JPH0510792U - 歯車ポンプ - Google Patents

歯車ポンプ

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Publication number
JPH0510792U
JPH0510792U JP5698491U JP5698491U JPH0510792U JP H0510792 U JPH0510792 U JP H0510792U JP 5698491 U JP5698491 U JP 5698491U JP 5698491 U JP5698491 U JP 5698491U JP H0510792 U JPH0510792 U JP H0510792U
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JP
Japan
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cover
oil passage
housing
stopper
pipe
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Pending
Application number
JP5698491U
Other languages
English (en)
Inventor
貞緒 鈴木
Original Assignee
株式会社クボタ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
Priority to JP5698491U priority Critical patent/JPH0510792U/ja
Publication of JPH0510792U publication Critical patent/JPH0510792U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 吸入ポート5と吐出ポート6とに連通する吸
入油路9と吐出油路10との内の少なくとも一方を、ハ
ウジング2内で歯車7、8の軸心と平行に且つカバー3
を貫通して形成し、その油路と連通する配管11を止め
具12を介してカバー3に取り付け、この止め具12を
ハウジング2にカバー3を取り付けるボルト13で共締
めする。 【効果】 配管11を取り付ける止め具12をカバー3
を止めるボルト13を介して取り付けることができ、従
来技術のようなフランジ当接面の加工、ボルト孔加工等
の加工が不要となり、ボルトの本数も少なくなり、ま
た、装置ケース4の上下にエンジン付属物等が突出して
いても妨害されることなく、狭い空間であっても簡単に
配管ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラクタ等の走行車両に取り付けられている歯車ポンプに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、トラクタにおいては、油圧装置、パワーステアリング装置等へ圧油を 供給する歯車ポンプはエンジンの側部に取り付けられており、カム軸等から回転 動力を得るようになっている。 この歯車ポンプは、ハウジングとその後端のカバーとでポンプケースを形成し 、ハウジングに吸入ポートと吐出ポートとを形成すると共に少なくとも一対の歯 車を配置して構成され、吸入ポートと吐出ポートとに連通する吸入油路と吐出油 路とは、ハウジングを上下に貫通するように形成され、それらの油路と連通する 配管はパイプの先端にフランジが固着され、このフランジをハウジングの上下面 にボルトを介して固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術においては、カバーと別個にフランジをボルト固定しなければな らないため、フランジ当接面の加工、ボルト孔加工等の加工を必要とすると共に 、ボルトの本数も多くなり、また、ポンプケースの上下にエンジン付属物が突出 していて、取り付け空間が狭いと配管がやり難いことがある。
【0004】 本考案は、ポートと連通する油路をカバーを貫通して後方開放状に形成し、こ の油路に接続される配管を取り付けるための止め具を、カバーを取り付けるボル トを利用してカバーに共締めすることにより、前記問題点を解決できるようにし た歯車ポンプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案における課題解決のための具体的手段は、ハウジング2とその後端のカ バー3とでポンプケース4を形成し、ハウジング2に吸入ポート5と吐出ポート 6とを形成すると共に少なくとも一対の歯車7、8を配置した歯車ポンプにおい て、前記吸入ポート5と吐出ポート6とに連通する吸入油路9と吐出油路10と の内の少なくとも一方を、ハウジング2内で歯車7、8の軸心と平行に且つカバ ー3を貫通して形成し、その油路と連通する配管11を止め具12を介してカバ ー3に取り付け、この止め具12をハウジング2にカバー3を取り付けるボルト 13で共締めしていることである。
【0006】
【作用】
少なくとも一方の油路はハウジング2及びカバー3に前後方向に形成され、こ の油路に連通する配管11はポンプケース4から後方へ突出することになり、ポ ンプケース4の上下の少なくとも一方にエンジン等からの突出物があっても、容 易に配管される。
【0007】 配管11を取り付ける止め具12は、ハウジング2にカバー3を取り付ける際 に、カバー3取り付け用のボルト13を用いてカバー3に取り付けられ、従って 、専用のボルト及びボルト孔が不要になる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜3に示す第1実施例において、1はトラクタのエンジン側部に装着され る歯車ポンプで、ハウジング2とその後端のカバー3とでポンプケース4が形成 され、ハウジング2は吸入ポート5と吐出ポート6とを有し、両ポート5、6間 に軸心が前後方向に向けられた一対の歯車7、8が配置されている。
【0009】 一対の歯車7、8は軸が一体になっていて、歯車7は前方開放状の入力軸16 が一体になった駆動側、歯車8は從動側となっており、前後一対のブッシュ17 によって回転自在に支持されている。前記歯車ポンプ1は、ハウジング2内に複 数対の歯車7、8及びブッシュ17を前後方向に配置して、多連式歯車ポンプと しても良い。
【0010】 前記ハウジング2内には吸入ポート5と吐出ポート6とに連通する吸入油路9 と吐出油路10とが形成され、吐出油路10は歯車7の軸心と直行する方向(上 方開放)にのみ形成されているのに対し、吸入油路9は歯車7の軸心と直行した 後にハウジング2内で歯車7、8の軸心と平行になるように直角に曲がっていて 、後方開放状となっている。18は盲栓を示している。
【0011】 前記吸入油路9はハウジング2からカバー3まで延長され、カバー3を貫通し ており、カバー3内でリーク油路19と連通している。カバー3には吸入油路9 と連通するパイプ製の配管11の先端が挿入されており、この配管11の先端は バルジ加工等によりフランジ部20が形成され、このフランジ部20が0リング 21を介してカバー3の孔底部に当接している。この孔底部はテーパになってい ても良い。
【0012】 12はフランジ部20を0リング21に押し付けて抜け止めをする止め具で、 中央部が凸状になるように平板を折り曲げて、中央の孔を配管11に嵌合してろ う付けし、左右の孔にカバー3をハウジング2に取り付けるボルト13を挿入し 、ハウジング2に対してカバー3と共締めしている。 尚、カバー3の背面にはボルト13用の座ぐり22が形成されており、そのた めに止め具12は折れ曲げられている。また、止め具12は1本のボルト13で 取り付ける形状にしても良い。
【0013】 前記吐出油路10には、従来技術と同様なフランジ付きの配管23が接続され ている。尚、吸入油路9と吐出油路10とは逆にしても良い。 図4、5は本考案の第2実施例を示しており、吸入油路9だけでなく、吐出油 路10も歯車7、8の軸心と平行で且つカバー3を貫通して形成されている。吸 入油路9に接続された配管11Aと吐出油路10に接続された配管11Bとは、 パイプの先端に2つのフランジ部20、20が形成されており、両フランジ部2 0、20の間に0リング21が嵌合され、この0リング21を介してカバー3の 孔に当接している。前記先端のフランジ部20とカバー3の孔の底との間にも、 0リング21を配置しておいても良い。
【0014】 配管11Aには径外方向に突出した止め具12Aがろう付けされており、この 止め具12Aは1本のボルト13によってカバー3に取り付けられている。配管 11Bは吐出用で圧力を受けるため、径外方向に2つの止め具12Bがろう付け されていて、2本のボルト13によって取り付けられている。 この第2実施例では、カバー3の背面は面一であるため、止め具12A、12 Bは折れ曲がっていない平板が使用でき、配管11A、11Bが共にカバー3の 背面から後方へ突出するので、配管接続部の加工及び接続作業が簡単になると共 に、ポンプケース4から上下に突出する配管がなくなり、上下幅の狭い空間にも 歯車ポンプ1を配置できるようになる。
【0015】 図6は配管11の変形例を示しており、この配管11Cは先端にフランジ24 が固着され、このフランジ24には2つのボルト孔25が形成され、前記第2実 施例の配管11A又は11Bに代えて使用することができる。 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種々変形することができ る。例えば、配管11と止め具12とは、ろう付けの他に溶接でも良く、全周接 合でも点接合でも良い。多連式歯車ポンプの場合は、1本の吸入油路9を多数の 吸入ポート5に連通し、多数の吐出ポート6にそれぞれ連通する吐出油路10を 形成する。
【0016】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、吸入ポート5と吐出ポート6とに連通する吸入 油路9と吐出油路10との内の少なくとも一方を、ハウジング2内で歯車7、8 の軸心と平行に且つカバー3を貫通して形成し、その油路と連通する配管11を 止め具12を介してカバー3に取り付け、この止め具12をハウジング2にカバ ー3を取り付けるボルト13で共締めしているので、配管11を取り付ける止め 具12をカバー3を止めるボルト13を介して取り付けることができ、従来技術 のようなフランジ当接面の加工、ボルト孔加工等の加工が不要となり、ボルトの 本数も少なくなり、また、ポンプケース4の上下にエンジン付属物等が突出して いても妨害されることなく、狭い空間であっても簡単に配管ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面側面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】同配管及び止め具の拡大断面図である。
【図4】第2実施例の断面側面図である。
【図5】図4のB矢視図である。
【図6】配管の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 歯車ポンプ 2 ハウジング 3 カバー 4 ポンプケース 5 吸入ポート 6 吐出ポート 7 歯車 8 歯車 9 吸入油路 10 吐出油路 11 配管 12 止め具 13 ボルト

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ハウジング(2)とその後端のカバー
    (3)とでポンプケース(4)を形成し、ハウジング
    (2)に吸入ポート(5)と吐出ポート(6)とを形成
    すると共に少なくとも一対の歯車(7)(8)を配置し
    た歯車ポンプにおいて、 前記吸入ポート(5)と吐出ポート(6)とに連通する
    吸入油路(9)と吐出油路(10)との内の少なくとも
    一方を、ハウジング(2)内で歯車(7)(8)の軸心
    と平行に且つカバー(3)を貫通して形成し、その油路
    と連通する配管(11)を止め具(12)を介してカバ
    ー(3)に取り付け、この止め具(12)をハウジング
    (2)にカバー(3)を取り付けるボルト(13)で共
    締めしていることを特徴とする歯車ポンプ。
JP5698491U 1991-07-22 1991-07-22 歯車ポンプ Pending JPH0510792U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5698491U JPH0510792U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 歯車ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5698491U JPH0510792U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 歯車ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0510792U true JPH0510792U (ja) 1993-02-12

Family

ID=13042767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5698491U Pending JPH0510792U (ja) 1991-07-22 1991-07-22 歯車ポンプ

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JP (1) JPH0510792U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019127863A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 トヨタ自動車株式会社 オイル供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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