JPH0510851U - ねじ送り装置 - Google Patents

ねじ送り装置

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JPH0510851U
JPH0510851U JP5876891U JP5876891U JPH0510851U JP H0510851 U JPH0510851 U JP H0510851U JP 5876891 U JP5876891 U JP 5876891U JP 5876891 U JP5876891 U JP 5876891U JP H0510851 U JPH0510851 U JP H0510851U
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JP
Japan
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shaft member
rotation
nut member
shaft
nut
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Pending
Application number
JP5876891U
Other languages
English (en)
Inventor
安幸 床井
雄司 兼田
Original Assignee
株式会社東京精密
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ、及びクラッチ操作レバーを除去し
てコスト低減や小型化を図り、さらに電動送り時の手動
操作部の回動を阻止して安全性の向上を図る。 【構成】 支持部材52を本体54に設けると共に支持
部材52にナット部材64を回動自在に設け、ナット部
材64はモータ56に回動力を伝達可能に連結されてい
る。ナット部材64には手動ツマミ72が設けられたシ
ャフト部材66がねじ結合している。シャフト部材66
にはブレーキ手段74が当接していて、ブレーキ手段7
4はモータ56の駆動時にシャフト部材66の回動を阻
止し、手動ツマミ72の操作時にシャフト部材66の回
動を可能にする。このシャフト部材66は本体54に移
動自在に設けられた移動ステージ70に回動自在に設け
られている。従って、モータ56の駆動で移動ステージ
70を移動し、手動ツマミ72の操作で移動ステージ7
0を移動することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はねじ送り装置に係り、特に電動送りと手動送りとに切換えることが できるねじ送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、真円度測定機の測定子はねじ送り装置に設けられている。このねじ送 り装置は図2に示すように真円度測定機の本体10にモータ12を備えている。 モータ12には駆動シャフトを介してクラッチ14が連結され、クラッチ14の シャフトには第1のギア16が固着されている。クラッチ14のシャフトは支持 部材18に回動自在に支持されている。
【0003】 第1のギア16には第2のギア20が係合され、第2のギア20はシャフト部 材22に同軸上に固着されている。シャフト部材22は支持部材18、24に回 動自在に設けられている。また、シャフト部材22の右端部には手動ツマミ26 が固着されていて、シャフト部材22のねじ部には移動ステージ30の係止部3 0Aが螺合されている。この移動ステージ30は真円度測定機の本体10に移動 自在に支持されている。移動ステージ30には真円度測定機の測子32が設けら れている。
【0004】 従って、真円度測定機の測子32の移動量が大きいときにはモータ12を駆動 して電動送りで測子32を被測定物34近傍まで移動する。その後、クラッチコ ントロールレバーを操作(図示せず。)してクラッチ14を「切り」の状態に保 持して手動ツマミ26を回動し、手動送りで測子32を被測定物34に当接する まで微小移動する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来のねじ送り装置には電動送りと手動送りとを切り換えるため にクラッチ14、及びクラッチコントロールレバーを必要とするので、コスト低 減が図れないという問題がある。また、クラッチ14、及びクラッチコントロー ルレバーを装着するためのスペースが必要なので、装置の小型化が図れないとい う問題がある。さらに、電動送り時に手動ツマミ26が回動するので危険である という問題がある。
【0006】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、クラッチ、及びクラッチコ ントロールレバーを除去して、コスト低減を図ると共に装置の小型化を図り、さ らに電動送り時の手動ツマミの回動を阻止することができるねじ送り装置を提供 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するために、本体に設けられた支持部材と、支持部材 に回動自在に設けられたナット部材と、ナット部材に回動力を伝達可能に連結さ れた駆動手段と、ナット部材にねじ結合されると共に手動操作部が設けられたシ ャフト部材と、駆動手段の回動力がナット部材に付与された時これに付随して生 ずるシャフト部材の回動を阻止し、手動による回動力が手動操作部を介してシャ フト部材に付与された時シャフト部材の回動を可能にするブレーキ手段と、本体 にシャフト部材の軸線方向に移動自在に設けられると共にシャフト部材が回動自 在に設けられた移動ステージと、を備え、ブレーキ手段がシャフト部材の回動を 阻止した状態で駆動手段がナット部材を回動して移動ステージを移動し、手動操 作部の操作時に駆動手段を停止してナット部材の回動を阻止すると共にシャフト 部材を回動して移動ステージを移動することを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案によれば、支持部材を本体に設けると共に支持部材にナット部材を回動 自在に設けた。また、ナット部材は駆動手段に回動力を伝達可能に連結されてい て、ナット部材には手動操作部が設けられたシャフト部材がねじ結合されている 。また、シャフト部材にはブレーキ手段が当接していて、ブレーキ手段は駆動手 段の回動力に抗してシャフト部材の回動を阻止し、手動操作部の操作時にはシャ フト部材の回動を可能にする。また、シャフト部材は本体に移動自在に設けられ た移動ステージに回動自在に設けられている。
【0009】 従って、駆動手段の駆動時にブレーキ手段でシャフト部材の回動を阻止した状 態でナット部材を回動して移動ステージを移動し、手動操作部の操作時に駆動手 段を停止してナット部材の回動を阻止すると共にシャフト部材を回動して移動ス テージを移動する。
【0010】
【実施例】
以下添付図面に従って本考案に係るねじ送り装置について詳細する。 図1には本考案に係るねじ送り装置50の一部断面図が示されされている。ね じ送り装置50の支持部材52は真円度測定機の本体54に固着されていて、本 体54にはモータ56が固着されている。モータ56の駆動シャフト58にはギ ア60が固着し、ギア60にはギア62が噛み合っている。
【0011】 また、図1上でギア62にはナット部材すなわち軸受64が同軸上に固着され 、軸受64はシャフト部材66のねじ部に66Aに係合している。このねじ部に 66Aはシャフト部材66の略中央部に形成されている。軸受64はベアリング 68、68を介して支持部材52に回動自在に支持されている。 更に、シャフト部材66の両端部は送りステージ70に回動自在に支持されて いて、シャフト部材66の両端部にはねじが形成されていない。このシャフト部 材66の右端部には手動ツマミ72が固着されている。そして、送りステージ7 0の右端部にはブレーキ装置74のブレーキ部材76が埋設され、ブレーキ部材 76はシャフト部材66に当接している。さらに、ブレーキ部材76の下端部に は圧縮ばね78の上端部が当接し、圧縮ばね78の下端部はボルト80に当接し ている。
【0012】 この場合、圧縮ばね78はブレーキ部材76とボルト80とで圧縮された状態 で保持されているので、ブレーキ部材76は圧縮ばね78の付勢力でシャフト部 材66に所定の押圧力で当接する。これによりシャフト部材66にはブレーキ部 材76により所定の摩擦力が付与される。そして、この摩擦力はモータ56の回 動力に抗してシャフト部材66の回動を阻止し、手動ツマミ72を介する手動に よるシャフト部材66の回動を可能にする。
【0013】 さらに、送りステージ70の左端部にはニードル82を介して測子84が設け られている。尚、図1上で86は被測定物である。 このように構成されている本考案に係るねじ送り装置50の作用について説明 する。 先ず電動送りの場合について説明する。モータ56を駆動すると駆動シャフト 58を介してギア60が回動し、ギア60に係止しているギア62が回動する。 ギア62が回動するとギア62の回動力が軸受64を介してシャフト部材66に 伝達される。しかしながら、シャフト部材66には圧縮ばね78を介してブレー キ部材76が所定の押圧力で当接しているので、シャフト部材66の回動は阻止 される。従って、シャフト部材66が左右方向に移動するので、シャフト部材6 6と共に送りステージ70が左右方向に移動する。これにより、ニードル82を 介して測子84が被測定物86の近傍まで移動する。
【0014】 次に手動送りの場合について説明する。モータ56を停止した後、手動ツマ ミ72に手動で回動力を付与する。この回動力はモータ56によるシャフト部材 66の回動力より大きいので、ブレーキ部材76の所定の押圧力に抗してシャフ ト部材66が回動する。一方、モータ56が停止しているので、ギア62がロッ ク状態になり軸受64の回動が阻止される。従って、シャフト部材66と共に送 りステージ70が左右方向に移動するので、ニードル82を介して測子84が被 測定物86に当接するまで微小移動する。
【0015】 前記実施例ではねじ送り装置50を真円度測定機に使用した場合について説明 したが、これに限らず、その他の測定機等に使用してもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係るねじ送り装置によれば、駆動手段の駆動時にシ ャフト部材の回動を阻止した状態でナット部材を回動して移動ステージを移動し 、また、手動操作部の操作時に駆動手段を停止してナット部材の回動を阻止する と共にシャフト部材を回動して移動ステージを移動することができる。
【0017】 従って、駆動手段を駆動して電動送りで移動ステージを移動する場合と、手動 操作部を回動して手動送りで移動ステージを移動する場合とに切り換えることが できる。このように、本考案に係るねじ送り装置によれば、クラッチ、及びクラ ッチコントロールレバーを除去して、コスト低減を図ると共に装置の小型化を図 り、さらに電動送り時の手動操作部の回動を阻止して安全性の向上を図ることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るねじ送り装置の一部断面図
【図2】従来のねじ送り装置の側面図
【符号の説明】
50…ねじ送り装置 52…支持部材 54…本体 56…モータ 64…ナット部材 66…シャフト部材 70…移動ステージ 72…手動ツマミ 74…ブレーキ手段

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 本体に設けられた支持部材と、 支持部材に回動自在に設けられたナット部材と、 ナット部材に回動力を伝達可能に連結された駆動手段
    と、 ナット部材にねじ結合されると共に手動操作部が設けら
    れたシャフト部材と、 駆動手段の回動力がナット部材に付与された時これに付
    随して生ずるシャフト部材の回動を阻止し、手動による
    回動力が手動操作部を介してシャフト部材に付与された
    時シャフト部材の回動を可能にするブレーキ手段と、 本体にシャフト部材の軸線方向に移動自在に設けられる
    と共にシャフト部材が回動自在に設けられた移動ステー
    ジと、 を備え、ブレーキ手段がシャフト部材の回動を阻止した
    状態で駆動手段がナット部材を回動して移動ステージを
    移動し、手動操作部の操作時に駆動手段を停止してナッ
    ト部材の回動を阻止すると共にシャフト部材を回動して
    移動ステージを移動することを特徴とするねじ送り装
    置。
JP5876891U 1991-07-25 1991-07-25 ねじ送り装置 Pending JPH0510851U (ja)

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JP5876891U JPH0510851U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 ねじ送り装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014054188A1 (ja) * 2012-10-05 2014-04-10 株式会社ミラック光学 手動ステージ用電動化ユニット、及び電動化ユニット付き手動ステージ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014054188A1 (ja) * 2012-10-05 2014-04-10 株式会社ミラック光学 手動ステージ用電動化ユニット、及び電動化ユニット付き手動ステージ
WO2014069190A1 (ja) * 2012-10-05 2014-05-08 株式会社ミラック光学 手動ステージ用電動化ユニット、及び電動化ユニット付き手動ステージ

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