JPH05108002A - 感性評価装置 - Google Patents

感性評価装置

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JPH05108002A
JPH05108002A JP26454591A JP26454591A JPH05108002A JP H05108002 A JPH05108002 A JP H05108002A JP 26454591 A JP26454591 A JP 26454591A JP 26454591 A JP26454591 A JP 26454591A JP H05108002 A JPH05108002 A JP H05108002A
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Teruko Yoshimoto
照子 吉本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 再現性に優れた感性評価を提供することので
きる感性評価装置を提供する。 【構成】 評価用画像呈示装置3で視覚的に与えられる
情報に対する感性評価を行う被験者の視点の位置を検出
する眼球運動計測装置5と、前記感性評価によって得ら
れる感性評価データを入力する心理評価入力装置7と、
この心理評価入力装置7から入力される感性評価データ
を眼球運動計測装置5から入力された視点検出データを
もとに解析するコンピュータ1とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人の感性に基づいた商
品を開発するために、設計から生産にいたる各工程で広
く用いられている感性評価装置に関し、特に感性評価の
精度および効率を向上させた感性評価装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、感性評価装置が種々提案されてい
る。このような感性評価装置における感性評価は主に心
理学的評価法が用いられる。なかでもデザイン(商品の
意図を表現するための色や形の組み合わせ)等がどのよ
うにユーザに受けとめられるかをしらべるために、心理
学的評価法としてほぼ確立されたセマンティック・ディ
ファレンシャル法(以下、単にSD法という)がよく用
いられる。SD法は多くの形容詞対で構成された尺度を
被験者に評価させることによって評価対象(物や言葉)
が与えるイメージを分析するための方法である。また、
この評価に際しては、主観的判断基準が変動することを
少なくするために、評価に先だって評価対象全体を被験
者に見せるという手続きが一般にとられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SD法
の適用において問題となるのは、図9に示すように各評
価対象の評価の再現性があまり良くない点である。すな
わち、この図9においては1回目と2回目とでは評価結
果が大幅に異なり、例えば評価対象がはっきりした印象
を持つのか、ぼんやりした印象を持つのか判断すること
が出来ない。
【0004】このことは、例えば新規開発品に対する評
価の良否を判断する際、非常に重大なこととなる。この
再現性不良のおもな原因は評価を始める前に設定した主
観的判断基準が、各評価対象を評価する過程で、変化す
ることがあげられる。
【0005】従来、この問題点を解決するために、複数
の心理学的評価法を組み合わせて適用することによって
精度の向上を図る方法が用いられることがある。しか
し、このような心理学的方法のみでは、被験者が何をど
のように見て評価を行っているかという評価の過程がほ
とんど分からないため、必ずしも精度を向上させうると
は限らない。また、複数の心理学的方法を併用すること
によって、多くの時間が必要となり商品開発に適用する
には困難を伴う。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、被験者の感性に基づく評価データの信頼性を向上さ
せることの出切る感性評価装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1の発明は、視覚的に与えられる情報に対する感
性評価を行う被験者の視点の位置を検出する視点検出手
段と、前記感性評価によって得られる感性評価データを
入力する入力手段と、この入力手段から入力される感性
評価データを前記視点検出手段から入力された視点検出
データをもとに解析する解析手段とを有することを要旨
とする。
【0008】また、本願第2の発明は、呈示される複数
の画像情報間の類似についての感性評価を行う感性評価
装置において、前記画像情報に対する感性評価を行う際
の被験者の画像上における視点の位置を検出する視点検
出手段と、前記感性評価によって得られる複数の画像情
報間の類似性についての感性評価データを入力する入力
手段と、この入力手段から入力される感性評価データを
前記視点検出手段から入力された検出データをもとに評
価する評価手段とを有することを要旨とする。
【0009】
【作用】本願第1の発明の感性評価装置は、まず被験者
に対し視覚的に情報を与え、この情報に対する感性評価
を行う。このときの被験者の視点の位置を視点検出手段
で検出するとともに、この視点検出データを解析手段に
出力する。この解析手段は前記感性評価によって得られ
る感性評価データをこの視点検出データをもとに解析す
る。
【0010】また、本願第2の発明の感性評価装置は、
図2に示すように、まずステップS1,S3で被験者に
対し視覚的に複数の画像情報を与え、この画像情報間の
類似についての感性評価を行う。このときの被験者の画
像上における視点を視点検出手段で検出し(ステップS
5、S7)、検出データを評価手段に出力する。この評
価手段はステップS9で前記感性評価によって得られる
複数の画像情報間の類似性についての感性評価データを
検出データをもとに評価し、例えば当該感性評価データ
を採用するか(ステップS11)、否か(ステップS1
3)を決定する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を説明する。図1は本実施例における感性評価装置のブ
ロック図であり、解析手段及び評価手段を構成するコン
ピュータ1と、被験者に対し視覚的に複数の画像情報を
与えることができる評価用画像呈示装置3と、視点検出
手段としての眼球運動計測装置5と、入力手段としての
感性評価入力装置7と、感性評価の実験経過を確認する
ための呈示画像情報に対する被験者の視点の位置の表
示、被験者が感性評価値を入力するために必要な評価項
目の表示及びコンピュータ1によって解析され或いは評
価された感性評価結果の表示を行うモニタ9と、モニタ
9により表示された感性評価結果を可視情報としてプリ
ントアウトするプリンタ11によって構成される。
【0012】次に上述したブロックの構成について説明
する。
【0013】評価用画像呈示装置3は、図3に示すよう
に例えば2つの投影装置3A,3Bによってスクリーン
10上に画像情報A,Bを投影するものである。画像処
理装置3Cには画像情報が予め記憶されるコンピュータ
1からの指示により任意若しくは予め定めた画像情報を
投影装置に出力するものである。評価対象として与えら
れる画像情報はコンピュータグラフィックスによる3次
元画像で呈示される。なお、評価用画像呈示装置3は、
投影装置とスクリーンによって構成されるものに限ら
ず、大型ディスプレイに任意の数の画像情報を呈示させ
ても良い。また、呈示する評価用画像情報の切り換え
は、被験者自身または感性評価装置の操作者がキーボー
ドを介してコンピュータ1に指示することにより行うこ
とができ、コンピュータ1は指示に従って評価用画像呈
示装置3により呈示する画像情報を変えるように予めプ
ログラムされている。
【0014】眼球運動計測装置5は、角膜反射型或いは
強膜反射型アイカメラ(例えば、ナック社製EMR−6
00)が適用され、被験者の頭部に装着される視野撮像
装置及び光源の目の反射光の検出装置によって構成され
る。この眼球運動計測装置5は被験者の眼球運動を測定
して、被験者の知覚する視野の中心視の対象点(以下視
点という)の位置を座標としてコンピュータ1に出力す
るものである。なお、コンピュータ1には、頭部の位置
に対応して、評価用画像呈示装置3により呈示される評
価対象としての画像情報の領域が被験者の視野内の座標
上ではどの位置になるのかが予め設定されている。よっ
て、眼球運動計測装置5から出力される視点の座標デー
タとコンピュータ1に予め設定された画像情報領域の座
標データに基づき被験者がどの画像情報を見ているかを
知ることができる。
【0015】感性評価入力装置7は、例えば、コンピュ
ータ1に接続されたキーボードやマウスにより構成さ
れ、モニタ9により表示された評価項目に対する被験者
の感性評価はキーボード等を介して入力される。なお、
評価項目の表示は全感性評価入力の度に全てを表示する
ようにしても良いしキーボードを介して指示することに
より順次表示されるようにしても良い。また、感性評価
の入力は、被験者自身がモニタに表示された評価項目を
みて被験者自身で入力しても良いし、操作者が被験者に
評価項目を問いかけ被験者が回答した感性評価を操作者
が入力しても良い。
【0016】ここで、感性評価の方法について説明す
る。被験者が行う感性評価は、一般に良く用いられてい
るSD法を適用する。まず、評価に先立ち、評価対象が
5,6点の場合には同時に全評価対象の画像情報を呈示
し、それ以上の場合は2つずつまたは簡便にいくつかの
グループに分けて呈示する。なお、呈示開示時から眼球
運動計測装置5により被験者の視点位置が計測されてい
る。次いで、評価対象としての画像情報を1つずつ呈示
する。被験者は呈示された画像情報についてSD法評価
を行い、各評価項目に対する感性評価値をキーボードか
ら5段階で入力する。被験者が全ての評価対象について
感性評価を行ったらキーボードの所定のキーを押すこと
により感性評価値の入力を終了する。
【0017】次に、本発明者が知見した、2つの画像情
報についての類似性と視点の動きとの関係を図3から図
5に基づき説明する。まず、図3に示すように同一の被
験者に複数組の2つの画像情報を見せて似ているか否か
を評価させた。なお、複数組の2つの画像情報の中には
画像情報A,Bの組がランダムに呈示されるように予め
定めた。また被験者が評価をしている際、被験者が2つ
の画像情報をどのように見ているかを視点の動きによっ
て検出するようにした。以上の評価実験の結果、例え同
じ画像情報A,Bを呈示したとしても被験者は、似てい
ると評価した場合と似ていないと評価した場合があっ
た。これは、画像情報A,Bを2回呈示する間に呈示さ
れた画像情報により被験者の感性評価基準が変化したた
めと考えられる。
【0018】図4は、呈示した画像情報A,Bに対し被
験者が異なる評価をした場合の検出結果からどの画像情
報を注視しているかを観察時間毎に対応させて表したも
のである。図4(a)は被験者が全く似ていないと評価
した場合の被験者の視点の動きを示し、図4(b)はや
や似ていると評価した場合の被験者の視点の動きを示し
たものである。また図4(a),(b)に示される各帯
状部分は、被験者の視点の位置が画像情報A,Bの領域
にあり、かつ被験者が画像情報A,B内の情報を処理し
ている時間(以下、注視時間という)を表し、帯状部分
間の空白部分は視点の位置が画像情報A,Bの情報を処
理していない時間、例えば画像情報A,B内に視点があ
っても視点が定まっていない時間、または画像情報A,
Bの領域外にある時間、例えば視点が画像情報Aから画
像情報Bへ移動している時間である。
【0019】なお、被験者が情報を処理しているか否か
の検出は、眼球運動計測装置5にて行われ、具体的には
被験者の視点がある時刻にあった位置から該位置を中心
とする所定の範囲(半径1°以内)内で100msec
以上とどまったか否かを検出することにより行われる。
これは、100msec以下の短い時間では被験者は画
像で表された情報を認識することはできないと考えられ
るからである。
【0020】この図4(a),(b)から判ることは、
画像情報を最初に処理した時点(注視時間の始点)後、
約3秒までの視点の動きの傾向としては、被験者が似て
いると感じる場合は画像情報A,Bを短い時間の間に交
互に見てから、また似ていないと感じる場合には各画像
情報を比較的長時間それぞれ個別に見た後、短時間画像
情報A,Bを見てから感性評価の決定を行っていること
である。これは、似ていると感じた2つの画像情報に関
しては評価を決定する前に、より詳細な視覚情報を得る
ための感性評価課程を反映するものと考えられる。
【0021】図5は、全評価対象の感性評価の実験結果
を示す。2つの画像情報に対する視点の動きを表すパラ
メータとして評価対象の注視時間比(T=An+1/B
n)を用いている。図5(a)は、注視時間比と類似性
との関係を表したものであり、図5(b)は、注視時間
比Tを求めるために必要なパラメータである注視時間A
n+1,Bnを説明するための図である。注視時間An
またはBnとは、被験者がn回目に画像情報Aまたは画
像情報Bを見たときの注視時間であり、たとえばnが3
の場合、注視時間比Tは、3回目に画像情報Bを見てい
た時間に対する4回目に画像情報Aを見ていた時間の比
により求めることができる。
【0022】図5を見ると、個人差はあるものの全体的
には、似ていないと感じる場合は図4(a)に示したよ
うに画像情報Aと画像情報Bのそれぞれ注視時間が大き
く変化(小さくなっている)しているため、注視時間比
Tは小さくなることが判る。また似ていると感じる場合
は図4(b)に示したように画像情報A,Bの注視時間
にあまり差がないため注視時間比は大きくなることが判
る。これらのことから、注視時間比を演算し、基準値と
しての指標tと注視時間比とを比較することにより、画
像情報A,Bの類似性(類似しているか否か)を判別す
ることができる。
【0023】なお、指標tの値は評価対象に依存するた
め本装置の使用に先立ち、予備実験を行い設定する必要
がある。この設定は、以下のように行う。まず、実際に
行う感性評価の評価対象と類似した多数の画像情報を呈
示し、被験者にSD法によって評価させ、類似性の判断
を行う。そして画像情報を呈示している時の視線の動き
を検出する。検出結果を図6に示す。なお、図6は、2
00msec毎の視点の動きの軌跡を示している。即
ち、図6(a)は0〜200msec、図6(b)は2
01msec〜400msec,図6(c)は401m
sec〜600msecの時間帯の視点の動きの軌跡を
示している。このような検出結果から図4に示す注視時
間を計測し、注視時間比Tを演算する。この注視時間比
Tと被験者による感性評価(類似性)とについて、図5
(a)に示す表を作成し、類似しているか否かの基準値
を決定し指標tとする。図5(a)の場合であれば、t
=1とする。
【0024】次に、コンピュータ1の動作を図7に示し
たフローチャートに基づいて説明する。まず、ステップ
S21では、眼球運動計測装置5から視点の座標データ
を継時的に入力する。そして、入力された視点の座標デ
ータとコンピュータ1に予め設定された画像情報領域の
座標データとに基づき、どの時点にどの画像情報がみら
れていたかを検出する。次にステップS23で、操作者
などによってキーボードなどから入力された評価対象数
iをもとに、全ての評価対象の組合わせを作成すると共
に組合わせ数mを算出する。なお、ステップS23にお
いて、jは作成した組の番号を示す。従って、6つの評
価対象があるときには、組数mは15通り存在し、jは
1〜15となる。
【0025】次にステップS25で各評価対象に対しS
D法により被験者が評価した感性評価値を入力する。次
にステップS27では、jを1とする。そして組合わせ
番号が1番目の組の評価対象についてステップS29以
降の処理を行う。次にステップS29では、ステップS
21での検出結果及びその時刻に基づき、j番目の組
(ここではj=1)の画像情報に対して視点が存在する
場合の内、最初に画像情報を処理した時点から約3秒の
間のデータを基に画像情報毎の注視時間を計測する。例
えば、視点が画像情報A,B,A,B,Cと移動した場
合は、画像情報Bから画像情報Cに移動した時点より前
は画像情報A,Bの組のデータとなり、又視点が最後に
画像情報Bに存在した時点以降は画像情報B,Cの組の
データとなる。そしてこのデータの内、画像情報A,B
の組であれば、最初に画像情報を処理した時点から3秒
の間の各画像情報の注視時間を計測する。この注視時間
に基づき注視時間比T=An+1/Bnを演算する。
【0026】なお、演算の際にステップS21での検出
結果に基づいて2つの画像情報を交互に見た回数を判別
し、2回未満の場合は、その組の画像情報は比較されて
いないということであるから感性評価に対する視点の動
きによる信頼性の推定は困難であるので、被験者が入力
した感性評価値を統計処理に供するためにそのまま保存
する(ステップS31)。一方2つの画像情報を交互に
見た回数が2回以上の場合はその組の画像情報は交互に
比較され類似性に関する判断が可能であるため、ステッ
プS33で注視時間比T(=An+1/Bn)と指標t
とを比較することにより2つの画像情報の類似性を判断
する。即ち注視時間Tが指標tより大きい場合(YE
S)は、2つの画像情報は類似していると判断される。
また注視時間Tが指標t以下の場合(NO)は、2つの
画像情報は類似していないと判断される。
【0027】次に、ステップS35,S37ではステッ
プS25で入力された全評価対象の感性評価値内、j番
目の組(ここではj=1)の画像情報に対応する2つの
感性評価値を比較する。比較の方法は、例えば各評価項
目にする値同士を比較し一致もしくは所定範囲内にある
か否かを判断することにより行う。ステップS35でY
ESの場合は、注視時間比によっては類似していると判
断され(ステップ33)、かつ感性評価値によっても類
似していると判断されたことになる。またステップS3
7でNOの場合は、注視時間比によっては類似していな
いと判断され(ステップ33)、かつ感性評価値によっ
ても類似していないと判断されたことになる。
【0028】すなわち、注視時間による類似性と感性評
価による類似性とが一致しているため、感性評価値の信
頼性は高いと判断することができる。よって、ステップ
S39に進み、これらの感性評価を統計処理に供するた
め保存する。また、ステップS35でNOの場合は、注
視時間比によっては類似していると判断され(ステップ
S33)、かつ感性評価値によっては類似していないと
判断されたことになる。またステップS39でYESの
場合は、注視時間比によっては類似していないと判断さ
れ(ステップS33)、かつ感性評価値によっては類似
していると判断されたことになる。すなわち、評価を行
っている間に感性評価基準が変化している可能性があ
り、注視時間比による類似性と感性評価値による類似性
とが不一致となるため、感性評価値の信頼性は低いと判
断することができる。よって、ステップS41に進み、
これらの感性評価値は統計処理に供しないこととし保存
しない。
【0029】そして、ステップS43,S45により全
ての組に対してステップS29〜(S31,S39,S
41)の処理を行った後ステップS47でステップS3
1,S39で保存された値を基に市販の統計解析プログ
ラム(例えば、NEC98用多変量解析プログラム)を
用いて、図8に示すように評価対象毎に心理的イメージ
を解析したり、この解析結果を基に各評価対象毎の類似
性を解析し、新規開発商品に対する評価の良否を判別し
てモニタ9及びプリンタ11に出力して終了する。
【0030】上記図7に示した手続きによって、視点の
動きに基づいて被験者の感性評価値を補正することによ
り従来の方法(図9参照)による感性評価値よりも再現
性のよう評価値を得ることができた(図8参照)。
【0031】
【発明の効果】上述したように、本発明の感性評価装置
によれば、再現性に優れた評価値を得ることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の基本的な考え方を示す図である。
【図3】本発明の一実施例における感性評価場面を示す
図である。
【図4】同じ画像対を見ても心理評価が異なる場合、視
点の動きのパタンも変化することを示す図である。
【図5】心理評価による類似度と視点の動きのパタンか
ら算出した指標の関係を示す図である。
【図6】図8において測定する視点の動きの一測定例を
示す図である。
【図7】心理評価結果の信頼性を視点の動きのパタンに
よる指標を用いて、推定する計算の流れを示す図であ
る。
【図8】本発明を適用する感性評価における再現性を示
す図である。。
【図9】従来の感性評価における再現性を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 コンピュータ 3 評価用画像呈示装置 3A 投影装置 3B 投影装置 3C 画像処理装置 5 眼球運動計測装置 7 心理評価入力装置 9 モニタ 11 プリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視覚的に与えられる情報に対する感性評
    価を行う被験者の視点の位置を検出する視点検出手段
    と、 前記感性評価によって得られる感性評価データを入力す
    る入力手段と、 この入力手段から入力される感性評価データを前記視点
    検出手段から入力された視点検出データをもとに解析す
    る解析手段とを有することを特徴とする感性評価装置。
  2. 【請求項2】 呈示される複数の画像情報間の類似につ
    いての感性評価を行う感性評価装置において、 前記画像情報に対する感性評価を行う際の被験者の画像
    上における視点の位置を検出する視点検出手段と、 前記感性評価によって得られる複数の画像情報間の類似
    性についての感性評価データを入力する入力手段と、 この入力手段から入力される感性評価データを前記視点
    検出手段から入力された検出データをもとに評価する評
    価手段とを有することを特徴とする感性評価装置。
JP26454591A 1991-10-14 1991-10-14 感性評価装置 Expired - Lifetime JP2671666B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016080752A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 学校法人早稲田大学 医療行為訓練適切度評価装置
JP2021012731A (ja) * 2020-10-16 2021-02-04 長谷川香料株式会社 継時的官能評価システムおよび継時的官能評価方法

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