JPH05107053A - 光式測距装置 - Google Patents

光式測距装置

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JPH05107053A
JPH05107053A JP26797591A JP26797591A JPH05107053A JP H05107053 A JPH05107053 A JP H05107053A JP 26797591 A JP26797591 A JP 26797591A JP 26797591 A JP26797591 A JP 26797591A JP H05107053 A JPH05107053 A JP H05107053A
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JP
Japan
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light
measured
displacement
detecting element
light receiving
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Application number
JP26797591A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Saito
哲哉 斉藤
Shinichi Nakajima
信一 中島
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光式測距装置における位置検出素子上の受光
位置と被測定物の変位との非直線性を補正するための補
正回路を不要とし、小型化,低価格化を図り、量産化を
可能にする。 【構成】 従来は、位置検出素子23上の受光位置と被
測定物4の変位との非直線性を補正するために、信号処
理部3内に非直線性補正回路を必要としたが、この発明
では、位置検出素子23の抵抗率分布を不均一にして非
直線性の補正を可能とすることにより、この種の補正回
路を設けなくても済むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、三角測量法を利用し
た光式測距装置、特にその改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ビームを被測定物に照射し、その反射
光を受光して被測定物までの距離または被測定物の変位
を測定する光式測距装置としては、例えば図4に示す構
成のものが知られている。なお、同図において、1は投
光部、2は受光部、3は信号処理部であり、投光部1は
半導体レーザなどの発光素子11とその前面に配置され
た投光レンズ12とからなり、受光部2は受光位置を検
出する位置検出素子21とその前面に配置された受光レ
ンズ22とからなり、信号処理部3は受光部2からの出
力信号により位置検出素子21上の受光位置を算出する
位置演算回路31とその受光位置を被測定物4までの距
離または変位dに変換する非直線性補正回路32とから
成っている。また、投光部1と受光部2とはシャイング
ループ条件を満たす光学配置をとる。すなわち、受光レ
ンズ22の主面と位置検出素子21の受光面とが、投光
部1の光軸上の点Aで交わるように光学部品が配置され
ている。
【0003】ここで、距離Dの位置にある被測定物4に
向けて発光素子11および投光レンズ12を介して投光
ビームBが照射されると、被測定物4の表面に生じる光
スポットSPからの反射光Rは、受光レンズ22により
位置検出素子21の受光面上に結像する。いま、投光部
1と被測定物4との間の距離がDのときの受光面上の結
像点をPとすると、この結像点Pは上記シャイングルー
プ条件により、距離の変化に応じて位置検出素子21の
受光面上の点Pを中心に移動する。位置検出素子として
は図5に示すように、板状の高抵抗半導体21Aの片面
が均一な抵抗層21Bで形成され、両面によりpn接合
をも形成する構造を持っており、一般にはPSD(Po
sition Sensitive Detecto
r)と呼ばれるものが用いられる。このPSDは抵抗層
での光電効果により生成する光電流を出力する1対の電
極21C,21Dを抵抗層の両端に持ち、各出力は抵抗
層上の受光位置および受光量によって異なる大きさを示
すようになっている。
【0004】受光位置と電流出力との関係は図5に示す
とおりであり、受光位置で生じた光電流I0が、受光位
置から各電極21C,21Dまでの抵抗値R1,R2に
逆比例するように分割され、I1,I2として出力され
る。ここで、抵抗層の抵抗率の分布は均一であるため、
抵抗値R1,R2は受光位置から各電極21C,21D
までの距離(L/2)−x,(L/2)+xに比例す
る。したがって、受光位置xは次式で示される。 x=L/2・{(I1−I2)/(I1+I2)} …(a) 一方、位置演算回路31は位置検出素子21の電流出力
I1,I2に対し、上式(a)に示す演算を行ない、受
光位置xを示す信号を出力する。ところで、三角測量を
利用する光学系配置では、位置検出素子21上の受光位
置xと被測定物4の変位(距離d)とは比例せず、例え
ば図6に示す如く非線形の関係となる。そこで、被測定
物4の変位を得るため、ここでは非直線性補正回路32
を用いて位置演算回路31の出力を補正するようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような光式測距装置では、光学系の配置のため位置検出
素子上の受光位置と被測定物の変位との間の非直線性は
原理的に避けられず、したがって、変位出力を得るため
には非直線性補正回路が必要になるという問題がある。
つまり、この非直線性補正回路は実際には例えば折れ線
近似回路,指数関数回路,ディジタル演算回路等から構
成されるため部品点数が多くなって回路が複雑となり、
この種の装置に要求される小型化,低価格化,量産化を
実現する上での障害となる。したがって、この発明の課
題はかかる非直線性補正回路を用いることなく被測定物
の変位を得ることができるようにして小型化,低価格化
を図り、量産化を可能にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、この発明では、被測定物に光ビームを照射する
投光部と、この投光部の光軸と一定角度をなす光軸を有
し、被測定物からの前記光ビームの反射光を受光してそ
の照射位置に応じて異なる検出信号を発生する位置検出
素子を持つ受光部と、前記位置検出素子からの検出信号
により被測定物までの距離を算出する信号処理部とを備
えてなる光式測距装置における、板状の高抵抗半導体の
片面が抵抗層で形成されるとともに表面層はPN接合を
も形成して光電効果を有し、抵抗層の両端には光電効果
により生成する光電流を出力するための1対の電極が設
けられる前記位置検出素子の前記抵抗層の抵抗率分布
を、この位置検出素子上の受光位置と被測定物の変位と
の非直線性を補正可能な如き分布としたことを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】光式測距装置に用いられる位置検出素子(PS
D)における抵抗層の抵抗率分布を、位置検出素子上の
受光位置と被測定物の変位との非直線性を補正可能な分
布とすることにより、非直線性補正回路を不要とし、装
置の小型化,低価格化を図り、量産化を可能とする。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す構成図であ
り、図4に対応する同一部分には同じ符号を付してい
る。すなわち、この実施例は位置検出素子(PSD)と
して図2に示すもの、つまり外見上は図5に示すものと
同じであるが、抵抗層の抵抗率ρ(x)の分布が図3
(イ)に示すような不均一なPSDを用いるようにした
ものである。つまり、被測定物の変位dをPSD上の受
光位置の受光面中心からの距離xの関数、 d=K(x) …(b) として、図3(ロ)の如き関係にあるものとすれば、P
SDの抵抗層における抵抗率の分布ρ(x)を、 なる式を満たすような抵抗率分布とするものである。こ
のため、図1では位置検出素子(PSD)には図4と異
なる符号23を付して示している。
【0009】このような構成において、図2に示すPS
Dの電極21C,21D間の抵抗値をR0とすれば、こ
れは次の数1のように表わすことができ、
【数1】 このときのPSDからの電流出力をI1’,I2’とす
れば、これらはそれぞれ数2,数3の如く表わされる。
I0は入射電流(入力電流)を示す。
【数2】
【数3】
【0010】そして、上記電流出力I1’,I2’を図
1の位置演算回路33に入力し、ここで図4の場合と同
様に先の(a)式の関係に従って信号処理すれば、その
出力x’は次式で示すように、被測定物の変位dに対し
て線形な関係となる。 x’=a・d+b …(d) (ここに、a=k・L/R0、bは定数とする。)な
お、その他の点は図4の場合と同様なので、説明は省略
する。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、位置検出素子上の受
光位置と被測定物の変位との間の非直線性を位置検出素
子にて補正し得るようにしたので、従来の光式測距装置
で必要とされていた非直線性補正回路を省略することが
でき、これを構成する例えば折れ線近似回路,指数関数
回路,ディジタル演算回路等が不要となるため、部品点
数が減って回路も簡単となり、この種の機器に要求され
る小型化,低価格化が可能となり、量産も可能となる利
点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】図1で用いられる位置検出素子の構成図であ
る。
【図3】図2に示す位置検出素子の特性を説明するため
の説明図である。
【図4】光式測距装置の従来例を示す構成図である。
【図5】図4で用いられる位置検出素子の構成図であ
る。
【図6】図5に示す位置検出素子の特性を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
1 投光部 2 受光部 3 信号処理部 4 被測定物 11 発光素子 12 投光レンズ 21 位置検出素子 22 受光レンズ 23 位置検出素子 31 位置演算回路 32 非直線性補正回路 33 位置演算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に光ビームを照射する投光部
    と、この投光部の光軸と一定角度をなす光軸を有し、被
    測定物からの前記光ビームの反射光を受光してその照射
    位置に応じて異なる検出信号を発生する位置検出素子を
    持つ受光部と、前記位置検出素子からの検出信号により
    被測定物までの距離を算出する信号処理部とを備えてな
    る光式測距装置であって、 板状の高抵抗半導体の片面が抵抗層で形成されるととも
    に表面層はPN接合をも形成して光電効果を有し、抵抗
    層の両端には光電効果により生成する光電流を出力する
    ための1対の電極が設けられる前記位置検出素子の前記
    抵抗層の抵抗率分布を、この位置検出素子上の受光位置
    と被測定物の変位との非直線性を補正可能な如き分布と
    することを特徴とする光式測距装置。
JP26797591A 1991-10-17 1991-10-17 光式測距装置 Pending JPH05107053A (ja)

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JP26797591A JPH05107053A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 光式測距装置

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JPH05107053A true JPH05107053A (ja) 1993-04-27

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