JPH05106367A - 鉛ダンパー - Google Patents
鉛ダンパーInfo
- Publication number
- JPH05106367A JPH05106367A JP26614391A JP26614391A JPH05106367A JP H05106367 A JPH05106367 A JP H05106367A JP 26614391 A JP26614391 A JP 26614391A JP 26614391 A JP26614391 A JP 26614391A JP H05106367 A JPH05106367 A JP H05106367A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead
- bellows tube
- fixing plates
- damper
- structural bodies
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉛の拘束を簡易化し、かつ構造体への固定も
簡単に行えるようにした鉛ダンパーを提供する。 【構成】 じゃばら管２の中に鉛３を充填するとともに
前記じゃばら管２の上下両端部に構造体５に固定するた
めの固定板4,4 を取り付ける。
簡単に行えるようにした鉛ダンパーを提供する。 【構成】 じゃばら管２の中に鉛３を充填するとともに
前記じゃばら管２の上下両端部に構造体５に固定するた
めの固定板4,4 を取り付ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、地震時における建物
の振動エネルギーを吸収して建物の揺れを低減するため
に開発された鉛ダンパーに関するものである。
の振動エネルギーを吸収して建物の揺れを低減するため
に開発された鉛ダンパーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近の建物には、地震時における建物の
振動エネルギーを吸収して建物の揺れを少なくする装置
として、減衰ダンパーを設置したものがある。
振動エネルギーを吸収して建物の揺れを少なくする装置
として、減衰ダンパーを設置したものがある。
【０００３】この減衰ダンパーとして様々なタイプのも
のが開発されているが、鉛ダンパーは、変位の大きさに
依存しない安定したエネルギー吸収能力が期待できるた
め、ジョイントダンパーや層間ダンパーとして広く使用
されている。
のが開発されているが、鉛ダンパーは、変位の大きさに
依存しない安定したエネルギー吸収能力が期待できるた
め、ジョイントダンパーや層間ダンパーとして広く使用
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鉛ダンパー
は、材質的に直接構造体に固定することが出来ないた
め、固定部の構造が鉛ダンパー本体部の構造より大掛か
りなものに成りやすく、製作コストが高くつくという課
題があった。また、積層ゴムの中央部に鉛を充填したタ
イプのものも開発されているが、積層ゴムによって鉛を
拘束するのはきわめて面倒であり、また製作コストも高
くつくものであった。
は、材質的に直接構造体に固定することが出来ないた
め、固定部の構造が鉛ダンパー本体部の構造より大掛か
りなものに成りやすく、製作コストが高くつくという課
題があった。また、積層ゴムの中央部に鉛を充填したタ
イプのものも開発されているが、積層ゴムによって鉛を
拘束するのはきわめて面倒であり、また製作コストも高
くつくものであった。
【０００５】この発明はこのような前記従来の課題を解
決するために提案されたもので、鉛の拘束を簡易化し、
かつ構造体への固定も簡単に行えるようにした鉛ダンパ
ーを提供することを目的とするものである。
決するために提案されたもので、鉛の拘束を簡易化し、
かつ構造体への固定も簡単に行えるようにした鉛ダンパ
ーを提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる鉛ダン
パーは、じゃばら管の中に鉛を充填するとともにじゃば
ら管の上下両端部に構造体に固定するための固定板を取
り付けることにより構成したものである。
パーは、じゃばら管の中に鉛を充填するとともにじゃば
ら管の上下両端部に構造体に固定するための固定板を取
り付けることにより構成したものである。
【０００７】
【実施例】図１と図２は、それぞれこの発明の一実施例
を示す鉛ダンパーの縦断面図と横断面図であり、鉛ダン
パー１は鋼製のじゃばら管２の中に鉛３を充填するとと
もにじゃばら管２の上下両端部に固定板4,4 を溶接によ
って取り付けることにより構成されている。そして、鉛
ダンパー１は上下固定板4,4を構造体5,5 にボルト止め
若しくは溶接する等により取り付けられている。
を示す鉛ダンパーの縦断面図と横断面図であり、鉛ダン
パー１は鋼製のじゃばら管２の中に鉛３を充填するとと
もにじゃばら管２の上下両端部に固定板4,4 を溶接によ
って取り付けることにより構成されている。そして、鉛
ダンパー１は上下固定板4,4を構造体5,5 にボルト止め
若しくは溶接する等により取り付けられている。
【０００８】図３および図４は、この発明の他の実施例
を示すもので、このうち、図３は上下固定板４を厚めに
形成するとともに、その略中央部にじゃばら管２の内径
と略同径の貫通孔６を設け、この貫通孔６にも鉛３を充
填することにより構成されたものである。
を示すもので、このうち、図３は上下固定板４を厚めに
形成するとともに、その略中央部にじゃばら管２の内径
と略同径の貫通孔６を設け、この貫通孔６にも鉛３を充
填することにより構成されたものである。
【０００９】また、図４は上下固定板４にじゃばら管２
を直接溶接するのではなく、じゃばら管２と略同径の補
強鋼管７を溶接によって取り付け、この補強鋼管７にじ
ゃばら管２を溶接して取り付けることにより構成された
ものである。
を直接溶接するのではなく、じゃばら管２と略同径の補
強鋼管７を溶接によって取り付け、この補強鋼管７にじ
ゃばら管２を溶接して取り付けることにより構成された
ものである。
【００１０】図３および図４に示す鉛ダンパーは、何れ
もじゃばら管２と固定板４との接合部を補強することに
より、大剪断力にも充分対応できるようにしたものであ
る。
もじゃばら管２と固定板４との接合部を補強することに
より、大剪断力にも充分対応できるようにしたものであ
る。
【００１１】尚、じゃばら管２および補強管７は、必ず
しも鋼製である必要はなくプラスチック製等のものも考
えられる。
しも鋼製である必要はなくプラスチック製等のものも考
えられる。
【００１２】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているため、以下に記載されるような効果を有する。
ているため、以下に記載されるような効果を有する。
【００１３】鉛をじゃばら管に充填することにより鉛を
簡易に拘束することができ、また、じゃばら管の上下両
端部に取り付けられた固定板を構造体にボルト止めなど
によって固定することにより構造体への取り付けもきわ
めて簡単に行うことができる。
簡易に拘束することができ、また、じゃばら管の上下両
端部に取り付けられた固定板を構造体にボルト止めなど
によって固定することにより構造体への取り付けもきわ
めて簡単に行うことができる。
【００１４】さらに、じゃばら管を使用していることに
より、鉛直方向への伸縮が大きくなり、したがって、鉛
の構造特性を最大限生かして大きな変形レベルまで使用
することができる。
より、鉛直方向への伸縮が大きくなり、したがって、鉛
の構造特性を最大限生かして大きな変形レベルまで使用
することができる。
【００１５】しかも、構造もきわめて簡単であるため、
製作コストも廉価で実用性のきわめて高いものである。
製作コストも廉価で実用性のきわめて高いものである。
【図１】この発明の１実施例を示す鉛ダンパーの縦断面
図である。
図である。
【図２】図１に示す鉛ダンパーの横断面図である。
【図３】他の実施例を示す鉛ダンパーの一部縦断面図で
ある。
ある。
【図４】他の実施例を示す鉛ダンパーの一部縦断面図で
ある。
ある。
１…鉛ダンパー、２…じゃばら管、３…鉛、４…固定
板、５…構造体、６…貫通孔、７…補強鋼管。
板、５…構造体、６…貫通孔、７…補強鋼管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 俊一 東京都港区元赤坂１丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 有田 友彦 東京都港区元赤坂１丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 黒川 泰嗣 東京都港区元赤坂１丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 じゃばら管の中に鉛を充填するとともに
当該じゃばら管の上下両端部に構造体に固定するための
固定板を取り付けたことを特徴とする鉛ダンパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26614391A JPH05106367A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 鉛ダンパー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26614391A JPH05106367A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 鉛ダンパー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05106367A true JPH05106367A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17426909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26614391A Pending JPH05106367A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 鉛ダンパー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05106367A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100340793C (zh) * | 2005-03-11 | 2007-10-03 | 广州大学 | 钢铅组合耗能器 |
| WO2014103884A1 (ja) | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | 制振合金 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63289144A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-25 | 鹿島建設株式会社 | 弾塑性ダンパ− |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP26614391A patent/JPH05106367A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63289144A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-25 | 鹿島建設株式会社 | 弾塑性ダンパ− |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100340793C (zh) * | 2005-03-11 | 2007-10-03 | 广州大学 | 钢铅组合耗能器 |
| WO2014103884A1 (ja) | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | 制振合金 |
| KR20150117637A (ko) | 2012-12-28 | 2015-10-20 | 코쿠리츠켄큐카이하츠호징 붓시쯔 자이료 켄큐키코 | 제진합금 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960514 |