JPH05107521A - 相転移形液晶表示装置駆動方法 - Google Patents
相転移形液晶表示装置駆動方法Info
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- JPH05107521A JPH05107521A JP9111992A JP9111992A JPH05107521A JP H05107521 A JPH05107521 A JP H05107521A JP 9111992 A JP9111992 A JP 9111992A JP 9111992 A JP9111992 A JP 9111992A JP H05107521 A JPH05107521 A JP H05107521A
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Abstract
形液晶表示装置に表示動作を行わせるための駆動方法に
関し、明暗2値の双安定駆動による白黒表示ばかりでな
く、中間の明るさを表示する機能、すなわち、階調表示
を可能にすることを目的とする。 【構成】 複数列の第1電極と、この第1電極と直交す
る複数列の第2電極とをそれぞれ配設した第1透明基板
および第2透明基板を相対向して形成された空間に相転
移形液晶を注入して作製された液晶表示素子において、
第1および第2電極間に形成される複数の画素に対し、
保持電圧より低めまたは高めであって相転移が生じない
程度の電圧を予め定められた時間だけ選択的に印加して
液晶のら旋のピッチの長さを時間的に変化させるか、ま
たは、選択された画素の一部に対し同様の電圧を印加し
てら旋のピッチの長さを部分的に変化させることにより
階調表示を実現するように構成する。
Description
所定の表示動作をさせるための駆動方法に関する。さら
に詳しく言えば、本発明は、明るく安定した大画面表示
が得られると共に表示内容の書き込みや消去等が可能な
メモリ効果を有し、かつ、装置の小形化が容易なネマチ
ック−コレステリック相転移形液晶表示素子を用いた液
晶表示装置において、白黒表示ばかりでなく階調表示を
も可能にするための一方策について言及するものであ
る。
tic)液晶やSTN(SuperTwisted N
ematic)液晶に代表されるような通常のタイプの
液晶を用いた液晶表示(ディスプレイ)装置は、薄形軽
量かつ受動形で、消費電力が少なくて済むという特長を
有しており、パネルタイプおよびポータブルタイプの表
示装置に要求される性能をほぼ満足していることから各
方面で注目を集めるようになった。特に、最近では、液
晶表示装置の高性能化・低価格化が飛躍的に進んでお
り、OA機器や腕時計等に対し広く一般に使用されるよ
うになってきた。
表示素子を用いたオーバーヘッドプロジェクタ(以下、
OHPと略記する)等の投写形の液晶表示装置が注目さ
れるようになり、一部で実用化され始めている。特に、
ネマチック−コレステリック相転移形(以下、N−C相
転移形と略記する)の液晶を用いた液晶表示素子を有す
るN−C相転移形液晶表示装置は、そのメモリ性を利用
して双安定駆動を行うことができる。このため、上記N
−C形相転移形液晶表示装置は、大容量かつ高精細で、
しかも、明るいフリッカーフリーの画面が得られるとい
う特徴があり、投写形の表示装置としてプレゼンテーシ
ョン端末や会議や教育用などの分野で多数の人が同じ画
面を同時に見ながら議論する場合等への応用が期待され
ている(例えば、特開昭61−60782号公報、特開
昭61−198270号公報参照)。ここで、上記N−
C相転移形液晶表示装置の主要部をなすN−C相転移形
液晶表示素子の動作を図面に基づいて説明することとす
る。
子の光透過率特性を示す図である。ここでは、縦軸に光
透過率を、横軸に駆動電圧を取っている。図14からわ
かるように、N−C相転移形液晶表示素子は、TN液晶
やSTN液晶の場合と異なり、ヒステレシスカーブを描
くのが特徴である。例えば、駆動電圧が低いときはフォ
ーカル・コニック(Focal−conic)と呼ばれ
る光が透過しにくい状態(F状態とも言う)にあり、電
圧を上げていくと、同様に光が透過しにくい状態F′を
通り、さらに、電圧を上げて行くとある閾値以上で急速
に光透過率が上昇し、やがて一定の透過率を有する透明
なホメオトロピック(Homeotropic)とよば
れる状態(H状態とも言う)に達する。逆にH状態から
電圧を下げてくると、図示したごとく電圧上昇時と経路
を異にしたH′という透明状態を経過して、光が透過し
にくいF状態に復帰する。
ブを描くので、例えば、電圧Vd を保持電圧としてH′
(明)とF′(暗)で明暗の2値駆動を行うことにより
安定な蓄積型の液晶表示、すなわち白黒表示が可能なの
である。換言すれば、双安定(バイスタビリティ)によ
るメモリ性を利用した大容量白黒表示が可能である。
子の動作を説明するための断面図で、同図の(イ)はF
状態(C:コレステリック相)を、同図の(ロ)はH状
態(N:ネマチック相)を模式的に示したものである。
板(第1透明基板および第2透明基板)、例えば、ガラ
ス基板、11−1は、走査電極として通常使用される複
数列の第1電極、例えば、ITO(In2 O3 −SnO
2 )膜などからなる透明なストライプ状電極、11−2
は信号電極として通常使用される複数列の第2電極、例
えば、同じくITO膜などからなる透明なストライプ状
電極、12−1,12−2は1対の配向膜(第1配向膜
および第2配向膜)、2は両基板間の空間に注入封止さ
れたN−C相転移型の液晶、1はこのような液晶に所定
の動作を行わせるための液晶表示素子である。
2の分子はら旋構造を持っており、ら旋ピッチと可視光
の波長がほゞ同程度のとき(例えば、0.8μm)に光
はよく散乱され、その結果、光は液晶2を十分透過せず
に暗状態になる(同図の(イ))。
ら旋ピッチはだんだん大きくなって行き、ある閾値電圧
以上になるとらせんは発散し、すなわち、ら旋ピッチが
無限大となり、図示したごとく液晶分子は基板面に垂直
に立ちH状態へと相転移し、光は散乱されることなく液
晶2を透過して明状態となる(同図の(ロ))。これに
より、前記図14に示したように明暗2値の双安定駆動
が行われる。
わせ、液晶表示素子に形成された画像をスクリーン上に
拡大投写することによって投写型の液晶表示装置を構成
することができる。
表示素子の作製手段をより具体的に説明すると、まず初
めに、1対の透明基板10−1,10−2上に、ITO
(In2 O3 −SnO2 )膜等の透明導電膜からなる透
明なストライプ状電極をそれぞれ形成する。1方の第1
電極10−1は走査電極、他方の第2電極10−2は信
号電極とよばれる。さらに、これらの電極10−1,1
0−2上に、液晶を特定の方向に配向させる配向膜12
−1,12−2をそれぞれ形成した後に、上記1対の透
明基板間に10μm程度のスペーサを挟み、このスペー
サにより定められた空間にN−C相転移形の液晶2を注
入して封止すれば、上記のヒステレシス特性を有するN
−C相転移形の液晶表示素子1が作製される。このよう
な液晶表示素子1に形成された画像をスクリーン上に拡
大投写することによってOHP等の投写形の液晶表示装
置が構成されている。
表示装置と異なり、偏光板を必要としないので、画面が
明るくなり良好なコントラストが得られると共に偏光板
の光吸収による温度上昇によって特性が劣化することが
なくなる。さらに、この場合は、光の位相の進み具合で
はなく光の散乱を利用しているので、OHP等のように
集光レンズに入らない光はスクリーンに届かないため、
ますますコントラストが良くなるという利点も有する。
−C相転移形の液晶表示素子を有する表示装置では、今
まで説明したように、ヒステレシス特性を利用して明暗
2値の双安定駆動を行っている。このため、TN液晶表
示装置やSTN液晶表示装置と異なり、印加電圧と光透
過特性との関係が1対1に対応していないので、F状態
とH状態の中間の状態、すなわち中間的な明るさが再現
性良く表示されにくい。したがって、近年ユーザから要
求されている今まで以上の高機能の階調表示を行うこと
が難しいという問題があり、この階調表示を可能とする
相転移形液晶表示装置の開発が求められている。
であり、ネマチック−コレステリック相転移形液晶表示
装置において、明暗2値の双安定駆動による白黒表示ば
かりでなく、中間的な明るさを表示する機能、すなわ
ち、階調表示を行うことを可能にする相転移形液晶表示
装置駆動方法を提供することを目的とするものである。
の第1電極11−1を配設した第1透明基板10−1
と、該第1電極11−1と直交する複数列の第2電極1
1−2を配設した第2透明基板10−2とを相対向して
形成された空間に、ら旋のピッチが無限の長さを有する
ネマチック相または該ら旋のピッチが一定の長さを有す
るコレステリック相との間で相転移が可能な液晶2を注
入封止した相転移形の液晶表示素子1と、前記第1およ
び第2電極11−1,11−2間に選択的に電圧を印加
して液晶2の所定の部分をネマチック相またはコレステ
リック相にするための駆動手段とを有する相転移形液晶
表示装置において、前記駆動手段の電圧を変化させて前
記ら旋のピッチの長さを制御することにより前記明暗の
状態の中間の状態に対応する明るさを表示して階調表示
を行うことを特徴とする相転移形液晶表示装置駆動方法
が提供される。
1−1の各々と前記第2電極11−2の各々との間に形
成される液晶表示素子内の画素に、前記ネマチック相ま
たはコレステリック相が安定に保持される保持電圧Vd
より低い電圧または高い電圧であって前記相転移が生じ
ない程度の電圧を予め定められた時間だけ選択的に印加
した後に前記保持電圧に設定することにより前記ら旋の
ピッチを時間的に変化させて階調表示を行っている。
変化させた後に前記保持電圧Vd に戻す動作を複数回繰
り返す。
−1の各々と前記第2電極11−2の各々との間に形成
される液晶表示素子内の画素に、前記ネマチック相また
はコレステリック相が安定に保持される保持電圧Vd を
印加し、さらに、該保持電圧Vd よりも低い電圧または
高い電圧であって前記相転移が生じない程度の電圧を前
記画素の一部に選択的に印加することにより該選択され
た画素における前記ら旋のピッチの平均の長さを変化さ
せて階調表示を行うようにしている。すなわち、ら旋の
ピッチを場所的に制御して所望の明るさを実現するよう
にしている。
において、第1電極11−1および第2電極11−2の
いずれか一方が、液晶表示素子内のすべての画素に対し
初期化を行うための電圧を供給する走査電極であるよう
に構成される。そして、第1および第2電極の少なくと
も一方が、階調表示を行うための電圧を前記画素に対し
選択的に供給する信号電極であるように構成される。
好ましくは、信号電極と、これらの信号電極の各々と隣
り合う信号電極との間に複数列の補助電極をそれぞれ配
設し、これらの補助電極に階調表示を行うための電圧を
選択的に印加している。
投写形に適用することが好ましい。
から供給される駆動電圧により、N−C相転移形液晶の
ら旋のピッチの長さを適当に制御して液晶表示素子内の
光の散乱の度合いをきめ細かく変化させるようにしてい
る。
態から中間の状態になるようにそのら旋ピッチの長さを
短い時間だけ変化させても、速やかに元の状態に戻せば
相転移を起こさない点に着目し、上記ら旋のピッチを時
間的に制御して中間の状態に対応する所望の明るさを実
現するようにしている。
画素内の一部の電界を安定状態から変化させればこの電
界変化に応じて液晶のら旋ピッチの長さが部分的に変化
することを利用し、このら旋ピッチの長さの部分的な変
化の度合いを適当に調整して中間の状態に対応する明る
さを表示するようにしている。すなわち、ここでは、ら
旋ピッチの長さを場所的に制御して1画素内のら旋ピッ
チの平均の長さを変化させることにより階調表示を実現
するようにしている。この場合、補助電極等を用いて画
素内の1部の電界を変化させても、画素中の大部分の液
晶は、保持電圧Vd が印加されてH状態(ネマチック
相)またはF状態(コレステリック相)の安定状態にな
っているので、画素中の中間の明るさが変化することは
ない。
1つの画素内に保持電圧以外の駆動電圧を印加する例が
開示されているが、この場合には、1画素に対し保持電
圧と他の駆動電圧とを同時に印加することはしていな
い。したがって、上記の開示例では、本発明のように信
号電極および補助電極等を用いて1画素内の液晶に上記
2種類の電圧を同時に印加することによる階調表示を実
行することはできない。
晶表示装置において、液晶表示素子における選択された
画素内の相転移形液晶のら旋ピッチの長さを適当な駆動
電圧により時間的または場所的に制御してこの液晶の光
透過率がネマチック相およびコレステリック相の中間の
値を有するような状態にすることができるので、この中
間の状態に対応する所望の明るさを表示して階調表示を
実現することが可能となる。
ための図である。さらに詳しく言えば、図1は上記第1
実施例の方法による階調表示動作を説明するための断面
図、図2は図1の階調表示動作を実行するための駆動電
圧波形を示すタイムチャート、図3は図1の様子を光透
過率により説明するためのヒステレシスカーブである。
なお、ここでは、説明を簡単にするために、相転移形液
晶表示装置における液晶表示素子1の液晶2、第1およ
び第2電極11−1,11−2および第1および第2透
明基板10−1,10−2の部分のみを表示し、かつ、
1つの画素の部分を拡大して示すこととする。また、前
述した構成要素と同様のものについては同一の参照番号
を付して表す。
11−1は、液晶表示素子1内のすべての画素に対し初
期化を行うための電圧を供給する走査電極として使用す
るのが好ましい。また一方で、下方の複数列の第2電極
は11−2は、階調表示を行うための電圧を画素に対し
選択的に供給する信号電極として使用するのが好まし
い。
前に、本発明に適用する液晶表示素子の作製手順を説明
することとする。図1に示すように、例えば、ガラス基
板からなる第1透明基板10−1の上にITO膜からな
るストライプ状の走査電極(第1電極11−1)を形成
し、その上に垂直配向性を有するポリマからなる第1配
向膜12−1を被覆する。もう一方の、同じくガラス基
板からなる第2透明基板10−2には、信号電極(第2
電極11−2)が形成され、その上には前述の第1配向
膜12−1と同様の材料からなる第2配向膜12−2が
被覆される。
2−1,12−2を対面させ上方の走査電極と下方の信
号電極とを直交させてマトリクス配置になるようにし、
ここには図示してないスペーサを挟み10μm程度の空
間を開けて積層し液晶注入口を残して封止する。
えば、シアノビフェニル40重量%、シアノターフェニ
ル10重量%、シクロヘキサンベンゾエート30重量
%、トラン誘導体液晶10重量%の混合ネマチック液晶
に、コレステリック液晶としてカイラルパートを導入し
たシクロヘキサンベンゾエート30重量%を混合したN
−C相転移形液晶を注入したあと液晶注入口を封止して
液晶表示素子1を構成している。
表示素子1上に所望の画像を形成する場合、図1の
(A)(図2および図3の(A)も参照)に示すよう
に、まず初めに、液晶表示素子全領域に保持電圧Vd の
2倍程度の高い駆動電圧を印加して液晶全体をネマチッ
ク相にする。すなわち、光をほぼ完全に透過するホメオ
トロピックな状態(H状態)にする(明状態)。相転移
形液晶は一般に正の誘電異方性を有しているので、その
分子の長軸は電界方向を向く。この場合、直流電圧を長
時間印加し続けることにより液晶が電気分解を起こして
この液晶の特性が劣化するのを防止するために、4msec
程度の周期でその極性が変化する交流電圧を印加するの
が好ましい。このときの駆動電圧はピーク値(zero
−to−peak value)を示すこととする。
に一旦零にすると、図1の(B)(図2および図3の
(B)も参照)に示すように、液晶分子がら旋を巻くコ
レステリック相になる。このら旋は、あるドメイン(図
1の液晶2において、−で示す)内では連続的に配列
し、屈折率はほぼ一定であるが、次のドメインでは多少
ねじれて屈折率も異なってくる。このように各ドメイン
は少しずつねじれてらせん階段のようになっており、一
定のピッチ(例えば、0.8μm)でまた元に戻る。こ
のような液晶分子の状態はフォーカル・コニックな状態
(F状態)とよばれており、液晶2への入射光はドメイ
ンの境界の部分で強く散乱され、光透過率は零に近くな
る(暗状態)。
高めに設定すると、図1の(C)(図2および図3の
(C)も参照)に示すように、ドメインが広がってら旋
のピッチが長くなり、液晶分子の散乱の度合いが弱くな
って暗状態よりも少し明るくなる。この場合の各画素の
明るさは、設定した電圧のレベルに応じて暗状態と明状
態の中間の状態に対応する任意の値にすることができ
る。このような中間の明るさを表示するための電圧を長
く印加し続けると、累積応答効果により図3のヒステレ
シスカーブ上の(C)が徐々に駆動電圧の正の方向に移
動してついには明状態になってしまう。これを避けるた
めに、累積応答が生じない程度の短い時間(例えば10
msec)だけ図3の(C)に対応する電圧を印加した後に
安定点Vd に一旦戻すようにする(図1、図2および図
3の(D)参照)。
れば、短い時間だけ駆動電圧を保持電圧Vd に保持した
後に再び駆動電圧を変化させ、さらに、この動作を一定
の周期(例えば、20msec)で繰り返せばよい。この程
度の周期(数10msec)で繰り返し動作を行えば、人間
の眼にはフリッカとして感じない。ここで、一時的に印
加する電圧の大きさを適当に変化させれば中間の明るさ
を連続的に変えることができるので、きめ細かな階調表
示が可能となる。なお、これまでは、暗状態において画
素の明るさを増加させて階調表示を実現するための方法
を例示したが、その反対に明状態において明るさを減少
させて階調表示を行うことも可能である。
るための図である。さらに詳しく言えば、図4は上記第
2実施例の方法による階調表示動作を説明するための断
面図、図5は図4における液晶の中間状態を拡大して示
す断面図、図6は図4の様子を光透過率により説明する
ためのヒステレシスカーブ、図7は図4における信号電
圧と光透過率との関係を示す図である。
(C)は、それぞれ暗状態、中間状態および明状態のと
きの液晶の配向の様子を示す。なお、この場合も、1つ
の画素の部分を拡大して示すこととする。ここでは、信
号電極と、これらの信号電極の各々と隣り合う信号電極
との間に補助電極13を配設し、これらの補助電極13
に階調表示を行うための電圧を選択的に印加している。
なお、上記補助電極13を配設した液晶表示装置の構成
は図9および図10にて詳しく後述することとする。図
中、20は、駆動手段としてのスキャンドライバであ
り、上方の走査電極(第1電極11−1)と、下方の信
号電極(第2電極11−2)および補助電極13との間
に接続されている。30は、同じく駆動手段としてのデ
ータドライバであり、補助電極13とアースとの間に接
続される。さらに、この場合は、信号電極はすべてアー
スに接続されている。
(V20)として、走査電極にフォーカル・コニックなF
(F′)状態を維持する保持電圧Vd がスキャンドライ
バ20により印加されているので、光は液晶2の分子で
散乱され暗状態となる(図6の(A)に対応)。
(V20)として、走査電極にフォーカル・コニックなF
(F′)状態を維持する保持電圧Vd を印加したまま、
互いに隣り合う信号電極および補助電極間に信号電圧V
s を選択的に印加する。この信号電圧Vs は外部から入
力される階調データ信号に基づいて、所定の明るさが得
られるように決められた電圧である(図6の(B)に対
応)。このように、隣り合う信号電極および補間電極間
に信号電圧Vs が加えられると、その電極近傍、すなわ
ち、画素回りの液晶2の分子に電界が印加され、部分的
にら旋ピッチの長さが変化する。等価的に見れば、画素
全体に保持電圧Vd を印加すると同時に画素内の一部に
配設された上下電極間に付加電圧を印加していることに
なる。この場合には、ら旋ピッチの変化の大きさを正確
にコントロールする必要はなく、ら旋ピッチが延びた液
晶層の深さの変化がコントロールされればよい。さら
に、補助電極に信号電圧Vs を長時間かけ続けても、画
素中の大部分はら旋ピッチがフォーカル・コニックの状
態で安定しているので、画素中の中間の明るさの状態が
変化することはない。すなわち、ここでは、ら旋ピッチ
の長さを場所的に制御して1つの画素内のら旋ピッチの
平均の長さを変化させて階調表示を行うようにしてい
る。
す。図5において、相隣り合う信号電極および補助電極
間に、保持電圧Vd と反対の極性を有する信号電圧Vs
を印加すると、この信号電極と補助電極13との間に電
位差が発生し、この電位差によって生ずる電界の方向に
沿って液晶の分子の長軸が配列する。このように横方向
に電界が生じた部分では、液晶の分子が連続的に配列す
るので、他の部分のように光が強く散乱されることはな
い。この結果、1画素内の光透過率が暗状態よりも良く
なって中間の明るさの状態が実現される。
クなH(H′)状態を維持する保持電圧Vd がスキャン
ドライバ20により印加されているので、光は液晶2の
分子で散乱されることはなく明状態となる(図6の
(C)に対応)。
たごとく信号電圧Vs を変化させることによって、液晶
表示素子1の光透過率をほぼ直線的に、かつ、安定に変
化させることができ、これを用いることにより階調表示
が可能な相転移形液晶表示装置が実現できるのである。
調表示動作を実行するための駆動電圧波形を示すタイム
チャートである。まず初めに、図8の(A)に示すよう
に、スキャンドライバ20から走査電極に保持電圧Vd
の2倍程度の駆動電圧(V20)を印加して書き込みを行
うための初期化を行う。
は、図8の(B)に示すようなタイミングで走査電極に
保持電圧Vd を印加し、一方、明状態の書き込みの場合
には同図の(C)に示すようなタイミングで走査電極に
保持電圧Vd を印加する。さらに詳しく説明すると、駆
動電圧2Vd にて初期化を行った直後にこの駆動電圧の
極性を反転させて(駆動電圧を一旦零にして)から保持
電圧Vd に設定すれば、液晶がフォーカル・コニックな
F状態を通過して暗状態の書き込みがなされる(図8の
(B))。一方、駆動電圧2Vd にて初期化を行った直
後に駆動電圧の極性を反転させずに保持電圧Vd に設定
すれば、液晶がホメオトロピックなH状態から同じくホ
メオトロピックなH′状態になり、初期化のときと同じ
明状態の書き込みがなされる(図8の(C))。
(D)に示すように、駆動電圧をそのまま所要の時間だ
け保持電圧Vd に保持する。この間、中間調(中間の明
るさ)の書き込みを行う場合には、図8の(E)に示す
ように、所要の画素を構成する相隣り合う信号電極およ
び補助電極間にデータドライバ30により所要の明るさ
が得られる信号電圧Vs を所要の時間だけ印加する。1
つの画素中の液晶の状態は、主に信号電極により支配さ
れているので、上記補助電極に長時間信号電圧Vs を印
加し続けても、前述の第1実施例と異なり、累積応答効
果によって液晶が相転移を起こすことはない。ただし、
この場合には、信号電圧Vs を印加するためのよけいな
電極が必要となる。
て行えば任意の文字、図形や画像の階調表示を行うこと
ができる。
においても、XY直交方向の一方の方向でのみ中間の明
るさを表示する面積階調表示を例にとって説明してきた
が、初期化の後は走査電極も信号電極として使用すれ
ば、画素毎のドット階調表示を行わせることが可能であ
る。
よる階調表示動作を実行するための電極構成の一例を詳
細に示す図であり、図9はその平面図、図10は図9の
A−A断面図である。
10−1の上にITO膜からなるストライプ状の複数列
の第1電極11−1としての走査電極を形成し、その上
に垂直配向性を有するポリマからなる第1配向膜12−
1を被覆する。走査電極にはスキャンドライバ20が接
続される。
2透明基板10−2には、両側から複数の電極指が交差
して配設された櫛型電極で構成されると共にそれぞれデ
ータドライバ30に接続される信号電極(複数列の第2
電極)および補助電極13が形成され、その上には前述
の第1配向膜12−1と同様の材料からなる第2配向膜
12−2が被覆される。
2−1,12−2を対面させ上方の走査電極と下方の信
号電極および補助電極13とを直交させてマトリクス配
置になるようにし、ここには図示していないスペーサを
挟み10μm程度の空間を開けて積層し液晶注入口を残
して封止する。
液晶を注入したあと液晶注入口を封止して液晶表示素子
1を構成した。
1本で配設される(ピッチ→10μm程度)。したがっ
て、櫛形電極を信号電極間に挿入することは技術的に容
易である。上記第2実施例では、相転移形液晶表示素子
の画素密度が高い状態(1パネルに約900万画素)で
は、上下電極間距離(液晶層厚み)と、隣り合う電極間
(同一基板での電極間ギャップ)の距離とが前述のよう
に同じ程度となることを利用して隣り合う電極間の電界
強度を制御することにより液晶の散乱状態を変化させ、
きめ細かな階調表示を行うようにしている。
するための回路図である。
タであり、液晶表示素子1の階調表示を実行させるため
の一連の動作を制御するものである。50はデータ記憶
装置であり、上記階調表示のための所要の画像データを
記憶するためのCD、オプティカルディスク等からな
る。60はRS−232C等のインタフェース部であ
り、データ記憶装置50からの画像データを高速で画像
信号に変換するための画像信号プロセッサ70に上記画
像データを送るものである。80は駆動制御器であり、
70から出力される画像信号を2組のスキャンドライバ
20および2組のデータドライバ30に送るものであ
る。
て相転移形の液晶表示素子1上に中間の明るさを有する
所望の画像を表示する手順を簡単に説明する。
スク等)50に収納された画像データはインタフェース
部60を介してホストコンピュータ40の制御により画
像信号プロセッサ(MPU,ROM,RAMより構成さ
れる)70に送られる。画像信号に変換されたデータ
は、駆動制御器(Drive Controller)
80によってX側、Y側の電極に時分割に振り分けられ
る。駆動制御信号により、液晶表示素子1に直結された
駆動回路から、液晶の駆動に必要な信号が時分割出力さ
れ液晶を線順次走査する。一度、線順次で走査された液
晶は、液晶自身の有するメモリ効果により画像を維持す
る。この場合、ホストコンピュータ40により画像デー
タを適当に変化させることによって液晶表示素子1上の
画像に対し中間的な明るさを有する階調表示が迅速に行
われる。
用した例を示す斜視図である。ここでは、投写形の表示
装置として、OHPタイプの表示装置を代表して示す。
液晶表示素子1に表示された画像を拡大投写する光学
系、たとえば、オーバヘッドプロジェクタ、4はスクリ
ーン、5は駆動制御系であって、スキャンドライバ20
およびデータドライバ30を含みパソコンやTVからの
信号を処理する制御系である。
の集光レンズに入らない光はスクリーン4に届かない。
このため、液晶表示素子1の部分で光が少しでも周囲に
散乱されると、その散乱した光はもはやスクリーン4に
届かないので、投写形以外の表示装置に比べて画面のコ
ントラストが良くなる。したがって、ら旋ピッチによる
光の散乱を利用した相転移形液晶表示装置は投写形とし
て使用することが実用上好ましい。
とスクリーン上の投写画像の明るさとの関係を示す図で
ある。ここでは、縦軸に投写画像の明るさを、横軸に信
号電圧Vs の大きさをとって実際のデータを表示してい
る。図中、は透明なH状態(ホメオトロピック状態)
の場合のデータを示し、は光を散乱するF状態(フォ
ーカル・コニック状態)の場合のデータを示すものであ
る。
間に十分高い駆動電圧を印加した状態において、相隣り
合う信号電極および補助電極間に信号電圧を印加すると
高い透過率を背景とした階調表示が行われることがわか
る。
電極の間に弱い散乱モードとなる程度の電圧を印加した
状態において、相隣り合う信号電極および補助電極間に
電圧を印加すると低い透過率を背景とした階調表示が行
われるのである。
より、投写画像の明るさを広い範囲で、しかも、安定に
連続的に変化させることが可能なコントラストの良い投
写型の階調表示装置が実現された。
体例として示したもので、本発明の趣旨に反しない限り
使用する素材や電極構成などは、その他のもの、あるい
は、それらの組み合わせを選択使用してもよいことは勿
論である。
マチック−コレステリック相転移形液晶表示装置の主た
る構成要素である液晶表示素子において、選択された画
素に印加する駆動電圧の大きさを時間的または場所的に
変化させて液晶表示素子内の相転移形液晶のら旋ピッチ
の長さを適当に制御することによって上記画素を通過す
る光の透過率をほぼ直線的にかつ安定に変えることがで
きるので、この光透過率に対応する中間的な明るさをほ
ぼ連続的に表示してきめ細かな階調表示を実現すること
が可能となる。
を説明するための断面図である。
波形を示すタイムチャートである。
ステレシスカーブである。
を説明するための断面図である。
面図である。
ステレシスカーブである。
す図である。
を実行するための駆動電圧波形および信号電圧波形を示
すタイムチャートである。
を実行するための電極構成の一例を詳細に示す平面図で
ある。
ピッチを制御するための回路図である。
示す斜視図である。
ン上の投写画像の明るさとの関係を示す図である。
率特性を示す図である。
説明するための断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数列の第1電極(11−1)および第
1配向膜(12−1)を配設した第1透明基板(10−
1)と、該第1電極(11−1)と直交する複数列の第
2電極(11−2)および第2配向膜(12−1)を配
設した第2透明基板(10−2)とを相対向して形成さ
れた空間に、ら旋のピッチが無限の長さを有するネマチ
ック相と該ら旋のピッチが一定の長さを有するコレステ
リック相との間で相転移が可能な液晶(2)を注入封止
した相転移形の液晶表示素子(1)と、前記第1電極
(11−1)および第2電極(11−2)間に選択的に
電圧を印加して前記液晶(2)の所定の部分をネマチッ
ク相またはコレステリック相にし、前記液晶表示素子
(1)に明暗の状態をそれぞれ表示するための駆動手段
とを有する相転移形液晶表示装置において、 前記駆動手段の電圧を変化させて前記ら旋のピッチの長
さを制御することにより前記明暗の状態の中間の状態に
対応する明るさを表示して階調表示を行うことを特徴と
する相転移形液晶表示装置駆動方法。 - 【請求項2】 前記第1電極(11−1)の各々と前記
第2電極(11−2)の各々との間に形成される液晶表
示素子(1)内の画素に、前記ネマチック相またはコレ
ステリック相が安定に保持される保持電圧(Vd )より
低い電圧または高い電圧であって前記相転移が支配的に
なる前の電圧を予め定められた時間だけ選択的に印加し
た後に前記保持電圧(Vd )に設定することにより前記
ら旋のピッチの長さを時間的に変化させて階調表示を行
う請求項1記載の駆動方法。 - 【請求項3】 前記駆動手段の電圧を変化させた後に前
記保持電圧(Vd )に戻す動作を複数回繰り返す請求項
1または2記載の駆動方法。 - 【請求項4】 前記第1電極(11−1)および第2電
極(11−2)のいずれか一方が、前記液晶表示素子
(1)内のすべての画素に対し初期化を行うための電圧
を供給する走査電極であり、かつ、前記第1電極(11
−1)および第2電極(11−2)の少なくとも一方
が、前記階調表示を行うための電圧を前記画素に対し選
択的に供給する信号電極である請求項2記載の駆動方
法。 - 【請求項5】 前記第1電極(11−1)の各々と前記
第2電極(11−2)の各々との間に形成される液晶表
示素子(1)内の画素に、前記ネマチック相またはコレ
ステリック相が安定に保持される保持電圧(Vd )を印
加し、さらに、該保持電圧(Vd )よりも低い電圧また
は高い電圧であって前記相転移が支配的になる前の電圧
を前記画素の一部に選択的に印加することにより該選択
された画素における前記ら旋のピッチの平均の長さを変
化させて階調表示を行う請求項1記載の駆動方法。 - 【請求項6】 前記第1電極(11−1)および第2電
極(11−2)のいずれか一方が、前記液晶表示素子
(1)内のすべての画素に対し初期化を行うための電圧
を供給する走査電極であり、かつ、前記第1電極(11
−1)および第2電極(11−2)の少なくとも一方
が、前記階調表示を行うための電圧を前記選択された画
素の一部に供給する信号電極である請求項5記載の駆動
方法。 - 【請求項7】 前記信号電極と、該信号電極の各々と隣
り合う信号電極との間に複数列の補助電極(13)をそ
れぞれ配設し、該補助電極(13)に前記階調表示を行
うための電圧を選択的に印加する請求項6記載の駆動方
法。 - 【請求項8】 前記信号電極および補助電極(13)
が、両側から伸びた2種の電極指を互い違いに配設して
なる櫛形電極から構成される請求項7記載の駆動方法。 - 【請求項9】 前記液晶表示素子(1)上に形成される
画像をスクリーン(4)に拡大投写する光学系(3)を
備えた投写形の相転移形液晶表示装置において、 前記ら旋のピッチの長さを制御して前記液晶表示素子
(1)を透過する光の透過率を変化させ、前記光学系
(3)に到達する光の量を調整することにより前記スク
リーン(4)に対し前記中間の状態に対応する明るさを
表示する請求項1記載の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9111992A JP3518873B2 (ja) | 1991-04-12 | 1992-04-10 | 相転移形液晶表示装置駆動方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-79463 | 1991-04-12 | ||
JP7946391 | 1991-04-12 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05107521A true JPH05107521A (ja) | 1993-04-30 |
JP3518873B2 JP3518873B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=26420486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9111992A Expired - Lifetime JP3518873B2 (ja) | 1991-04-12 | 1992-04-10 | 相転移形液晶表示装置駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3518873B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5969701A (en) * | 1995-11-06 | 1999-10-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Driving device and driving method of matrix-type display apparatus for carrying out time-division gradation display |
US5969713A (en) * | 1995-12-27 | 1999-10-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Drive circuit for a matrix-type display apparatus |
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CN114388996A (zh) * | 2020-10-22 | 2022-04-22 | 上海天马微电子有限公司 | 液晶移相器及其制作方法、液晶天线 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP9111992A patent/JP3518873B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN114388996A (zh) * | 2020-10-22 | 2022-04-22 | 上海天马微电子有限公司 | 液晶移相器及其制作方法、液晶天线 |
CN114388996B (zh) * | 2020-10-22 | 2023-04-07 | 上海天马微电子有限公司 | 液晶移相器及其制作方法、液晶天线 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3518873B2 (ja) | 2004-04-12 |
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