JPH05106B2 - - Google Patents
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- JPH05106B2 JPH05106B2 JP7099388A JP7099388A JPH05106B2 JP H05106 B2 JPH05106 B2 JP H05106B2 JP 7099388 A JP7099388 A JP 7099388A JP 7099388 A JP7099388 A JP 7099388A JP H05106 B2 JPH05106 B2 JP H05106B2
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は表面に凹凸を有する基材の凸表面のみ
に化粧を施こす手段に於ける改良された方法に関
する。これをさらに詳しく説明すると、表面に凹
凸を有する基材の凸部にのみ色彩や模様を美しく
あらわす手段として従来は各種塗剤を何層も塗布
する工程を経ることにより、仕上りの良い化粧板
を得ていたが、本発明はこのような工程を無く
し、一回のベース塗料を加工すべき基材表面に塗
布、乾燥し、薄ベース塗剤層を形成するだけで、
直ちに転写紙を用いて被加工基材の凸部面のみに
美麗な色彩、模様等を転写し、その仕上りが多数
工程を必要とする従来の方法によるものに優ると
も劣らない製品を得る化粧板の製造方法である。
に化粧を施こす手段に於ける改良された方法に関
する。これをさらに詳しく説明すると、表面に凹
凸を有する基材の凸部にのみ色彩や模様を美しく
あらわす手段として従来は各種塗剤を何層も塗布
する工程を経ることにより、仕上りの良い化粧板
を得ていたが、本発明はこのような工程を無く
し、一回のベース塗料を加工すべき基材表面に塗
布、乾燥し、薄ベース塗剤層を形成するだけで、
直ちに転写紙を用いて被加工基材の凸部面のみに
美麗な色彩、模様等を転写し、その仕上りが多数
工程を必要とする従来の方法によるものに優ると
も劣らない製品を得る化粧板の製造方法である。
(従来の技術)
従来表面に凹凸を有する板材、その他の基材の
凸表面にのみ模様等をあらわすには、基材表面に
ベースを塗布した後、さらに基板の凸部だけに予
じめ感熱接着剤を塗布して置き、その上に転写紙
の転写インク面を当て、加圧加熱することによ
り、転写インクを凸表面に転写する方法、例えば
特開昭56−48271号、或いは、基板全面にベース
コート層を形成した後、凸表面のみにグラビアオ
フセツト印刷の手段等により、模様等を印刷し化
粧するという手段が用いられていた。
凸表面にのみ模様等をあらわすには、基材表面に
ベースを塗布した後、さらに基板の凸部だけに予
じめ感熱接着剤を塗布して置き、その上に転写紙
の転写インク面を当て、加圧加熱することによ
り、転写インクを凸表面に転写する方法、例えば
特開昭56−48271号、或いは、基板全面にベース
コート層を形成した後、凸表面のみにグラビアオ
フセツト印刷の手段等により、模様等を印刷し化
粧するという手段が用いられていた。
(発明が解決しようとする問題点)
従来行なわれている手段に於て、ベース塗料層
を形成してた後、部材の凸表面にグラビアオフセ
ツト印刷するものに於ては、凸表面の扁平度が極
めて高い精度であることが要求される。さもない
と、印刷はかすれたりして良好な仕上りは得られ
ない。又ベース塗料層の上にさらに感熱接着剤層
を形成する方法に於ては、余分な資材を用い、工
程が一回増えるため、コスト高になることは避け
られない。
を形成してた後、部材の凸表面にグラビアオフセ
ツト印刷するものに於ては、凸表面の扁平度が極
めて高い精度であることが要求される。さもない
と、印刷はかすれたりして良好な仕上りは得られ
ない。又ベース塗料層の上にさらに感熱接着剤層
を形成する方法に於ては、余分な資材を用い、工
程が一回増えるため、コスト高になることは避け
られない。
従つて、高価な商品に就ては採用し得たとして
も、安価な商品にまで採用することはできない。
さらに被加工基材の凸表面のみ転写インクを移す
ものであるだけに、余り強く圧力を加えるとイン
クが凹部にまで届き、不良品となるから、軽い加
圧で転写効果をあげるためには、接着性の良い接
着層が必要で、この場合には、接着剤の選定に充
分配慮しなければならず、この面でもコスト高と
なる要因があつた。
も、安価な商品にまで採用することはできない。
さらに被加工基材の凸表面のみ転写インクを移す
ものであるだけに、余り強く圧力を加えるとイン
クが凹部にまで届き、不良品となるから、軽い加
圧で転写効果をあげるためには、接着性の良い接
着層が必要で、この場合には、接着剤の選定に充
分配慮しなければならず、この面でもコスト高と
なる要因があつた。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上述の問題点を解決するため、種々
研究の結果完成を見たもので、その基本的な技術
は、2つの要点からなると言えよう。要点の1つ
は、基材の凸表面はこれを微細に見ると、かなり
の凹凸のあるもので、従来法でも合成樹脂等の塗
料を用いてベース塗料層B(第1図)を形成する
のも、この凹凸を埋めて、できるだけ該表面を扁
平化する目的で行なわれるのであるが、このベー
ス塗料層はブローコート等の塗工方法で塗料が塗
布されるが、塗布後の層表面を微細に調べると、
基材表面の凹凸に応じた凹凸がどうしても残つて
いるもので、このことは一般によく知られている
所である。そこで本発明に於ては、この微少凹凸
を修理することにより、精度の高い扁平度を得て
転写効果を高め得るとの知見を得た。それは、ベ
ース塗料用の素材と物性に関するもので、後に後
述する。又、その2は転写紙の転写手段、即ち加
圧加熱する場合の特殊条件即ち、ベース塗料の物
性並びに好仕上りを得るための合目的々条件を見
出した点である。これをさらに具体的に述べる
と、先づ第1図に於て、Tは被加工基材で、凸部
1、凹部1′を有するが、その全面にベース塗料
2をフローコート等の塗工方法で塗布し、ベース
塗料層Bを形成する。このベース用塗料2は、素
材がアクリル樹脂系の塗料で、例えばアクリル酸
エステル(アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
等)、メタクリル酸エステル(メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル等)又はスチレン系樹脂
塗料で標準粘度25〜50秒/NKNo.2カツプ、厚さ
0.05〜0.1mmの甚だ薄い塗膜厚さで十分な粘着性、
流動性及び平滑性が得られる。又、標準粘度25〜
50秒/NKNo.2カツプで、ガラス転位温度が40℃
〜95℃とし基材の凹部1′を埋没せずそのまゝ残
す塗装とする。
研究の結果完成を見たもので、その基本的な技術
は、2つの要点からなると言えよう。要点の1つ
は、基材の凸表面はこれを微細に見ると、かなり
の凹凸のあるもので、従来法でも合成樹脂等の塗
料を用いてベース塗料層B(第1図)を形成する
のも、この凹凸を埋めて、できるだけ該表面を扁
平化する目的で行なわれるのであるが、このベー
ス塗料層はブローコート等の塗工方法で塗料が塗
布されるが、塗布後の層表面を微細に調べると、
基材表面の凹凸に応じた凹凸がどうしても残つて
いるもので、このことは一般によく知られている
所である。そこで本発明に於ては、この微少凹凸
を修理することにより、精度の高い扁平度を得て
転写効果を高め得るとの知見を得た。それは、ベ
ース塗料用の素材と物性に関するもので、後に後
述する。又、その2は転写紙の転写手段、即ち加
圧加熱する場合の特殊条件即ち、ベース塗料の物
性並びに好仕上りを得るための合目的々条件を見
出した点である。これをさらに具体的に述べる
と、先づ第1図に於て、Tは被加工基材で、凸部
1、凹部1′を有するが、その全面にベース塗料
2をフローコート等の塗工方法で塗布し、ベース
塗料層Bを形成する。このベース用塗料2は、素
材がアクリル樹脂系の塗料で、例えばアクリル酸
エステル(アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
等)、メタクリル酸エステル(メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル等)又はスチレン系樹脂
塗料で標準粘度25〜50秒/NKNo.2カツプ、厚さ
0.05〜0.1mmの甚だ薄い塗膜厚さで十分な粘着性、
流動性及び平滑性が得られる。又、標準粘度25〜
50秒/NKNo.2カツプで、ガラス転位温度が40℃
〜95℃とし基材の凹部1′を埋没せずそのまゝ残
す塗装とする。
ガラス転位温度を40℃〜95℃とするのは、40℃
以下では耐温性が低下し、製品の用途範囲が限定
され、例えば浴室、厨房等の使用は出来ないから
で、95℃以下とするのは、それ以上になると転写
性インキの転移が生じにくゝなる。樹脂の軟化が
少なくなるからである。
以下では耐温性が低下し、製品の用途範囲が限定
され、例えば浴室、厨房等の使用は出来ないから
で、95℃以下とするのは、それ以上になると転写
性インキの転移が生じにくゝなる。樹脂の軟化が
少なくなるからである。
接着性と平滑性とを有するものが良く、粗面を
形成するような素材は不適格である。該ベース用
塗料の組成は、樹脂20〜30%、着色料40〜50%、
溶剤20〜40%の範囲で、これに必要に応じ可塑剤
等を添加したものが普通用いられるが、これに限
定されるものではない。この場合の色彩は地色と
して色が用いられるのが普通である。
形成するような素材は不適格である。該ベース用
塗料の組成は、樹脂20〜30%、着色料40〜50%、
溶剤20〜40%の範囲で、これに必要に応じ可塑剤
等を添加したものが普通用いられるが、これに限
定されるものではない。この場合の色彩は地色と
して色が用いられるのが普通である。
転写紙は従来転写性インク層がたかだか1〜
5μ程度の薄膜より成るもので、従来使用されて
いるもの、例えば紙合成樹脂シート等の上に、シ
リコン系、ポリアミド系等の合成樹脂をコート
し、その上に、熱接着性インク層を1〜5μ程度
の厚さに印捺したもので、熱接着性インクは、一
般に用いられているものは殆んど使用できる。
5μ程度の薄膜より成るもので、従来使用されて
いるもの、例えば紙合成樹脂シート等の上に、シ
リコン系、ポリアミド系等の合成樹脂をコート
し、その上に、熱接着性インク層を1〜5μ程度
の厚さに印捺したもので、熱接着性インクは、一
般に用いられているものは殆んど使用できる。
即ち、各種油脂類やロジン、ロジン変成樹脂、
ゴム誘導体等をビヒクルとし、これに顔料、染料
を混入し、さらに溶剤を加えて成るものである。
ゴム誘導体等をビヒクルとし、これに顔料、染料
を混入し、さらに溶剤を加えて成るものである。
次に、転写手段に就て述べると、常法により転
写紙のインク面を被加工基材の上に載置し(第2
図)、必要によりクツシヨン材4をその上にのせ、
全体をヒートプレスするのであるが、その加圧力
は10〜25Kg/cm2、加熱温度は70〜120℃で、時間
は3〜5分でよい。かくして、転写工程を完了し
た被加工基材の凸表面には、鮮明な模様等が転写
される。かくして転写されたインクを保護するた
め、さらに基材の表面全体に、各種の上塗り塗料
5をフローコーターで塗装し、完全な商品として
仕上げる。(第4図) (作用) 上述の本発明方法の作用について説明すると、
上述したように、本発明のベース塗料層Bに使用
する塗料はアクリル樹脂系で適度の熱可塑性機能
を有するものであるから、転写紙を載置して、上
記した適度の加熱下、圧力を加え、3〜5分間経
過すると、基材の凸表面部が加熱面に近いため先
づ多少軟化し、いわゆるもどり現象と言はれる、
接着性回復現象が生じ、且つその表面は加圧によ
り、その扁平度は著しく高められると共に、転写
紙のインクを粘接着性により良好に移し取り、そ
の仕上がり、即ち転写は実に鮮明である。転写が
終了し、加熱を止めると、ベース塗料は再び固化
する。
写紙のインク面を被加工基材の上に載置し(第2
図)、必要によりクツシヨン材4をその上にのせ、
全体をヒートプレスするのであるが、その加圧力
は10〜25Kg/cm2、加熱温度は70〜120℃で、時間
は3〜5分でよい。かくして、転写工程を完了し
た被加工基材の凸表面には、鮮明な模様等が転写
される。かくして転写されたインクを保護するた
め、さらに基材の表面全体に、各種の上塗り塗料
5をフローコーターで塗装し、完全な商品として
仕上げる。(第4図) (作用) 上述の本発明方法の作用について説明すると、
上述したように、本発明のベース塗料層Bに使用
する塗料はアクリル樹脂系で適度の熱可塑性機能
を有するものであるから、転写紙を載置して、上
記した適度の加熱下、圧力を加え、3〜5分間経
過すると、基材の凸表面部が加熱面に近いため先
づ多少軟化し、いわゆるもどり現象と言はれる、
接着性回復現象が生じ、且つその表面は加圧によ
り、その扁平度は著しく高められると共に、転写
紙のインクを粘接着性により良好に移し取り、そ
の仕上がり、即ち転写は実に鮮明である。転写が
終了し、加熱を止めると、ベース塗料は再び固化
する。
さらにその上に上塗り塗料5を塗布する等の手
段によりインクを保護し商品価値を高める。ベー
ス塗料層Bが0.05〜0.1mmという薄い皮膜層とし
たことには深い理由があり、実験の結果、該層が
厚いと、それ自体に塗布工程に生じる凹凸が加は
り、新たに凹凸を増幅する。薄いと基材表面にあ
る微少凹凸を塗膜により補修する効果が得られ、
凹凸が残つても極く僅少である。その僅かな凹凸
をヒートプレスにより補修するのである。又塗膜
が薄いことは短時間で補修できる利点もある。凹
凸が0.2mm程度に達すると補修が極めて困難であ
つて、疵として残るものである。
段によりインクを保護し商品価値を高める。ベー
ス塗料層Bが0.05〜0.1mmという薄い皮膜層とし
たことには深い理由があり、実験の結果、該層が
厚いと、それ自体に塗布工程に生じる凹凸が加は
り、新たに凹凸を増幅する。薄いと基材表面にあ
る微少凹凸を塗膜により補修する効果が得られ、
凹凸が残つても極く僅少である。その僅かな凹凸
をヒートプレスにより補修するのである。又塗膜
が薄いことは短時間で補修できる利点もある。凹
凸が0.2mm程度に達すると補修が極めて困難であ
つて、疵として残るものである。
上記アクリル樹脂系塗料の外スチレン樹脂系塗
料も同様に有効である。
料も同様に有効である。
(実施例)
本発明実施例について以下述べる。第1図に於
てTは基材(タイル)で、その表面に凸部1と凹
部1′を有する。その全表面にアクリル樹脂系で
ガラス転位点80℃のベース塗料2をフローコータ
ーFを用いて、120g/m2の量を塗布する。この
時凹部1′を埋没せぬようにする。次にこのベー
ス塗料を有する基材上に適宜の転写塗料(イン
ク)3を厚さ約3μ程度に印捺して成る転写紙P
を、第3図に示すようにインク面を下にして載
せ、必要の場合は、その上にさらにクツシヨン
材、例えばシリコン系樹脂シート4を置き、かく
して準備完了したならば、前記転写紙P、又はそ
の上のクツシヨン材4の上から加圧加熱する。圧
力は20Kg/cm2とし、温度110℃で、4分間加熱す
る。その後加圧加熱を止め、転写紙を剥すと凸表
1のみに美麗な模様が転写された。
てTは基材(タイル)で、その表面に凸部1と凹
部1′を有する。その全表面にアクリル樹脂系で
ガラス転位点80℃のベース塗料2をフローコータ
ーFを用いて、120g/m2の量を塗布する。この
時凹部1′を埋没せぬようにする。次にこのベー
ス塗料を有する基材上に適宜の転写塗料(イン
ク)3を厚さ約3μ程度に印捺して成る転写紙P
を、第3図に示すようにインク面を下にして載
せ、必要の場合は、その上にさらにクツシヨン
材、例えばシリコン系樹脂シート4を置き、かく
して準備完了したならば、前記転写紙P、又はそ
の上のクツシヨン材4の上から加圧加熱する。圧
力は20Kg/cm2とし、温度110℃で、4分間加熱す
る。その後加圧加熱を止め、転写紙を剥すと凸表
1のみに美麗な模様が転写された。
(発明の効果)
本発明は、上述のように、基材表面に塗布する
ベース塗料を選択し、加圧加熱条件を特定するこ
とにより、感熱接着剤の層を設けるとか、転写す
べき表面を扁平化するための準備工程等を一切不
要とし、又オフセツト印刷等の特別の印刷手段を
も必要とせず、安価で、能率よく化粧材を転写生
産できる甚だ有効なる手段である。
ベース塗料を選択し、加圧加熱条件を特定するこ
とにより、感熱接着剤の層を設けるとか、転写す
べき表面を扁平化するための準備工程等を一切不
要とし、又オフセツト印刷等の特別の印刷手段を
も必要とせず、安価で、能率よく化粧材を転写生
産できる甚だ有効なる手段である。
第1図は基材の凹凸を示す一部切欠き端面を示
す説明図、第2図は転写紙、クツシヨン材を示す
説明図、第3図は転写状態を示す説明図、第4図
は上塗り状態を示す説明図である。 符号説明、1……凸部、1′……凹部、2……
ベース塗料、3……転写インク、4……クツシヨ
ン材、5……上塗り塗料、B……ベース塗料層、
T……基材、F……フローコーター、P……転写
紙。
す説明図、第2図は転写紙、クツシヨン材を示す
説明図、第3図は転写状態を示す説明図、第4図
は上塗り状態を示す説明図である。 符号説明、1……凸部、1′……凹部、2……
ベース塗料、3……転写インク、4……クツシヨ
ン材、5……上塗り塗料、B……ベース塗料層、
T……基材、F……フローコーター、P……転写
紙。
Claims (1)
- 1 凹凸を有する基材面にアクリル樹脂系塗料を
主体とし、これに着色料、溶剤及び可塑剤等を混
入して成り、且つガラス転位温度が40℃〜95℃の
ベース塗料を厚さ約0.05〜0.1mm程度塗装したも
のゝ上に、任意のシート材の上に熱接着性インク
を用いて適宜の絵図等を印刷した転写紙をインク
面を下にして載せ、圧力10〜25Kg/cm2、温度70℃
〜120℃で加圧加熱処理することを特徴とする凹
凸面を有する化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7099388A JPH01242176A (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | 凹凸を有する化粧板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7099388A JPH01242176A (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | 凹凸を有する化粧板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01242176A JPH01242176A (ja) | 1989-09-27 |
JPH05106B2 true JPH05106B2 (ja) | 1993-01-05 |
Family
ID=13447580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7099388A Granted JPH01242176A (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | 凹凸を有する化粧板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01242176A (ja) |
-
1988
- 1988-03-24 JP JP7099388A patent/JPH01242176A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01242176A (ja) | 1989-09-27 |
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