JPH0510709B2 - - Google Patents

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JPH0510709B2
JPH0510709B2 JP60047435A JP4743585A JPH0510709B2 JP H0510709 B2 JPH0510709 B2 JP H0510709B2 JP 60047435 A JP60047435 A JP 60047435A JP 4743585 A JP4743585 A JP 4743585A JP H0510709 B2 JPH0510709 B2 JP H0510709B2
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JP60047435A
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JPS61208181A (ja
Inventor
Kaoru Horiuchi
Toshihiko Hata
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to CA000503746A priority patent/CA1255021A/en
Priority to US06/838,592 priority patent/US4805127A/en
Publication of JPS61208181A publication Critical patent/JPS61208181A/ja
Publication of JPH0510709B2 publication Critical patent/JPH0510709B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、文字や図形などの2次元パターン
の輪郭を抽出する輪郭抽出装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、詳細には刊行物バー・エリク・ダニール
ソン(Per−Erik Danielsson)による「2進及
び非2進の映像に対する改善されたセグメンテー
シヨン及びコーデイング・アルゴリズム(An
Improved Segmentation and Cording
Algorithm for Binary and Nonbinary
Images)」(IBM J.RES.DEVELOP、Vol.26、
No.6、1982年11月)の第698頁〜第707頁に記載さ
れるが、2次元パターンの輪郭を抽出する為に
は、たとえば第14図に示す様な装置が用いられ
ていた。第14図において、141は画像データ
記憶手段、142はラスタ走査型未抽出領域検出
手段、143は島輪郭追跡手段、144は周囲領
域ラベル記入手段、145は領域輪郭追跡手段、
146は抽出輪郭ラベル記入手段、147は隣接
未抽出領域フラツグ記入手段、148は輪郭情報
記憶手段である。ここで、輪郭とは、同じ値を持
つ連結した画素の集合である。又、島とは、第1
2図aに示す様に、周囲を1つの領域で囲まれた
領域の集合である。例えば、第12図aに於い
て、領域Bは領域Aの島であり、領域C,D及び
Eは領域Aの島を構成する領域である。また、境
界線とはある領域に含まれる画素と、その画素に
隣接している別の領域に含まれる画素とを隔てる
線を意味し、例えば第12図bに於いて、122
が領域Eと領域Fの境界線である。また、領域
(或は島)の輪郭とはその領域(或は島)の形状
を記述するものであり、例えば第12図bの場
合、領域Eの輪郭として、境界線122の外側に
接する画素の点列121や、境界線122の内側
に接する画素の点列123、或は領域Eと領域F
の境界線122等が考えられるが、その輪郭情報
により領域の形状が再現できるものであればよ
い。
従来装置では、先ず輪郭抽出を行う2次元パタ
ーンを画像データ記憶装置141に格納し、この
パターンから未抽出領域検出手段142において
ラスタ走査により未抽出領域に含まれる画素を発
見する。次に、発見された画素に付されているフ
ラツグにより、後述の方法で、その画素が含まれ
る未抽出領域が、発見される直前に走査していた
領域の未抽出の島に含まれる領域であるのか、或
は、発見される直前に走査していた領域と同じ島
内で隣接している領域であるかを判定する。前者
である場合は、島輪郭追跡手段143により、そ
の画素が含まれる輪郭を含む島の輪郭抽出を行
う。この時、周囲領域ラベル記入手段144によ
り、その島の輪郭を形成する境界線の外側に接す
る画素に、島発見直前に走査していた領域のラベ
ル名を記入する。また得られた島の輪郭点列は輪
郭情報記憶手段148に記憶する。後者の場合
は、領域輪郭追跡手段145において、発見され
た画素を含む領域の輪郭抽出を行う。この時、抽
出領域ラベル記入手段146において、その領域
の最も外側の画素に、領域のラベル名を記入す
る。また追跡中、隣接未抽出領域フラツグ記入手
段147において、輪郭を形成する境界線の走査
方向側に接する画素がその領域の外側で、且つラ
ベル名が記入されていない場合、その画素に未抽
出領域フラツグを付ける。以下、ラスタ走査を第
13図で示す方向に行う場合を想定し、第15図
のフローチヤート及び第16図〜第18図のパタ
ーン例を用いて従来装置の動作を詳しく説明す
る。
第16図のパターンにおいて、(1,1)の画
素が含まれる値0の領域のラベル名をAとする。
(1,1)から第13図の方向にラスタ走査を行
うと、ラスタ方向に隣接する画素の値が変化する
点(以下変化点と記す)が座標(2,3)で発見
され、第15図のステツプ(1511)に進み、島輪
郭追跡を行う。この時、変化点発見の直前に走査
していた領域、即ち(1,3)が含まれる領域は
Aであつたので、ステツプ(512)に於いて第1
7図に示す様に島の輪郭を形成する境界線の外側
の画素にラベル名Aを記入していく。輪郭情報
を、領域間の境界線の変位方向が第6図の様なチ
エーン符号で表現された境界線の点列データとし
て抽出するものとすると、第17図のチエーン1
即ち、始点(2,3)変位0,0,0,0,0,
3,3,3,3,3,2,2,2,2,2,1,
1,1,1,1がこの追跡により島の輪郭情報と
して得られる。また島輪郭追跡時にステツプ
(1514)に於いて島の輪郭を形成する境界線の走
査方向側に接している島内部の画素に〇印を付し
たように未抽出領域フラツグを記入しておく。
島の輪郭追跡が終了し、ラスタ走査を再開する
と直ちに未抽出領域フラツグの付いた画素(2,
3)を発見し、ステツプ(1504)〜(1509)に於
いて変化点(2,3)を含む新しい領域の輪郭追
跡を行う。この新領域のラベル名をBとすると、
ステツプ(1505)に於いて、画素(2,3)が含
まれる値1の領域の内側の輪郭の画素にラベルB
を記入していく(第18図)。又、領域Bの輪郭
を形成している境界線のラスタ走査方向側に接し
ていて、領域Bの外側の領域である画素でラベル
名が記入されていない画素、即ち(5,5)、
(5,6)、(5,7)に〇印を付したように未抽
出領域フラツグを記入する。この領域輪郭追跡に
より、領域Bの輪郭として第18図のチエーン2
即ち、始点(2,3)変位0,0,0,0,0,
3,3,2,2,3,3,3,2,2,2,1,
1,1,1,1が得られる。この時、輪郭情報記
憶手段148に領域Bが領域Aの島を形成する領
域でその島の輪郭がチエーン1である事を記録し
ておく。領域Bの輪郭追跡が終了すると再び画素
(2,3)からラスタ走査を再開する。次に画素
(8,4)で変化点が発見される。そこで島輪郭
追跡を行い、島の輪郭チエーン3即ち、始点
(8,4)変位0,0,3,3,2,2,1,1
を得る。この時パターンには第18図の様にラベ
ル名或は未抽出領域フラツグが記入されている。
次に画素(8,4)から領域輪郭追跡を行う事に
より、値3の領域Cの輪郭チエーン4即ち、始点
(8,4)変位0,0,3,3,2,2,1,1
が得られる。そして、領域Cが領域A内の島を形
成する領域で、その島の輪郭がチエーン3である
事を輪郭情報記憶手段148に記憶する。再びラ
スタ走査を行うと、画素(5,5)で未抽出領域
フラツグ付画素を発見する。未抽出領域フラツグ
は、その画素が含まれる領域が、その直前に走査
していた領域即ちBと同じ島内で隣接している事
を示している。そこで、その画素が含まれる領域
の輪郭追跡を行う。これにより、値2の領域Dの
輪郭としてチエーン5即ち、始点(5,5)変位
0,0,3,3,3,2,2,1,1,1が得ら
れる。また、領域Bと領域Dが同一の島内で接続
している事を輪郭情報記憶手段148に記憶して
おく。
以上の処理より、輪郭情報として、第16図の
2次元パターンを構成している領域A,B,C,
Dも輪郭を形成する境界線の点列データと、各領
域間のトポロジカルな接続関係が得られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上説明したように従来の装置では、未抽出領
域を発見した時点で、その領域の輪郭を隣接領域
との関係を考慮せずに、一連の閉じた点列として
抽出しており、第19図の様な場合、領域Aの輪
郭C1と領域Bの輪郭C2とを別々の点列として
輪郭情報に記憶する事になる。従つて、領域Aと
領域Bが接している境界部分P1P2は領域Aにと
つても領域Bにとつても同一の図形部分を指して
いるにもかかわらず、同一の図形部分P1P2を重
複して輪郭情報として記憶している事になる。こ
のような領域の輪郭は全て反対側に別の領域が接
しているものであるから、領域間の境界線部分を
全て重複して記憶する事になり、そのため輪郭情
報の記憶容量が大きくなるという問題点があつ
た。
この発明は上述した問題点を解決するためにな
されたもので、領域の境界線をセグメント化し各
セグメントとこのセグメントを輪郭の一部として
有する領域とを対応付ける事により、境界線の点
列データを重複して記憶する事なく領域の輪郭情
報を作成できる輪郭抽出装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る輪郭抽出装置は、輪郭抽出対象
となる画像を格納する画像メモリと、領域のうち
輪郭を抽出していない領域を未抽出領域として検
出する未抽出領域検出手段と、複数の領域のうち
の隣接する2つの領域を分割している境界線を未
抽出領域の輪郭として追跡する境界線追跡手段
と、境界線上で3つ以上の領域が接している分岐
点を検出する分岐点検出手段と、分岐点毎に分割
して抽出される境界線部分即ちセグメントとこの
セグメントを輪郭の一部とする2つの領域とを対
応付けるためのセグメント情報を生成する領域セ
グメント対応手段と、セグメント情報を格納する
セグメント情報記憶手段とを備え、領域セグメン
ト対応手段は、未抽出領域の輪郭の一部として抽
出されたセグメントが初めて抽出された場合に
は、このセグメントを新たなセグメントとしてセ
グメント情報に登録すると共に、このセグメント
を輪郭の一部とする領域の1つとして未抽出領域
をセグメント情報に登録し、未抽出領域の輪郭の
一部として抽出されたセグメントが既に抽出され
てセグメント情報に登録されている場合には、こ
のセグメントを輪郭の一部とするもう1つの領域
として未抽出領域をセグメント情報に登録し、未
抽出領域検出手段は、セグメント情報に登録され
たセグメントのうち輪郭の一部とする領域が1つ
しか登録されていないセグメントがある場合に
は、このセグメントを輪郭の一部とするもう1つ
の未登録の領域を未抽出領域として検出し、セグ
メント情報に登録された全てのセグメントに対
し、各セグメントを輪郭の一部とする2つの領域
が全てセグメント情報に登録されるまで、未抽出
領域を繰り返し検出するものである。
又、この発明に係る輪郭抽出装置の領域セグメ
ント対応手段は、未抽出領域の輪郭の一部として
抽出されたセグメントが抽出済み領域内に含まれ
る島の輪郭である場合には、このセグメントを新
たなセグメントとしてセグメント情報に登録する
と共に、このセグメントを輪郭の一部とする2つ
の領域として、島を構成している未抽出領域と島
を含んでいる抽出済み領域とをセグメント情報に
登録し、未抽出領域検出手段は、抽出済み領域内
に未抽出の島が含まれる場合にはこの島を未抽出
領域として検出し、セグメント情報に登録された
全てのセグメントに対し、各セグメントを輪郭の
一部とする2つの領域が全てセグメント情報に登
録され、且つ全ての島が検出されるまで、未抽出
領域を繰り返し検出するものである。
〔作 用〕
この発明においては、画像メモリ内の画像を構
成する領域のうちの各2つの領域を分割している
境界線を検出し、この境界線を追跡して3つ以上
の領域が接している分岐点を検出し、2つの分岐
点間の境界線部分をセグメントとして分岐点毎に
分割する。
又、或るセグメントとこのセグメントを輪郭の
一部分として有する2つの領域を対応付けること
により、1つのセグメントに関する点列データを
重複することなく一組だけ抽出して記憶し、この
セグメントを輪郭の一部分として有する各2つの
領域から点列データを参照可能にする。
〔実施例〕
第1図はこの発明による輪郭抽出装置の一実施
例の全体構成図である。ここで分岐点とは、3つ
以上の領域が接している境界線の分岐点を意味す
る。例えば第4図に於いて、P1〜P6は分岐点で
ある。又、例えば第4図の領域Bの輪郭を形成し
ている2つのセグメントの様に、始点と終点の分
岐点の組合せは同一であるが、その間の点列が異
なるセグメントを区別する為に、ある領域の輪郭
の一部を形成しているセグメントを、その領域の
輪郭を時計回りに追跡した時の始点となる分岐点
と終点となる分岐点を、始点終点の順に並べる事
により表記する事にする。例えば、第4図の領域
Bの輪郭は、領域Aと接しているセグメント
P2P1と、領域Cと接しているセグメントP1P2
で構成されていることになる。ここで、1つのセ
グメントにより分割される領域は2種類だけであ
る事を注意しておく。
第1図において、10は対象画像を格納する画
像データ記憶手段としての画像メモリ、11は対
象画像内の未抽出の領域を検出する未抽出領域検
出手段、13は対象画像を構成する各領域のうち
の2つの領域を分割している境界線を追跡して点
列データを得る境界線追跡手段、14は追跡中の
境界線上で3つ以上の領域が接している分岐点を
検出する分岐点検出手段である。
12は分岐点間の境界線部分即ちセグメントと
未抽出領域とを対応付ける領域セグメント対応手
段であり、1つのセグメントとこのセグメントを
輪郭の一部分として有する領域とを対応付ける。
17は領域セグメント対応手段12から得られ
るセグメント情報を記憶するセグメント情報記憶
手段であり、セグメント情報は未抽出領域検出手
段11にフイードバツクされる。
15はセグメント情報記憶手段17と共働する
抽出済セグメント判定手段であり、境界線追跡手
段13及び分岐点検出手段14によつて抽出され
たセグメント、又は、これから抽出しようとする
セグメントが既に抽出済であるか否かを判定し、
抽出済である場合には、セグメント情報記憶手段
17に記憶されているどのセグメントに相当する
かを判定することにより、同一のセグメントが2
重に記憶されることを防止する。
16は境界線追跡中に抽出されたセグメント名
を領域情報として記憶する領域情報記憶手段であ
り、領域セグメント対応手段12により対応付け
られた領域と、この領域の輪郭を形成するセグメ
ントとの対応関係を記憶する。
この実施例では、画像メモリ10により記憶さ
れている画像内の未抽出領域の輪郭上の一点(以
下輪郭点と記す)を未抽出領域検出手段11によ
り検出し、この未抽出領域の輪郭情報として、領
域情報とセグメント情報を3つの手段12,1
3,14によつて作成するようになつている。即
ち、先ず、境界線追跡手段13によつて未抽出領
域検出手段11で検出された輪郭点からその未抽
出領域の境界線を追跡する。追跡中、分岐点検出
手段14において、境界線の未抽出領域の反対側
に接している領域の種類を監視して分岐点を検出
し、境界線をセグメント単位に分割する。抽出さ
れたセグメントが既に追跡され、セグメント情報
記憶手段17に記憶されているものであるかどう
かを抽出済セグメント判定手段15によつて判定
し、未抽出と判定された場合は、そのセグメント
の点列データと、このセグメントに接続している
現在輪郭抽出を行つている領域名をセグメント情
報記憶手段17に記憶する。また、抽出済と判定
された場合は、セグメント情報記憶手段17に記
憶されている該当セグメントデータに、現在輪郭
抽出を行つている領域名を付加する。この時、そ
のセグメントに接続している2つの領域名が揃つ
たことになる。境界線追跡手段13によつて未抽
出領域の境界線の追跡が終了した時点で、領域セ
グメント対応手段12により追跡中に抽出された
セグメント名を領域情報として領域情報記憶手段
16に記憶する。次に未抽出領域の検出を行うの
であるが、先にも述べた様に、セグメントは必ず
2つの領域に接している。従つて、少なくとも、
セグメント情報記憶手段17に記憶されているセ
グメントの中で、接続している2領域が揃つてい
ないセグメントが存在する限り画像メモリ10の
画像の中に未抽出領域が存在しているはずである
ので、未抽出領域検出手段11において未抽出領
域の検出を行う。又、セグメント情報記憶手段1
7に記憶されているセグメントの全てについて、
接続する2領域が揃つているとしても、第4図の
領域Fの様に、ある検出内の島を形成する未抽出
領域が存在する可能性があるので、これも未抽出
領域検出手段11によつて検出する。この島を形
成する未抽出領域検出については後で詳しく述べ
る。
第2図は、この発明による輪郭抽出装置のシス
テム構成を示すものである。図中、20は処理対
象となる画像データを画像メモリ10に入力する
画像入力部である。21は処理データを一時的に
収納するための記憶装置で、この実施例ではラン
ダムアクセスメモリ(RAM)(ワーキング
RAM)を使用している。22はこのシステムを
制御する制御プログラムおよびデータを処理する
為の処理プログラムを格納する為の記憶装置で、
この実施例では、リードオンリーメモリ
(ROM)(プログラムROM)を使用している。
23は中央処理装置(CPU)である。なお、第
2図において、第1図と同一符号は同一又は相当
部分を示す。
次に上記実施例の動作を、第3図〜第9図を参
照しながら説明する。
第3図は、第2図のプログラムROM22に収
納されているデータ処理プログラムフローチヤー
ト、第4図は輪郭抽出を行うパターンの例、第5
図は第2図の画像メモリ10に収納されている画
像データの状態をそれぞれ示す。第5図は第4図
の表示画素状態を示し、フレーム状の画像の周囲
に付している数字は、画素間の境界線の座標を示
す。以後境界線の追跡点をこの座標で示す。第3
図に於いて、スタート時、ステツプ(300)は無
条件に通過し、ステツプ(301)において、初期
状態として、これから輪郭抽出を行う領域のラベ
ル名をA、境界線追跡開始点をPo(1,1)とす
る。ここで、境界線追跡の方向は右回りとし、セ
グメントの点列データは、分岐点の始点の座標と
それに続く境界線の変位方向を第6図の符号で示
すチエーン符号で表現することとする。また、こ
の時、追跡開始点が分岐点ではない事を記憶して
おく。ステツプ(302)により追跡を開始する。
ステツプ(303)におけるセグメントの抽出未抽
出の判定方法については後で詳しく述べるが、こ
の場合分岐点から追跡を開始していないので、ス
テツプ(303)は未抽出セグメントと判定し、ス
テツプ(304)に進む。現在の追跡位置は、開始
点(1,1)からステツプ(304)で画素座標
(2,1)に進んでいる。ステツプ(305)では現
在追跡中の境界線の座標がステツプ(301)で検
出された開始点と一致した時追跡終了となる。現
在の追跡点の座標は開始点とは異なるのでステツ
プ(306)に進む。このステツプでは現在の追跡
点の周囲の4画素の内、現在輪郭追跡を行つてい
る領域に含まれる画素を除く画素の値が2種類以
上存在する場合、即ち現在抽出中の領域を含めて
3種類以上の領域が接している場合に、その追跡
点が分岐点であると判定する。追跡点(2,1)
では、現在抽出中の領域Aの値0を持つ2つの画
素以外の2画素はいずれも画像外の領域(以下フ
レームと記す)であるので分岐点ではないと判定
され、再びステツプ(304)に戻り追跡を続行す
る。処理を続けていくと、第5図の画像の周囲の
境界線を、ステツプ(304)、(305)、(306)を繰
り返すことにより抽出し、追跡点が(1,1)に
きた時、ステツプ(305)に於いて追跡終了判定
がなされステツプ(311)に進む。ステツプ
(311)では、境界線追跡開始点と領域情報によつ
て第7図に示した3種類の処理を選択する。
即ち、境界線追跡開始点が分岐点ではなく、且
つ現在輪郭抽出を行つている領域の輪郭情報とし
て1つもセグメントが得られていない場合は(第
7図に相当)、その領域が、それだけで島を形
成している場合に相当しており、境界線追跡開始
点から再び境界線追跡開始点に遭遇するまで、境
界線を追跡する事により得られた点列データを1
つのセグメントとする。この場合、このセグメン
トのみによりその領域の輪郭が形成されている事
になる。
第7図の場合、即ち境界線追跡開始点が分岐
点ではなく、且つ現在輪郭抽出を行つている領域
の輪郭を形成するセグメントとして少なくとも1
つ以上のセグメントが領域情報に記憶されている
場合、その領域の輪郭上に少なくとも1つの分岐
点が存在しているので、最後に検出された分岐点
を始点とし、この分岐点から境界線追跡開始点ま
でに抽出された点列データと、境界線追跡開始点
から最初に発見された分岐点までの点列データを
合わせたセグメントが、その領域の輪郭を形成す
るセグメントの1つになる。
また、第7図の場合は、最後に検出した分岐
点から、境界線追跡開始点である分岐点の間の境
界線が、その領域の輪郭を形成するセグメントの
1つとなる。
第5図の例に於いて、画像の周囲の境界線を追
跡し、再び画素座標(1,1)に戻つてきた場合
は第7図の場合に相当するので、境界線追跡開
始点から今までに抽出してきた点列データ1つの
セグメントとし、セグメント情報記憶手段17に
セグメント1として記憶する。この場合、第8図
の様に、セグメントに接している領域としてAと
フレームを同時に記憶しておく。ステツプ(312)
では、領域Aの輪郭線を形成するセグメントとし
てセグメント名S1を領域情報記憶手段16に第
9図の様に記憶しステツプ(300)に戻る。
ステツプ(300)に於いて、それまでに登録さ
れているセグメントの中で接続領域が2つ揃つて
いないものが存在すれば、そのセグメントに接続
する未抽出領域が存在すると判定し、ステツプ
(301)ではこのセグメントの始点を次の境界線追
跡開始点とする。また、登録済のセグメントが全
て、接続領域が2つ揃つている場合は、既に輪郭
抽出済の領域の中の島の検出を行う。島の検出方
法については後で詳しく述べるが、島が発見され
た場合その島の輪郭を形成する境界線上の1点を
境界線追跡開始点とする。但し、島が存在しない
画像を対象とする場合、この処理は必要なく輪郭
抽出処理は終了する。この例では、現在登録され
ているセグメントは1だけであり接続領域は2つ
揃つているので、領域A内の島の検出を行う。例
えば領域A内を第13図に示した方向のラスタ走
査を行う事により島の輪郭上の点(8,2)を検
出し、これを境界追跡開始点とする。ステツプ
(304)、(305)、(306)により境界線追跡を続けて
いくと、分岐点P1(13,8)を発見しステツプ
(307)に進む。現在追跡してきた点列の始点は
(8,2)で分岐点ではないので、ステツプ
(313)に於いて抽出してきた点列を一担スタツク
に収納し、ステツプ(302)に戻る。次に、分岐
点P1を始点として境界線追跡を続行すると(4,
8)で再び分岐点P2を発見する。この時、追跡
してきた点列の始点は分岐点P1であつたので、
この点列データをステツプ(308)でセグメント
S2として、現在輪郭抽出中の領域名Bと合わせ
てセグメント情報記憶手段17に記憶し、ステツ
プ(309)に於いて領域Bの領域情報にセグメン
ト名S2を記憶する。
追跡を続行していくと境界追跡開始点(8,
2)に戻つてくる。この場合、境界追跡開始点は
分岐点ではない。又領域Bの輪郭情報としてセグ
メントS2が既に記憶されているので第7図の
場合に相当し、先にスタツクに収納しておいた境
界点(8,2)から(13,8)までの点列データ
を、現在抽出してきた境界点(4,8)から
(8,2)までの点列データに追加しステツプ
(311)に於いてセグメントS3として記憶する。
この時このセグメントの領域Bと反対側に接続す
る領域(以下反対側領域と記す)は既に抽出済領
域Aである(この判定方法については後の島検出
方法の説明の中で述べる)のでこれも合わせて記
憶する。又、ステツプ(312)に於いて領域Bの
領域情報にセグメント名S3を記憶し、ステツプ
(300)に戻る。
この時点で登録されているセグメントの中で、
セグメントS2は接続領域が1つしか登録されて
いない。そこで、セグメントS2に接続している
領域Bでない、値が2である領域Cの輪郭抽出を
境界線(13,8)から開始する。領域の輪郭は右
廻りに抽出しているので、境界線(13,9)の方
向に追跡を行つていくと、分岐点P3(8,14)、
P4(8,12)、P5(5,12)、P6(5,14)、P2(4,
8)が発見され、点列P1P3をセグメントS4、
P3P4をセグメントS5、P4P5をセグメントS6、
P5P6をセグメントS7、P6P2をセグメントS8
として各々セグメント情報に登録する。この中で
セグメントS4とセグメントS8は、領域Cの反
対側領域が既に抽出済の領域Aであるのでこれも
合わせて記憶する。更に追跡を進めて得られるセ
グメントP2P1は、既に領域Bの輪郭抽出によつ
て抽出されたセグメントS2である事をステツプ
(303)で判定し、ステツプ(310)に進む。ここ
では、セグメント情報にセグメントS2の2つ目
の接続領域として領域Cを記憶し、更に追跡位置
をセグメントS2の開始点(13,8)に移動す
る。ステツプ(314)において、画素座標(13,
8)は領域Cの境界線追跡開始点であつたので、
ステツプ(312)によつて領域情報にセグメント
名S2を加える。
領域Cを、セグメントS2に接続する領域Bの
反対側領域として輪郭抽出を行つたのと同様に、
セグメントS5に接続する領域Cの反対側領域D
も輪郭抽出を行う。これにより新たにセグメント
S9,S10が抽出される。また、同様に、セグ
メントS6に接続する領域Cの反対側領域として
領域Eの輪郭抽出を行う。この時、セグメントS
10に接続する領域Dの反対側領域がEである事
が判明する。
領域Eの輪郭抽出が終了した時点で登録されて
いるセグメントは全て接続する2領域が揃つてい
るので、領域B〜Eの中の島の検出を行い、領域
C内の島を発見する。この島の輪郭を形成する境
界線上の1点(10,9)から輪郭抽出を行い、セ
グメントS11、及び領域Fを抽出する。
次に第10図を用いて、第3図ステツプ(300)
においてある領域内に存在している島を検出する
方法を説明する(末永康二(日本電信電話公社横
須賀電気通信研究所)「連結領域のぬりつぶし及
び番号づけに関する一考察」IE78−10、第35頁
〜第44頁参照)。第10図aの様に領域Aの内部
に存在する島Xを検出する場合、先ず、領域Aの
輪郭点(101)から、領域Aの輪郭抽出を行い境
界線より1画素だけ内側の画素に、この領域の最
も外側の画素である事を示し且つ後述のラスタ走
査時に、領域の内部か外部かを判定する情報を有
するふちどり点フラツグを記入していく。その後
領域Aを囲む矩形領域をラスタ方向に走査して、
このふちどり点フラツグにより、領域Aの外部か
内部かを判定し、ラスタ走査方式に領域Aの内部
に抽出済領域である事を示すフラツグfを記入し
ていく。このラスタ走査の途中で領域Aの内部で
あり、且つ領域Aの値と異なる値を有する画素を
発見した時、その画素は島Xに含まれる画素であ
るので、この画素を島の輪郭点として記憶してお
き、この画素の直前の島Xの外側の画素(102)
から出発して、島Xのまわりを追跡しふちどり点
フラツグを記入していく。島Xの外側のふちどり
点が終了すると再びラスタ走査を行い領域Aの内
部にフラツグfを記入していく。
島Xの周辺を詳しく見たとき、第10図cの様
になつていたとする。即ち、島Xを囲む領域Aの
値は0で、島Xは値1の領域Bと、値2の領域C
と値0の領域Dとで形成されている。ラスタ走査
により領域Aの内部にフラツグfが記入された
時、島Xの付近は第10図dの様になつている。
またラスタ走査時に発見された島の輪郭点は第1
0図cの画素Pに相当し、島Xのふちどりを開始
した第10図bに示す外側の画素(102)は画素
Qに相当する。そして島X内の領域の輪郭抽出を
行う時、画素Pと画素Qの間にある。島Xの輪郭
を形成する境界線上の点X1或はX2を境界線追跡
開始点とする。島X内の領域の輪郭抽出を行つた
時、領域Bの輪郭の一部であるセグメントX4X3
と、領域Cの輪郭の一部であるセグメントX3X4
は、各々そのセグメントが接続している反対側領
域の画素にフラツグfが記入されているので、セ
グメント情報にセグメントを登録する時に、反対
側領域として島Xを囲む領域Aを同時に登録す
る。
次に、第3図ステツプ(303)について詳しく
説明する。例えば、第5図の例において、領域B
の輪郭抽出によつてセグメントS2(P1P2)を
抽出する際にセグメントS2上の各点に抽出済フ
ラツグを付けておく。領域Cの輪郭抽出に於い
て、再びこのセグメントS2を追跡しようとした
場合、分岐点P2(4,8)から境界線上の点
(5,8)へ進むと、この境界線上の点(5,8)
には抽出済フラツグが付されている。そこで次の
分岐点P1を発見するまで無条件に追跡を進める。
分岐点P1に到達した時、最終の追跡方向は右向
きである。領域の輪郭の追跡方向を必ず一定にし
ておけば、先にこのセグメントを追跡した時の追
跡方向は、現在追跡してきた方向の逆であると言
える。従つてこのセグメントは先に分岐点P1
ら左向きに追跡されたものであると言える。そこ
で第8図のセグメント情報から、始点(13,8)、
第1の点列符号が左向きの“2”であるセグメン
トを検索する。セグメントは始点と第1の点列の
方向によつて一義的に決定する事ができ、この場
合セグメントS2であつた事が解かる。
以上説明したように、この発明によれば境界線
追跡手段13、分岐点検出手段14に於いて領域
間の境界線を分岐点によつてセグメント化し、領
域セグメント対応手段12により各セグメントデ
ータと、このセグメントを輪郭の一部として有す
る領域とを対応付け、この領域に共通の点列デー
タとして記憶する様にし、抽出済セグメント判定
手段15によつて画像内の同一図形部分の点列デ
ータを重複して記憶しないようにしたので、画像
の領域の輪郭情報の記憶容量を削減する効果があ
る。
また、この発明によれば、領域情報記憶手段1
6に領域の輪郭情報を、セグメント列として記憶
しており、セグメント情報記憶手段17に記憶さ
れている各セグメント情報にはそのセグメントに
接している2つの領域を明記している為、その領
域がどの領域に対して輪郭のどの部分で接してい
るかということが詳しく分かるうえ、位置的な情
報を含んだ隣接関係を得る事ができる。
また、セグメント情報記憶手段17には、セグ
メントが抽出された時に輪郭抽出を行つていた領
域名を、そのセグメント点列と共に記憶している
ので、再びそのセグメントを別の領域の輪郭の一
部分として抽出した時に、そのセグメントがどの
領域との境界線であるかはセグメント情報を参照
すれば明らかである。従つて、領域間の接続関係
を得る為に従来の様に画像メモリ上に領域のラベ
ルを記入する必要がない。この事により、輪郭抽
出に必要な画像メモリの容量を大幅に削減する事
ができる。
なお、上記実施例では、第3図のステツプ
(303)において、抽出済フラツグを用いて抽出済
セグメントの判定を行つていたが、抽出済セグメ
ント判定手段の別の実施例を以下に挙げる。
先ず、その1つは、あるセグメントを抽出した
時に、セグメント情報としてそのセグメントの終
点座標も記憶しておくようにする。そして、境界
線追跡中に分岐点を検出すると、その分岐点を終
点とするセグメントをセグメント情報から抽出し
てくる。もしその様なセグメントが登録されてい
なければ、これから追跡しようとするセグメント
は未抽出セグメントである。もし、その様なセグ
メントが存在すれば、そのセグメントの最終の変
位方向を示す符号を調べる。符号が、現在追跡し
ようとしている方向と逆の方向を示していれば、
そのセグメントは、これから追跡しようとしてい
るセグメントと一致している。符号が示す変位方
向が、現在追跡しようとしている方向の逆の方向
でなければ、そのセグメントはこれから追跡しよ
うとしているセグメントではない。1つの分岐点
を終点とするセグメントは最高4つまで存在する
可能性があるが、分岐点とその分岐点への最終の
変位方向を示す符号が決まればセグメントは一義
的に決定される。その様なセグメントが無い場合
は、これから追跡しようとするセグメントは未抽
出セグメントである。これから追跡しようとする
セグメントに該当するセグメントが検出された場
合、そのセグメント名を領域情報に付加し、この
セグメント情報に現在追跡中の領域名を付加し、
このセグメントの始点に追跡境界点を移動する。
この実施例によれば、同一のセグメントを2回追
跡する事はないので処理時間を短縮する事ができ
る。又、境界点にフラツグを付ける必要がないの
で処理に必要なワーキングメモリを削減する事が
できる。
また、セグメント情報に終点座標を付加するか
わりに、第11図の様な分岐点リストを作成する
事により前記実施例と同様の効果が得られる。例
えば第5図の例の場合、領域Bの輪郭追跡を行つ
た時、最初に分岐点P1を発見し、P1を始点とす
るセグメントS2の追跡を開始するが、この時第
11図の分岐点リストにP1の座標とP1から見た
セグメントS2の方向、及びセグメント名を登録
する。次に分岐点P2を発見した時にも、分岐点
座標とセグメント名及びその分岐点から見たセグ
メントの方向を登録する。この様な登録を新セグ
メントを抽出する毎に行つておく。次に領域Cの
輪郭追跡により分岐点P2を発見した時、先ずこ
れまでに追跡してきたセグメント名S8と、P2
から見たセグメントS8の方向即ち3を分岐点リ
ストに登録する。そして次の境界線追跡方向が0
の方向であるので、分岐点リストのP2の欄に方
向が0のセグメントが登録されていないかを調べ
る。この場合、方向0のセグメントS2が登録さ
れているので、これから追跡しようとするセグメ
ントは既に抽出されているセグメントS2である
事が解かる。
また、第10図aで示した島Xの検出に於い
て、先に説明した実施例では、島Xの輪郭の外側
にふちどり点フラツグを記入する時と、島内の領
域の輪郭抽出の時に、2回追跡を行うセグメント
が存在する。第10図cの、領域Bの輪郭の一部
分であるセグメントX4X3、及び領域Cの輪郭の
一部分であるセグメントX3X4がそうであるが、
島Xを検出し、ふちどり点フラツグを記入する為
に追跡を行う時に、島Xの輪郭を形成している境
界線のセグメント化を行いこのセグメントに接続
する領域として島を囲む領域名と共にセグメント
情報をセグメント情報記憶手段17に記憶してお
けば、島内の領域の輪郭抽出を行う場合に、再び
同じセグメントを追跡する必要はなく、このセグ
メント情報にセグメントが接続している島内の領
域名を記入すれば良い。
この実施例の場合、島の輪郭を形成しているセ
グメントは、島の輪郭追跡の際に島を囲む領域名
と共にセグメント情報として記憶されているの
で、島を囲む領域に抽出済領域である事を示すフ
ラツグfは必要がない。
また、上記の実施例では、領域セグメント対応
手段12により、画像内の各領域に、その領域の
輪郭を形成しているセグメント名を対応させた第
9図の様な領域情報を作成したが、この領域情報
は輪郭追跡処理終了後にその領域がどんなセグメ
ントから構成されているかを知るための付加的な
情報であり、特に作成しなくても支障はない。な
ぜなら、セグメント情報(第8図参照)として、
各セグメントにより分割されている2つの領域名
が共に記憶されており、セグメントと領域との対
応関係を示す情報は既に得られているからであ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は、画像を構成
する領域のうちの2つの領域を分割している境界
線を、各2つの分岐点で区切られた境界線部分
(セグメント)に分割し、各セグメントの点列デ
ータとこのセグメントを輪郭の一部分として有す
る領域との対応付けを行い、2つの領域間に共通
のセグメントの点列データを重複して記憶しない
ようにしたので、輪郭情報の記憶容量を減少させ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の全体構成を示すブ
ロツク図、第2図はこの発明のシステム構成を示
すブロツク図、第3図は第2図の動作を説明する
ためのフローチヤート図、第4図〜第13図はこ
の発明の実施例を説明する為の説明図であり、第
4図、第5図、第10図a,b,c,d及び第1
2図a,bは2次元パターン例、第6図はチエー
ン符号、第7図は3種類の処理、第8図はセグメ
ント情報、第9図は領域情報、第11図は分岐点
リスト、第13図はラスタ走査の方向をそれぞれ
示す。第14図は従来例の全体構成を示すブロツ
ク図、第15図は第14図の動作を説明するフロ
ーチヤート図、第16図〜第19図はそれぞれ従
来例の動作を説明するための2次元パターン例を
示す説明図である。 図中、10は画像メモリ、11は未抽出領域検
出手段、12は領域セグメント対応手段、13は
境界線追跡手段、14は分岐点検出手段、15は
検出済セグメント判定手段、16は領域情報記憶
手段、17はセグメント情報記憶手段、20は画
像入力部、21はワーキングRAM、22はプロ
グラムROM、23はCPU。なお、図中、同一符
号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2次元パターンの画像を構成している各領域
    の輪郭を抽出する輪郭抽出装置において、 輪郭抽出対象となる前記画像を格納する画像メ
    モリと、 前記領域のうち輪郭を抽出していない領域を未
    抽出領域として検出する未抽出領域検出手段と、 前記複数の領域のうちの隣接する2つの領域を
    分割している境界線を前記未抽出領域の輪郭とし
    て追跡する境界線追跡手段と、 前記境界線上で3つ以上の領域が接している分
    岐点を検出する分岐点検出手段と、 前記分岐点毎に分割して抽出される境界線部分
    (セグメント)とこのセグメントを輪郭の一部と
    する2つの領域とを対応付けるためのセグメント
    情報を生成する領域セグメント対応手段と、 前記セグメント情報を格納するセグメント情報
    記憶手段と、 を備え、 前記領域セグメント対応手段は、 前記未抽出領域の輪郭の一部として抽出された
    セグメントが初めて抽出された場合には、このセ
    グメントを新たなセグメントとして前記セグメン
    ト情報を登録すると共に、このセグメントを輪郭
    の一部とする領域の1つとして前記未抽出領域を
    前記セグメント情報に登録し、 前記未抽出領域の輪郭の一部として抽出された
    セグメントが既に抽出されて前記セグメント情報
    に登録されている場合には、このセグメントを輪
    郭の一部とするもう1つの領域として前記未抽出
    領域を前記セグメント情報に登録し、 前記未抽出領域検出手段は、 前記セグメント情報に登録されたセグメントの
    うち輪郭の一部とする領域が1つしか登録されて
    いないセグメントがある場合には、このセグメン
    トを輪郭の一部とするもう1つの未登録の領域を
    前記未抽出領域として検出し、 前記セグメント情報に登録された全てのセグメ
    ントに対し、各セグメントを輪郭の一部とする2
    つの領域が全て前記セグメント情報に登録される
    まで、前記未抽出領域を繰り返し検出する、 ことを特徴とする輪郭抽出装置。 2 前記領域セグメント対応手段は、 前記未抽出領域の輪郭の一部として抽出された
    セグメントが初めて抽出され且つ抽出済み領域内
    に含まれる島の輪郭でない場合には、このセグメ
    ントを新たなセグメントとして前記セグメント情
    報に登録すると共に、このセグメントを輪郭の一
    部とする領域の1つとして前記未抽出領域を前記
    セグメント情報に登録し、 前記未抽出領域の輪郭の一部として抽出された
    セグメントが初めて抽出され且つ抽出済み領域内
    に含まれる島の輪郭である場合には、このセグメ
    ントを新たなセグメントとして前記セグメント情
    報に登録すると共に、このセグメントを輪郭の一
    部とする2つの領域として、前記未抽出領域と前
    記島を含んでいる抽出済み領域とを前記セグメン
    ト情報に登録し、 前記未抽出領域の輪郭の一部として抽出された
    セグメントが既に抽出されて前記セグメント情報
    に登録されている場合には、このセグメントを輪
    郭の一部とするもう1つの領域として前記未抽出
    領域を前記セグメント情報に登録し、 前記未抽出領域検出手段は、 前記セグメント情報に登録されたセグメントの
    うち輪郭の一部とする領域が1つしか登録されて
    いないセグメントがある場合には、このセグメン
    トを輪郭の一部とするもう1つの未登録の領域を
    前記未抽出領域として検出し、 前記抽出済み領域内に未抽出の島が含まれる場
    合にはこの島を未抽出領域として検出し、 前記セグメント情報に登録された全てのセグメ
    ントに対し、各セグメントを輪郭の一部とする2
    つの領域が全て前記セグメント情報に登録され、
    且つ全ての島が検出されるまで、前記未抽出領域
    を繰り返し検出する、 ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の輪
    郭抽出装置。
JP60047435A 1985-03-12 1985-03-12 輪郭抽出装置 Granted JPS61208181A (ja)

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