JPH0510558A - リキツドアイス式保冷装置 - Google Patents

リキツドアイス式保冷装置

Info

Publication number
JPH0510558A
JPH0510558A JP18536891A JP18536891A JPH0510558A JP H0510558 A JPH0510558 A JP H0510558A JP 18536891 A JP18536891 A JP 18536891A JP 18536891 A JP18536891 A JP 18536891A JP H0510558 A JPH0510558 A JP H0510558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
ice
liquid ice
cold storage
partition wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18536891A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Takemi
明生 竹味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP18536891A priority Critical patent/JPH0510558A/ja
Publication of JPH0510558A publication Critical patent/JPH0510558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄冷剤交換作業を容易とし,リキッドアイス
を有効に使用し,装置をコンパクト化することを可能と
する。 【構成】 リキッドアイス製造装置1と蓄冷槽2と保冷
箱3と制御装置20とよりなる。保冷箱3は,蓄冷槽2
に対して着脱可能に接続してある。蓄冷槽2は,移動可
能な仕切壁201により,リキッドアイス240を貯溜
するためのリキッドアイス室24と,回収した融解液2
30を貯溜するための融解液室23とに区画形成してあ
る。仕切壁201は,その移動量を回収融解液量及び製
氷量に応じて制御装置20により制御している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,リキッドアイスにより
保冷を行う方式の保冷装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来,食品輸送用車両としては,冷蔵車や
冷凍車がある。しかしながら,産地から消費者の手に渡
るまでには,市場・集配センター等で食品の載せ替えが
あり,食品が外気にさらされる。そのため,鮮度維持と
いう点で不満があった。そこで近年においては,コール
ド・ロール・ボックス(CRB)と呼ばれる,冷凍機又
は蓄冷剤を備えた断熱箱に食品を入れ,該コールド・ロ
ール・ボックスごと車両に載せ替えることにより,ほと
んど食品を外気にさらさず品温一定で産地から消費者ま
で運ぶようにした,保冷システムが実現されつつある。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来のコール
ド・ロール・ボックスでは,蓄冷した蓄冷剤を使用済み
のものと交換するための煩わしさが生ずる。また,その
煩わしさを解消する為に,コールド・ロール・ボックス
に蓄冷剤を凍結させるための冷凍機を搭載すれば,重量
増大となり,輸送のための燃費が低下する,といった新
たな問題が生ずる。
【0004】なお,簡便な冷熱の輸送手段の一つとし
て,リキッドアイスを用いた冷房装置が提案されている
(例えば,特開昭63−129231号公報)。該冷房
装置は,リキッドアイスを貯溜する氷蓄熱タンクと,冷
房対象域に対して供給する冷風を上記氷蓄熱タンクの蓄
熱冷熱を冷熱源として発生する空調器とよりなる。そし
て,上記氷蓄熱タンクには,別途設けた製氷設備より上
記リキッドアイスを充填するようにしている。
【0005】しかしながら,この冷房装置においては,
大規模な製氷設備を必要とする。また,該製氷設備によ
り製造したリキッドアイスを全て有効に使用することが
できず,ムダが生じやすい。本発明は,かかる従来の問
題点に鑑み,蓄冷剤交換作業が簡単で,製造したリキッ
ドアイスを有効に使用することができ,かつコンパクト
な,リキッドアイス式保冷装置を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は,固液混相シャーベット状
のリキッドアイスを製造するリキッドアイス製造装置
と,該リキッドアイス製造装置に接続した蓄冷槽と,該
蓄冷槽に着脱可能に接続され上記リキッドアイスの供給
を受ける保冷箱と,制御装置とよりなり,上記蓄冷槽
は,移動可能な仕切壁により,リキッドアイスを貯溜す
るためのリキッドアイス室と,回収した融解液を貯溜す
るための融解液室とに区画形成し,該仕切壁は,その移
動量を回収融解液量及び製氷量に応じて,上記制御装置
により制御するように構成したことを特徴とするリキッ
ドアイス式保冷装置にある。
【0007】本発明において最も注目すべきことは,定
置式のリキッドアイス製造装置及び2室分割構造の蓄冷
槽により固液混相シャーベット状のリキッドアイスを製
造し,上記畜冷槽中のリキッドアイスを保冷箱に注入す
る構成としたことにある。即ち,リキッドアイス製造装
置と,移動可能な仕切壁により区画された蓄冷槽と,該
蓄冷槽に着脱可能に接続した保冷箱と,仕切壁の移動量
を制御する制御装置とより,リキッドアイス式保冷装置
を構成したことにある。
【0008】本発明において,上記リキッドアイスを製
造するために用いる液体としては,水や種々の水溶液,
各種液剤がある。上記リキッドアイス製造装置,蓄冷槽
及び制御装置は,例えば集配センターに配置する。一
方,上記保冷箱は,車両に搭載したり,降ろしたりでき
るようにキャスタ等を備え,クイックジョイントなどに
より,上記蓄冷槽に着脱可能に接続して,リキッドアイ
スを注入したり,放熱後の蓄冷剤融解液を回収したりで
きるようになっている。
【0009】
【作用及び効果】本発明においては,リキッドアイス製
造装置により,固液混相シャーベット状のリキッドアイ
スを製造する。そして,このリキッドアイスを蓄冷槽の
リキッドアイス室内に一時貯溜する。また,畜冷槽の融
解液室内には,保冷箱内の融解液を回収しておく。
【0010】上記リキッドアイスは,該蓄冷槽から保冷
箱へ供給される。このとき,制御装置は,融解液室にお
ける回収融解液量に応じて,仕切壁を移動させる。これ
により,リキッドアイス室が狭くなり,リキッドアイス
の上面高さは,ほぼ一定に保たれる。そのため,リキッ
ドアイス量が少なくなってきても,ほとんど残らずにリ
キッドアイスを保冷箱へ送り出すことができる。
【0011】製氷時には,融解液室に貯溜されている融
解液をリキッドアイス製造装置に送り込み,リキッドア
イスとして融解液室に戻す。このとき,製氷量に応じ
て,制御装置により仕切壁を融解液室の方へ移動させ
る。これにより,融解液室が狭くなり,氷層部分が仕切
壁を越えてリキッドアイス室へこぼれ落ちる。このよう
にして,リキッドアイス室にリキッドアイスを充填す
る。
【0012】上記保冷箱は,蓄冷剤交換時には,蓄冷槽
に対して着脱するだけで良い。また,蓄冷槽は,リキッ
ドアイス室と融解液室とに区画形成し,これらを効果的
に使い分けている。また,リキッドアイス供給時及び製
氷時には,仕切壁を効果的に移動させている。それ故,
本発明によれば,蓄冷剤交換作業が簡単で,製造したリ
キッドアイスを有効に使用することができ,かつコンパ
クトな,リキッドアイス式保冷装置を供給することがで
きる。
【0013】
【実施例】
実施例1 本発明にかかるリキッドアイス式保冷装置につき,図1
〜図8を用いて説明する。本例装置は,図1に示すごと
く,固液混相シャーベット状のリキッドアイスを製造す
るリキッドアイス製造装置1と,該リキッドアイス製造
装置1に接続した蓄冷槽2と,該蓄冷槽2に着脱可能に
接続され上記リキッドアイスの供給を受ける保冷箱3
と,制御装置20とよりなる。
【0014】そして,該蓄冷槽2は,移動可能な仕切壁
201により,リキッドアイス240を貯溜するための
リキッドアイス室24と,回収した融解液230を貯溜
するための融解液室23とに区画形成してある。また,
該仕切壁201は,その移動量を回収融解液量及び製氷
量に応じて,制御装置20により制御するように構成し
てある。
【0015】以下,詳述する。図1において,符号4は
蓄冷槽2のリキッドアイス室24内のリキッドアイス2
40を保冷箱3に送るポンプ,符号5はリキッドアイス
室24内の下層の液のみを保冷箱3に送るポンプであ
る。符号61は蓄冷槽2とポンプ4とをつなぐ配管あっ
て,符号62は蓄冷槽2とポンプ5をつなぐ配管で,配
管62の蓄冷槽2との接合部にはフィルタ7を設けてあ
る。このフィルタ7はポンプ5に液のみ送る為のもの
で,リキッドアイス中の氷粒子を通さない程度の目の粗
さになっている。
【0016】また,ポンプ4,5の出口配管は合流して
配管8として保冷箱3につながる。配管8と保冷箱3と
の接合部には公知のクイックジョイント9を用いてい
る。これにより,着脱がワンタッチで出来,かつ取り外
した時の液漏れもないようにしてある。保冷箱3から蓄
冷槽2へのリターン配管10と保冷箱3との接合部にも
クイックジョイント9を用いてある。リターン側のクイ
ックジョイント9の手前には,フィルタ11を設け,保
冷箱3に注入された氷粒子が蓄冷槽2に戻らないように
している。
【0017】そして,配管8の途中には,保冷箱3に送
られるリキッドアイス240の流量を検出する流量検出
器12,保冷箱3に送られるリキッドアイス240中の
氷の割合を検出する氷分率検出器13,リキッドアイス
240の温度を検出する温度検出器14を設けてある。
【0018】また,配管10の下流には流路切換弁15
があり,蓄冷槽2の融解液室23へつながっている配管
161と蓄冷槽2のリキッドアイス室24へつながって
いる配管162とを切換えるようにしている。また,配
管10の途中には,配管10内を流れる融解液の温度を
検出する温度検出器17を設けてある。上記蓄冷槽2
は,図1及び図3に示すごとく,仕切壁201により,
上記融解液室23と上記リキッドアイス室24とに仕切
られ,両室の内容物の混合,熱交換は極力押さえるよう
になっている。また,仕切壁201は,仕切壁駆動装置
21により,図1の左右方向に移動可能となっている。
【0019】仕切壁201は,図7及び図8に示すごと
く,メネジ穴2010を具備し,仕切壁駆動装置21の
駆動シャフト211のオネジ部2110と嵌合してい
る。仕切壁駆動装置21の本体は,蓄冷槽外壁に固定し
てある。図7において,符号202は,駆動シャフト2
11を回転自在に支持する軸受である。符号203は,
シャフトシールであって,蓄冷槽2内の溶液が駆動シャ
フト211を挿入した穴から外部へ漏れるのを防止して
いる。
【0020】また,図8に示すごとく,仕切壁201の
蓄冷槽2の側壁に接する部分には,ゴムリップ2011
を設け,蓄冷槽2の融解液室23及びリキッドアイス室
24の内容物の混合を極力押さえている。仕切壁201
の材質は,熱伝導率の低い樹脂が良い。ただしネジ部の
耐久性向上の為,ネジ部のみ鉄鋼等の金属やセラミック
ス等,別の材質で作り,樹脂製の仕切壁に嵌め込んでも
良い。融解液室23には,氷の比重よりも大きく,かつ
溶液の比重よりも小さいフロート210を設けてあり,
このフロート210はガイド220に沿って上下にある
程度移動可能になっている。
【0021】図4に示すごとく,上記ガイド220に
は,フロート210を間に挟んで上下にリミットスイッ
チ2211,2212を設けてあり,フロート210が
上下してリミットスイッチ2211,2212を押すと
信号がでるようになっている。なお,符号2221,2
222は,ストッパを示し,フロート210による押圧
力でリミットスイッチ2211,2212がこわれるの
を防止している。上記制御装置20は,ガイド220か
らのフロート210の位置信号を入力して,仕切壁駆動
装置21に仕切壁201を動かしたり,停止したり指示
する制御信号を出力する。また,制御装置20は,流量
検出器12,氷分率検出器13,温度検出器14,17
からの検出信号を入力してポンプ4,5及び流路切換弁
15を制御したりする。
【0022】上記リキッドアイス製造装置1は,図2に
示すごとく,圧縮機110,凝縮器120,膨張弁13
0,製氷器140から成る。該製氷器140は二重管構
造となっており,内管141の内側を蓄冷剤融解液が流
れ,また内管141と外管142との間を液冷媒が流れ
るようにしてある。そして,液冷媒が蒸発することによ
り,蓄冷剤融解液から熱を奪い,製氷を行うようにして
ある。
【0023】内管141の内側には,内管141の内周
面に摺接するらせん状のパドル143を設けてある。こ
のパドル143は,インバータ160で回転数を任意に
調整できるモータ150により回転するようにしてあ
る。そして,該パドル143により,内管141の内周
面をこすって内周面に氷が蓄積するのを防止するととも
に,ポンプ作用で氷粒子と液とを軸方向に送るようにし
ている。
【0024】本例装置は,上記のように構成されている
ので,次の作用効果を呈する。保冷箱3はリキッドアイ
ス注入が完了するとクイックジョイント9の部分で蓄冷
槽2と切離される。そして,該保冷箱3の中に食品等を
入れて,車両等に搭載し,食品等の品温一定の輸送に用
いられる。上記蓄冷槽3の蓄冷に当たっては,まず使用
済み又は新しい保冷箱3と蓄冷槽2とをクイックジョイ
ント9によりに接続する。この時,保冷箱3の庫内温度
t1は目標庫内温度t2よりも高いので,最初はポンプ
5のみ作動させ,リキッドアイス室24内の下層の液の
みを保冷箱3に送り,保冷箱3を予冷する。流路切換弁
15の初期切換位置は配管10と配管161とを接続す
る位置にあり,保冷箱3に入っていた温度が高い液や,
保冷箱3を予冷して温度上昇した液を蓄冷槽2の融解液
室23に送る。
【0025】温度検出器14,17の検出値の差が設定
値△tS(例えば0.5℃)以下になれば,予冷は完了
したとして,流路切換弁15を配管10と配管162と
を接続する位置に切換える。そして,ポンプ5を停止す
ると共に,ポンプ4を作動させて,リキッドアイス室2
4内の上層のリキッドアイス240を保冷箱3に注入す
る。なお,このように初期に流路切換弁15を操作する
のは,温かい液で蓄冷槽2内のリキッドアイスを融かさ
ないようにするためである。上記リキッドアイス240
は,固液混層シャーベット状のものであるから,保冷箱
3内のリキッドアイス240中の氷の重量割合であるI
PF(Ice Packing Factor;氷充填
率)には上限があり,保冷能力や注入の経済性等を勘案
して目標IPFを決める。
【0026】次に保冷箱内蓄冷剤容量と目標IPFとを
掛け合わせて,保冷箱内の目標氷存在量Wを算出する。
そして流量検出器12及び氷分率検出器13からの信号
より,次式を用いて氷流量Mを算出する。 M=Q×R(ここで,Q:流量,R:氷分率) 注入開始(T=0)よりMを積算し,各時点での保冷箱
内氷存在量Vを求め,V≧Wとなった時点(T=T1)
でポンプ4を停止し,注入は完了する。この保冷箱内氷
存在量Vは,図5中に示す式により求まる。そして,こ
れをグラフにより表すと,図5に示す関係となる。
【0027】保冷箱3に入っていた温度が高い液や,保
冷箱3を予冷して温度上昇した液は,蓄冷槽2の融解液
室23に送られるので,融解液室23の液面が上昇す
る。そのため,フロート210も上昇して,リミットス
イッチ2211を押して信号ULを制御装置20に送
る。制御装置20は,この信号ULが出力されている間
は,仕切壁駆動装置21に対して,仕切壁201を図1
における右方向(リキッドアイス室24の方向)に動か
すように指示を出し続ける。仕切壁201が右方向に動
くと融解液室23が広がる為,液面が下がってきて,や
がてフロート210も下がってリミットスイッチ221
1を押さなくなる。そのため,信号ULの出力はなくな
り,仕切壁201の移動は停止する。
【0028】この時,リキッドアイス室24内の液は保
冷箱3を予冷するために送り出され,戻ってきていない
ので,リキッドアイス室24内の貯溜容量は減少してい
る。しかし,仕切壁201が右に移動し,リキッドアイ
ス室24が狭くなっている為,リキッドアイス240の
上面の高さは,ほぼ一定に保たれる。そのため,送り出
しによりリキッドアイス量が少なくなってきても,ほと
んど残らず確実に保冷箱3へ送り出すことができる。
【0029】一方,夜間電力等を用いリキッドアイスを
製造する時は,融解液室23内の融解液230をリキッ
ドアイス製造装置1に導入し,リキッドアイスを融解液
室23に戻す。このとき,フロート210の比重は,氷
の比重よりも大きく,融解液の比重よりも小さいので,
フロート210は上部氷層と下部液層との境界に位置す
る。
【0030】製氷が進むと液が減少し,氷粒子が増加し
てくるので,フロート210は下降し,リミットスイッ
チ2212を押すようになる(図4)。リミットスイッ
チ2212は,信号DLを制御装置20に送るので,制
御装置20は仕切壁駆動装置21に仕切壁201を図1
における左方向に動かすように指示する。そして,仕切
壁201が左方向に動くと融解液室23が狭くなるた
め,上部氷層と下部液層との境界は上昇し,フロート2
10も上昇して,リミットスイッチ2212を押さなく
なる。そのため,信号DLの出力はなくなり,仕切壁2
01は停止する。
【0031】これを繰り返すと,仕切壁201は,畜冷
槽2の右端の近くから左端の近くまで移動してくる。こ
の間,上部氷層と下部液層の境界の位置は,ほぼ一定に
保たれるが,氷層はどんどん厚くなっていくので,図6
に示すごとく,氷層部分が仕切壁201を越えてリキッ
ドアイス室24にこぼれ落ちる。こうして仕切壁201
が左に移動し終わった時,リキッドアイス室24はもっ
とも広くなっており,IPFの高いリキッドアイス24
0で満たされている。
【0032】このように,本例によれば,蓄冷剤交換作
業が簡便になる。また,蓄冷槽2を可動な仕切壁201
で2室に分け,一方をリキッドアイス貯蔵用に,もう一
方を回収融解液溜めに用い,リキッドアイス注入が進ん
でも液面高さ及びリキッドアイス上面高さをほぼ一定に
保つようにしている。そのため,製造したリキッドアイ
スをほとんど残らず有効に使用することができる。ま
た,蓄冷槽2も小さくできるという優れた効果がある。
なお,本例においては,駆動シャフト211が回転する
と仕切壁201が図7の左右方向に移動するようにして
いるが,仕切壁201が左右にいっぱいに動いた後は,
仕切壁駆動装置21の保護の為,過電流を検出して電源
供給を止めたり,リミットスイッチを設けて電源供給を
止めるようにしても良い。
【0033】また,本例のリキッドアイス製造装置1
は,図2に示すごとく,らせん状パドル143とインバ
ータ160を具備しており,らせん状パドル143は内
管2の内周面をこすって内周面に氷が蓄積するのを防止
するとともにポンプ作用で氷粒子と液とを軸方向に送る
働きをしているが,このらせん状パドル143とインバ
ータ160の代わりに,米国特許第4551159号に
記載してあるように複数の放射状に設けられたダッシャ
と液輸送用ポンプを設けても良い。また,仕切壁201
の移動機構としては,図7に示すごとく,ネジと回転モ
ータを用いたが,仕切壁駆動装置としてリニアモータを
用い,その出力シャフトの先を仕切壁201に接続する
様にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかるリキッドアイス式保冷装置の概
略説明図。
【図2】実施例のリキッドアイス製造装置の詳細説明
図。
【図3】実施例の蓄冷槽の外観斜視図。
【図4】実施例のフロート部分の拡大断面図。
【図5】実施例における経過時間に対する氷流量及び保
冷箱内氷存在量の関係を示す線図。
【図6】実施例の蓄冷槽の作用説明図。
【図7】実施例の仕切壁駆動装置を説明するための側面
断面図。
【図8】実施例の仕切壁駆動装置を説明するための一部
断面斜視図。
【符号の説明】
1...リキッドアイス製造装置, 2...蓄冷槽, 20...制御装置, 201...仕切壁, 23...融解液室, 24...リキッドアイス室, 3...保冷箱,

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 固液混相シャーベット状のリキッドアイ
    スを製造するリキッドアイス製造装置と,該リキッドア
    イス製造装置に接続した蓄冷槽と,該蓄冷槽に着脱可能
    に接続され上記リキッドアイスの供給を受ける保冷箱
    と,制御装置とよりなり, 上記蓄冷槽は,移動可能な仕切壁により,リキッドアイ
    スを貯溜するためのリキッドアイス室と,回収した融解
    液を貯溜するための融解液室とに区画形成し,該仕切壁
    は,その移動量を回収融解液量及び製氷量に応じて,上
    記制御装置により制御するように構成したことを特徴と
    するリキッドアイス式保冷装置。
JP18536891A 1991-06-28 1991-06-28 リキツドアイス式保冷装置 Pending JPH0510558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18536891A JPH0510558A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 リキツドアイス式保冷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18536891A JPH0510558A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 リキツドアイス式保冷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0510558A true JPH0510558A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16169582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18536891A Pending JPH0510558A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 リキツドアイス式保冷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0510558A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002073103A1 (de) * 2001-03-08 2002-09-19 Integral Energietechnik Gmbh Vorrichtung zum bereitstellen eines zum kühlen eines koch- oder bratgerätes dienenden eisbreis

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002073103A1 (de) * 2001-03-08 2002-09-19 Integral Energietechnik Gmbh Vorrichtung zum bereitstellen eines zum kühlen eines koch- oder bratgerätes dienenden eisbreis

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2729070A (en) Ice cube machine
KR100507929B1 (ko) 제빙기
US20030106327A1 (en) Commercial ice making apparatus and method
US6725675B2 (en) Flaked ice making machine
EP0777090B1 (en) Beverage servers and their controlling methods
US2569113A (en) Automatic ice cube producing and storing apparatus
KR910002810Y1 (ko) 제빙기의 증발기 구조
CN102221276A (zh) 一种用于冰箱的制冰装置和具有其的冰箱
CN101206092A (zh) 冰箱
KR101502287B1 (ko) 수평 드럼형 제빙 장치
JPH0510558A (ja) リキツドアイス式保冷装置
WO2024041231A1 (zh) 一种制冰模块及制冰设备
KR100845151B1 (ko) 제빙기
CN100582609C (zh) 引射泵供液立筒式制冰机
US20040187518A1 (en) Device and method for storing and regenerating a two-phase coolant fluid
JP5253944B2 (ja) 自動製氷機
CN208398445U (zh) 飘雪机
KR20170003707U (ko) 가루얼음 제빙기
JP3810423B2 (ja) 製氷装置
US3290895A (en) Apparatus for making flake ice
FI94175B (fi) Pakastusallas
KR200480759Y1 (ko) 가루얼음 제빙기
US2990199A (en) Icemaking and congealing apparatus and method
JP2003231593A (ja) 蓄氷式飲料ディスペンサ
JPH0942717A (ja) 製氷蓄冷装置