JP2001101399A - 画像の傾き検知・余白検知・傾き補正方法及び文書画像処理装置 - Google Patents

画像の傾き検知・余白検知・傾き補正方法及び文書画像処理装置

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JP2001101399A
JP2001101399A JP27470799A JP27470799A JP2001101399A JP 2001101399 A JP2001101399 A JP 2001101399A JP 27470799 A JP27470799 A JP 27470799A JP 27470799 A JP27470799 A JP 27470799A JP 2001101399 A JP2001101399 A JP 2001101399A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多種多様な文書画像を対象に安定な傾き検知を
行う文書画像処理装置を提供する。 【解決手段】文書画像データから複数の画素が連結した
連結領域を抽出する連結領域抽出部21、抽出された連
結領域に基づき文書画像の傾き検知を行う傾き検知部2
2、抽出された連結領域のうちの外矩が所定の大きさの
連結領域の数から傾き検知の信頼度を判定する信頼度判
定部23を有し、判定された信頼度が高いときのみ傾き
検知部22で傾き検知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル複写
機、スキャナのような文書画像入力装置および文書画像
ファイリング装置といった文書画像処理装置に係り、特
に画像の傾き検知・余白検知および傾き補正に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、原稿上の文書画像を読み取って
画像データを得る際に、読み取り部と文書画像とが相対
的に傾いていると、得られた画像データを処理する際に
様々な不都合が生じる。従って、このような文書画像の
傾きを検知し、それに基づいて傾き補正などを行う必要
がある。
【0003】従来の文書画像に対する傾き検知技術は、
OCR(文字読取装置)への応用が主であるため、文字
領域の割合が比較的多く、ある閾値で二値化された文書
画像を扱うことが多い。すなわち、従来の傾き検知で
は、一般に文字列の傾きを基に文書画像の傾きを検知し
ており、文字量が少ない文書画像に対しては誤りが生じ
やすい。
【0004】従って、複写機などで入力される多種多様
の原稿上の文書画像や、二値画像であっても誤差拡散な
どの処理が施されている文書画像に対しては、従来の傾
き検知技術をそのまま適用すると、誤検知を生じる可能
性が大きい。
【0005】また、傾き検知結果に基づく傾き補正処理
は、一般的に文書画像に対する回転処理によって行われ
るが、高解像度の文書画像に対しては回転処理に要する
計算コストが大きくなるという問題がある。
【0006】画像を高速に回転させる手法として、回転
行列を2つの斜交軸変換に分解する手法がある。しか
し、この回転処理をランレングス符号化された画像(ラ
ン画像という)に対して行う際には、通常、二度にわた
るラン記述方向の変換処理が必要となる。特に、誤差拡
散処理されたラン画像ではラン数が莫大となるため、ラ
ン記述方向の変換を高速に行うことは困難となる。
【0007】さらに、画像の回転処理には、回転後処理
後に周辺部のトリミングを行う必要があるため、文書内
容の一部が欠落してしまうという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の文書画像に対する傾き検知技術では、文字領域が比較
的多く、二値化された文書画像を扱うことが多いため、
多種多様の文書画像や、二値画像であっても誤差拡散な
どの処理が施されている文書画像に対しては、誤検知を
生じ易いという問題点があった。
【0009】一方、従来の傾き補正技術では、文書画像
に対する回転処理によって傾き補正を行うため、高解像
度の文書画像に対しては回転処理に要する計算コストが
大きくなり、また回転処理のために回転行列を2つの斜
交軸変換に分解する手法をラン画像に適用すると2度の
ラン記述方向の変換処理が必要となる。特に、誤差拡散
処理されたラン画像ではラン数が莫大となり、ラン記述
方向の変換を高速に行うことは困難となる。
【0010】さらに、画像の回転処理には、回転後処理
後に周辺部のトリミングを行う必要があるため、文書内
容の一部が欠落してしまうことも問題であった。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたものであって、画像要素が主である
文書、レイアウトが複雑な文書、文書の左右・上下部で
文書の傾きが異なる文書、誤差拡散処理された文書とい
った多種多様な文書画像を対象に、安定な傾き検知を行
う方法及びこれを用いた文書画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】また、傾き補正の際に従来のラン画像の回
転処理で必要であったラン記述方向の変換を行うことな
く高速な画像回転により傾き補正を行う方法及びこれを
用いた文書画像処理装置を提供することを目的とする。
【0013】さらに、回転処理時に生じる文書内容の欠
落を防ぐことができる傾き補正を行う方法及びこれを用
いた文書画像処理装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では以下のようにして傾き検知、余白検知及
び傾き補正を行うことを特徴とする。
【0015】(1)文書画像データから画像の傾き検知
を行う際、文書画像データから複数の画素(特に黒画
素)が連結した連結領域を抽出し、該連結領域のうちの
外矩が所定の大きさの連結領域の数から傾き検知の信頼
度を判定し、該信頼度が高いときのみ連結領域から傾き
検知を行う。
【0016】複数の画素が連結した連結領域のうち、そ
の外矩(外接矩形)の大きさが文字の大きさに近い連結
領域は文字らしき領域とみなすことができ、このような
連結領域の数は、文字らしき領域の数に相当するので、
傾き検知の信頼度として用いることができる。すなわ
ち、このような連結領域の数(文字らしき領域の数)が
多ければ、文字が多い文書画像であると判断でき、傾き
検知の信頼度が高いということになる。そこで、この信
頼度が高いときのみ傾き検知を行うことにより、傾き検
知の信頼性が向上し、誤検知による誤った傾き補正を未
然に防止することが可能となる。
【0017】(2)文書画像データから画像の傾き検知
を行う際、文書画像データを複数の領域(例えば、画像
の長手方向の2つの領域)に分割し、分割した各領域毎
に傾き検知を行う。
【0018】このようにすることにより、本の見開きや
傾きが異なる文書が混在した文書画像データに対しても
各領域での傾きを個別に検知し、これに基づいて領域毎
に傾き補正を行うことができる。
【0019】(3)文書画像データから画像の傾き検知
を行う際、文書画像データを複数の領域(例えば、画像
の長手方向の2つの領域)に分割し、分割した各領域毎
に複数の画素が連結した連結領域を抽出し、該連結領域
のうちの外矩が所定の大きさの連結領域の数から、分割
した各領域毎に傾き検知の信頼度を判定し、分割した各
領域毎に連結領域に基づいて傾き検知を行い、これらの
信頼度判定結果及び傾き検知結果に基づいて文書画像全
体の傾きを判定する。
【0020】本の見開きや左右で傾きが異なる文書が混
在した文書、あるいは図中心の文書に対しても、各領域
での傾きを適切に求めて傾き検知の信頼性を向上するこ
とができ、さらには文書全体の傾き判定結果に基づいて
傾き補正を行うか否かを決定すれば、誤った傾き補正を
防止することが可能となる。
【0021】(4)文書画像データから画像の傾き検知
を行う際、文書画像データを変換して得られた多値画像
データからエッジ部分を抽出してエッジ画像データを生
成し、該エッジ画像データから複数の画素が連結した連
結領域を抽出し、該連結領域から傾き検知を行う。
【0022】例えば、誤差拡散画像の処理においては、
誤差拡散画像データを一旦多値の縮小画像データに変換
し、縮小多値画像に対してエッジ検出と2値化処理を施
すことによって縮小エッジ画像を生成し、この縮小エッ
ジ画像に対して傾き検知処理を行う。このようにして誤
差拡散画像からきわだったエッジのみを取り出すことに
より、文字と下地の分離や周囲のノイズ要素の除去を行
って、正確な傾き検知を行うことができる。
【0023】(5)文書画像データから画像周辺部の余
白検知を行う際、文書画像データを変換して得られた多
値画像データからエッジ部分を抽出してエッジ画像デー
タを生成し、該エッジ画像データから余白検知を行う。
【0024】これにより誤差拡散処理された画像に特有
の網点ノイズや下地模様や周辺のノイズが存在する文書
画像データに対しても、画像周辺部の余白の存在を検知
することができる。
【0025】(6)文書画像データから画像の傾き補正
を行う際、画像周辺部の余白部分を検知し、この余白部
分の検知結果に基づき、余白部分の量に応じて文書画像
データの画像中心を移動させて傾き補正を行う。
【0026】これにより、文書画像の元画像の大きさと
補正画像の大きさを等しく保ちつつ傾き補正時に回転処
理を行う際に発生する文書情報の欠落を防止するか、あ
るいは最小限に抑えることができる。
【0027】(7)ランレングス符号化によりデータ圧
縮された文書画像データの元画像データを回転処理して
傾きが補正された補正画像データを得る傾き補正に際し
て、元画像データの傾きに応じた分割数で元画像データ
の各行のランを分割し、分割されたランを補正画像デー
タの各行に追加(複写・結合)する処理を行う。
【0028】本発明の対象分野はディジタル複写機など
の文書画像入力装置あるいは文書画像ファイリング装置
であり、入力される文書画像の傾きは小さいと仮定でき
るので、傾き補正処理の際のラン記述方向と直交する方
向に対する斜交軸変換は、元画像の傾きに応じて各行の
ランを順序複写・結合することによって、ラン記述方向
の変換を行うことなく高速に実現でき、また画像周囲の
余白を検知し、画像中心を余白が存在する方向へと移動
させることにより、画像周辺部のトリミングの際に生じ
る文書内容の欠落を防ぐことが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に関
わる文書画像処理装置のハードウェア構成を示してい
る。
【0030】この文書画像処理装置は、全体の制御を司
る制御部10、文書画像を画像データとしてシステムに
取り込むための画像入力部11、取り込んだ文書画像デ
ータをシステムで保持しておくための画像メモリ部1
2、取り込んだ文書画像データを画像データファイルと
してハードディスクなどの外部記憶媒体を利用して保存
・格納するための画像記憶部13、取り込んだ画像に対
して後述する傾き検知や余白検知を初めとする様々な画
像処理を行うための画像処理部14、画像処理部14で
の画像処理によって得られた文書画像データの状態を記
憶するための文書画像状態記憶部15、画像記憶部13
から呼び出した文書画像データに対し文書画像状態記憶
部15に格納された文書画像状態の情報に基づいて傾き
補正などの補正を施す画像補正部16、文書画像データ
を画像として出力するためのプリンタや表示装置などの
画像出力部17からなる。
【0031】画像出力部17がプリンタである場合は、
通常は補正後の文書画像データを出力し、また表示装置
である場合は補正前及び補正後の文書画像データを適宜
選択的に、あるいは並行して表示するようにしてもよ
い。
【0032】次に、画像処理部14での文書画像に対す
る傾き検知と余白検知、画像補正部16での傾き補正の
実施形態について説明する。
【0033】(第1の実施形態)まず、連結領域のうち
で外矩が所定の大きさの連結領域の数による傾き検知信
頼度を用いた傾き検知に関する第1の実施形態につい
て、図2および図3を用いて説明する。図2は本実施形
態における画像処理部14内の傾き検知に関する構成を
示すブロック図であり、図3はその処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【0034】図2に示すように、画像処理部14には連
結領域抽出部21と傾き検知部22及び信頼度判定部2
3が設けられている。連結領域抽出部21では、文書画
像データ中の連結領域、特に黒画素の連結領域を検知す
る。信頼度判定部23では、連結領域抽出部21で抽出
された黒画素連結領域を用いて傾き検知部22での傾き
検知の信頼度を判定する。傾き検知部22では、信頼度
判定部23で信頼度が高いと判定された場合のみ傾き検
知を行い、傾き検知結果を出力する。
【0035】次に、図3を参照して傾き検知のさらに詳
細な処理手順を説明すると、まず画像入力部11で文書
画像データを取り込み、画像メモリ部12に格納する
(ST101)。画像メモリ部12に格納された文書画
像データに対して、画像処理部14において連結領域抽
出部21でラベリング処理を行い、黒画素連結領域を抽
出する(ST102)。
【0036】ここで、抽出された黒画素連結領域に対す
る外矩(外接矩形)を求め、この外矩の大きさが文字の
大きさに近い黒画素連結領域を文字らしき領域とし、そ
の文字らしい領域の数、場合によっては数と位置の情報
を文書画像状態記憶部15に記憶する。
【0037】そして、文書画像状態記憶部15に記憶さ
れた内容に従って信頼度判定部23で信頼度判定を行う
(ST103)。すなわち、傾き検知の対象となる領域
内に存在する文字らしき領域(外矩が所定の大きさの連
結領域)の数を傾き検知の信頼度として用い、傾き検知
の信頼度を判定する。信頼度判定は、外矩が所定の大き
さの連結領域の数がある閾値以上か否かにより行われ、
閾値以上の場合は信頼度が高く、閾値に満たない場合は
信頼度が低いとする。
【0038】こうして判定された信頼度が高いときに
は、傾き検知部22で傾き検知を行い(ST105)、
得られた傾きを文書の傾きとし、傾き検知の信頼度が低
いときには、文書の傾きを不定として処理を終了する。
【0039】ステップST105での傾き検知の方法と
しては、例えば、特開昭62−14277号に開示され
ているように、黒画素連結領域の各成分の属性を複数の
角度方向に投影して積分し、それぞれの角度方向に対応
した周辺分布の中で、鋭さが最大であるものの角度を入
力画像の傾きとする方法を用いることができる。
【0040】ステップST105で傾きを検知すると、
これに基づき画像補正部16において傾きの補正を行う
(ST206)。画像の傾き補正処理は、例えば傾き検
知により元画像の傾き角がα°と検出されたとすると、
元画像を−α°だけ回転させることで実現できる。画像
の回転処理手法としては、後述する第7の実施形態の説
明中の(1)式に示される回転行列を用いて画像座標を
変換する手法が一般に知られている。
【0041】このように本実施形態によると、傾き検知
に対する信頼度を判定し、この信頼度が高いと判定され
たときのみ傾き検知を行い、この傾き検知結果に基づき
傾き補正を行うことにより、誤った角度で傾き補正を行
ってしまうという失敗をなくすことができる。
【0042】(第2の実施形態)次に、文書画像データ
を複数の領域に分割し、各分割領域毎に独立に傾きを求
める傾き検知に関する第2の実施形態について、図4お
よび図5を用いて説明する。図4は本実施形態における
画像処理部14内の傾き検知に関する構成を示すブロッ
ク図であり、図5はその処理手順を示すフローチャート
である。
【0043】図4に示すように、画像処理部14には領
域分割部31及び傾き検知部32A,32Bが設けられ
ており、領域分割部31では入力された文書画像データ
を複数の領域、例えば文書画像の長手方向に並ぶ二つの
領域A,Bに分割し、傾き検知部32A,32Bは各分
割領域A,B毎に傾き検知を行い、傾き検知結果を出力
する。
【0044】図5を参照してさらに詳細な処理手順を説
明すると、まず画像入力部11で文書画像データを取り
込み、画像メモリ部12に格納する(ST201)。次
に、取り込んだ文書画像データを画像処理部14におい
て領域分割部31で画像の長手方向に2分割する(ST
202)。ステップST202では、文書画像データの
画像領域の幅と高さをそれぞれWIDTH,HEIGHTとする
と、もしWIDTH≧HEIGHTであれば左右に2分割し、WIDTH
<HEIGHTであれば上下に2分割する。
【0045】次に、ステップST202で分割されたそ
れぞれの領域A,Bに対して、画像処理部14において
傾き検知部32A,32Bで独立に傾き検知を行い(S
T203)、傾きが検知された場合は画像補正部16に
おいて傾き補正を行う(ST204)。
【0046】本実施形態によると、例えば本の見開きや
左右で傾きが異なる文書が混在した場合においても、複
雑な領域分割を施すことなく、それぞれの分割領域での
傾きを正しく求めることができ、求められた傾きに応じ
てそれぞれの領域毎に適切な傾き補正を施すことができ
る。
【0047】(第3の実施形態)次に、文書画像データ
を長手方向に2分割し、各分割領域毎に独立に傾きを求
め、その傾き検知結果と傾き検知の信頼度判定結果を用
いて文書の傾きを決定して傾き補正を行う第3の実施形
態について、図6および図7を用いて説明する。図6は
本実施形態における画像処理部14内の傾き検知に関す
る構成を示すブロック図であり、図7はその処理手順を
示すフローチャートである。
【0048】図6に示されるように、本実施形態では画
像処理部14内に領域分割部41及び傾き検知部42
A,42Bに加えて、信頼度判定部43A,43B及び
傾き判定部44が設けられている。領域分割部41では
入力された文書画像データを文書画像の長手方向に分割
された二つの領域A,Bに分割し、傾き検知部42A,
42Bは各分割領域A,B毎に傾き検知を行う。信頼度
判定部43A,43Bでは、各分割領域A,B毎に傾き
検知の信頼度を判定する。傾き判定部44では、各分割
領域A,B毎の傾き検知結果及び信頼度判定結果から最
終的な傾き判定を行う。
【0049】図7を参照してさらに詳細な処理手順を説
明すると、まず画像入力部11で文書画像データを取り
込み、画像メモリ部12に格納する(ST301)。次
に、取り込んだ文書画像データを画像処理部14におい
て領域分割部41で画像の長手方向に2分割する(ST
302)。ステップST302では、文書画像データの
画像領域の幅と高さをそれぞれWIDTH,HEIGHTとする
と、もしWIDTH≧HEIGHTであれば左右に2分割し、WIDTH
<HEIGHTであれば上下に2分割する。これまでの処理
は、図5と同様である。
【0050】続いて、二つの分割領域A,Bに対して、
画像処理部14において傾き検知部42A,42Bと信
頼度判定部43A,43Bで、独立に信頼度判定処理と
傾き検知を行う(ST303,ST304)。ここで、
傾き検知と信頼度判定の結果得られた分割領域Aの傾き
をSKEW_A、信頼度をRELIABILITY_A、分割領域Bの傾き
をSKEW_B、信頼度をRELIABILITY_Bとする。信頼度は先
と同様に、RELIABLE(信頼度が高い)か、UNRELIABLE
(信頼度が低い)のいずれかの値を持つとする。
【0051】このような条件の下で得られた各領域の信
頼度と傾き情報を用いて、以下のように文書の傾きを決
定する(ST305)。すなわち、RELIABILITY_A=REL
IABILITY_B=RELIABILEであり、かつSKEW_A=SKEW_Bで
あれば、両分割領域A,Bの傾きが等しいと判断し、SK
EW=(SKEW_A+SKEW_B)/2を文書全体としての傾きSKEW
として定め、傾き補正を行う(ST307)。
【0052】また、RELIABILITY_A=RELIABILITY_B=RE
LIABILEであり、SKEW_A!=SKEW_Bであるときは、本の
見開きなどのように上下、または左右で異なる傾きが生
じていると判断し、文書全体としての傾き角SKEWは定め
ない。傾き補正を行う際は、各分割領域A,B毎の傾き
を独立に補正する。
【0053】さらに、RELIABILITY_A=RELIABILE、かつ
RELIABILITY_B=UNRELIABLEである場合には、文書全体
の傾きをSKEW=SKEW_Aとし、逆にRELIABILITY_A=UNREL
IABILE、かつRELIABILITY_B=RELIABLEである場合に
は、文書全体の傾きをSKEW=SKEW_Bとする。RELIABILIT
Y_A,RELIABILITY_Bが共にUNRELIABILEである場合は、
文書全体の傾きSKEWは不定と判断し、傾き補正を行わな
い。
【0054】こうして文書の傾きが決定された結果、文
書の傾き補正が可能であれば(ST306)、画像補正
部16において傾き補正を行う(ST307)。
【0055】このように本実施形態によれば、2分割さ
れた領域A,Bの傾き検知の信頼度と推定された傾き角
の情報を用いることによって、本の見開きや左右で傾き
が異なる文書が混在した文書や図中心の文書に対して
も、各分割領域A,Bでの傾きを適切に求めて傾き検知
の信頼性を向上することができる。さらに、文書全体の
傾き判定結果に基づいて傾き補正を行うか否かを決定す
ることにより、誤った傾き補正を防止することが可能と
なる。
【0056】(第4の実施形態)次に、入力された文書
画像データから縮小エッジ画像を生成し、この縮小エッ
ジ画像に対して傾き検知を行う傾き検知に関する第4の
実施形態について図8〜図10を参照して説明する。図
8は本実施形態における画像処理部14内の傾き検知に
関する構成を示すブロック図であり、図9はその処理手
順を示すフローチャートである。
【0057】図8に示すように、本実施形態では画像処
理部14内にエッジ画像生成部51と連結領域抽出部5
2及び傾き検知部53が設けられ、エッジ画像生成部5
1で生成された縮小エッジ画像について連結領域抽出部
52で黒画素連結領域の抽出を行い、この黒画素連結領
域から傾き検知部53で傾き検知を行うように構成され
ている。
【0058】図9に示すフローチャートを用いてさらに
詳細な処理手順を説明すると、まず画像入力部11で高
解像度の2値誤差拡散画像データを取り込み、画像メモ
リ部12に格納する(ST401)。次に、誤差拡散画
像データに対する処理として、まず入力された誤差拡散
画像データを画像処理部14においてエッジ画像生成部
51で一旦多値の縮小画像データに変換し、縮小された
多値画像データに対してエッジ抽出フィルタによるエッ
ジ抽出及び2値化処理を施すことにより、縮小エッジ画
像データを生成する(ST402)。生成された縮小エ
ッジ画像データは、再び画像メモリ部12に格納され
る。このように、元の誤差拡散画像からきわだったエッ
ジのみを抽出することにより、文字と下地の分離や周囲
のノイズ要素の除去を行うことができる。
【0059】エッジ抽出フィルタには、図10(a)
(b)に示す差分オペレータを用い、x方向、y方向そ
れぞれの差分オペレータ値の和の絶対値によって生成さ
れる画像をエッジ画像とする。ここで、エッジ抽出処理
によって線分やノイズが太るのを防ぐため、下地→黒画
素の変化点、黒画素→下地の変化点に存在する二種類の
エッジのうち、差分の和が負となる黒画素→下地の変化
点のエッジ部では、x方向のオペレータについては左
に、y方向のオペレータについては上にそれぞれ1画素
シフトした画素位置にオペレータの値を加えることとし
た。
【0060】引き続き、生成された縮小エッジ画像に対
して、画像処理部14において連結領域抽出部52で連
結領域抽出、傾き検知部53で傾き検知を順次行い(S
T403〜ST404)、文書画像の傾き角を得る。傾
きが検知された場合には、傾き補正を行う(ST40
5)。
【0061】本実施形態によると、誤差拡散処理された
画像に特有の網点ノイズや下地、周辺のノイズに影響さ
れることなく、正確な傾き検知及びこれに基づく傾き補
正を実現できる。
【0062】(第5の実施形態)次に、文書画像周辺部
の余白検知に関する第5の実施形態について、図11及
び図12を参照して説明する。図11は本実施形態にお
ける画像処理部14内の余白検知に関する構成を示すブ
ロック図であり、図12はその処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0063】図11に示すように、画像処理部14内に
エッジ画像生成部61と連結領域抽出部62及び余白検
知部63が設けられ、エッジ画像生成部61で生成され
た縮小エッジ画像データについて、連結領域抽出部62
で黒画素連結領域の抽出を行い、この黒画素連結領域か
ら余白検知部63で余白検知を行うように構成されてい
る。すなわち、余白の検知は下地や周辺部ノイズの影響
が排除された縮小エッジ画像データに対して行われる。
【0064】図12を参照して説明すると、画像入力部
11で高解像度の2値誤差拡散画像データを取り込み、
画像メモリ部12に格納する(ST501)。次に、誤
差拡散画像データに対する処理として、まず入力された
誤差拡散画像データを画像処理部14においてエッジ画
像生成部61で一旦多値の縮小画像データに変換し、縮
小された多値画像データに対してエッジ抽出フィルタに
よるエッジ抽出及び2値化処理を施すことにより、縮小
エッジ画像データを生成する(ST502)。生成され
た縮小エッジ画像データは、再び画像メモリ部12に格
納される。
【0065】このように元の誤差拡散画像データからき
わだったエッジのみを抽出することにより、文字と下地
の分離や周囲のノイズ要素の除去を行うことができる。
この場合も、エッジ抽出フィルタには、図10(a)
(b)に示す差分オペレータを用いればよい。
【0066】次に、生成された縮小エッジ画像データに
対して、画像処理部14において連結里領域抽出部62
で連結領域抽出を行う(ST503)。そして、画像処
理部14において余白検知部63で画像周辺部に連結構
成要素が存在しないかを調べることによって、余白検知
を行う(ST504)。なお、余白検知部63において
は、縮小エッジ画像データの画像周辺部でのエッジによ
る黒画素量が閾値以下である場合に、余白があると判定
する余白検知手法を用いてもよい。
【0067】このように本実施形態によれば、誤差拡散
処理された画像に特有の網点ノイズや下地模様や周辺の
ノイズが存在する文書画像に対しても、画像周辺部の余
白の存在を検知することができる。
【0068】(第6の実施形態)次に、文書画像データ
の回転処理による傾き補正時に生じる文書情報の欠落を
最小限に防ぐために、余白情報を用いての回転画像の移
動に関する第6の実施形態について、図13〜図16を
用いて説明する。図13は本実施形態における画像処理
部14内の余白検知・傾き検知に関する構成を示すブロ
ック図であり、図14はその処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0069】図13に示すように、本実施形態において
は画像処理部14内にエッジ画像生成部71、連結領域
抽出部72、余白検知部73及び傾き検知部74が設け
られており、エッジ画像生成部71で生成された縮小エ
ッジ画像データについて連結領域抽出72で黒画素連結
領域の抽出を行い、この黒画素連結領域から余白検知部
73による余白検知と傾き検知部74による傾き検知を
行うように構成されている。すなわち、余白検知及び傾
き検知は、下地や周辺部ノイズの影響が排除された縮小
エッジ画像データを基に行われる。そして、余白検知と
傾き検知の結果は画像補正部16に送られ、傾き補正に
用いられる。
【0070】文書画像の傾き補正処理は、元画像の傾き
角がα度と検出されたとすると、元画像を−α°だけ回
転させることで実現できる。図15に示すように、元画
像の重心を回転中心として回転処理を行うとき、元画像
の大きさと補正画像の大きさを等しく保つ際には、図1
5の斜線を施した部分にはみ出しが生じる。このはみ出
し部分に重要な文書情報が存在していた場合には、補正
画像では元画像の一部の情報が欠落してしまうことにな
る。
【0071】このような欠落を防ぐためには、文書画像
である元画像の周辺部の余白を検知し、余白が存在する
場合には傾き補正のための回転処理を行った後、回転画
像を余白が存在する方向へ移動させればよい。例えば、
図16のように元画像の左側に余白が存在し、右側に余
白が存在しない場合は、回転画像を左に移動する。逆
に、元画像の右側に余白が存在し、左側に余白が存在し
ない場合は、回転画像を右に移動する。
【0072】元画像の上下に余白が存在する場合も、同
様である。すなわち、元画像の上側に余白が存在し、下
側に余白が存在しない場合は、回転画像を上に移動す
る。元画像の下側に余白が存在し、上側に余白が存在し
ない場合は、回転画像を下に移動する。
【0073】図14を用いて具体的な処理手順について
説明すると、まず画像入力部11で文書画像データを取
り込み、画像メモリ部12に格納する(ST601)。
本実施形態では第4、第5の実施形態と同様に、画像入
力部11で入力された文書画像データが誤差拡散処理さ
れている場合を想定しており、誤差拡散画像データに対
する処理として、まず入力された誤差拡散画像データを
画像処理部14においてエッジ画像生成部71で一旦多
値の縮小画像データに変換し、縮小された多値画像デー
タに対してエッジ抽出フィルタによるエッジ抽出及び2
値化処理を施すことにより、縮小エッジ画像データを生
成する(ST602)。
【0074】生成された縮小エッジ画像データは、再び
画像メモリ部12に格納される。なお、入力された文書
画像データは、誤差拡散画像データでない場合は適切な
2値化処理がされているものとする。
【0075】次に、画像メモリ部12に格納された画像
データに対して、画像処理部14において連結領域抽出
部72での黒画素連結領域の抽出、余白検知部73での
余白検知及び傾き検知部74での傾き検知を行う(ST
603〜ST605)。続いて、画像補正部16におい
て傾き補正処理を行い(ST606)、補正処理が終わ
った画像を一旦画像メモリ部12に格納する。
【0076】ここで、ステップST604での余白検知
とステップST605での傾き検知の結果、ステップS
T606の傾き補正の回転処理において回転画像の移動
が必要かつ可能かを判定し(ST607)、回転画像の
移動が必要かつ可能である場合にには、回転画像を移動
させる(ST608)。これにより、元画像の余白部分
に存在した文書情報の欠落を防ぐ。
【0077】このように本実施形態によれば、文書画像
の元画像の大きさと補正画像の大きさを等しく保ちなが
ら、傾き補正時に回転処理を行う際に発生していた文書
情報の欠落を最小限に抑えることができる。
【0078】(第7の実施形態)次に、比較的傾きの小
さいラン画像形式で記述された文書画像データの傾き補
正に関する第7の実施形態について、図17〜図22を
参照して説明する。
【0079】ここでは、文書画像データの画像形式を2
値のラン画像形式とする。ラン画像とはランの長さ(ラ
ンレングス)、つまり同一輝度の画素が例えば行方向
(主走査方向)に連続する長さを順に記述することによ
り画像を表現する形式であり、2値のラン画像では黒画
素、白画素のラン長で表現する。この場合、ラン画像の
ラン記述方向は主走査方向となる。以下、ラン画像フォ
ーマットの例として、本実施形態で用いたラン画像フォ
ーマットの詳細を示す。
【0080】本実施形態で用いたラン画像フォーマット
は、「ラン保存部」と「行先頭記憶部」を持つ。ラン保
存部では、元画像のラン長が白ラン、黒ラン、白ラン、
…の順に、つまり白ランと黒ランのラン長が交互に記述
される。ただし、各行の始まりは必ず白ランとし、黒画
素から行が始まっている場合は、白ラン長として0が書
き込まれる。
【0081】このようなラン保存部のみでは、画像の任
意の領域にアクセスするために、毎回、画像の始めから
ランを展開する必要があり、効率が悪い。そこで、ラン
保存部の他に、各行の先頭ランへのポインタを保存する
行先頭記憶部を持つこととし、行先頭記憶部で各行の先
頭ランまでの累積ラン数を保持する。
【0082】ラン画像フォーマットには、ここで述べた
例の他に、現ランと前ランとのラン長の差を順に記述す
るもの、黒ランの開始位置とそのラン長を順に記述する
ものなどが存在するが、相互のフォーマット交換は容易
であり、本実施形態で用いたラン画像フォーマットの採
用によって、ラン画像全般に対する一般性が損なわれる
ものではない。
【0083】次に、傾き補正で用いる画像回転処理の手
法について述べる。2次元画像の回転処理手法として
は、画像を構成する各画素の座標を回転行列を用いて変
換する手法が知られている。回転行列を(1)式に示
す。
【0084】
【数1】
【0085】本発明による文書画像処理装置の主たる対
象分野は、文書ファイリングシステムやディジタル複写
機関連であり、扱われる文書画像の傾きは比較的小さい
ことが予想される。従って、文書画像に対する回転処理
の回転角は微小であると仮定すると、(1)式の回転行
列は以下に示す(2)式のように近似でき、2つのシフ
ト演算に分解することができる。
【0086】
【数2】
【0087】ここで、斜交軸交換をラン画像に適用する
際の問題について考える。一般に、ラン画像データでは
ラン記述方向に対する画像操作は容易であるが、ラン記
述方向に直交する方向に対する画像操作は困難である。
【0088】ラン画像に対してラン形式のままで画像の
回転を行った例として、文献(1)嶋芳博、柏丘誠治、
東野純一:“ランに対する座標変換に基づく2値画像の
高速回転のための一手法”、電子情報通信学会論文誌
D,vol.J71−D,No.7,pp.1296−
1305(1988)や、文献(2)東海林健二:“p
xy表にラン形式で格納された2値画像のアフィン変換
アルゴリズム”、電子情報通信学会論文誌D−II,vo
l.J77−D−II.No.9,pp.1753−17
60(1994)、などが知られているが、これらは共
に処理の過程でラン記述方向の変換を行っている。すな
わち、1回目の斜交軸変換の後で、横ラン(主走査方向
のラン)→縦ラン(副走査方向のラン)へのラン記述方
向の変換を行い、さらに2回目の斜交軸変換の後で、縦
ラン→横ランへのラン記述方向の変換を行う。
【0089】もし、これらのラン記述方向の変換が不要
となれば、中間処理画像のための記憶領域の削減や、処
理の高速化が実現できる。本発明では、y方向へのシフ
ト演算を回転角に応じてランを順次複写・結合すること
で実現することによって、ラン記述方向の変換を行うこ
となく画像の回転処理を可能としている。
【0090】以下、図17のフローチャートを用いて処
理の流れを述べる。画像入力部11で入力画像データを
取り込み、先に述べたラン画像形式で画像メモリ部12
に格納し(ST701)、このラン画像を対象に傾き検
知を行う(ST702)。
【0091】次に、傾き検知結果に基づいてラン画像に
対し傾き補正のための画像回転処理を行う。この画像回
転処理は、式(2)に示す近似によって図21に示すx
方向(主走査方向)に対するシフト演算(ST703)
と、y方向(副走査方向)に対するシフト演算(ST7
04)に分割できる。
【0092】ここで、文書画像の左右上下に余白がある
ものとし、各行の先頭ランと最終ランは白ランであると
すると、x方向のシフト演算は、図18に示すようにラ
ン画像の各行の先頭ランと最終ランのラン長を回転角に
応じて変更することによって実現できる。すなわち、ス
テップST801では元画像の画像幅をwidthとし、1
回目のシフト演算を経た後の画像幅(1回目のシフト演
算を経た画像を囲む外矩の幅)をwidth2とすると、各行
の先頭ラン長にはy座標に応じた値−y×tanθを加
え、最終ラン長にはwidth2−width+y×tanθを加えれ
ばよい。ステップST802で全ての行に対する処理が
終了したと判断されるまで、ステップST801の処理
を行う。
【0093】次に、y方向に対するシフト演算について
説明する。y方向に対するシフト演算の処理手順を図1
9に示し、説明図を図22、図23に示す。また、説明
に用いる変数や配列を以下に示す。
【0094】・DIV…画像幅のラン分割数(ランブロ
ックの数) DIV=abs(width×tanθ)+1 ・tbl[ ]…ブロックの左端のx座標 ・tbl[DIV]…画像の幅,tbl[k]= width×k/DI
V,0≦k≦DIV ・in_ctr[k]…入力画像k行目から読み込まれたランの
数を記憶 ・rest_len[k]…入力画像k行目から最後に読み込ま
れ、まだ書き込まれていないラン長を記憶 ・sum…書き込みが終了したラン長の総和を記憶する
変数 y方向に対するシフト演算処理は、画像の回転角の正負
によって処理が異なるため、まず図22に示す回転角が
正の場合のy方向に対するシフト演算処理について図1
9及び図20を参照して説明する。図20は、画像処理
部14内のy方向に対するシフト演算に係る構成を示し
ており、ラン分割数算出部81、ラン分割部82及びラ
ン複写・結合部83からなる。
【0095】画像に対して傾き角θに相当する回転角が
与えられると、ラン分割数(ランブロック数)DIVが
算出される(ST901)。上に示したように、ラン分
割数(ランブロック数)DIVは元画像の傾き角θに応
じて算出され、θが大きいほどDIVは多くなる。ま
た、これと同時にブロック左端のX座標tbl[ ]が設定さ
れる。そして、このラン分割数DIVに従ってランを分
割する(ST902)。
【0096】傾き補正された補正画像の生成は、元画像
から補正画像を順次一行ずつ生成することによって行わ
れ、補正画像の第i行の生成はjの初期値をiとし、k
の初期値を0として、1回のブロック処理毎にj←(j
−1),k←(k+1)としながら、jが負、あるいは
kがDIVと等しくなるまで、元画像の第j行のkブロ
ックを順次補正画像データの第i行に複写・結合するこ
とによって行われる(ST902)。このようなラン分
割及びランの複写・結合をステップST903で全ての
行に対する処理が終了したと判断されるまで行う。
【0097】次に、ステップST902のブロックの複
写・結合処理について説明する。元画像の第k行の第n
ブロックを構成するランは、2つのブロックに含まれる
ランの分割・合成処理を経た後、補正画像の第(k+
n)行の第nブロックに複写・結合される。ブロックの
複写・結合処理は、以下に示す第(n−1)ブロックと
第nブロック間に位置するランの処理、中間部のランの
複写処理、第nブロックと第(n+1)ブロック間に位
置するランの処理に分けることができる。
【0098】・第(n−1)ブロックと第nブロック間
に位置するランの処理 もし、rest_len[k]が0ならば、新しい次のランを読み
込んで、そのラン長を変数lenに代入し、rest_len[k]が
0でないならば、変数lenにrest_len[k]を代入する。tb
l[n]+len>tbl[n+1]ならば、rest_len[k],lenの値を
それぞれrest_len[k]←len+tbl[n]−tbl[n+1]、len←t
bl[n+1]−tbl[n]のように更新する。その後、前のブロ
ックの終わりの色と現在のブロックの始まりの色が等し
いとき(in_ctr[k+1]%2とin_ctr[k]%2の値が等しい
とき)は、最後に書き込んだラン長をlenだけ増加さ
せ、前のブロックの終わりの色と現在のブロックの始ま
りの色が異なるとき(in_ctr[k+1]%2とin_ctr[k]%2
が異なるとき)は、新しいラン長lenのランを書き込
み、第nブロックの複写・結合処理を終了する。sum+l
en<tbl[n+1]の場合は、変数sumの値をsum←sum+lenの
ように更新し、先と同様に、in_ctr[k+1]%2とin_ctr
[k]%2の値が等しいかどうかに応じて、最終ランのラ
ン長をlenだけ増加させるか、あるいは新しいラン長len
のランを書き込む。この後、次のランを読み込み、その
ラン長を変数lenに代入する。
【0099】・中間ランの処理 中間ランの処理で、(書き込みが終了したラン長の総
和)<tbl[n+1]が成り立つ間、入力画像からのランの読
み込み、補正画像へのランの書き込み、変数sumの更新
(sum←(sum+len))を繰り返すことによって、ブロック
内のランの複写を行う。そして、(書き込みが終了した
ラン長の総和)≧tbl[n+1]となったとき処理を終了し、
次のnブロックと(n+1)ブロック間に位置するラン
の処理へと移る。
【0100】・第nブロックと第(n+1)ブロック間
に位置するランの処理 最後の第nブロックと第(n+1)ブロック間に位置す
るランの処理では、rest_len[k],lenの値をそれぞれre
st_len[k]←sum+len−tbl[n+1]、len←tbl[n+1]−sum
のように更新し、ラン長lenのランを書き込む。
【0101】次に、図23に示す回転角が負の場合のy
方向に対するシフト演算について述べる。
【0102】回転角が正の場合、補正画像の生成の際、
第kブロックの方が第(k+1)ブロックよりも先に処
理される。従って、読み込んだラン数をin_ctrに保存
し、その続きから読み込みを開始することにより、第k
ブロック以前のブロックの読み込みの重複は生じない。
先に述べたラン画像フォーマットにおいて、処理を効率
的に行うためには、ランの読み込みの重複を無くし、連
続した書き出しを行うことが重要である。
【0103】ところが、回転角が負の場合では、画像を
上から順に生成すると第kブロックよりも、(k+1)
ブロックの方が先に処理されることとなる。しかし、
(k+1)ブロックの処理を行うためには、結局0〜第
kブロックのランを展開する必要があるため、ランの読
み込みの重複が生じるという問題が発生する。
【0104】そこで、回転角(傾き補正角度)が正か負
かを調べ(ST705)、回転角が正の場合は処理を終
了するが、回転角が負の場合は、画像を下から上へと生
成して、一旦上下の反転した処理画像を生成する。これ
によりランの読み出しの重複を防ぎ、連続した画像の書
き出しが実現される。その後、この上下の反転した処理
画像に対して上下方向の反転処理を行い(ST70
6)、最終的な回転画像を得る。
【0105】このように本実施形態の傾き補正方法によ
れば、ラン記述方向の変換を必要としないため、高速な
傾き補正を行うことが可能である。
【0106】本発明に基づく傾き検知は、傾き補正にの
み適用されるものではなく、単にユーザに対して傾きの
存在を警告するような用途にも使用することができる。
余白検知についても、傾き補正のための回転処理にのみ
適用されるものではなく、単に余白部分をユーザに知ら
せるような用途に用いることもできる。
【0107】その他、本発明は種々の変形実施が可能で
あり、例えば幾つかの実施形態で説明した技術を適宜組
み合わせて実施することもできる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。 (1)傾き検知に対する信頼度を求め、この信頼度を用
いて傾き検知を行って傾き補正を行うべきかを制御する
ことにより、誤った角度で補正を行ってしまうという失
敗をなくすことができる。
【0109】(2)本の見開きや左右で傾きが異なる文
書が混在した場合においても、複雑な領域分割を施すこ
となく、それぞれの分割領域での傾きを求めることがで
き、求められた傾きに応じて、それぞれの領域に補正を
かけることができる。
【0110】(3)2分割された領域それぞれの傾き検
知の信頼度と傾き検知結果を用いることによって、より
信頼性の高い傾き検知を行うことができる。
【0111】(4)誤差拡散処理された文書画像データ
に対しても、このような誤差拡散処理された画像データ
に特有の網点ノイズや下地、周辺のノイズに影響される
ことなく、正確な傾き検知が実現できる。
【0112】(5)誤差拡散処理された画像データに特
有の網点ノイズや下地模様や周辺のノイズが存在する文
書画像データに対しても、画像周辺部の余白の存在を検
知することができる。
【0113】(6)さらに、このようにして検知された
余白の情報を用いることで、傾き補正時や回転処理時に
発生していた文書情報の欠落を最小限に抑えた回転処理
による傾き補正を行うことができる。
【0114】(7)ラン画像を対象として画像の傾き補
正のための回転処理を行う場合、ラン記述方向の変換を
必要としないため、高速な傾き補正を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書画像処理装置の概略構成を示
すブロック図
【図2】第1の実施形態に係る要部の構成を示すブロッ
ク図
【図3】第1の実施形態に係る処理手順を示すフローチ
ャート
【図4】第2の実施形態に係る要部の構成を示すブロッ
ク図
【図5】第2の実施形態に係る処理手順を示すフローチ
ャート
【図6】第3の実施形態に係る要部の構成を示すブロッ
ク図
【図7】第3の実施形態に係る処理手順を示すフローチ
ャート
【図8】第4の実施形態に係る要部の構成を示すブロッ
ク図
【図9】第4の実施形態に係る処理手順を示すフローチ
ャート
【図10】第4の実施形態で用いるx,y方向に対する
差分オペレータの説明図
【図11】第5の実施形態に係る要部の構成を示すブロ
ック図
【図12】第5の実施形態に係る処理手順を示すフロー
チャート
【図13】第6の実施形態に係る要部の構成を示すブロ
ック図
【図14】第6の実施形態に係る処理手順を示すフロー
チャート
【図15】第6の実施形態を説明するための傾き補正に
よる文書欠落部の説明図
【図16】第6の実施形態を説明するための余白検知と
回転画像配置の移動を用いた傾き補正の説明図
【図17】第7の実施形態に係る傾き補正に係る全体の
処理手順を示すフローチャート
【図18】図17におけるx方向に対するシフト演算の
処理手順を示すフローチャート
【図19】図17におけるy方向に対するシフト演算の
処理手順を示すフローチャート
【図20】第7の実施形態に係る要部の構成を示すブロ
ック図
【図21】第7の実施形態を説明するためのx,y方向
のシフト演算による画像回転処理の説明図
【図22】第7の実施形態を説明するための画像回転角
が正の場合のランブロックの複写・結合の説明図
【図23】第7の実施形態を説明するための画像回転角
が負の場合のランブロックの複写・結合の説明図
【符号の説明】
10…制御部 11…画像入力部 12…画像メモリ部 13…画像記憶部 14…画像処理部 15…文書状態記憶部 16…画像補正部 17…出力部 21…連結領域抽出部 22…傾き検知部 23…信頼度判定部 31…領域分割部 32A,32B…傾き検知部 41…領域分割部 42A,42B…傾き検知部 43A,43B…信頼度
判定部 44…傾き判定部 51…エッジ画像生成部 52…連結領域抽出部 53…傾き検知部 61…エッジ画像生成部 62…連結領域抽出部 63…余白検知部 71…エッジ画像生成部 72…連結領域抽出部 73…余白検知部 74…傾き検知部 81…ラン分割数算出部 82…ラン分割部 83…ラン複写・結合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC02 CD02 CD03 CE09 CG04 CH08 DB02 DB09 DC02 DC04 DC16 DC30 5C072 AA01 BA15 UA11 UA20 5L096 EA16 FA18 FA59 FA69 FA70 GA17 GA21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書画像データから画像の傾き検知を行
    う方法において、 前記文書画像データから複数の画素が連結した連結領域
    を抽出し、該連結領域のうちの外矩が所定の大きさの連
    結領域の数から傾き検知の信頼度を判定し、該信頼度が
    高いときのみ前記連結領域に基づいて傾き検知を行うこ
    とを特徴とする画像の傾き検知方法。
  2. 【請求項2】 文書画像データから画像の傾き検知を行
    う方法において、 前記文書画像データを複数の領域に分割し、この分割し
    た各領域単位毎に画像の傾き検知を行うことを特徴とす
    る画像の傾き検知方法。
  3. 【請求項3】 文書画像データから画像の傾き検知を行
    う方法において、 前記文書画像データを複数の領域に分割し、分割した各
    領域毎に複数の画素が連結した連結領域を抽出し、分割
    した各領域毎に前記連結領域に基づいて傾き検知を行
    い、該連結領域のうちの外矩が所定の大きさの連結領域
    の数から傾き検知の信頼度を判定し、これらの傾き検知
    結果及び信頼度判定結果に基づいて文書画像全体の傾き
    を判定すること特徴とする画像の傾き検知方法。
  4. 【請求項4】 文書画像データから画像の傾き検知を行
    う方法において、 前記文書画像データを変換して得られた多値画像データ
    からエッジ部分を抽出してエッジ画像データを生成し、
    該エッジ画像データから複数の画素が連結した連結領域
    を抽出し、該連結領域から傾き検知を行うことを特徴と
    する画像の傾き検知方法。
  5. 【請求項5】 文書画像データから画像周辺部の余白検
    知を行う方法において、 前記文書画像データを変換して得られた多値画像データ
    からエッジ部分を抽出してエッジ画像データを生成し、
    該エッジ画像データから余白検知を行うことを特徴とす
    る文書画像の余白検知方法。
  6. 【請求項6】 文書画像データから画像の傾き補正を行
    う方法において、 画像周辺部の余白部分を検知し、この余白部分の検知結
    果に基づき、余白部分の量に応じて前記文書画像データ
    の回転画像を移動させて傾き補正を行うことを特徴とす
    る画像の傾き補正方法。
  7. 【請求項7】 ランレングス符号化によりデータ圧縮さ
    れた文書画像データの元画像データを回転処理して傾き
    補正された補正画像データを得る傾き補正方法におい
    て、 前記元画像データの傾きに応じた分割数で該元画像デー
    タの各行のランを分割し、分割したランを前記補正画像
    データの各行に複写・結合する回転処理を含むことを特
    徴とする画像の傾き補正方法。
  8. 【請求項8】 文書画像データから複数の画素が連結し
    た連結領域を抽出する抽出手段と、 この抽出手段で抽出された前記連結領域のうちの外矩が
    所定の大きさの連結領域の数から前記傾き検知の信頼度
    を判定する信頼度判定手段と、 判定された前記信頼度が高いときのみ前記連結領域から
    文書画像の傾き検知を行う傾き検知手段とを具備するこ
    とを特徴とする文書画像処理装置。
  9. 【請求項9】 文書画像データを複数の領域に分割する
    領域分割手段と、 この分割手段で分割された領域単位毎に文書画像の傾き
    検知を行う傾き検知手段とを具備することを特徴とする
    文書画像処理装置。
  10. 【請求項10】 文書画像データを複数の領域に分割す
    る領域分割手段と、 この分割手段で分割された領域毎に前記文書画像データ
    から複数の画素が連結した連結領域を抽出する抽出手段
    と、 前記分割された領域毎に前記連結領域から傾き検知を行
    う傾き検知手段と、 前記分割された領域毎に前記抽出手段にて抽出された前
    記連結領域のうちの外矩が所定の大きさの連結領域の数
    から前記傾き検知の信頼度を判定する信頼度判定手段
    と、 前記傾き検知手段の検知結果及び前記信頼度判定手段の
    判定結果に基づき文書画像全体の傾きを判定する傾き判
    定手段とを具備することを特徴とする文書画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記領域分割手段は、前記文書画像デ
    ータを画像の長手方向に2分割することを特徴とする請
    求項9または10記載の文書画像処理装置。
  12. 【請求項12】 文書画像データを変換して得られた多
    値画像データからエッジ部分を抽出してエッジ画像デー
    タを生成するエッジ画像生成手段と、 生成された前記エッジ画像データから複数の画素が連結
    した連結領域を抽出する連結領域抽出手段と、 抽出された前記連結領域から文書画像の傾き検知を行う
    傾き検知手段とを具備することを特徴とする文書画像処
    理装置。
  13. 【請求項13】 文書画像データを変換して得られた多
    値画像データからエッジ部分を抽出してエッジ画像デー
    タを生成するエッジ画像生成手段と、 生成された前記エッジ画像データから文書画像周辺部の
    余白部分を検知する余白検知手段とを具備することを特
    徴とする文書画像処理装置。
  14. 【請求項14】 文書画像データから文書画像周辺部の
    余白部分を検知する余白検知手段と、 前記余白検知手段の検知結果に基づき、余白部分の量に
    応じて前記文書画像データの回転画像を移動させて文書
    画像の傾き補正を行う傾き補正手段とを具備することを
    特徴とする文書画像処理装置。
  15. 【請求項15】 ランレングス符号化によりデータ圧縮
    された文書画像データの元画像データを回転処理して傾
    き補正された補正画像データを得る文書画像処理装置に
    おいて、 前記元画像データの傾きに応じた分割数で該元画像デー
    タの各行のランを分割するラン分割手段と、 分割されたランを前記補正画像データの各行に複写・結
    合するラン接続手段とを具備することを特徴とする文書
    画像処理装置。
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