JPH0510789Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0510789Y2 JPH0510789Y2 JP4521288U JP4521288U JPH0510789Y2 JP H0510789 Y2 JPH0510789 Y2 JP H0510789Y2 JP 4521288 U JP4521288 U JP 4521288U JP 4521288 U JP4521288 U JP 4521288U JP H0510789 Y2 JPH0510789 Y2 JP H0510789Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower looper
- stand
- shaft
- base
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 7
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は縁かゞり縫いを行うオーバーロツクミ
シン及び縁かゞり縫いと二重環縫いの安全縫いを
行う安全縫いミシン(以下単にオーバーロツクミ
シンという)における縁かゞり縫い用の下ルーパ
機構に関する。
シン及び縁かゞり縫いと二重環縫いの安全縫いを
行う安全縫いミシン(以下単にオーバーロツクミ
シンという)における縁かゞり縫い用の下ルーパ
機構に関する。
従来技術
一本針三本糸の縁かゞり縫い(JIS B 9070
E 13)は、下ルーパと上ルーパと針との協働作
業によつて行われ、このうち下ルーパ1は一般に
第3図に示されるように、下ルーパ台軸2に抱き
締めて固着される下ルーパ台3に止着され、布送
り方向と直交する方向に往復動して往動時に針が
下死点に達して上昇するときに形成される針糸ル
ープを掬う作用を行うようになつている。
E 13)は、下ルーパと上ルーパと針との協働作
業によつて行われ、このうち下ルーパ1は一般に
第3図に示されるように、下ルーパ台軸2に抱き
締めて固着される下ルーパ台3に止着され、布送
り方向と直交する方向に往復動して往動時に針が
下死点に達して上昇するときに形成される針糸ル
ープを掬う作用を行うようになつている。
下ルーパ台軸2にはまた糸繰り機構を構成する
糸道4が取付けられ(第3図)、主軸に連動して
揺動する他の糸道5及び固定糸道6と協働して糸
巻きより繰り出される下ルーパ糸7及び上ルーパ
糸8の糸繰り作用を行うようになつており、糸繰
り量を調整できるようにするために取付角度が調
整できるようにしてある。
糸道4が取付けられ(第3図)、主軸に連動して
揺動する他の糸道5及び固定糸道6と協働して糸
巻きより繰り出される下ルーパ糸7及び上ルーパ
糸8の糸繰り作用を行うようになつており、糸繰
り量を調整できるようにするために取付角度が調
整できるようにしてある。
考案が解決しようとする問題点
針との当り、すなわち針糸ループを掬う時の針
とルーパとの間隔を調整するために下ルーパ1の
前後位置を調整する必要のある場合、従来は第3
図の下ルーパ台3の下ルーパ台軸2を抱き締める
ネジ9を弛めたのち、下ルーパ台3を前後にずら
してネジの締め直しを行い調整していたが、微調
整や所定量の調整を行うのが容易でなく、また切
角調整しても締め直しするときずれるおそれがあ
るなどの問題があつた。
とルーパとの間隔を調整するために下ルーパ1の
前後位置を調整する必要のある場合、従来は第3
図の下ルーパ台3の下ルーパ台軸2を抱き締める
ネジ9を弛めたのち、下ルーパ台3を前後にずら
してネジの締め直しを行い調整していたが、微調
整や所定量の調整を行うのが容易でなく、また切
角調整しても締め直しするときずれるおそれがあ
るなどの問題があつた。
本考案は上記の問題を解消することを目的とし
てなされたものである。
てなされたものである。
問題点の解決手段
本考案はそのため下ルーパを取付けた下ルーパ
台軸にネジ止めして固着したオーバーロツクミシ
ンにおける縁かゞり縫い用の下ルーパ機構におい
て、下ルーパ台軸の軸端面より調節ネジを軸方向
に捩込んで、該ネジ頭部を下ルーパ台の溝に回動
可能に嵌合させ、かつ糸道を下ルーパ台に取付け
たものである。
台軸にネジ止めして固着したオーバーロツクミシ
ンにおける縁かゞり縫い用の下ルーパ機構におい
て、下ルーパ台軸の軸端面より調節ネジを軸方向
に捩込んで、該ネジ頭部を下ルーパ台の溝に回動
可能に嵌合させ、かつ糸道を下ルーパ台に取付け
たものである。
なお、本考案でいう溝は、下ルーパ台に形成さ
れる図示するような溝のほか下ルーパ台に取付け
られるコ形断面の金具によつて形成されるもの、
L形断面を有し、下ルーパ台に固着されて下ルー
パ台との間に形成されるものなどを含むものとす
る。
れる図示するような溝のほか下ルーパ台に取付け
られるコ形断面の金具によつて形成されるもの、
L形断面を有し、下ルーパ台に固着されて下ルー
パ台との間に形成されるものなどを含むものとす
る。
作 用
下ルーパ台を下ルーパ台軸に固着するネジを弛
めたのち調節ネジを回して下ルーパ台軸に捩込む
と、ねじの条数をt、軸方向のピツチをpとした
場合、その一回転によつて下ルーパ台はp・t、
第2図の左方向に捩込まれる。下ルーパ台を調節
ネジの回転に追従して回転しないように保持して
おけば、下ルーパ台及び下ルーパは調節ネジと同
量第2図の左方向に移動する。調節ネジを逆回転
するときには、逆に下ルーパ台及び下ルーパは右
方向に移動する。下ルーパ台を所定量移動し、調
整した後ネジを締め直して下ルーパ台を下ルーパ
台軸に固着する。ネジを締め直す時には、下ルー
パ台は調整ネジ頭部によつて軸方向の動きが規制
されているので、軸方向にずれるおそれはない。
また糸道は下ルーパ台に取付けられているので、
調整ネジと互いに干渉することはない。
めたのち調節ネジを回して下ルーパ台軸に捩込む
と、ねじの条数をt、軸方向のピツチをpとした
場合、その一回転によつて下ルーパ台はp・t、
第2図の左方向に捩込まれる。下ルーパ台を調節
ネジの回転に追従して回転しないように保持して
おけば、下ルーパ台及び下ルーパは調節ネジと同
量第2図の左方向に移動する。調節ネジを逆回転
するときには、逆に下ルーパ台及び下ルーパは右
方向に移動する。下ルーパ台を所定量移動し、調
整した後ネジを締め直して下ルーパ台を下ルーパ
台軸に固着する。ネジを締め直す時には、下ルー
パ台は調整ネジ頭部によつて軸方向の動きが規制
されているので、軸方向にずれるおそれはない。
また糸道は下ルーパ台に取付けられているので、
調整ネジと互いに干渉することはない。
実施例
第2図において、下ルーパ台軸2の一端にはネ
ジ孔11が刻設され、これに調整ネジ12が捩込
んである。調整ネジ12はその頭部13の一部が
下ルーパ台3の内側に形成される円弧溝14に嵌
合し、回動のみできるようになつている。15は
下ルーパ台3を下ルーパ台軸2に締付け固着する
ためのネジである。
ジ孔11が刻設され、これに調整ネジ12が捩込
んである。調整ネジ12はその頭部13の一部が
下ルーパ台3の内側に形成される円弧溝14に嵌
合し、回動のみできるようになつている。15は
下ルーパ台3を下ルーパ台軸2に締付け固着する
ためのネジである。
下ルーパ台3にはまた第1図に示すように、側
方に突出する突部3aに糸道16の基部に形成さ
れる長孔17を通して捩込まれる止ネジ18によ
り上記糸道16が取付けてある。この糸道16は
突部3aに対し長孔17の範囲内でスライドし、
下ルーパ台軸の軸心を中心とする円弧に対する弦
上を移動して調整できるようになつている。
方に突出する突部3aに糸道16の基部に形成さ
れる長孔17を通して捩込まれる止ネジ18によ
り上記糸道16が取付けてある。この糸道16は
突部3aに対し長孔17の範囲内でスライドし、
下ルーパ台軸の軸心を中心とする円弧に対する弦
上を移動して調整できるようになつている。
図中19は上ルーパである。
上記実施例において、糸道16は下ルーパ台3
の側方に突出する突部3aに取付けられている
が、下ルーパ台3のボス部に回動可能に装着して
ネジ止めし、調整が従前のものと同様下ルーパ台
軸2を中心として回動させることにより行うよう
にすることもできる。
の側方に突出する突部3aに取付けられている
が、下ルーパ台3のボス部に回動可能に装着して
ネジ止めし、調整が従前のものと同様下ルーパ台
軸2を中心として回動させることにより行うよう
にすることもできる。
考案の効果
本考案は以上のように、下ルーパ台軸端面に調
節ネジを軸方向に捩込み、調節ネジ頭部を下ルー
パ台に設けた溝に回動可能に嵌合させ、かつ糸道
を下ルーパ台に取付けたもので、調節ネジを回す
ことにより下ルーパを軸方向に所定量移動させた
り或いは微調整して針との当りを調整することが
できるうえ、下ルーパ台を下ルーパ台軸にネジ止
めする際には、下ルーパが軸方向にずれるような
ことがない。しかも糸道は下ルーパ台に付け換え
られたので、下ルーパ台軸に調節ネジを取付ける
ことが可能となり、また下ルーパ台と一体となつ
て揺動し、下ルーパ台軸に取付けた従前のものと
同じ揺動運動を行い、糸繰り作用を同様に変わる
ことなく行うことができる。
節ネジを軸方向に捩込み、調節ネジ頭部を下ルー
パ台に設けた溝に回動可能に嵌合させ、かつ糸道
を下ルーパ台に取付けたもので、調節ネジを回す
ことにより下ルーパを軸方向に所定量移動させた
り或いは微調整して針との当りを調整することが
できるうえ、下ルーパ台を下ルーパ台軸にネジ止
めする際には、下ルーパが軸方向にずれるような
ことがない。しかも糸道は下ルーパ台に付け換え
られたので、下ルーパ台軸に調節ネジを取付ける
ことが可能となり、また下ルーパ台と一体となつ
て揺動し、下ルーパ台軸に取付けた従前のものと
同じ揺動運動を行い、糸繰り作用を同様に変わる
ことなく行うことができる。
第1図はオーバーロツクミシンの前カバーを取
外したときの要部正面図、第2図は下ルーパ機構
の部分断面側面図、第3図は従来の下ルーパ機構
の正面図である。 1……下ルーパ、2……下ルーパ台軸、3……
下ルーパ台、4,5,6……糸道、11……ネジ
孔、12……調節ネジ、13……調節ネジ頭部、
14……円弧溝、15……ネジ、16……糸道。
外したときの要部正面図、第2図は下ルーパ機構
の部分断面側面図、第3図は従来の下ルーパ機構
の正面図である。 1……下ルーパ、2……下ルーパ台軸、3……
下ルーパ台、4,5,6……糸道、11……ネジ
孔、12……調節ネジ、13……調節ネジ頭部、
14……円弧溝、15……ネジ、16……糸道。
Claims (1)
- 下ルーパを取付けた下ルーパ台を下ルーパ台軸
にネジ止めして固着したオーバーロツクミシン或
いは安全縫いミシンにおける縁かゞり縫い用の下
ルーパ機構において、下ルーパ台軸の軸端面より
調節ネジを軸方向に捩込んで、該ネジ頭部を下ル
ーパ台の溝に回動可能に嵌合させ、かつ糸道を下
ルーパ台に取付けた下ルーパ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4521288U JPH0510789Y2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4521288U JPH0510789Y2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01153187U JPH01153187U (ja) | 1989-10-23 |
JPH0510789Y2 true JPH0510789Y2 (ja) | 1993-03-16 |
Family
ID=31271527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4521288U Expired - Lifetime JPH0510789Y2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510789Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-01 JP JP4521288U patent/JPH0510789Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01153187U (ja) | 1989-10-23 |
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