JPH05106820A - 流動層焼却炉 - Google Patents

流動層焼却炉

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JPH05106820A
JPH05106820A JP9298791A JP9298791A JPH05106820A JP H05106820 A JPH05106820 A JP H05106820A JP 9298791 A JP9298791 A JP 9298791A JP 9298791 A JP9298791 A JP 9298791A JP H05106820 A JPH05106820 A JP H05106820A
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Atsushi Kondo
篤 近藤
Kazuo Tsutsumi
香津雄 堤
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排出口周囲の流動層内にドラフトチューブ群
を配設し、このドラフトチューブにより流動媒体を炉体
壁面部から排出口方向に対流循環させ、不燃物の全てを
排出口に導き、効率のよい塵焼却と不燃物排がなしうる
流動層焼却炉を提供することにある。 【構成】 不燃物を排出口から順次排出するようにした
流動層焼却炉において、上記排出口近傍の流動層部に、
流動媒体を炉体壁面部から分散板上を介して排出口方向
に対流循環させる略垂直姿勢のドラフトチューブを多数
配設したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動媒体を不燃物の排
出口方向に強制的に対流循環させる流動層焼却炉に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に流動層焼却炉には、可燃物は勿論
のこと金属などの不燃物も投入される。このため、金属
が溶融した不燃小塊物は流動媒体(砂など)の流動によ
って排出口に導かれるが、不燃大塊物は流動媒体の流動
作用のみでは排出口に導き排出することができず、炉底
部、即ち、分散板上に停滞する。そのため、流動媒体を
分散板にそって排出口に向かって移動するように循環さ
せ、この流れによって不燃大塊物を排出口方向に移動す
るためには、分散板を排出口方向に向け下向き傾斜させ
たり、風箱を複数個に分割し、それぞれの分割された風
箱に吹き込む空気風量を異ったものに制御することで、
流動媒体に循環流を作り出していた。(例えば、特開昭
63−271016号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】分散板を排出口方向に
下向き傾斜する従来技術においては、不燃塊物を排出口
方向に移動させる循環流を発生させる流動層の制御に困
難がある。これは、分散板上の層差圧が場所によって異
るからで、風量制御を正確に行わないと層の流動が停止
したりすることがある。このことは、風箱を分割し夫々
の風箱に異った空気風量を制御し供給するようにした場
合にも伴う重大な課題である。
【0004】本発明の目的は、排出口周囲の流動層内に
ドラフトチューブ群を配設し、このドラフトチューブに
より流動媒体を炉体壁面部から排出口方向に対流循環さ
せ、不燃物の全てを排出口に導き、効率のよい塵焼却と
不燃物排出をなしうる流動層焼却炉を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本発明の構成は、不燃物を排出口から順次排出するよ
うにした流動層焼却炉において、上記排出口近傍の流動
層部に、流動媒体を炉体壁面部から分散板上を介して排
出口方向に対流循環させる垂直姿勢のドラフトチューブ
を多数配設したものである。
【0006】
【作 用】排出口周囲の流動層内に配設したドラフトチ
ューブ内では、ドラフトチューブ周囲の流動媒体の影響
をうけることなく、流動媒体が飛び出し易く希薄にな
る。この流動媒体の濃度差で流動層の対流循環が効率よ
く行える。
【0007】
【実施例】次に、図面について本発明実施例の詳細を説
明する。図1は、本発明焼却炉の横断平面図、図2は、
図1のA−A線断面図、図3は、図1のB−B線断面
図、図4は、ドラフトチューブ配置の別実施例を示す横
断平面図、図5、図6は、ドラフトチューブの別実施例
を示す横断平面図、図7は、ドラフトチューブの上端を
外側に向け傾斜した別実施例の縦断正面図である。
【0008】図1,図2,図3に示す実施例について説
明すると、1は、上部に塵などの焼却物投入口(図示
略)をもつ炉本体で、該炉本体1の下部中央には流動媒
体2、および、不燃塊物3の排出口4が形成してある。
この排出口4の相対する辺には、底板を外側に至るに従
い順次上向き傾斜させた排出溝5の傾斜下端が接続され
ている。また、上記排出口4、および、排出溝5の両側
方には、水平姿勢の分散板6が設けてある。図中7は風
箱,8は流動空気の吹き込みパイプである。
【0009】上記排出口4、および、排出溝5の両側方
に近い分散板6上の流動層内に、円筒構造のドラフトチ
ューブ9を多数直列状に配設したものである。上記ドラ
フトチュウブ9は垂直姿勢で、而も、各ドラフトチュー
ブ9は連結材10によって直列に接続され、上記炉本体
1に吊架状にとりつけられる。
【0010】また、図2に示すように、排出口4の流動
下端は選別装置11に接続せしめられ、ここで選別され
た不燃塊物は流路12から放出回収され、また、選別装
置11で分級した砂などの流動媒体2は、循環手段(図
示略)などにより流路13を経て炉本体1のフリーボー
ド部14に適宜供給しうるようにしたものである。
【0011】次に、上記実施例に基いて具体的作用を説
明すると、図2に示すように、分散板6から流動層内に
吹き込まれる流動空気は、気泡14となって流動層を流
動し投入された塵類を燃焼する。一方、ドラフトチュー
ブ9内に誘導される流動媒体2は、周囲の流動媒体2の
影響をうけることなく希薄な層となって矢印aのように
上方に飛び出す。この矢印a方向に飛び出す流動媒体2
によってドラフトチューブ9の下部の流動層が希薄とな
ることから、外側流動媒体2が矢印b方向に強制的に流
動し、流動層内には矢印a,bによる強制的な循環流動
が連続的に生ずる。
【0012】流動炉内で焼却された可燃物は別として、
内部で溶融した金属などの不燃塊物3は、分散板6上を
排出口4方向に流動する流動媒体2の流動作用と、分散
板6からの気泡作用とによって順次排出溝5を経て排出
口4に向け移動し排出される。
【0013】排出口4の直上部には、円錐形の流動しな
い流動媒体2の非流動化部cが形成されるが、ドラフト
チューブ9はこの非流動化部cにかからないように設置
する必要がある。また、この非流動化部cには排出口4
内を流下する排出作用が作用しているため、不燃塊物3
は効率よく排出溝5を経て排出口4から排出される。
【0014】図4に示す実施例は、図1に示す排出溝5
を設けず、分散板6の中央部に排出口4を開口し、この
排出口4を囲うように円筒形のドラフトチューブ9を多
数配設したものである。尚、この実施例における作用
は、不燃塊物3が排出溝5を経て排出口4に誘導される
点を除いて他は略同一であるので、作用説明についての
記述は省略する。
【0015】図5に示す実施例は、図1に示す円筒形の
ドラフトチューブ9を連結材10によって直列に接続
し、これを排出口4の両側に並設したものに対して、平
面形状が細長方形状の偏平角筒15を仕切板16にて区
割りし、正方形状の角筒形ドラフトチューブ17を多数
形成したものである。尚、この実施例の作用は、図1の
ものと同様であるので、作用説明は省略する。
【0016】図6に示す実施例は、図4で示すように配
置した円筒形のドラフトチューブ9を、図5と同じよう
に構成した正方形の角筒形ドラフトチューブ18とした
ものである。この実施例の作用は、図4と同様であるの
で作用説明は省略する。
【0017】図7は、図1,図4,図5,または、図6
に示した実施例の変形例を示し、図1,図5のようにド
ラフトチューブ9,17を直列に連設した構造、また
は、図4,図6のように排出口4を囲うように配設した
ドラフトチューブ9,18の上部を炉本体1の炉壁方向
に向け傾斜したものである。
【0018】このようにドラフトチューブ9,17,1
8を傾斜することにより、ドラフトチューブ9,17,
18内をドラフト効果により通過し飛び出す流動媒体2
は、矢印aのように、炉本体1の側壁方向に向って適確
に放出せしめられ、矢印bの流れと併せて不燃塊物3に
対して有効に作用する循環流が得られる。
【0019】
【発明の効果】上述のように本発明の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)炉本体内に投入された塵類は、流動層によって焼
却され、金属などの不燃物は不燃塊物として排出口から
外部に排出されることは勿論のこと、 (b)特に、本発明では、排出口を囲う流動層内に、流
動媒体を炉体壁面から排出口方向に対流循環させる垂直
姿勢のドラフトチューブ群を配設したので、流動する流
動媒体をドラフトチューブ内に導き、ドラフト効果によ
って流動媒体を炉壁面方向に放出し、図2の矢印a,b
で示すような定形化された対流循環流を流動層内に生ぜ
しめ、この循環流によって非流動化部cのとり崩しが行
われるとともに、分散板上の不燃塊物を適確に排出口方
向に移動させ、不燃塊物の滞留のない焼却が連続して行
える。 (c)本発明によれば、従来技術のように分散板を傾斜
させたり、あるいは、風箱を分割する必要がない。従っ
て、風量制御などを必要としないことから、装置全体の
簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明焼却炉の横断平面図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】図1のB−B線の断面図である。
【図4】ドラフトチューブ配置例の別実施例を示す横断
平面図である。
【図5】ドラフトチューブの別実施例を示す横断平面図
である。
【図6】ドラフトチューブの別実施例を示す横断平面図
である。
【図7】ドラフトチューブの上端を外側に向け傾斜した
別実施例の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 炉本体 2 流動媒体 3 不燃物 4 排出口 6 分散板 7 風箱 9 ドラフトチューブ 17 ドラフトチューブ 18 ドラフトチューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不燃物を排出口から順次排出するように
    した流動層焼却炉において、上記排出口近傍の流動層部
    に、流動媒体を炉体壁面部から分散板上を介して排出口
    方向に対流循環させる垂直姿勢のドラフトチューブを多
    数配設したことを特徴とする流動層焼却炉。
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