JPH0510936U - スケジユール管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビル管理システムにおいて季節により運転方
法の変化する機器に対し、季節切換に応じて自動的に機
器制御を行なう。 【構成】 コンピュータ１では季節切換時にあらかじめ
コンソール２から設定された機器番号および制御方向を
参照して、各種機器３を自動的に制御する。 【効果】 季節切換に連動して各種機器を所望のパター
ンで制御でき、オペレータが直接機器を制御することな
く季節切換が可能になるという利点がもたらされる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ビル管理システムにおいて、空調や熱源等の各種機器をスケジュ ール制御するためのスケジュール管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種のスケジュール管理装置としては、特開平01-54389に記載の如く 、季節毎に切換可能な予め定められた時刻毎のＯＮ／ＯＦＦパターンで行うもの が知られている。

【０００３】 すなわち図５のごとく各機種毎にあらかじめＯＮ時刻ＯＦＦ時刻を複数設定し ておき、コンピュータがその設定を参照し１日単位で同一の制御を繰返し行ない 、季節の変化に対して、その設定をあらかじめ設定された次の季節の設定に自動 的に変化させる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このようなスケジュール管理装置では、１つの機器またはグル ープに対して予め定められた１つの時刻パターンでしかスケジュール制御ができ ないため、季節の切換時おいて動作モードを変更する必要がある機器に対して、 その切換時に制御を行なうことができないといった課題がある。

【０００５】 この考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、各機種毎また はグループ毎に季節切換時の任意の制御パターンを設定、変更して制御すること が可能なスケジュール管理装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案に係るスケジュール管理装置は季節切換時の制御パターンを複数機器 について記憶するメモリと、記憶されたパターンを設定または変更する手段とを 設けたものである。

【０００７】

【作用】

この考案におけるスケジュール管理装置はコンピュータを用いて任意の制御パ ターンをメモリに登録変更可能とし、かつその制御パターンを季節別に登録、変 更を可能として単一機器のみあるいはグループ別に制御を行ない融通性のある機 器管理ができるようにする。

【０００８】

【実施例】

実施例１． 図１はこの考案の実施例を示すブロック図である。すなわち、コンピュータ１ にコンソール２を接続し、シーズン切換時に、各種機器５の制御を行なうもので ある。

【０００９】 図２は季節切換時の制御方向を機器毎あるいは機器グループ毎に登録する対話 画面を示し、これは図１のコンソール２に表示される。また図２は季節切換の行 われるのに必要な数だけ用意される。 さらに図２の機器番号Ｎの部分には、季節切換時の制御の対象となる機器また は機器グループにつけられた番号を登録し、制御方向ＤにはＯＮまたはＯＦＦを 設定する。これらの設定は図１のコンソール２から設定する。

【００１０】 図１のコンピュータ１は、図６のフローチャートに従い自動的に季節切換を行 なう。現在の日付情報が春の開始日と一致したならば（ステップ６０１肯定）冬 から春への季節切換時として指定さた制御方法を参照し、季節切換時に登録され た各機器もしくは各機器グループを設定された制御方向に従ってＯＮ・ＯＦＦ制 御する。（ステップ６０２）

【００１１】 機器のＯＮ／ＯＦＦ制御は、具体的には図３に示すように、ツイストペアケー ブル５を経て、コンピュータ１と接続されたリモートｉ／ｏ６を介して行なう。 すなわち、コンピュータ１へリモートｉ／ｏ６を制御する制御ボード４を組み込 みリモートｉ／ｏ６のＯＮ／ＯＦＦにより各種機器３の季節切換時制御を行う。

【００１２】 つまり、コンピュータ１からリモートｉ／ｏ６に対してＯＮ／ＯＦＦ指令を発 するが、これは予め登録した図２の如き制御方向に従い図６のフローチャートに 従いソフト的に実行する。

【００１３】 実施例２． また、上記実施例１では、図２の制御方向Ｄに、ＯＮ／ＯＦＦを指定するもの について示したが、図４に示すように、制御方向または動作モードＭに各機器ま たは、機器グループに対して直接設定可能な季節モード等の動作モードを指定し てもよい。

【００１４】

【考案の効果】

以上のように、この考案によれば、季節切換に連動して各種機器を所望のパタ ーンで制御でき、オペレータが直接機器を制御することなく季節切換が可能にな る利点がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例１を示すブロック図である。

【図２】この考案の実施例１の季節切換時の制御方向を
機器毎あるいは機器グループ毎に設定する画面の説明図
である。

【図３】この考案の実施例１の各機器の制御部を示すブ
ロック図である。

【図４】この考案の実施例２の季節切換時の制御方向ま
たは動作モードを設定する画面の説明図である。

【図５】従来のスケジュール管理装置を説明する説明図
である。

【図６】この考案の実施例１の制御動作を説明するフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１ コンピュータ ２ コンソール ３ 各種機器 ４ 制御ボード ５ ツイストペアケーブル ６ リモートｉ／ｏ

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 ビル内の各種機器を所定のスケジュール
   にしたがって管理、制御するスケジュール管理装置にお
   いて、前記スケジュールを実行する制御パターンを季節
   ごとに記憶するメモリと、記憶された制御パターンを各
   種機器またはグループ毎に季節別に設定または変更する
   設定・変更手段とを設けたことを特徴とするスケジュー
   ル管理装置。