JPH0510932Y2 - - Google Patents

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JPH0510932Y2
JPH0510932Y2 JP1365190U JP1365190U JPH0510932Y2 JP H0510932 Y2 JPH0510932 Y2 JP H0510932Y2 JP 1365190 U JP1365190 U JP 1365190U JP 1365190 U JP1365190 U JP 1365190U JP H0510932 Y2 JPH0510932 Y2 JP H0510932Y2
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JP
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supply pipe
separation chamber
pressure gas
receiving cylinder
wall surface
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、固体粒子を風力で分級する分離機
に関するものである。
〔従来の技術〕 この種の風力分級分離機としては、サイクロン
による遠心力と気体抵抗との平衡条件から粒度と
密度によつて粒子群を分離するものが知られてい
る。
また、特開昭59−127662号公報には第3図及び
その関連記載部分に、圧縮空気に分散させ旋回流
にしたトナー粒子を熱風の旋回流に乗せながら熱
処理室へ導入し、熱処理室では冷却風の旋回流に
乗せて冷却させながら粒子群を分離するものが記
載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のものは、供給される
粉末原料の粒子中に凝集して団子状態の粒子が存
在する場合、分離室の遠心力場に直接供給されて
も完全に分離されず団子状態で粗粒粒子として選
別され、分離効果が悪い欠点があつた。
そこで、この考案は、上記従来技術の問題点に
鑑み、これを解決すべくなされたものであつて、
原料を完全に分離された状態で遠心力場の分離室
に供給し、確実に効率良く原料を分離することの
できる分離機を得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る分離機は上記課題を解決したも
のであつて、次のようなものである。すなわち、
上方位置において受入筒8を設け受入筒8の下方
に供給管9を設けて受入筒8と供給管9とで原料
供給部7を形成し、また受入筒8の下端と供給管
9の上端との間に細〓eを設けて高圧ガス噴流部
10を形成し、供給管9の内面は下方へ向けてコ
アンダ効果の生じる弧状に湾曲した壁面11と
し、上記細〓eの外周はジヤケツト12で囲繞密
閉してジヤケツト12の一部には高圧気体を供給
する高圧気体供給口13を取り付け、そして上記
供給管9の下方は分離室6の上端に被蓋した天板
5の下方へ開口させ、分離室6は上方部分を円筒
形の直胴部3に形成して下方部分を円錐形部4に
形成した内壁面2を持つたものとし、上記直胴部
3の部分の内壁面2には気体噴出口14を切線方
向に開口させ、分離室6の下方中心に微粒回収部
15を立設するとともに分離室6の下方に粗粒回
収部17を設けたことを特徴とする分離機であ
る。
〔作用〕
この考案に係る分離機は、次のように使用す
る。原料供給部7の受入筒8から原料Bを投入す
るとともに、高圧気体供給口13からジヤケツト
12内へ高圧ガスEを供給する。高圧ガスEは高
圧ガス噴流部10の細〓eから供給管9内へ噴流
する。噴流ガスは、弧状に湾曲してコアンダ効果
の生じる壁面11に沿つて壁面付着流となつて供
給管9内を高速で流下していく。このため、供給
管9内が負圧となり、受入筒8内の原料Bをコア
ンダ効果で大量に吸引する。そして、高圧ガスと
一緒になつた原料Bは、供給管9内を高速かつ強
力な気流分散作用を受けながら分離室6内へ拡散
噴出していく。
分離室6内においては、切線方向に開口させた
気体噴出口14からガスAを噴射していて、ガス
Aは内壁面2に沿つた旋回流となつて遠心力場が
形成されている。このため、供給管9から分離室
6内へ拡散噴出された原料Bの粒子のうち大きい
粒子・比重の大きな粒子は外周方向へ移動し、分
離室6の内壁面2に沿つて降下して下方の粗粒回
収部17に回収される。また、小さい粒子・比重
の小さな粒子は内側へ寄り、微粒回収部15から
回収される。
〔実施例〕 この考案の構成を図面に示す実施例については
以下詳細に説明する。
本体1は下方部分を円錐形部4に、その上方部
分を円筒形の直胴部3に形成した内壁面2を持
ち、上端を天板5で被蓋して分離室6を形成す
る。
原料供給部7は天板5上に設けられ、上部に受
入筒8、下部に上記分離室6に開口する供給管9
を有し、受入筒8と供給管9との連結部には細〓
eを設けて高圧ガス噴流部10を形成し、その外
周をジヤケツト12で囲繞密閉し一部ガス或いは
エアー等の高圧気体を供給する高圧気体供給口1
3を取り付ける。また、供給管9の内面は、コア
ンダ効果を生じる弧状に湾曲した壁面11に形成
する。
気体噴出口14は第2図に示すように分離室6
の直胴部3の内壁面2と切線方向に開口してガス
Aを噴出するように設けられている。
微粒回収部15はL形パイプで形成され、分離
室6の下方円錐形部4から天板5に向かつてその
中心に立設し、上端の吸込口16を上記気体噴出
口14の下方に開口する。
粗粒回収部17は貯溜容器を分離室6の円錐形
部4の下端に取付けられて構成されている。
この様に、構成されているので、原料供給部7
の受入筒8より原料Bを投入すると共に、高圧気
体供給口13より高圧ガスEをジヤケツト12に
供給すると、高圧ガスEは高圧ガス噴流部10の
細〓eより供給管9に噴流する。その際、ガス噴
流は弧状に弯曲した壁面11に沿い壁面付着流と
なつて噴流し、供給管9内を高速で流下する。こ
のためこの部分が負圧となり受入筒8内の原料B
を大量に吸引するコアンダ効果を生じ、高圧ガス
Eと一緒になり原料Bは供給管9内を高速で且つ
強力な気流分散作用を受けて、該供給管9より分
離室6内に拡散噴出する。分離室6には気体噴出
口14より内壁面2にガスAを噴射すると、ガス
Aは内壁面2に沿つて旋回流となり、遠心力場が
形成されるため、供給管9より拡散噴出された原
料Bの粒子は、大きな粒子や比重の大きな粒子は
より外周に移動し、円錐形部4を降下して下方の
粗粒回収部17に回収される。一方小さく、軽い
粒子は内側に寄り、吸込口16より微粒回収部1
5に回収され、原料Bは確実に微粒子Cと粗粒子
Dとに効率良く分離回収される。
なお、分離粒子サイズのコントロールは分離室
6に流入する気体噴出口14よりのガス噴射量を
変更することで容易に変更できる。
又、上記実施例において、気体噴出口14より
ガスを分離室6に噴射して遠心力場を形成した
が、これに代わり微粒回収部15よりガスを吸込
口6より吸引するようにして分離室6に遠心力場
を形成してもよい。
さらに、高圧ガスE、ガスAに代り高圧エアー
およびエアーを用いてもよい。
〔考案の効果〕
この考案に係る分離機においては、原料供給部
7に高圧ガス噴流部10を設け、高圧ガス噴流部
10の下方の供給管9の内面をコアンダ効果の生
じる弧状に湾曲した壁面11としている。このた
め、高圧ガス噴流部10から流入させた高圧ガス
Eは壁面11に沿つた壁面付着流となつて噴流
し、コアンダ効果を生じて原料Bを吸引し、高速
で供給管9内へ流入させる。ここで、強力な気流
分散作用を発生させ、原料Bの粒子の凝集を破壊
し強制的に分散させながら分離室6内へと送り込
む。原料Bの粒子の凝集させることなく確実に分
離し、分離室6内へ拡散噴出させることができ
る。
分離室6内では、気体噴出口14から送り込ま
れた旋回流によつて大きい粒子・比重の大きな粒
子と小さい粒子・比重の小さな粒子とが直ちに効
率よく分離し、両者は粗粒回収部17及び微粒回
収部15にそれぞれ回収される。
なお、特開昭59−127662号公報に記載されたも
のをはじとする従来のものは、高圧ガス噴流部1
0の下方にコアンダ効果を生じる弧状に湾曲した
壁面11を設けた構成を備えていない。したがつ
て、従来のものには、粒子の凝集を破壊し強制的
に分散させる効果は期待できない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の縦断側面図、第2図は第1
図イ−イ線に沿つた断面を示す。 1……本体、2……内壁面、3……円錐形部、
4……直胴部、5……天板、6……分離室、7…
…原料供給部、8……受入筒、9……供給管、1
0……高圧ガス噴流部、11……壁面、12……
ジヤケツト、13……高圧気体供給口、14……
気体噴出口、15……微粒回収部、16……吸込
口、17……粗粒回収部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方位置において受入筒8を設け受入筒8の下
    方に供給管9を設けて受入筒8と供給管9とで原
    料供給部7を形成し、また受入筒8の下端と供給
    管9の上端との間に細〓eを設けて高圧ガス噴流
    部10を形成し、供給管9の内面は下方へ向けて
    コアンダ効果の生じる弧状に湾曲した壁面11と
    し、上記細〓eの外周はジヤケツト12で囲繞密
    閉してジヤケツト12の一部には高圧気体を供給
    する高圧気体供給口13を取り付け、そして上記
    供給管9の下方は分離室6の上端に被蓋した天板
    5の下方へ開口させ、分離室6は上方部分を円筒
    形の直胴部3に形成して下方部分を円錐形部4に
    形成した内壁面2を持つたものとし、上記直胴部
    3の部分の内壁面2には気体噴出口14を切線方
    向に開口させ、分離室6の下方中心に微粒回収部
    15を立設するとともに分離室6の下方に粗粒回
    収部17を設けたことを特徴とする分離機。
JP1365190U 1990-02-14 1990-02-14 Expired - Lifetime JPH0510932Y2 (ja)

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JP1365190U JPH0510932Y2 (ja) 1990-02-14 1990-02-14

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Publication Number Publication Date
JPH03105944U JPH03105944U (ja) 1991-11-01
JPH0510932Y2 true JPH0510932Y2 (ja) 1993-03-17

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