JPH05106154A - ラミネート用不織布 - Google Patents
ラミネート用不織布Info
- Publication number
- JPH05106154A JPH05106154A JP26513691A JP26513691A JPH05106154A JP H05106154 A JPH05106154 A JP H05106154A JP 26513691 A JP26513691 A JP 26513691A JP 26513691 A JP26513691 A JP 26513691A JP H05106154 A JPH05106154 A JP H05106154A
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- JP
- Japan
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- binder
- nonwoven fabric
- woven fabric
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- abrasion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ポリエチレンフイルムなどのフイルムとのラミ
ネート性に優れた不織布を提供する。 【構成】合成繊維フィラメントからなる不織布の片面に
バインダーが付与され、かつバインダーが不織布の非付
与面となる他方の面に浸透到達する前に熱固着されてお
り、バインダー付与量が3重量%以上40重量%以下であ
るラミネート用不織布。
ネート性に優れた不織布を提供する。 【構成】合成繊維フィラメントからなる不織布の片面に
バインダーが付与され、かつバインダーが不織布の非付
与面となる他方の面に浸透到達する前に熱固着されてお
り、バインダー付与量が3重量%以上40重量%以下であ
るラミネート用不織布。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面と裏面とで異なる
摩耗強さを有するラミネート用不織布に関するものであ
る。
摩耗強さを有するラミネート用不織布に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、不織布表面の摩耗性を向上さ
せるために、表裏両面が均一な性能を有するように不織
布の厚み方向にバインダーを均一に付与することがなさ
れている。不織布の厚み方向にバインダーが均一に付着
することによって不織布表裏の摩耗性は同じとなり、こ
のような不織布に例えばポリエチレンフイルムをラミネ
ートさせるに際して、不織布の非ラネミート面の摩耗性
が高いものであると、ポリエチレンフイルムとの接触面
はポリエチレンフイルムと接着し易いバインダーを使用
しても十分なラミネート性のある製品が得られなかっ
た。
せるために、表裏両面が均一な性能を有するように不織
布の厚み方向にバインダーを均一に付与することがなさ
れている。不織布の厚み方向にバインダーが均一に付着
することによって不織布表裏の摩耗性は同じとなり、こ
のような不織布に例えばポリエチレンフイルムをラミネ
ートさせるに際して、不織布の非ラネミート面の摩耗性
が高いものであると、ポリエチレンフイルムとの接触面
はポリエチレンフイルムと接着し易いバインダーを使用
しても十分なラミネート性のある製品が得られなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、表裏の摩耗強さが異なり、ラミネ
ート性の優れた不織布を提供することを目的とするもの
である。
題を解決するもので、表裏の摩耗強さが異なり、ラミネ
ート性の優れた不織布を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決すべく鋭意検討の結果、本発明に到達した。すな
わち本発明は、合成繊維フィラメントからなる不織布の
片面にバインダーが付与され、かつバインダーが不織布
の非付与面となる他方の面に浸透到達する前に熱固着さ
れており、バインダー付与量が3重量%以上40重量%以
下であって、不織布の他方の面にバインダーが実質的に
付着されていないラミネート用不織布を要旨とするもの
である。
を解決すべく鋭意検討の結果、本発明に到達した。すな
わち本発明は、合成繊維フィラメントからなる不織布の
片面にバインダーが付与され、かつバインダーが不織布
の非付与面となる他方の面に浸透到達する前に熱固着さ
れており、バインダー付与量が3重量%以上40重量%以
下であって、不織布の他方の面にバインダーが実質的に
付着されていないラミネート用不織布を要旨とするもの
である。
【0005】次に本発明を詳細に説明する。本発明の合
成繊維フィラメントからなる不織布とは、ポリエステル
やポリアミドなどの溶融紡糸できる重合体を用いて通常
のスパンボンド法により製造されるものである。そし
て、上記フィラメントの太さは20デニール以下のものが
好ましい。繊度が20デニールを超えるとバインダーの接
着箇所が少なくなり、不織布表面の摩耗強さを目標通り
強くすることができなくなったり、繊維同志間の空間が
大きくなり、バインダーが付与した面から非付与面に浸
透する場合がある。上記フィラメントは単一の重合体か
らなるものの他に、必要に応じて異種の重合体からなる
複合フィラメントであってもよい。なお、フィラメント
の断面形状は円形の他に三角形や偏平形など種々の異形
断面形状としてもよい。また、不織布の目付としては、
不織布の強力やバインダーの浸透性の面から、25〜100
g/m2 が好ましい。
成繊維フィラメントからなる不織布とは、ポリエステル
やポリアミドなどの溶融紡糸できる重合体を用いて通常
のスパンボンド法により製造されるものである。そし
て、上記フィラメントの太さは20デニール以下のものが
好ましい。繊度が20デニールを超えるとバインダーの接
着箇所が少なくなり、不織布表面の摩耗強さを目標通り
強くすることができなくなったり、繊維同志間の空間が
大きくなり、バインダーが付与した面から非付与面に浸
透する場合がある。上記フィラメントは単一の重合体か
らなるものの他に、必要に応じて異種の重合体からなる
複合フィラメントであってもよい。なお、フィラメント
の断面形状は円形の他に三角形や偏平形など種々の異形
断面形状としてもよい。また、不織布の目付としては、
不織布の強力やバインダーの浸透性の面から、25〜100
g/m2 が好ましい。
【0006】次に、本発明の表裏で異なった摩耗強さを
有する不織布を得るには、前記合成繊維フィラメントか
らなる不織布の片面よりバインダーの付与を行ない、バ
インダーが不織布の非付与面となる他方の面に浸透到達
する前に乾燥機などで熱処理を施し、不織布の他方の面
にバインダーが実質的に付着していない合成繊維フィラ
メンからなる不織布とすればよい。
有する不織布を得るには、前記合成繊維フィラメントか
らなる不織布の片面よりバインダーの付与を行ない、バ
インダーが不織布の非付与面となる他方の面に浸透到達
する前に乾燥機などで熱処理を施し、不織布の他方の面
にバインダーが実質的に付着していない合成繊維フィラ
メンからなる不織布とすればよい。
【0007】本発明でいう不織布の他方の面にバインダ
ーが実質的に付着していないとは、不織布には厚みおよ
び目付のムラが内在しているため、片面に付与されたバ
インダーが厚みの薄い部分や目付の小さい部分で非付与
面に浸透到達する場合があるが、ほとんどの部分でバイ
ンダーが非付与面に浸透到達していない状態をいい、こ
れはバインダー付与前後の表面の摩耗強さを測定するこ
とによって判定する。
ーが実質的に付着していないとは、不織布には厚みおよ
び目付のムラが内在しているため、片面に付与されたバ
インダーが厚みの薄い部分や目付の小さい部分で非付与
面に浸透到達する場合があるが、ほとんどの部分でバイ
ンダーが非付与面に浸透到達していない状態をいい、こ
れはバインダー付与前後の表面の摩耗強さを測定するこ
とによって判定する。
【0008】本発明でいうバインダーとは、通常のスパ
ンボンド法により製造された不織布を接着するために用
いられる接着剤であり、一般的には、アクリル酸エステ
ル系、ポリウレタン系、塩化ビニール系、ゴム系樹脂な
どが用いられ、通常は単独で用いられるが、多種の樹脂
を混合して用いてもよい。
ンボンド法により製造された不織布を接着するために用
いられる接着剤であり、一般的には、アクリル酸エステ
ル系、ポリウレタン系、塩化ビニール系、ゴム系樹脂な
どが用いられ、通常は単独で用いられるが、多種の樹脂
を混合して用いてもよい。
【0009】本発明の表裏で異なった摩耗強さを有する
ラミネート用不織布を得るには、前記バインダーを不織
布の片面より3重量%以上40重量%以下付与することが
必要であり、バインダーの付与量が3重量%未満である
と、バインダー付与面の摩耗強さが向上せず好ましくな
い。また、バインダーの付与量が40重量%を超えると、
バインダーが非付与面に浸透到達し、非付与面の摩耗強
さを強くするだけでなく、バインダー付与面の摩耗強さ
も一定強さ以上向上せず、好ましくない。
ラミネート用不織布を得るには、前記バインダーを不織
布の片面より3重量%以上40重量%以下付与することが
必要であり、バインダーの付与量が3重量%未満である
と、バインダー付与面の摩耗強さが向上せず好ましくな
い。また、バインダーの付与量が40重量%を超えると、
バインダーが非付与面に浸透到達し、非付与面の摩耗強
さを強くするだけでなく、バインダー付与面の摩耗強さ
も一定強さ以上向上せず、好ましくない。
【0010】本発明の表裏で異なった摩耗強さを有する
不織布を得るには、溶融紡出した合成繊維フィラメント
を通常のスパンボンド法により不織布とし、この得られ
た不織布の片面よりバインダーを付与し、バインダーが
非付与面に浸透到達する前に乾燥熱処理することにより
製造することができる。不織布を作成するに際して、例
えば、ポリエステル系やポリアミド系重合体などを溶融
紡出し、紡出糸条をエアーサッカーなどの引取手段によ
って引取った後、移動するベルトコンベアなどの堆積手
段上にランダムに分散、捕集、堆積させたウエブとし、
得られたウエブに熱カレンダーロールや熱エンボスロー
ルなどにより圧縮、熱処理を施すことにより不織布を容
易に作成することができる。次いで得られた合成繊維フ
ィラメントからなる不織布の片面よりバインダーを付与
し、バインダーが非付与面に浸透到達する前に乾燥熱処
理する。バインダーを付与する方法としては、例えば、
コーティング法、スプレー法など、不織布の片面に塗布
できる通常の方法を採用することができる。バインダー
付与後の不織布を乾燥するに際してはピンテンター、フ
ローティングドライヤーあるいはバンドドライヤーなど
の通常の乾燥装置を用いて温度150 〜180 ℃、処理時間
0.3 分〜1.5 分と短時間で乾燥することが望ましく、バ
インダーが非付与面に浸透到達することをさけるために
はピンテンターなどの非接触乾燥機の使用が好ましい。
不織布を得るには、溶融紡出した合成繊維フィラメント
を通常のスパンボンド法により不織布とし、この得られ
た不織布の片面よりバインダーを付与し、バインダーが
非付与面に浸透到達する前に乾燥熱処理することにより
製造することができる。不織布を作成するに際して、例
えば、ポリエステル系やポリアミド系重合体などを溶融
紡出し、紡出糸条をエアーサッカーなどの引取手段によ
って引取った後、移動するベルトコンベアなどの堆積手
段上にランダムに分散、捕集、堆積させたウエブとし、
得られたウエブに熱カレンダーロールや熱エンボスロー
ルなどにより圧縮、熱処理を施すことにより不織布を容
易に作成することができる。次いで得られた合成繊維フ
ィラメントからなる不織布の片面よりバインダーを付与
し、バインダーが非付与面に浸透到達する前に乾燥熱処
理する。バインダーを付与する方法としては、例えば、
コーティング法、スプレー法など、不織布の片面に塗布
できる通常の方法を採用することができる。バインダー
付与後の不織布を乾燥するに際してはピンテンター、フ
ローティングドライヤーあるいはバンドドライヤーなど
の通常の乾燥装置を用いて温度150 〜180 ℃、処理時間
0.3 分〜1.5 分と短時間で乾燥することが望ましく、バ
インダーが非付与面に浸透到達することをさけるために
はピンテンターなどの非接触乾燥機の使用が好ましい。
【0011】
【作用】上記構成により表裏で異なった摩耗強さを有す
るラミネート用不織布が得られる。
るラミネート用不織布が得られる。
【0012】例えばポリエチレンフイルムとのラミネー
トにおいて、バインダー非付与面を接着面として使用す
ると、表面の非固着フイルムフィラメントがポリエチレ
ンフイルムとの接着時にアンカーとして作用し、アンカ
ー効果のない接着に比較して格段の接着力を発現する。
具体的にはスパンボンド法により製造される不織布は、
その製造工程上フィラメントの堆積は進行方向に向って
前方が下の層に、後方が上の層になる構成、所謂鱗片構
造になっており、フィラメントは不織布の一方の面から
他方の面に達している。そのため、フィラメントの一方
がバインダー付与面あるいは付与面の近傍にあり、その
部分がバインダーで固着される。そしてフィラメントの
他方はバインダー非付与面あるいは非付与面の近傍にあ
り、その部分がラミネート用フィルムとアンカー効果を
含む状態で接着されているため、不織布の破れや不織布
の層間剥離を防止することができる。
トにおいて、バインダー非付与面を接着面として使用す
ると、表面の非固着フイルムフィラメントがポリエチレ
ンフイルムとの接着時にアンカーとして作用し、アンカ
ー効果のない接着に比較して格段の接着力を発現する。
具体的にはスパンボンド法により製造される不織布は、
その製造工程上フィラメントの堆積は進行方向に向って
前方が下の層に、後方が上の層になる構成、所謂鱗片構
造になっており、フィラメントは不織布の一方の面から
他方の面に達している。そのため、フィラメントの一方
がバインダー付与面あるいは付与面の近傍にあり、その
部分がバインダーで固着される。そしてフィラメントの
他方はバインダー非付与面あるいは非付与面の近傍にあ
り、その部分がラミネート用フィルムとアンカー効果を
含む状態で接着されているため、不織布の破れや不織布
の層間剥離を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。な
お、不織布表面の摩耗強さはJIS−L−1096 C
法(テーバ形法)に準じて測定し、バインダー非付与面
のバインダー付与前の摩耗強さが、下記表1に示すJI
Sの外観変化の判定C級となる条件で測定する。
お、不織布表面の摩耗強さはJIS−L−1096 C
法(テーバ形法)に準じて測定し、バインダー非付与面
のバインダー付与前の摩耗強さが、下記表1に示すJI
Sの外観変化の判定C級となる条件で測定する。
【0014】
【表1】
【0015】フイルムとのラミネート性はフイルムと不
織布を剥離するときの強力を1.5cm幅の資料について測
定し、剥離強力が強い程良好なラミネート性を有してい
る。さらに極限粘度〔η〕はフェノールと四塩化エタン
との等重量混合物を溶媒として、温度20℃で測定した溶
液粘度から求めた値である。 実施例1 通常のスパンボンド法により、極限粘度0.70のポリエチ
レンテレフタレートを溶融紡出し、紡出糸条をエアーサ
ッカーによって引取った後、移動するベルトコンベヤー
上にランダムに分散、捕集、堆積させてウエブとし、得
られたウエブに熱エンボスロールにより圧縮、熱処理を
施して単糸繊度が3デニールが目付が50g/m2 の不織
布を製造した。
織布を剥離するときの強力を1.5cm幅の資料について測
定し、剥離強力が強い程良好なラミネート性を有してい
る。さらに極限粘度〔η〕はフェノールと四塩化エタン
との等重量混合物を溶媒として、温度20℃で測定した溶
液粘度から求めた値である。 実施例1 通常のスパンボンド法により、極限粘度0.70のポリエチ
レンテレフタレートを溶融紡出し、紡出糸条をエアーサ
ッカーによって引取った後、移動するベルトコンベヤー
上にランダムに分散、捕集、堆積させてウエブとし、得
られたウエブに熱エンボスロールにより圧縮、熱処理を
施して単糸繊度が3デニールが目付が50g/m2 の不織
布を製造した。
【0016】次いで、アクリル酸エステル系バインダー
(大日本インキ化学工業(株)製ボンコートED−100
)を得られた不織布の片面に不織布重量に対して20重
量%の比で付与した後、バインダーが不織布の非付与面
となる他方の面に浸透到達する前、速やかにピンテンタ
ーを用いて処理温度160℃、処理時間1分間の条件でこ
の不織布に乾燥処理を施した。次いでこの不織布のバイ
ンダー非付与面に厚さ30μmのポリエチレンフイルムを
160℃で接着し、ラミネートシートを得た。
(大日本インキ化学工業(株)製ボンコートED−100
)を得られた不織布の片面に不織布重量に対して20重
量%の比で付与した後、バインダーが不織布の非付与面
となる他方の面に浸透到達する前、速やかにピンテンタ
ーを用いて処理温度160℃、処理時間1分間の条件でこ
の不織布に乾燥処理を施した。次いでこの不織布のバイ
ンダー非付与面に厚さ30μmのポリエチレンフイルムを
160℃で接着し、ラミネートシートを得た。
【0017】得られた不織布の摩耗強さおよび剥離強力
は表2に示す通りで、バインダー非付与面はポリエチレ
ンフイルムとの接着性に優れ、またバインダー付与面の
摩耗強さも印刷加工などの後処理に充分耐えるものであ
った。 実施例2,3 バインダーの付着量を3重量%(実施例2)および40重
量%(実施例3)とした以外は実施例1と同様にして、
不織布を得た。
は表2に示す通りで、バインダー非付与面はポリエチレ
ンフイルムとの接着性に優れ、またバインダー付与面の
摩耗強さも印刷加工などの後処理に充分耐えるものであ
った。 実施例2,3 バインダーの付着量を3重量%(実施例2)および40重
量%(実施例3)とした以外は実施例1と同様にして、
不織布を得た。
【0018】得られた不織布の摩耗強さおよび剥離強力
は表2に示す通りで、バインダー非付与面はポリエチレ
ンフイルムとの接着性に優れ、バインダー付与面の摩耗
強さも大であり、印刷加工などの後処理に耐えるもので
あった。 比較例1 バインダーが不織布の非付与面に浸透到達した後に熱処
理する以外は実施例1と同様にして不織布を得た。
は表2に示す通りで、バインダー非付与面はポリエチレ
ンフイルムとの接着性に優れ、バインダー付与面の摩耗
強さも大であり、印刷加工などの後処理に耐えるもので
あった。 比較例1 バインダーが不織布の非付与面に浸透到達した後に熱処
理する以外は実施例1と同様にして不織布を得た。
【0019】得られた不織布の摩耗強さおよび剥離強力
は表2に示す通りで、バインダー付与面の摩耗強さは印
刷加工などの後処理に耐えるものであったが、バインダ
ー非付与面も摩耗強さが大であり、ポリエチレンフイル
ムとの接着に不満足なものであった。 比較例2 バインダーの付着量を2重量%とした以外は実施例1と
同様にして不織布を得た。
は表2に示す通りで、バインダー付与面の摩耗強さは印
刷加工などの後処理に耐えるものであったが、バインダ
ー非付与面も摩耗強さが大であり、ポリエチレンフイル
ムとの接着に不満足なものであった。 比較例2 バインダーの付着量を2重量%とした以外は実施例1と
同様にして不織布を得た。
【0020】得られた不織布の摩耗強さおよび剥離強力
は表2に示す通りで、バインダー付与面の摩耗強さが無
く、印刷加工などの後処理に耐えない不満足なものであ
った。 比較例3 バインダーの付着量を50重量%とした以外は実施例1と
同様にして不織布を得た。
は表2に示す通りで、バインダー付与面の摩耗強さが無
く、印刷加工などの後処理に耐えない不満足なものであ
った。 比較例3 バインダーの付着量を50重量%とした以外は実施例1と
同様にして不織布を得た。
【0021】得られた不織布の摩耗強さおよび剥離強力
は表2に示す通りで、バインダー付与面の摩耗強さが大
で、印刷加工などの後処理に耐えるが、バインダー非付
与面の摩耗強さもバインダーが浸透したため強くなって
おり、ポリエチレンフイルムとの接着に不満足なもので
あった。
は表2に示す通りで、バインダー付与面の摩耗強さが大
で、印刷加工などの後処理に耐えるが、バインダー非付
与面の摩耗強さもバインダーが浸透したため強くなって
おり、ポリエチレンフイルムとの接着に不満足なもので
あった。
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表裏で異
なった摩耗強さを有する不織布が得られ、ラミネート性
に優れ、かつ印刷加工性に優れたラミネート用基布とし
て好適に使用することができる。
なった摩耗強さを有する不織布が得られ、ラミネート性
に優れ、かつ印刷加工性に優れたラミネート用基布とし
て好適に使用することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成繊維フィラメントからなる不織布の
片面にバインダーが付与され、かつバインダーが不織布
の非付与面となる他方の面に浸透到達する前に熱固着さ
れており、バインダー付与量が3重量%以上40重量%以
下であるラミネート用不織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26513691A JPH05106154A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ラミネート用不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26513691A JPH05106154A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ラミネート用不織布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05106154A true JPH05106154A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17413125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26513691A Pending JPH05106154A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ラミネート用不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05106154A (ja) |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP26513691A patent/JPH05106154A/ja active Pending
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