細なクラックを通ってメモリアレイ端
近傍のメモリ素子に達する場合が発生する。この汚染や
水分がフローティングゲート5に達するとデータ保持特
性が悪化する。
【0017】これは、第一には、汚染や水分によって絶
縁膜の電気抵抗が減少し、フローティングゲート5の電
荷が逃げ易くなるからである。第二には、汚染や水分に
よって絶縁膜中に正電荷が発生する場合である。この場
合には、フローティングゲート5中の電荷が負電荷であ
る電子であることから、正味の負電荷が減少するためで
ある。
【0018】また、微細化によってフローティングゲー
ト5中に蓄積される電荷量も減少する。フローティング
ゲート5中の電荷量(N)は、次式で表される。
【0019】
【数1】
【0020】 ここに、 ε:層間絶縁膜6の誘電率 L:フローティングゲート5のゲート長 W:フローティングゲート5のゲート幅 tOX:層間絶縁膜6の膜厚 ΔVTH:コントロールゲート7から見た情報の書込みま
たは消去前後のしきい値の変化量 e:電荷素量 半導体メモリを微細化するときのスケーリング係数をK
(ただし、K>1)とすれば、L、WおよびtOXは、1
/Kになる。通常、素子を微細化してもΔVTHはほぼ同
じに値に設定しているので、ΔVTHを一定とすれば、微
細化前の電荷量の比は、N(微細化後)/N(微細化
前)=1/Kになる。
【0021】すなわち、微細化により、フローティング
ゲート5に蓄積される電荷量(N)は減少する。この結
果、メモリアレイ端から侵入した汚染または水分の量が
同じであっても、その影響はさらに大きくなってしま
う。
【0022】そこで、本発明の目的は、不揮発性メモリ
素子を有する半導体集積回路装置において、パッシベー
ション膜の外部からの汚染または水分の侵入を防止する
ことのできる技術を提供することにある。
【0023】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0024】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0025】(1) 複数のワード線と、前記ワード線に交
差して設けられたデータ線と、その一部が前記ワード線
と一体に構成されたメモリ素子とからなるメモリアレイ
を有する半導体集積回路装置において、前記メモリアレ
イ端におけるワード線端部の上部を前記ワード線よりも
上層の導体層で被覆した構成とする。
【0026】(2) 前記(1) の半導体集積回路装置におい
て、前記導体層の線幅をデータ線の線幅よりも大きくす
る。
【0027】(3) 前記(1) の半導体集積回路装置におい
て、前記導体層を、データ線を構成する導体層と同一の
導体層で構成し、かつ所定電位に固定する。
【0028】
【作用】上記した手段(1) によれば、メモリアレイ端に
おけるワード線端部の段差を低減することができるの
で、段差部におけるパッシベーション膜の膜質の劣化や
微小クラックの発生を防止でき、パッシベーション膜外
部からの汚染や水分の侵入を防止することができる。
【0029】この結果、データ保持特性の悪化を回避す
ることができるので、半導体集積回路装置の信頼性が向
上する。
【0030】上記した手段(2) によれば、導体層の線幅
をデータ線の線幅よりも大きくすることにより、ワード
線と導体層との合わせずれが生じても、常にワード線端
部を被覆することができる。
【0031】上記した手段(3) によれば、導体層とデー
タ線とを同一導体層で構成することにより、製造工程を
増加させることなく導体層を形成することができる。
【0032】
【実施例1】本発明の一実施例である半導体集積回路装
置に搭載された不揮発性メモリ素子からなるメモリアレ
イを図1乃至図3に示す。図1は、メモリアレイの平面
図を示し、図中の左側がメモリアレイの端部、右側に図
示しないワード線駆動回路があり、下側に図示しないデ
ータ線駆動回路がある。また、図2は、図1のII−II線
方向(ワード線に平行方向)の断面図であり、図3は、
メモリアレイの端部を拡大して示す断面図である。
【0033】メモリアレイは、複数のワード線W1 乃至
4 と、ワード線W1 乃至W4 に交差するように設けら
れた複数のデータ線D1 乃至D5 とから構成されてい
る。ワード線W1 乃至W4 とデータ線D1 乃至D5との
交差部には、不揮発性メモリ素子Q1 乃至Q20が配置さ
れている。
【0034】不揮発性メモリ素子Q1 乃至Q20はp-
半導体基板1の一主面に形成され、ゲート絶縁膜4、フ
ローティングゲート5、層間絶縁膜6およびワード線W
1 乃至W4 と一体に構成されたコントロールゲートから
構成されている。不揮発性メモリ素子Q1 乃至Q20は、
厚いフィールド絶縁膜2とp型のチャネルストッパ層3
とにより各々分離されている。
【0035】データ線D1 乃至D5 は、層間絶縁膜9に
形成されたコンタクトホール10を介して不揮発性メモ
リ素子Q1 乃至Q20のドレインを構成するn型の半導体
領域8に接続されている。データ線D1 乃至D5 の所定
本数毎(同図では4本毎)に、データ線D1 乃至D5
並行にソース線S1 乃至S2 が設けられている。
【0036】ソース線S1 乃至S2 は、コンタクトホー
ル10を介して不揮発性メモリ素子Q1 乃至Q20のソー
スを構成するn型の半導体領域8からなるソースライン
Sl1 乃至Sl3 に接続されている。また、メモリアレ
イは、パッシベーション膜101によって上部を保護さ
れている。
【0037】本実施例では、ゲート絶縁膜4は、半導体
基板1の熱酸化膜であり、10乃至20nmの膜厚を有し
ている。フローティングゲート5は、リンなどの不純物
を導入して低抵抗化した多結晶シリコン膜であり、20
0乃至300nmの膜厚を有している。
【0038】層間絶縁膜6は、多結晶シリコン膜から構
成されたフローティングゲート5の熱酸化膜、またはこ
の熱酸化膜と窒化珪素膜との積層膜であり、20乃至3
0nmの膜厚を有している。コントロールゲート7は、リ
ンなどの不純物を導入して低抵抗化した多結晶シリコン
膜、またはこの多結晶シリコン膜およびその上部に堆積
された高融点金属とシリコン膜との化合物からなるシリ
サイド膜の積層膜であり、300乃至500nmの膜厚を
有している。
【0039】層間絶縁膜9は、CVD法による酸化珪
素、PSG膜またはBPSG膜もしくはこれらの積層膜
であり、400乃至600nmの膜厚を有している。デー
タ線D1 乃至D5 、ソース線S1 乃至S2 は、アルミニ
ウムまたはこれに銅などを添加した導体層11からな
り、各々500乃至1000nmの膜厚を有している。
【0040】パッシベーション膜101は、プラズマC
VD法で形成された酸化珪素膜または窒化珪素膜もしく
はこれらの積層膜であり、800乃至1200nmの膜厚
を有している。
【0041】本実施例においては、メモリアレイ端に配
置されたソース線S1 がワード線W1 乃至W4 のそれぞ
れの端部を覆うように、メモリマット端の方向(図の左
側方向)に延在されている。
【0042】これにより、メモリマット端の全段差量が
同じであっても、各々の領域における段差が低減され
る。すなわち、従来技術では、ワード線W1 及至W4
端部の段差量は、ワード線W1 乃至W4 の膜厚とソース
線S1 の膜厚との合計に相当し、例えば800乃至15
00nmの段差が存在した。
【0043】これに対し、本実施例では、ワード線W1
乃至W4の端部の段差量は、ワード線W1 乃至W4 の膜
厚である300乃至500nmに、また、ソース線S1
端部の段差量は、ソース線S1 の膜厚である500乃至
1000nmにそれぞれ低減される。
【0044】この結果、メモリマット端におけるパッシ
ベーション膜101の段差が低減されるので、段差部に
おけるパッシベーション膜101の膜質の劣化や微小ク
ラックの発生を防止することができる。
【0045】これにより、上記段差部からの汚染や水分
の侵入を防止することができるので、不揮発性メモリ素
子の信頼性を向上させることができる。また、メモリマ
ット端のワード線W1 乃至W4 の段差部をアルミニウム
などで構成されたソース線S1 で覆っていることから、
たとえパッシベーション膜101の段差部で膜質が劣化
し、あるいは微小クラックが発生し、これによって汚染
や水分が侵入したとしても、上記ソース線S1 が汚染や
水分のストッパ層として作用するので、不揮発性メモリ
素子Q1 乃至Q20の信頼性をさらに向上させることがで
きる。
【0046】さらに、ソース線S1 を延在してワード線
1 乃至W4 の端部を覆うようにしたので、ワード線W
1 乃至W4 の端部を覆うための特別な層が不要となり、
製造工程を増加させることがない。
【0047】ソース線S1 を延在長は、次のようにして
決めることができる。すなわち、図3にメモリマット端
の段差構造を示すように、ワード線W1 乃至W4 の膜
厚、絶縁膜の膜厚、ソース線S1 の膜厚およびパッシベ
ーション膜101の膜厚をそれぞれt1,t2,t3,t4
する。
【0048】このとき、ワード線W1 乃至W4 の端部か
らパッシベーション膜101の端部までの距離は、段差
がワード線W1 乃至W4 の膜厚のみであるとすれば、t
1 +t2 +t3 +t4 となる。
【0049】そして、製造工程中のワード線W1 乃至W
4 とソース線S1 との合わせ精度をlとすれば、必要な
延在長(L)は、L=t1 +t2 +t3 +t4 +lとな
る。
【0050】例えばl=0.5μmとすると、本実施例で
は、L=1.5乃至2.8μmとなる。
【0051】
【実施例2】本発明の他の実施例である半導体集積回路
装置に搭載された不揮発性メモリ素子からなるメモリア
レイを図4、図5に示す。図4は、メモリアレイの平面
図を示し、図中の左側がメモリアレイの端部、右側に図
示しないワード線駆動回路があり、下側に図示しないデ
ータ線駆動回路がある。また、図5は、図4のV−V線
方向(ワード線に平行方向)の断面図である。
【0052】本実施例では、メモリマット端のワード線
1 乃至W4 の端部は、前記実施例1と同様にソース線
1 を延在することによって覆われており、さらにこの
ソース線S1 は、メモリマットの周囲に配置されたGN
D線であるVSSに接続されている。
【0053】本実施例によれば、メモリマット端のソー
ス線S1 の段差も低減することができるので、不揮発性
メモリ素子Q1 乃至Q20の信頼性をさらに向上させるこ
とができる。
【0054】
【実施例3】本発明の他の実施例である半導体集積回路
装置に搭載された不揮発性メモリ素子からなるメモリア
レイを図6、図7に示す。図6は、メモリアレイの平面
図を示し、図中の左側がメモリアレイの端部、右側に図
示しないワード線駆動回路があり、下側に図示しないデ
ータ線駆動回路がある。また、図7は、図6のVII−V
II線方向(ワード線に平行方向)の断面図である。
【0055】本実施例では、ダミーのデータ線d1 乃至
4 に接続されたダミーの不揮発性メモリ素子q1 〜q
16 がメモリアレイ端に接続されている。ダミーのデー
タ線d1 乃至d4 は、図示しないVSS(GND線)また
はVCC(駆動電圧)に接続されている。
【0056】ダミーの不揮発性メモリ素子q1 〜q16
は、不揮発性メモリ素子Q1 乃至Q4 と実質的に同一の
構造であるが、ダミーのデータ線d1 乃至d4 の電位が
固定されているので、不揮発性メモリ素子としての動作
はしない。
【0057】このようなダミーのデータ線d1 乃至d4
は、製造工程中にメモリマット端で発生する寸法や形状
のばらつきを抑制するために使用される。
【0058】本実施例では、ダミーのデータ線d1 乃至
4 の端部に配置されたソース線S1 を延在してワード
線W1 乃至W4 の端部を覆った構造としているので、情
報の記憶を実際に行う不揮発性メモリ素子Q1 乃至Q4
とメモリマット端のワード線端部との間の距離が長くな
り、前記実施例よりも信頼性はさらに向上する。
【0059】なお、本実施例において、メモリマット端
にはソース線を設けず、ダミーのデータ線d1 を延在し
てワード線W1 乃至W4 の端部を覆う構造としてもよ
い。
【0060】
【実施例4】本発明の他の実施例である半導体集積回路
装置に搭載された不揮発性メモリ素子からなるメモリア
レイを図8、図9に示す。図8は、メモリアレイの平面
図を示し、図中の左側がメモリアレイの端部、右側に図
示しないワード線駆動回路があり、下側に図示しないデ
ータ線駆動回路がある。また、図9は、図8の IX−I
X線方向(ワード線に平行方向)の断面図である。
【0061】本実施例では、配線層が多層構造となって
いる。すなわち、第一の導体層11で不揮発性メモリ素
子Q1 乃至Q20のデータ線D1 乃至D5 と図示しない周
辺回路との配線を行い、第二の導体層14で図示しない
周辺回路とVSS(GND線)やVCC(駆動電圧)との配
線を行っている。
【0062】第一の導体層11と第二の導体層14との
間の層間絶縁膜12は、プラズマCVD法で形成した酸
化珪素膜または窒化珪素膜とスピンオングラス膜との積
層膜で構成されている。第二の導体層14は、第一の導
体層11と同様、アルミニウムまたはこれに銅などを添
加した導体膜で構成されている。
【0063】本実施例のように、多層配線構造を有する
場合においても、ワード線W1 乃至W4 の端部は、ソー
ス線S1 を延在することによって覆われている。この場
合も、第二の導体層14を延在し、ソース線S1 と重ね
てワード線W1 乃至W4 の端部を覆うようにしてもよ
い。
【0064】
【実施例5】本発明の他の実施例である半導体集積回路
装置に搭載された不揮発性メモリ素子からなるメモリア
レイを図10、図11に示す。図10は、メモリアレイ
の平面図を示し、図中の左側がメモリアレイの端部、右
側に図示しないワード線駆動回路があり、下側に図示し
ないデータ線駆動回路がある。また、図11は、図10
のXI −XI 線方向(ワード線に平行方向)の断面図で
ある。
【0065】本実施例においては、ワード線W1 乃至W
4 は、データ線D1 乃至D5 と交差し、かつワード線W
1 乃至W4 の上部に配置されたアルミニウムまたはこれ
に銅などを添加した第二の導体層14と図示しない領域
で接続されている。すなわち、ワード線W1 乃至W
4 は、抵抗の小さい第二の導体層14にシャントされ、
寄生抵抗が低減されている。
【0066】本実施例においても、ワード線W1 乃至W
4 の端部が延在されたソース線S1 よって覆われている
と共に、ワード線シャント用の第二の導体層14の端部
がワード線W1 乃至W4の端部あるいとソース線S1
端部に隣接しないように配置され、前記実施例と同様に
段差の低減を図っている。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
1乃至5に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0068】前記実施例では、不揮発性メモリ素子をメ
モリとして使用する場合について説明したが、不揮発性
メモリ素子を論理関数決定素子として使用したプログラ
マブル・ロジック・アレイに適用してもよい。
【0069】また、DRAMやSRAMなどの揮発性メ
モリ素子、あるいはフロトックス(FLOTOX)型E
EPROMやフラッシュメモリなどの他の不揮発性メモ
リ素子に適用してもよい。
【0070】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0071】本発明によれば、メモリアレイ端における
ワード線端部の段差を低減することができるので、段差
部におけるパッシベーション膜の膜質の劣化や微小クラ
ックの発生を防止できる。
【0072】これにより、パッシベーション膜外部から
の汚染や水分の侵入を防止することができるので、デー
タ保持特性を向上させることができる。
【0073】また、本発明によれば、製造工程を増加さ
せることなく、上記の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
要部平面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】メモリアレイの端部を拡大して示す断面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例である半導体集積回路装置
の要部平面図である。
【図5】図4のV−V線における断面図である。
【図6】本発明の他の実施例である半導体集積回路装置
の要部平面図である。
【図7】図6のVII−VII線における断面図である。
【図8】本発明の他の実施例である半導体集積回路装置
の要部平面図である。
【図9】図8の IX− IX線における断面図である。
【図10】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置の要部平面図である。
【図11】図10のXI −XI 線における断面図であ
る。
【図12】従来の半導体集積回路装置の要部平面図であ
る。
【図13】図12のXIII −XIII 線における断面図で
ある。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド絶縁膜 3 チャネルストッパ層 4 ゲート絶縁膜 5 フローティングゲート 6 層間絶縁膜 7 コントロールゲート 8 半導体領域 9 層間絶縁膜 10 コンタクトホール 11 導体層 12 層間絶縁膜 14 導体層 101 パッシベーション膜 D1 〜D5 データ線 d1 〜d4 ダミーのデータ線 Q1 〜Q20 不揮発性メモリ素子 q1 〜q16 ダミーの不揮発性メモリ素子 S1 ,S2 ソース線 Sl1 〜Sl3 ソースライン W1 〜W4 ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/31 29/788 29/792 8617−4M H01L 23/30 D 8225−4M 29/78 371

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と、前記ワード線に交差
    して設けられたデータ線と、その一部が前記ワード線と
    一体に構成されたメモリ素子とからなるメモリアレイを
    有する半導体集積回路装置であって、前記メモリアレイ
    端におけるワード線端部の上部を前記ワード線よりも上
    層の導体層で覆い、前記導体層を絶縁膜で被覆したこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記導体層は、データ線と並行して設け
    られており、かつ前記データ線よりも線幅が大きいこと
    を特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記導体層は、データ線を構成する導体
    層と同一の導体層で構成されており、かつ所定電位に固
    定されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリ素子は、フローティングゲー
    トと、ワード線に接続されたコントロールゲートとを備
    えた電気的に情報の書込みまたは消去が可能な不揮発性
    メモリ素子であることを特徴とする請求項1、2または
    3記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 プラスチックパッケージに封止されてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の半
    導体集積回路装置。
JP3269826A 1991-10-18 1991-10-18 半導体集積回路装置 Pending JPH05110039A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015092633A (ja) * 2015-01-30 2015-05-14 セイコーエプソン株式会社 記憶装置、集積回路装置及び電子機器

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