JPH0510699Y2 - - Google Patents

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JPH0510699Y2
JPH0510699Y2 JP1988064938U JP6493888U JPH0510699Y2 JP H0510699 Y2 JPH0510699 Y2 JP H0510699Y2 JP 1988064938 U JP1988064938 U JP 1988064938U JP 6493888 U JP6493888 U JP 6493888U JP H0510699 Y2 JPH0510699 Y2 JP H0510699Y2
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air
bench
air conditioner
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、空気調和機を備えている腰掛装置
に関し、腰掛使用者の快適さの向上と調和空気の
利用効率の向上とを図つたものである。
(従来の技術) この種の空気調和機を備えた腰掛装置は、本出
願人によつて既に提案され実公昭55−5869号公報
で公知である。この腰掛装置は、例えば外向きに
座る円形のベンチと、ベンチの上方を覆う屋根部
を有し、ベンチで囲まれた空気内に空気調節機を
配設し、これで処理された調和空気を屋根部の周
縁からエアーカーテン状に吹き出すよう構成した
ものであり、着座状態の使用者に対して上方から
調和空気を供給するものである。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来装置では、例えば冷気をエアーカーテ
ン状に吹き出し、着座状態の使用者を冷気で包み
込んで局部的な冷房を行う。そのため、吹き出し
空気流が直接身体に当る部分、即ちエアーカーテ
ンで囲まれた空間の周縁部では、冷気と冷気流と
の相乗作用によつて充分な冷涼感が得られるもの
の、前記空間の中心寄りでは、気流が殆ど感じら
れないため涼感に欠ける嫌いがあつた。つまり、
着座姿勢において、膝側は涼しくても肩及び頭部
側で充分な冷涼感が得られにくい点に問題があつ
た。
また、従来装置では、ベンチのシート部下方に
吸込口を設け、ここから上記吹出し冷気の一部を
周辺空気とともに吸込んで循環させ、冷気の有効
利用を行うようにしている。しかし、エアーカー
テン状に吹き出された冷気の多くは、ベンチ下端
の吸込口に達するまでに散逸しやすく、とくに使
用者によつて冷気流が遮られる状態では、冷気の
大半が大気中に放散されて、冷気の回収率が極端
に低下しやすかつた。
この考案は上記に鑑み提案されたものであつ
て、空気調和機を備えた腰掛装置において、吹出
し気流の移動経路を変更することにより、着座状
態の使用者に満遍なく調和空気を送給できるよう
にし、腰掛利用時の快適性を向上することを目的
とする。
この考案の他の目的は、吹出し気流の移動経路
の変更によつて調和空気の回収度を向上させ、そ
の利用効率を向上させることにある。
(課題を解決するための手段) この考案では、ベンチのシート部下方の吸込口
とは別に、ベンチの背もたれ部の上部にも吸込口
を設けて吹出し気流の移動経路を変更する。具体
的には、第1図に示すように、ベンチ1のシート
部6の下方と背もたれ部7の上方との機室10の
周壁に、吹出口22から吹出された調和空気を回
収する第1吸込口24と第2吸込口25とを開口
する。
この場合、第1吸込口24は、ベンチ1の背も
たれ部7の上方において機室10の壁部を後傾さ
せ、この傾斜面に開口させることが好ましい。ま
た、吹出口構造としては、機室10の上端に連続
してダクト室19を区画し、このダクト室19内
に空気調和機9から吹出口22に向つて調和空気
を案内するダクト20を設け、このダクト20の
上端から複数の吹出管21を分岐連出したものと
することが好ましい。
(作用) これにより、機室10内に設けられた空気調和
機9を起動すると、送風フアン14によつて機室
10内の空気が吸い込まれ、これに伴つて第1・
第2の吸込口24,25を介して周辺空気が機室
10に取込まれる。また、吹出口22から下向き
に吹き出された調和空気も、同様に第1・第2の
吸込口24,25から機室10に吸い込まれる。
従つて、調和空気の一部は、常に背もたれ部7の
上方の第1吸込口1に向つて移動し気流を生じ
る。この気流は着座状態の使用者の主として上半
身に接触するので、使用者は調和空気と空気流と
の相乗作用によつて充分な快適さが得られる。
さらに、ベンチ1のシート部6の下方の第2吸
込口25と、背もたれ部7の上方の第1吸込口2
4との双方から調和空気を機室10に吸込み回収
するので、吹き出された調和空気を効果的に回収
し再利用できる。
この場合、第1吸込口24を、背もたれ部7の
上方において機室10の周壁を後傾させた傾斜面
に設けると、背もたれ部7上方への空気流の流れ
をスムーズに生成することができる。また、吹出
口22を、機室10から上方に延びるダクト20
の上端から複数の吹出管21を分岐連出して形成
すると、複数の吹出口22からスポツト的に調和
空気を吹出すことができる。
(実施例) 第1図及び第2図はこの考案の実施例を示す。
腰掛装置は、複数名が同時に利用できる円形の
ベンチ1と、このベンチ1の中央上部に立設され
る支柱2と、この支柱2の上端に順に固定された
分配箱3及び排熱筒4と、前記ベンチ1の上面を
覆う膜構造の屋根5などを有する。
ベンチ1はシート部6と背もたれ部7と脚部8
とを一連に形成したものであり、その内部を空洞
にして空気調和機9が収容される機室10として
いる。空気調和機9は、機室10内に設置される
コンプレツサ12、蒸発器13及び送風フアン1
4と、排熱筒4内に設置される凝縮器15と、排
気フアン16などとで構成され、定法通りに各機
器に接続し運転することにより、冷気や暖気ある
いは乾燥空気等の調和空気を生成する。機室10
内において、ベース17上にコンプレツサ12と
ケース18とを載置固定し、ケース18内に蒸発
器13と送風フアン14とを配置している。
前記送風フアン14から送り出された調和空気
を分配箱3へ送給するために、支柱2の内部を中
空にしてダクト室19とし、このダクト室19を
縦通するダクト20でケース18と分配箱3とを
接続している。分配箱3は角箱状に形成されてお
り、その周側面のそれぞれに通口を開口し、各通
口にエルボ状の吹出管21が吹出口22を下向き
にして接続されている。つまり、調和空気は4個
の各吹出口22からスポツト状に吹出される。吹
出管21と前記ダクト20とは、それぞれフレキ
シブル筒体で形成されるが、必要に応じてプラス
チツク筒体や定形の金属管体で形成ししてあつて
もよい。
この考案は、上記のような腰掛装置において、
ベンチ1の背もたれ部7の上方と脚部8とのそれ
ぞれに、第1・第2の吸込口24,25を設け、
機室10への空気の吸込みを2経路で行う点に特
徴がある。背もたれ部7の上部から支柱2の下端
に至る機室10の周壁は、上すぼまりテーパー状
に後傾させてあり、この傾斜面の周囲4個所に第
1吸込口24を開口し、この開口部をルーパー枠
26で覆うことにより、機室10と外気とを連通
している。また、脚部8の周囲4個所に第2吸込
口25を開口し、この開口部をルーバー枠27で
覆うことにより、機室10と外気とを連通してい
る。第1図に示すように、第1吸込口24は吹出
口22の開口位置よりベンチの径方向中央寄りに
位置しており、ベンチ1に座つている人に対し
て、背中の過半上部付近の高さ位置に設けられて
いる。
以下、空気機調和機9を冷房運転する場合につ
いて腰掛装置の空気調和作用を説明する。コンプ
レツサ12、送風フアン14及び排気フアン16
等を起動して冷房サイクル運転状態にすると、冷
媒がコンプレツサ12を起点として循環送給さ
れ、凝縮器15を通過する間に放熱して液化し、
蒸発器13を通過する間に気化して吸熱を行う。
一方、送風フアン14によつてケース8内に吸込
まれた空気は、蒸発器13を通過する間に冷却さ
れ、前記フアン14で加圧されてダクト20と吹
出管21とを介して吹出口22から下向きに吹出
される。
吹出口22から吹出された冷気は、徐々に気流
範囲を拡大しながらベンチ1のシート部6に向つ
て移動し、着座状態の使用者に接触して熱を奪
う。このとき、背もたれ部7の上方における後傾
面に開口する第1吸込口24から前記冷気の一部
が周辺空気とともにスムーズに吸い込まれて、第
1吸込口24の周辺に気流圏が良好に発生する。
この気流は着座状態の使用者の主として肩や頭な
どの上半身に接触するので、使用者は常に更新さ
れた冷気による冷却作用と、冷気流による体感温
度の低下との相乗作用によつて、充分な冷涼感が
得られる。
上記の第1吸込口24に吸込まれることななく
降下移動した冷気は、使用者の下半身と接触し、
あるいはシート部6に当接してその周縁から流れ
落ちる。この落下冷気流の大半は脚部8に設けら
れた第2吸込口25から機室10内に吸込まれ、
第1吸込口24から吸込まれた冷気流とともに空
気調和機9に回収されて再利用される。つまり、
吹出口22から吹出された冷気流を、ベンチ1の
上方の第1吸込口24と、下方の第2吸込口25
との2経路から回収するので、従来装置に比べて
冷気流の回収度が向上し、その利用効率を向上で
きる。
(変形例) 第3図は空気調和機9をフアンコイルユニツト
で構成した変形例を示す。これでは、放熱器29
と送風フアン14とで空気調和機9を構成し、図
示していない冷熱(又は温熱)供給源から供給通
路30を介して放熱器29に冷水を供給すること
により、吸込空気の冷却を行うようにする。ま
た、分配箱3に代えて支柱2の上端に分配室31
を形成し、支柱2に吹出管21を直接装着する。
32は冷却水の復帰通路である。
このように、冷熱や温熱の供給源を腰掛装置と
は別に設ける場合は、機室10内にコンプレツサ
等の機器を配置する必要がないので、騒音量を著
しく低減でき、しかも排熱筒4が不要であるの
で、凝縮時の排熱も発生しない。従つて、この種
の腰掛装置は、ガーデンレストラン等の騒音の発
生を嫌う場所や、熱がこもりやすい駅舎内等にお
いて使用するのに好適である。
上記以外に、ベンチ1は円形である必要はな
く、長椅子を背中合わせ状に並設したものや、1
以上の個人用椅子を任意形状に集約配設したもの
であつてもよい。また、屋根5は設置場所や使用
目的に応じて種々に変更でき、例えば、造花や模
造された草木等によつて象徴的に形成されていて
もよい。
上記実施例では、調和空気が複数個の吹出口2
2からスポツト状に吹出されるようにしたが、そ
の必要はなく、エアーカーテン状に吹出すもので
あつてもよい。さらに、第1・第2の各吸込口2
4,25の内面に補助吸引フアンを設けておき、
調和空気の回収度を高めるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案の腰掛装置で
は、ベンチ1の下方の第2吸込口25とは別に、
ベンチ1の背もたれ部7の上方にも第1吸込口2
4を設け、吹出口22から吹出された調和空気が
第1吸込口24から吸込まれて、その周辺に気流
圏が形成されるようにしたので、とくに、着座状
態の使用者の上半身に常に新規な調和空気を送給
でき、また、調和気流による体感への作用が相乗
して、全体として腰掛利用者の身体全体に満遍な
く調和空気を送給して、快適性を向上できること
となつた。
さらに、第1・第2の両吸込口24,25から
調和空気を機室10内に吸込んで再利用するの
で、従来装置に比べて調和空気の回収度が向上
し、その利用効率を向上でき、空気調和機の運転
経費の低減や、その必要能力の低減を実現でき
る。
加えて、前記第1吸込口24を、ベンチ1の背
もたれ部の上方において後傾させた傾斜面に開口
すると、前記第1吸込口24への調和空気流の形
成をスムーズに行うことができる。また、前記吹
出口22を、機室10から上方に延びるダクト2
0の上端から複数の吹出管21を分岐連出して形
成すると、スポツト的な複数の吹出口22を容易
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の実施例を示し、第
1図は腰掛装置の縦断面図、第2図は使用状態の
斜視図、第3図は腰掛装置の変形例を示す縦断面
図である。 1……ベンチ、6……シート部、7……背もた
れ部、8……脚部、9……空気調和機、10……
機室、22……吹出口、24……第1吸込口、2
5……第2吸込口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ベンチ1の背部の機室10に空気調和機9を
    有し、ベンチ1の上方に調和空気の吹出口22
    を設け、空気調和機9で生成された調和空気を
    吹出口22から下向きに吹出し供給する腰掛装
    置において、 前記ベンチ1のシート部6の下方と背もたれ
    部7の上方との機室10の周壁に、吹出口22
    から吹出された調和空気を回収する第1吸込口
    24と第2吸込口25とが開口されていること
    を特徴とする空気調和機を備えた腰掛装置。 (2) ベンチ1の背もたれ部7の上方において機室
    10の壁部を後傾させ、この傾斜面に第1吸込
    口24を開口した請求項(1)記載の空気調和機を
    備えた腰掛装置。 (3) 機室10の上端に連続してダクト室19を区
    画し、このダクト室19内に空気調和機9から
    吹出口22に向つて調和空気を案内するダクト
    20を設け、このダクト20の上端から複数の
    吹出管21を分岐連出した請求項(1)又は(2)記載
    の空気調和機を備えた腰掛装置。
JP1988064938U 1988-05-16 1988-05-16 Expired - Lifetime JPH0510699Y2 (ja)

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JPH0649235Y2 (ja) * 1990-10-29 1994-12-14 株式会社岡村製作所 空気清浄機付き椅子
JP3635415B2 (ja) * 1995-02-09 2005-04-06 ギボーニ バルーク 冷風装置
CN110762431A (zh) * 2019-11-08 2020-02-07 廖建波 一种组合型led路灯
CN110985961A (zh) * 2019-11-25 2020-04-10 廖建波 一种led路灯结构

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