JP2007319408A - 眼科装置及び視野データ処理方法 - Google Patents

眼科装置及び視野データ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 神経線維の走向を容易に把握することができ、視野データのセクター分割を効率よく行うことのできる眼科装置及び視野データ処理方法を提供すること。
【解決手段】 視感度閾値検査により得られる被検者眼の視野データを処理する眼科装置において、前記視野データを表示する表示手段と、該表示手段に表示される視野データに網膜神経線維の走向を表した模式図を重畳して表示させる表示制御手段と、前記表示手段に前記模式図が重畳された状態で表示される視野データ上の視野測定点をいくつかのクラスターにまとめることにより視野を一定のセクターパターンに分割するためのセクター分割手段と、を備えること。
【選択図】 図3

Description

本発明は、視感度閾値検査により得られる視野データを処理する眼科装置及び視野データ処理方法に関する。
従来、被検者眼の視野を測定する視野計が知られている。このような視野計は被検者眼眼底の各測定点に検査視標を呈示し、その視認応答により被検者眼の各測定点における視感度閾値を測定する静的視野計が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような装置により取得された視野データのうち、近接したいくつかの測定点をクラスター(集団)にまとめることにより視野を一定のセクターパターンに分け、そのセクター毎で平均等の演算処理して、被検者の診断や定期的な健診に用いる手法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
特表平6−54804号公報 鈴木 康之、視野のセクター解析、Vol.15、No.3、Neuro-ophthalmol.Jpn.1998、P258-262
先に説明したセクター分割では、眼底の神経線維の走向に基づいて分割することが多い。このような分割は固定されたものでなく、医師の判断、疾患の診断や状況に応じて多種多様に変わる場合がある。従って、セクター分割を行う場合には、医師が神経線維の走向を意識しながら作業を行う必要があり、経験を必要とする。
本発明は、上記従来装置に問題点に鑑み、神経線維の走向を容易に把握することができ、視野データのセクター分割を効率よく行うことのできる眼科装置及び視野データ処理方法を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 視感度閾値検査により得られる被検者眼の視野データを処理する眼科装置において、前記視野データを表示する表示手段と、該表示手段に表示される視野データに網膜神経線維の走向を表した模式図を重畳して表示させる表示制御手段と、前記表示手段に前記模式図が重畳された状態で表示される視野データ上の視野測定点をいくつかのクラスターにまとめることにより視野を一定のセクターパターンに分割するためのセクター分割手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼科装置において、前記表示制御手段は前記視野データ上における視神経乳頭又は中心窩に相当する位置と、前記模式図上の視神経乳頭又は中心窩に相当する位置とを合致させた状態で前記視野データに模式図を重畳させることを特徴とする。
(3 (1)の眼科装置において、前記表示制御手段は前記視野データ上における視神経乳頭及び中心窩に相当する位置に、前記模式図上の視神経乳頭及び中心窩に相当する位置が共に合致するように前記模式図を拡大縮小しつつ位置合わせさせた状態で前記視野データに模式図を重畳させることを特徴とする。
(4) (1)〜(3)の眼科装置は、前記セクター分割手段により分割された前記セクターパターンデータを前記視野データに対応付けて記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
(5) 被検者眼の視感度閾値検査により得られる視野データを処理する視野データ処理方法において、前記視野データを表示させた状態で、前記視野データに網膜神経線維の走向を表した模式図を重畳して表示させ、前記模式図が重畳された状態で表示される視野データ上の視野検査点をいくつかのクラスターにまとめることにより視野を一定のセクターパターンに分割することを特徴とする。
本発明によれば、神経線維の走向を容易に把握することができ、視野データのセクター分割を効率よく行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態で用いる眼科装置を示した図である。ここで使用する眼科装置は、被検者眼の視野データを取得する視野計100及び視野データを取得すると共に変換処理、演算処理等する視野データ処理装置300に大別される。本実施形態で用いる視野計100は、被検者眼に大きさ、輝度等の異なる輝点を様々な位置に呈示し、それに対する応答によって、被検者眼の視感度閾値を求め、視野を測定(検査)する静的視野計である。
被検者の眼前には半球状のドーム型のスクリーン1が配置され、このスクリーン1には視標投影ユニット2から刺激視標が呈示される。視標投影ユニット2は、光源3、投影レンズ4、可動ミラー5、開口径可変のアパーチャ6を備える。7はスクリーン1を均一に照明し、検査時の背景光を形成する照明部である。可動ミラー5は図示を略す駆動機構により駆動され、光源3及び投影レンズ4によりスクリーン1に投影されるスポット視標(刺激視標)の位置を変える。可動ミラー5は、2組のガルバノミラーで構成することができる。アパーチャ6の開口径を変えることにより、スクリーン1に投影されるスポット視標のサイズが変えられる。また、スクリーン1の中心には固視標10が設けられている。視標投影ユニット2は制御ユニット30に接続されている。制御ユニット30は、視標投影ユニット2の可動ミラー5を駆動制御し、スクリーン1に投影され刺激視標の位置を変化させる。また、光源3の光量を調整し、スクリーン1に投影され刺激視標(呈示視標)の輝度を変化させる。制御ユニット30には、モニタ21、入力装置となるキーボード22、マウス23及び被検者が刺激視標に対する応答を行う応答スイッチ15等が接続されている。制御ユニット30には、光源3、ミラー5、アパーチャ6、照明部7等の制御(背景輝度の制御)やモニタ21の表示制御等を行うと共に、取得された被検者眼の視野データを演算処理したり、後述するセクター分割を行う制御部31と、刺激視標の呈示位置等や処理プログラム、後述する輝度値変換テーブル等を格納した記憶手段となるメモリ32で構成される。このメモリ32には、取得された視野データも格納される。この実施形態で用いているモニタ21、制御ユニット20、キーボード22、マウス23等は一般のコンピュータを用いている。
このような構成の視野計100で被検者眼の視野データを取得する手順を説明する。視野の測定を開始すると、スクリーン1が照明部7により所定輝度で照明される。被検者に応答スイッチ15を持たせ、固視標10を固視させる。そして、視標投影ユニット2がメモリ32に格納された刺激視標の呈示位置及び制御部31の指令に基づいて、スクリーン1上に刺激視標を所定の輝度で呈示する。被検者は、呈示視標が見えた場合に応答スイッチ15を押す。視標の輝度や測定点(呈示位置)は、キーボード22やマウス23を用いて変えていき、被検者が視認可能限度となる視感度閾値を各測定点(計測点)で求める。得られた各測定点での測定結果はその測定点と対応付けられてメモリ32に記憶される。この操作を繰り返して、各測定点での視感度閾値をプロットし、被検者眼の視野データを取得する。なお、このようにして取得された視野データは、予め取得しておいた被検者情報(左右眼情報、年齢、性別、ID番号等)とともにメモリ32に記憶される。
このような視野計100で取得された視野データを図2に示す。図2(a)は、モニタ21に映し出された被検者眼の視野データ200(静的視野)を模式的に表している。座標の中心(交点)は固視中心となり、被検者眼の視軸、つまり、中心窩に相当する。座標上に示される数値(測定値)は被検者眼の応答時の視感度(光感度)であり、視感度閾値を示している。この視野データ200では、この視感度閾値をデシベル(dB)で表記している。これらの測定値の位置は、上述した視野計100によって被検者眼に呈示した視標の位置を示し、視野上の測定点となる。また、このような視野データにおいて座標の中心(縦軸と横軸の交点)から横軸方向に所定距離だけ離れた所に位置する視感度閾値が極端に低い測定点は、被検者眼の盲点(視神経乳頭)位置に相当する。図2(a)に示す視野データ200においては、座標の中心から向って右側にある視感度0dB付近に視神経乳頭が位置していると推定される。
このようにして得られた視野データを評価する方法の1つとして、先の非特許文献1に示すようにいつくかの測定点を集団(クラスター)にまとめることにより視野を一定のセクターパターンに分け、これを用いて視野解析を行おうとする手法がある。この手法を図2を用いて説明する。図2(b)に示すように、図2(a)に示した視野データの近接する数値を網膜神経線維の走向(走行)に準じていくつか選び、枠で囲み、これを1つの集団とする。ここで作成した各々の集団が各セクターSとなる。セクター分割をした後に、これらの各セクターS内にある測定値の加算平均を行う。ここで図2(c)は、各セクターS毎において平均値を表した模式図である。なお、図2(c)では演算結果を四捨五入で丸めている。例えば、図2(b)に示すセクターS1内の数値は、28、19、26、24であり、これらの加算平均は、24.25となり、丸めると、図2(c)に示すセクターS1の24となる。
このように、視野データをこのようにセクター分割することで、被検者眼の視野の状態を網膜神経線維の走向に沿った形で大局的に把握しやすくなる。例えば、各測定点での視感度閾値でのみ視野を評価すると、細かい評価ができる反面、個々の測定点でのばらつきが大きく、偽陰性、偽陽性が出やすい場合がある。一方、視野全体の平均値やその他の数値演算等を行うと、全体の評価がし易い反面、局所的な視野異常やその経過を把握しづらい。この両者の間を埋めるものがセクター分割を用いた視野の評価となる。なお、ここでは、セクタSを数値で示したが、色の変化や濃淡で表示する構成としてもよい。、
この一連のセクター分割は、モニタ21に視野データと共に表示されるマウスカーソル40を用いて行う。マウス23を用いてカーソル40を視野データ上でドラッグしながら、複数の測定値囲み、ドラッグ状態を解除することにより、複数の測定値を含んだのセクター分割が行われる。
このようなセクター分割の操作を繰り返すことで、視野データのすべての測定点をいくつかの集団に分け、セクター分割する。得られたセクターSの分割パターン情報(セクターパターン)は、キーボード22やマウス23の操作によって、メモリ32に記憶される。保存した視野データ200に基づくセクター分割パターン情報は、メモリ32から任意に呼び出すことができる。
なお、予め用意したセクターパターンを視野データに適用し、各セクター毎の平均値を計算させる構成としてもよい。例えば、前述した方法等で作成したセクターパターンを少なくとも1つはメモリ32に記憶させておく(予め複数のセクターパターンが用意されていても良い)。別の視野データを図示なき読み込みボタンで読み出す際に、図示なきセクターパターン選択ボタンにより、読み込む視野データに適用させるセクターパターンを選択する。セクターパターンが選択されると、前述のように制御部31により各セクター毎の計算がなされる。計算後に、計算結果をモニタ21に表示させてもよい。このような構成にすることによって、予め作成したセクターパターンを他の視野データで簡単に利用できる。
なお、セクター分割はこのような方法に限るものではなく、例えば一つのセクターに入れるべき測定値を選択していく方法や、各測定点に対するセクター分割が予め決定されているセクターパターンのテンプレートを種々用意しておき、このテンプレートの中から適切と思われるセクター分割パターンを当てはめるようにして、視野データ200のセクター分割を行うようにすることもできる。
次に、セクター分割をより好適に行う方法について以下に説明する。一般に、視野の障害は眼底の網膜神経線維の走向と相関があると言われており、検者が視野データの各測定値に対してセクター分割を行う際には、網膜神経線維の走向を意識することが多い。そこで、図3(a)に示すような、網膜神経線維の走向を模式的に表したテンプレート50用いて、医師のセクター分割をし易くする。図示するテンプレート50は、視神経乳頭H、中心窩F,神経線維Nで構成されている。神経線維Nは網膜神経線維の走向を示したものであり、模式的に描かれている。神経線維Nは乳頭Hから放射状に延び出ている。また、神経線維は中心窩周辺に密集しているので、神経線維Nが中心窩Fから集中的に出ている状態を描写している。なお、このようなテンプレート50はメモリ32に記憶されている。
テンプレート50を、モニタ21に表示されている視野データ200に重畳させる場合には、キーボード22またはカーソル40の操作により、モニタ21上に表示されている図示なきメニューから、テンプレート50を視野データ200に重ね合わせるための項目を選択する。テンプレート50の重ね合わせを指令する信号が制御部31に送られると、制御部31はメモリ32から図3(a)に示すテンプレートを呼び出す。次に制御部31は、図2(a)に示す視野データ200が左右眼のどちらのデータであるかを予めメモリ32に記憶してある被検者情報から判別し、その結果に基づいてテンプレート50の表示方向(左眼用、右眼用)を決定しておく。次に制御部31は視野データ200の座標の中心(中心窩相当)とテンプレート50に示す中心窩Fとを重ね合わせて、図3(b)に示すように、モニタ21に表示させる。なお、テンプレート50は左眼用、右眼用のテンプレートを各々用意してもよいし、年齢等に応じたテンプレートを種々用意しておき、取得した視野データに対応する被検者データに基づいて用意されているテンプレートの中から、好ましいテンプレートを選択するようにしてもよい。セクター分割を行う検者は、視野データ200上に重ねて表示されるテンプレート50の神経線維Nの走向を参考にしながら、いくつかの測定値(測定点)を一つの集団としてマウスカーソル40で囲み、セクター分割していく。前述のようにこの操作を繰り返し、すべてのセクター分割を終了したのち、セクターパターンを保存する。保存したセクターパターンは、同じ被検者眼の視野データに用いて、その後の視野の経時的変化の観察、診断等に用いることができる。また、セクターパターンを他の患者眼の視野データに適用し、診断等に用いることができる。
このようにして、視野データに視神経線維の走向を模したテンプレートを重畳表示させることで、セクター分割がし易くなる。
なお、以上説明した本実施形態では、マウスカーソル40によるセクター分割を方形状に行うものとしたが、これに限るものではない。カーソル40をドラッグしながら、自由に動かすことで、曲線等を描き、自由図形を形成できるようにしてもよい。また、方形状のセクター分割時に、カーソル40の動きを視野データの座標にスナップする構成を加えてもよい。なお、本実施形態では視野データの座標中心とテンプレートの中心窩とを位置合わせさせて重畳させるものとしているが、これに限るものではなく、視神経乳頭の位置を基準として両者を重ね合わせることもできる。視野データ上の視神経乳頭位置は前述したように、視野データの座標中心(縦軸と横軸の交点)から横軸方向に所定距離だけ離れた所に位置する視感度閾値が極端に低い測定点は、被検者眼の盲点(視神経乳頭)位置に相当するため、この位置とテンプレート50の視神経乳頭H位置とを合わせるようにすることもできる。また、視野データ200における中心窩及び視神経乳頭に対応する相当位置が判っていれば、制御部31はテンプレート50を重ねる際に、視野データ200上における中心窩と視神経乳頭間の距離と、テンプレート50上における中心窩Fと視神経乳頭H間の距離とを求め、これが一致するようにテンプレート50を拡大縮小して、両者を重ね合わせることもできる。
また、このような視野計は、視標の呈示位置や輝度、背景輝度等の検査条件が機種の異なる視野計間で異なることがあり、視野計100で取得された視野データと、それとは異なる機種の視野計で取得された視野データとの比較が容易ではない。また、他の検査装置や視野計で測定した場合にどのような視野データになるかをみることができない。次に、得られた視野データを検査条件が異なる視野計にて得られた視標データと直接的に比較・検討ができるように視野データを変換する方法について説明する。
図4は前述した視野計100によって取得される視野データ200と、呈示視標の測定点や最高輝度、その背景輝度等の検査条件が視野計100とは異なる視野計101にて取得された視野データ201を示した図である。なお、視野計101によって取得される視野データ201は、視野データ200と検査条件は異なるものの、検査手順や装置の構成部品は前述した視野計100と同程度であるため、説明は割愛する。
図5(a)は、先の実施形態で用いたセクターパターンを視野計101での視野データ201に重畳表示させたものであり、図5(b)は各セクター内で測定点を平均した値を示したものである。この視野計101にて取得した視野データ201を、視野計100で取得した視野データ200と比較しやすいようにデータ変換する一連の流れを説明する。これらの視野データは、図4に示されるように、視野データ201上の測定点の位置(測定点)は視野データ200の測定点とは異なっている。また、詳細は後述するが、視野データ200,201の測定は数値が同じであっても、同じ視感度を示すものではない。従って、視野データ200と視野データ201とをこの状態で直接的に比較することは困難である。
そこで、図5(a)に示すように、先に説明した視野データ200で作成(適用)したセクターパターンを視野データ201にも適用し、視野データ201を複数のセクターSからなるセクターパターンに分割する。図5(a)のセクター分割では、メモリ32に保存していたセクターパターンを呼び出すことにより、視野データ200を分割したものと同じセクターパターンが視野データ201に重畳表示される。詳細は略すが、視野データ201の持つ座標データにセクターパターンの持つ座標データがマッチングされ、各測定値が各セクターSに分割される。このとき、セクターSの線上に測定値がかかる場合は、その測定点をセクターS内とみなす。
次に、図5(b)に示すように、各セクターS内に含まれる測定値を先に説明と同様に加算平均を行う。例えば、図5(a)に示すセクターS1を例に挙げると、セクターS1内の測定値は、28、19,25,26,24,50であり、それらの平均値は、28.7となり、丸めて29となる。このとき、視野データ201の座標中心にある中心窩の測定値50を含んでいる。制御部31が、このような平均値の取得を繰り返すと、図5(b)に示す加算平均後の測定値を示した図ができる。このようにして、制御部31の演算により視野データ200,201では異なっている測定点をセクターパターンに関しては、位置同一としている。
しかしながら、視野データ200と視野データ201の測定値は基準(検査条件)がことなるため、このままでは比較は難しい。このため、本実施形態では視野データ201で得られる各測定値を視野計100の検査条件に対応した測定値に変換することにより、比較を容易に行えるようにする。式1は視野計100や視野計101にて各測定値における測定値(dB)を算出するための式である。
Figure 2007319408
ここで、各視野計が持つLmaxは最高輝度、LBGは背景輝度、Lは呈示視標の輝度を表す。ここでの輝度の単位はasb(Apostilb)とする。なお、以下の表1に示すように、今回用いた視野計100の背景輝度は、31.5asb、呈示視標の最高輝度10000asbとし、視野計101の背景輝度は31.4asb、最高輝度6000asbとする。
Figure 2007319408
測定値の算出の例としては、例えば、視野データ200(視野計100)の場合、呈示視標の輝度が1000asbであったとすると、10×log(10000/968.5)でおよそ10dBとなる。
Figure 2007319408
また、上記の式2は、ある視野計にて得られた視野データの測定値を、呈示視標の輝度値に変換する式である。ここでは、Lmaxは視野計101の最高輝度である6000asb、LBGは視野計101の背景輝度である31.4asbとなる。LはあるdB値の時の視野計101での呈示視標の輝度を表す。例えば、視野計101を用いて視野内のある測定点で得られた視感度閾値の測定値が10dBであった場合を考えると。式2のdBに10を代入すると、Lは約628asbとなる。このように、式2で求めた視野計101における呈示視標の輝度値Lを用いて、検査条件(最高輝度、背景輝度)の異なる別の視野計に対応した測定値に変換する。ここでは、一例として、視野計101により得た視野データ201を視野計100により得た視野データ200の測定値に換算する。
式1におけるLmax、LBGは視野計100のもの、つまり、10000asb、31.5asbを用いる。また、Lは視野計101で取得したある測定値(dB)のときの輝度値(asb)となる。ここでは、先に説明した測定値10dBを用いる。式2から求めたL(約628asb)を式1に代入すると、10×log(9968.5/596.5)となり、測定値は12.2dBとなる。従って、視野計101における10dBは、視野計100では12dB程度となる。このような測定値の表示変換を制御部31が行っている。
以上説明した式1、式2、表1を用いて、視野計100及び101の背景輝度や最高輝度を相関させて視野データ201の各測定値(ここでは、セクター毎の平均値)に対して変換処理を行うことにより、視野計101から得られる視野データ201における測定値を、視野計100から得られる視野データ200における測定値として変換することができる。
なお、表1の各機種毎の検査条件(背景輝度、最高輝度)は、メモリ32に記憶しておき、変換演算時に制御部31が読み出して、測定値の変換を行い、視野データ200、201間での強度を均一化している。ここでは、このようにして変換された視野データ201を図6に示す。図6の視野データ201は、視野データ200と同じセクターパターンであり、かつ、輝度値の範囲も先の変換によって同じ範囲となっている。このため、それぞれにセクター分割された図6の視野データ201と図2(c)の視野データ200を比較することができる。
以上説明したように、異なる測定点、輝度値を持つ2つの視野データを、セクター分割を利用することで、比較しやすくできる。
なお、メモリ32に式1、式2及び表1を記憶させるのでなく、式1、式2及び表1に基づいて予め作成した視野データ200、201の変換テーブルを記憶させておき、変換時に利用することもできる。また、本実施形態では、各セクター内の測定値を平均化した後に異なる検査条件に対応するように輝度値の変換を行ったが、これに限るものではなく、一方の視野計で得られた視野データ上の多数の測定値をいくつかのクラスターにわけてセクター分割を行い、各セクター内の測定値を一つの測定値にまとめるとともに、この測定値を他方の視野計の検査条件に対応した形で変換表示されていればよい。例えばセクター分割する前に各測定点の測定値を変換してもよいし、セクター分割後に測定値を変換し、その後平均化することもできる。それら3つの変換手順を図7のフローチャートで説明する。図7に示すように、視野データの取得から変換された視野データの取得の間に、S1〜S3で示される3種類のステップがある。視野データの取得及び変換された視野データの取得は、前述のようにメモリ32に格納されることで実行される。ここでは、各ステップS1〜S3について説明する。ステップS1は、本実施形態で詳細をその説明したように、第1段階で、視野データの複数の測定値をいくつかのクラスターにまとめたセクター分割を行う。次の第2段階で、各セクター内の測定値の平均値を算出する。そして最後の第3段階で、それぞれの平均値を異なる検査条件の視野データと対応した測定値に変換している。ステップS2では、第1段階でセクター分割を行い、第2段階で各セクター内のすべての測定値を異なる検査条件に対応するよう変換し、第3段階で各セクター毎の平均値を算出する。ステップS3では、第1段階で視野データのすべての測定値を異なる検査条件に対応するよう変換し、第2段階でセクター分割を行い、第3段階で各セクター内のすべての測定値の平均値を算出する。このように、本施形態で示した視野データの変換処理には複数の処理手順がある。
なお、本実施形態では、視野計100の制御を視野データ処理装置300内の制御部31により行い、取得した視野データを視野データ処理装置300内のメモリ32に格納し、処理する視野計100と視野データ処理装置300が一体となる構成としたがこれに限るものではない。視野計100と視野データ処理装置300が別々に機能するものであってよい。例えば、視野計100により取得した視野データを記憶媒体に格納し、別装置である視野データ処理装置300に視野データを移して処理する構成であってもよい。また、視野計100自体に視野データ処理装置300の機能を持たせることもできる。さらに本実施形態では視野計100と視野計101とが異なる測定点を持つものとしているが、これに限るものではなく、測定点が同じである場合には、得られた複数の測定値に対してセクター分割をして平均化を行う必要がない。
本実施形態の眼科装置である視野計及び視野データ処理装置を示す図である。 視野データの一例を示す模式図である。 テンプレート50と視野データ100の重畳表示を説明する図である。 異なる検査条件で取得された2つの視野データを示す図である。 視野データ101のセクター分割を示す図である。 視野データ101の変換結果を示した図である。 視野データの変換手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 視標投影ユニット
7 照明部
21 モニタ
30 制御ユニット
31 制御部
32 メモリ
40 マウスカーソル
50 テンプレート
100、101 視野計
200、201 視野データ
300 視野データ処理装置
S セクター
N 神経線維
F 中心窩
H 視神経乳頭

Claims (5)

  1. 視感度閾値検査により得られる被検者眼の視野データを処理する眼科装置において、
    前記視野データを表示する表示手段と、
    該表示手段に表示される視野データに網膜神経線維の走向を表した模式図を重畳して表示させる表示制御手段と、
    前記表示手段に前記模式図が重畳された状態で表示される視野データ上の視野測定点をいくつかのクラスターにまとめることにより視野を一定のセクターパターンに分割するためのセクター分割手段と、
    を備えることを特徴とする眼科装置。
  2. 請求項1の眼科装置において、前記表示制御手段は前記視野データ上における視神経乳頭又は中心窩に相当する位置と、前記模式図上の視神経乳頭又は中心窩に相当する位置とを合致させた状態で前記視野データに模式図を重畳させることを特徴とする眼科装置。
  3. 請求項1の眼科装置において、前記表示制御手段は前記視野データ上における視神経乳頭及び中心窩に相当する位置に、前記模式図上の視神経乳頭及び中心窩に相当する位置が共に合致するように前記模式図を拡大縮小しつつ位置合わせさせた状態で前記視野データに模式図を重畳させることを特徴とする眼科装置。
  4. 請求項1〜3の眼科装置は、前記セクター分割手段により分割された前記セクターパターンデータを前記視野データに対応付けて記憶する記憶手段を有することを特徴とする眼科装置。
  5. 被検者眼の視感度閾値検査により得られる視野データを処理する視野データ処理方法において、
    前記視野データを表示させた状態で、前記視野データに網膜神経線維の走向を表した模式図を重畳して表示させ、前記模式図が重畳された状態で表示される視野データ上の視野検査点をいくつかのクラスターにまとめることにより視野を一定のセクターパターンに分割することを特徴とする視野データ処理方法。







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