JPH05106953A - 減圧気化冷却装置 - Google Patents

減圧気化冷却装置

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JPH05106953A
JPH05106953A JP29628791A JP29628791A JPH05106953A JP H05106953 A JPH05106953 A JP H05106953A JP 29628791 A JP29628791 A JP 29628791A JP 29628791 A JP29628791 A JP 29628791A JP H05106953 A JPH05106953 A JP H05106953A
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Takayuki Morii
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被冷却物に応じて急冷ができると共に、気化
冷却を行う伝熱面にカルシウム等の不純物が析出しない
ようにして、伝熱効率の低下あるいは冷却ムラを防止す
ること。 【構成】 反応釜21のジャケット部5に組合せポンプ
22のエゼクタ32を接続する。エゼクタ32とタンク
31とポンプ30を連通する。タンク31内に冷却手段
28を設ける。タンク31内には被冷却物の温度に応じ
た冷媒を溜置く。ポンプ30から冷却液供給通路36を
ジャケット部5に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却室内を減圧状態に
して被冷却物を気化冷却するものに関する。具体的に
は、各種反応を行う反応釜の冷却装置、食品、フィル
ム、合成繊維等の気化冷却装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の反応釜の冷却装置として、例えば
特開平1−315336号公報に示されたものがある。
これは、エゼクタとタンクとポンプを組合せた組合せポ
ンプと、反応釜の流体室に組合せポンプの吐出水の一部
を供給できる切替え弁手段と、エゼクタ内を通過する流
体の温度を制御する温度制御部とから成り、反応釜の流
体室に、冷却用の組合せポンプからの吐出水を供給し
て、反応釜を気化冷却するものである。流体室はエゼク
タの吸引作用により減圧状態となり、供給された吐出水
は反応釜の熱を奪ってただちに気化し、蒸発潜熱の大き
な熱量でもって効率的に冷却するものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来のもので
は、反応釜の急激な温度上昇を防止することができず、
部分的に熱暴走を生じてしまう問題があった。これは、
組合せポンプ内を循環する循環液に水を用いているため
に、その温度あるいは蒸発熱量に限界があり、急激な温
度上昇に対応できないためである。反応釜においては、
反応の過程で反応熱を発生し、その温度上昇が大きくて
急激なものがあり、このような場合には急冷をしなけれ
ば熱暴走による熱損傷を防止できないのである。
【0004】また上記従来のものでは、冷却水を系外か
ら補給するために冷却水中に含まれる不純物、例えばカ
ルシウムやマグネシウム等、が析出して流体室に付着
し、伝熱効率を低下させる問題があった。通常各種工場
やプラント等においては冷却水として地下水等の工業用
水が用いられており、これら工業用水はカルシウムやマ
グネシウム等の不純物を多く含んでいる。伝熱面にこれ
らの不純物が付着すると、伝熱効率が低下して、被冷却
物を効率良く、均一に冷却できなくなる。
【0005】従って本発明の技術的課題は、伝熱効率が
低下することなく、且つ、熱暴走を防止するための急冷
ができる減圧気化冷却装置を得ることである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明の減圧気化冷却装置
の構成は次の通りである。エゼクタとタンクとポンプを
組合せた組合せポンプと、該エゼクタと連通した気化冷
却室と、組合せポンプ内を循環する循環液を上記気化冷
却室に供給する冷却液供給通路とから成る気化冷却装置
において、上記循環液を冷媒とし、該冷媒を冷却する冷
却手段を設けたものである。
【0007】
【作用】循環液を冷媒としたことにより、同じ減圧状態
であっても循環液すなわち冷却液の温度を水の場合より
も低くすることができ、被冷却物を急冷することができ
る。
【0008】冷媒の冷却手段を設けたことにより、冷却
液を外部から補給する必要がなく、所定量の冷媒を閉回
路内で循環することができる。即ち、ポンプから供給さ
れる冷媒はエゼクタを通過してその温度に応じた吸引力
即ち減圧を生じ、気化冷却室も同様に減圧状態となる。
冷却液供給通路から供給される冷媒は、被冷却物の熱に
よりただちに気化して被冷却物を気化冷却する。気化し
た蒸気及び気化しなかった冷媒はエゼクタに吸引されタ
ンクに至る。被冷却物の熱を奪って昇温した冷媒は、冷
却手段によって所望温度に冷却される。また、気化温度
を変える場合、即ち減圧度を変える場合は、上記冷却手
段の冷却量を調節することにより変えることができる。
【0009】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。本実施例に
おいては、気化冷却装置として反応釜を用いた例を示
す。気化冷却室としてのジャケット部5を備えた反応釜
21と、組合せポンプ22と、冷却手段28とで減圧気
化冷却装置を構成する。反応釜21は、ほぼ全周にわた
りジャケット部5を形成すると共に、原料入口3、製品
出口4、撹拌器6、被冷却物の温度を検出する温度セン
サ―20を備え、ジャケット部5には冷媒供給口1と冷
媒排出口2及び7を設けてある。
【0010】組合せポンプ22はタンク31とポンプ3
0とエゼクタ32、及び、タンク31内に設けた冷却手
段28とで構成する。ポンプ30がタンク31に吸込側
を接続され吐出側をエゼクタ32のノズル33に接続
し、エゼクタ32のディフュ―ザ34がタンク31の上
部空間に接続された構成のものであり、エゼクタ32と
反応釜21の冷媒排出口2及び7とが弁10、11を介
して接続されている。この組合せポンプ22は、ポンプ
30の作動によりタンク31内の循環液としての冷媒を
エゼクタ32に供給して吸引作用させ、タンク31に戻
すようになっている。冷媒は従来より用いられているも
のを冷却温度に応じて適宜選定するものとする。循環液
の一部は冷却液供給通路36から弁37を介して、ジャ
ケット部5の冷媒供給口1へ供給される。
【0011】冷却手段28は、タンク31内に設けた螺
旋状の熱交換パイプと、冷却流体を供給する弁12とで
構成する。冷却流体としては、被冷却物の温度にもよる
が、水や冷媒や更に低温冷媒等を用いることができる。
【0012】タンク31及びジャケット部5に、冷媒を
補給するための冷媒補給管50を、弁51を介して連通
する。これは洩れ等により冷媒が減少した場合に補給を
行うためのものである。タンク31の下部には、タンク
31内の循環液の温度を検出するための温度センサ―5
3を取り付ける。
【0013】被冷却物を冷却する場合、即ちジャケット
部5で気化冷却を行う場合、ポンプ30を駆動してタン
ク31内の冷媒をエゼクタ32に供給する。エゼクタ3
2部で生じる吸引力により、ジャケット部5内も減圧状
態となり、冷媒は被冷却物の熱により気化し、被冷却物
を冷却する。気化した冷媒蒸気及び気化しきれなかった
冷媒は弁11、10を通り、エゼクタ32に吸引され
る。
【0014】エゼクタ32を経てタンク31に至った循
環液は、弁12から供給される冷却流体によって熱交換
され所望温度となってポンプ30に吸引される。循環液
の温度は、冷却流体供給量あるいは温度を調節すること
によりコントロ―ルすることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は次のような効果を奏する。冷却
液として冷媒を用いたことにより、急冷を行うことがで
き、熱暴走による被冷却物の熱損傷を防止することがで
きる。
【0016】また、冷媒を閉回路で循環することがで
き、外部から補給する必要がなく不純物が混入してくる
ことがないために、気化冷却室の伝熱面に不純物が析出
することがなく、従って、気化冷却を効率良く、均一に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減圧気化冷却装置の実施例の構成図で
ある。
【符号の説明】
5 ジャケット部 21 反応釜 22 組合せポンプ 28 冷却手段 30 ポンプ 31 タンク 32 エゼクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エゼクタとタンクとポンプを組合せた組
    合せポンプと、該エゼクタと連通した気化冷却室と、組
    合せポンプ内を循環する循環液を上記気化冷却室に供給
    する冷却液供給通路とから成る気化冷却装置において、
    上記循環液を冷媒とし、該冷媒を冷却する冷却手段を設
    けた減圧気化冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001057455A1 (fr) * 2000-02-01 2001-08-09 Mikio Kinoshita Systeme et procede de refrigeration

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0515773A (ja) * 1991-07-15 1993-01-26 Tlv Co Ltd 減圧気化冷却装置

Patent Citations (1)

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WO2001057455A1 (fr) * 2000-02-01 2001-08-09 Mikio Kinoshita Systeme et procede de refrigeration

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