JPH05105228A - 搬送機相互間の移乗装置 - Google Patents
搬送機相互間の移乗装置Info
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- JPH05105228A JPH05105228A JP3274068A JP27406891A JPH05105228A JP H05105228 A JPH05105228 A JP H05105228A JP 3274068 A JP3274068 A JP 3274068A JP 27406891 A JP27406891 A JP 27406891A JP H05105228 A JPH05105228 A JP H05105228A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Chutes (AREA)
- Relays Between Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 上位搬送機で搬送されてくる搬送対象物(選
別対象物等)を、傷つけずに下位搬送機に確実に移乗で
き且つ下位搬送機から搬送されてくる搬送物(選別物
等)に対しても安全で、構造的にも簡素な移乗装置を提
供する。 【構成】 高さ方向において交差状に配設した上位搬送
機Xと下位搬送機Yとの間に、上位搬送機Xの側面から
下位搬送機Yの搬送面yに渡って、可撓性及び弾性を有
する筒状の移乗路1を垂設する。
別対象物等)を、傷つけずに下位搬送機に確実に移乗で
き且つ下位搬送機から搬送されてくる搬送物(選別物
等)に対しても安全で、構造的にも簡素な移乗装置を提
供する。 【構成】 高さ方向において交差状に配設した上位搬送
機Xと下位搬送機Yとの間に、上位搬送機Xの側面から
下位搬送機Yの搬送面yに渡って、可撓性及び弾性を有
する筒状の移乗路1を垂設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベルトコンベア等、上下
の高さ関係をもって交差状に配設した2機の搬送機間で
上位の搬送機から下位の搬送機に渡って、選別移送物、
搬送対象物等、特に野菜や果実等を移乗する移乗装置に
関するものである。
の高さ関係をもって交差状に配設した2機の搬送機間で
上位の搬送機から下位の搬送機に渡って、選別移送物、
搬送対象物等、特に野菜や果実等を移乗する移乗装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上下高さ関係をもって設置してある搬送
機間で上位搬送機から下位搬送機へ選別対象物を移乗す
る選別方式には、上位搬送機を流下する選別対象物を、
大きさ、等級別に選別者が、選別して、直交する数列の
下位搬送機別に移乗することで選別する選別方式があ
る。斯様な選別方式では、選別対象物が、次から次に上
位搬送機を搬送されてくることから、選別対象物を粗雑
に扱わずに能率的に選別するものでなければならない。
機間で上位搬送機から下位搬送機へ選別対象物を移乗す
る選別方式には、上位搬送機を流下する選別対象物を、
大きさ、等級別に選別者が、選別して、直交する数列の
下位搬送機別に移乗することで選別する選別方式があ
る。斯様な選別方式では、選別対象物が、次から次に上
位搬送機を搬送されてくることから、選別対象物を粗雑
に扱わずに能率的に選別するものでなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現実的に
は、どうしても選別対象物が上位搬送機を枚挙に暇がな
く且つ多量に搬送されてくることから、選別物である野
菜、果実類が、下位搬送機の搬送面上に無意識に放られ
るケースが少なくない。その際、下位搬送機の搬送面上
を、上流側から搬送されてくる選別物(選別された物)
に衝突したり、転がって搬送面(下位搬送機の搬送面)
から落下して、傷つき、商品価値が無くなる選別作業上
の大きな問題があった。
は、どうしても選別対象物が上位搬送機を枚挙に暇がな
く且つ多量に搬送されてくることから、選別物である野
菜、果実類が、下位搬送機の搬送面上に無意識に放られ
るケースが少なくない。その際、下位搬送機の搬送面上
を、上流側から搬送されてくる選別物(選別された物)
に衝突したり、転がって搬送面(下位搬送機の搬送面)
から落下して、傷つき、商品価値が無くなる選別作業上
の大きな問題があった。
【0004】本発明は、上記従来事情に鑑みてなされた
もので、その目的とする処は、上位搬送機で搬送されて
くる搬送対象物(選別対象物等)を、傷つけずに下位搬
送機に確実に移乗でき且つ下位搬送機から搬送されてく
る搬送物(選別物等)に対しても安全で、構造的にも簡
素な移乗装置を提供することにある。
もので、その目的とする処は、上位搬送機で搬送されて
くる搬送対象物(選別対象物等)を、傷つけずに下位搬
送機に確実に移乗でき且つ下位搬送機から搬送されてく
る搬送物(選別物等)に対しても安全で、構造的にも簡
素な移乗装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、高さ方向において交差状に配設
した上位搬送機と下位搬送機との間に、上位搬送機の側
面から下位搬送機の搬送面に渡って、可撓性及び弾性を
有する筒状の移乗路を垂設したことを要旨とする。
に講じた技術的手段は、高さ方向において交差状に配設
した上位搬送機と下位搬送機との間に、上位搬送機の側
面から下位搬送機の搬送面に渡って、可撓性及び弾性を
有する筒状の移乗路を垂設したことを要旨とする。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、移乗路に移送される
搬送対象物を、該移乗路で摩擦抵抗を与え且つ落下速度
を低減させながら、下位搬送機の搬送面まで移乗する。
また、下位搬送機の上流側から搬送される搬送対象物
と、上位搬送機から下位搬送機の搬送面に移乗されてく
る搬送対象物の直接的な衝突を上記移乗路の緩衝作用で
回避する。
搬送対象物を、該移乗路で摩擦抵抗を与え且つ落下速度
を低減させながら、下位搬送機の搬送面まで移乗する。
また、下位搬送機の上流側から搬送される搬送対象物
と、上位搬送機から下位搬送機の搬送面に移乗されてく
る搬送対象物の直接的な衝突を上記移乗路の緩衝作用で
回避する。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように構成した移乗装置
であるから、搬送対象物が、移乗路内に投入されても、
その移乗路の摩擦抵抗で落下スピードを低減してその搬
送対象物は下位搬送路の搬送面まで自動的に移乗され、
また下位搬送機の搬送面を流下する搬送対象物との直接
的な衝突をその移乗路が防止するから、上位搬送機から
下位搬送機に搬送される搬送対象物を確実に下位搬送機
の搬送面に停止させ、下位搬送機の搬送面を流下する搬
送対象物にも危害を加えることがない。従って、上位搬
送機から下位搬送機に搬送対象物を移乗する搬送方式で
あるもに拘らず、移乗される対象物のみならず、上流側
から下位搬送物を搬送されてくる対象物に全く傷つける
ことがない移乗装置を提供することができる。しかも、
移乗路は可撓性、弾性を有する材料があればその廃材等
を利用して製作できることから、極めて低減で済む。し
かも不必要時には折り畳んだり、取り外してコンパクト
化できるので全く邪魔にならず、スペース的にも無駄が
ない。従って、設備コストが大幅に高騰したり、無駄に
設備スペースを占有してしまうことがなく、コスト的に
も設置スペース的にも有用な移送装置を提供することが
できる。
であるから、搬送対象物が、移乗路内に投入されても、
その移乗路の摩擦抵抗で落下スピードを低減してその搬
送対象物は下位搬送路の搬送面まで自動的に移乗され、
また下位搬送機の搬送面を流下する搬送対象物との直接
的な衝突をその移乗路が防止するから、上位搬送機から
下位搬送機に搬送される搬送対象物を確実に下位搬送機
の搬送面に停止させ、下位搬送機の搬送面を流下する搬
送対象物にも危害を加えることがない。従って、上位搬
送機から下位搬送機に搬送対象物を移乗する搬送方式で
あるもに拘らず、移乗される対象物のみならず、上流側
から下位搬送物を搬送されてくる対象物に全く傷つける
ことがない移乗装置を提供することができる。しかも、
移乗路は可撓性、弾性を有する材料があればその廃材等
を利用して製作できることから、極めて低減で済む。し
かも不必要時には折り畳んだり、取り外してコンパクト
化できるので全く邪魔にならず、スペース的にも無駄が
ない。従って、設備コストが大幅に高騰したり、無駄に
設備スペースを占有してしまうことがなく、コスト的に
も設置スペース的にも有用な移送装置を提供することが
できる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図3は本実施例移乗装置Aを示してい
る。
する。図1乃至図3は本実施例移乗装置Aを示してい
る。
【0009】移乗装置Aは図1に平行な数列の上位搬送
機Xに対して交差状に平行な数列の下位搬送機Yを配設
した選別ラインにおいて、上位搬送機Xと下位搬送機Y
との間に、上位搬送機Xの側面から下位搬送機Yの搬送
面yに渡って、移乗路1を垂設して構成してある。
機Xに対して交差状に平行な数列の下位搬送機Yを配設
した選別ラインにおいて、上位搬送機Xと下位搬送機Y
との間に、上位搬送機Xの側面から下位搬送機Yの搬送
面yに渡って、移乗路1を垂設して構成してある。
【0010】移乗路1は可撓性及び弾性を備えたゴムや
軟質樹脂材等の材料を用いて、両端に開口1a、1bを
開口した筒状に形成され、図2に示すように開口1aを
上位搬送機Xの側面部に立設する取付枠3に取着し、開
口1bを下位搬送機Yの搬送面yに当接関係にして全体
としてスロープを形成するように斜め状に垂設してあ
る。
軟質樹脂材等の材料を用いて、両端に開口1a、1bを
開口した筒状に形成され、図2に示すように開口1aを
上位搬送機Xの側面部に立設する取付枠3に取着し、開
口1bを下位搬送機Yの搬送面yに当接関係にして全体
としてスロープを形成するように斜め状に垂設してあ
る。
【0011】取付枠3は上位搬送機Xの支持枠x1 部分
に取着すると共に、選別物(野菜や果実等)Cが通過す
る程度の大きさの移送口3aを開口してなり、該移送口
3a縁に上記移送路1の、開口1aを止着して上位搬送
機Xで搬送されてくる搬送対象物(野菜や果実類)Bか
ら選別された選別物Cを大きさ、等級別に各移乗路1内
へ人為的に移送するようになっている。
に取着すると共に、選別物(野菜や果実等)Cが通過す
る程度の大きさの移送口3aを開口してなり、該移送口
3a縁に上記移送路1の、開口1aを止着して上位搬送
機Xで搬送されてくる搬送対象物(野菜や果実類)Bか
ら選別された選別物Cを大きさ、等級別に各移乗路1内
へ人為的に移送するようになっている。
【0012】上記移乗路1は可撓性を有することから、
開口1bは下位搬送機Yの搬送面yに垂設した状態にお
いて、自重で閉塞状態になっており、上流側の胴部1c
から徐々に選別物Cに摩擦抵抗を負荷するように構成し
てある。また、開口1bは上記胴部1cから徐々に絞り
込んで、開口面積を縮小し、選別物Bへの摩擦抵抗を更
に増大する構成しても任意である。
開口1bは下位搬送機Yの搬送面yに垂設した状態にお
いて、自重で閉塞状態になっており、上流側の胴部1c
から徐々に選別物Cに摩擦抵抗を負荷するように構成し
てある。また、開口1bは上記胴部1cから徐々に絞り
込んで、開口面積を縮小し、選別物Bへの摩擦抵抗を更
に増大する構成しても任意である。
【0013】尚、本実施例の上位、下位搬送機X、Yは
一般的なベルトコンベアを図示しているが、これに限定
されるものではない。
一般的なベルトコンベアを図示しているが、これに限定
されるものではない。
【0014】次に本実施例移乗装置の作用を簡単に説明
すると、上位搬送機Xから選別させた選別物Cは移乗路
1に人為的に移送され、スロープの機能で下位搬送機Y
の搬送面yへと移乗される。選別物Cは途中で徐々に絞
られている胴部1cに接触して摩擦抵抗を受け加速度を
減速しながら下位の開口1bまで移送され、ついには下
位搬送機Yの搬送面y上で確実に停止し、移乗が完了す
る。一方、下位搬送機Yの搬送面yで上流側から搬送さ
れてくる選別物Cは移乗路1に接触して移乗路1を滑動
してくる選別物Cとは衝突しない。
すると、上位搬送機Xから選別させた選別物Cは移乗路
1に人為的に移送され、スロープの機能で下位搬送機Y
の搬送面yへと移乗される。選別物Cは途中で徐々に絞
られている胴部1cに接触して摩擦抵抗を受け加速度を
減速しながら下位の開口1bまで移送され、ついには下
位搬送機Yの搬送面y上で確実に停止し、移乗が完了す
る。一方、下位搬送機Yの搬送面yで上流側から搬送さ
れてくる選別物Cは移乗路1に接触して移乗路1を滑動
してくる選別物Cとは衝突しない。
【0015】尚、上位搬送機Xから移乗路1へ移送する
のに人為的である必要はなく、例えば、大きさ、形状、
色合い等を検出するセンサー(図示せず)を上位搬送機
Xに沿って数個設けると共に、該センサーに連係してプ
ッシャー手段(図示せず)を設け、所定の大きさ、形
状、色合い別に搬送対象物Bを検出すると、規格品毎に
選別物Cを、対応するプッシャー手段の作用で押し出し
て各移乗路1移送するように構成しても任意である。
のに人為的である必要はなく、例えば、大きさ、形状、
色合い等を検出するセンサー(図示せず)を上位搬送機
Xに沿って数個設けると共に、該センサーに連係してプ
ッシャー手段(図示せず)を設け、所定の大きさ、形
状、色合い別に搬送対象物Bを検出すると、規格品毎に
選別物Cを、対応するプッシャー手段の作用で押し出し
て各移乗路1移送するように構成しても任意である。
【図1】使用状態を示す平面図。
【図2】図1の要部の拡大断面図。
【図3】図2の正面図で断面して示す。
A :移乗装置 1 :移乗路 C :選別物 B :搬送対象物 X :上位搬送機 Y :下位搬送機 y :搬送面
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】搬送機相互間の移乗装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベルトコンベア等、上下
の高さ関係をもって交差状に配設した2機の搬送機間で
上位の搬送機から下位の搬送機に向って、選別移送物、
搬送対象物等、特に野菜や果実等を移乗せしめる移乗装
置に関するものである。
の高さ関係をもって交差状に配設した2機の搬送機間で
上位の搬送機から下位の搬送機に向って、選別移送物、
搬送対象物等、特に野菜や果実等を移乗せしめる移乗装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上下高さ関係をもって設置してある搬送
機間で上位搬送機から下位搬送機へ選別対象物を移乗す
る選別方式には、上位搬送機で搬送されている選別対象
物を、大きさ、等級別に選別者が選別して、直交する数
列の下位搬送機別に移乗することで選別する選別方式が
ある。斯様な選別方式では、選別対象物が、次から次に
上位搬送機を搬送されてくることから、選別対象物を粗
雑に扱わずに能率的に選別するものでなければならな
い。
機間で上位搬送機から下位搬送機へ選別対象物を移乗す
る選別方式には、上位搬送機で搬送されている選別対象
物を、大きさ、等級別に選別者が選別して、直交する数
列の下位搬送機別に移乗することで選別する選別方式が
ある。斯様な選別方式では、選別対象物が、次から次に
上位搬送機を搬送されてくることから、選別対象物を粗
雑に扱わずに能率的に選別するものでなければならな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現実的に
は、どうしても選別対象物が上位搬送機を連続且つ多量
に搬送されてくることから、選別物である野菜、果実類
が、下位搬送機の搬送面上に無意識に放られるケースが
少なくない。その際、下位搬送機の搬送面上を、上流側
から搬送されてくる選別物(選別された物)に衝突した
り、転がって搬送面(下位搬送機の搬送面)から落下し
て、傷つき、商品価値が無くなる選別作業上の大きな問
題があった。
は、どうしても選別対象物が上位搬送機を連続且つ多量
に搬送されてくることから、選別物である野菜、果実類
が、下位搬送機の搬送面上に無意識に放られるケースが
少なくない。その際、下位搬送機の搬送面上を、上流側
から搬送されてくる選別物(選別された物)に衝突した
り、転がって搬送面(下位搬送機の搬送面)から落下し
て、傷つき、商品価値が無くなる選別作業上の大きな問
題があった。
【0004】本発明は、上記従来事情に鑑みてなされた
もので、その目的とする処は、上位搬送機で搬送されて
くる搬送対象物(選別対象物等)を、傷つけずに下位搬
送機に確実に移乗でき且つ下位搬送機から搬送されてく
る搬送物(選別物等)に対しても安全で、構造的にも簡
素な移乗装置を提供することにある。
もので、その目的とする処は、上位搬送機で搬送されて
くる搬送対象物(選別対象物等)を、傷つけずに下位搬
送機に確実に移乗でき且つ下位搬送機から搬送されてく
る搬送物(選別物等)に対しても安全で、構造的にも簡
素な移乗装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、高さ方向において交差状に配設
した上位搬送機と下位搬送機との間に、上位搬送機の側
面から下位搬送機の搬送面に渡って、可撓性及び弾性を
有する移乗路を垂設したことである。
に講じた技術的手段は、高さ方向において交差状に配設
した上位搬送機と下位搬送機との間に、上位搬送機の側
面から下位搬送機の搬送面に渡って、可撓性及び弾性を
有する移乗路を垂設したことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、移乗路で移送される
搬送対象物に移乗路自体が摩擦抵抗を与えて移送速度を
低減させながら且移乗路自体が搬送対象物の飛出しを防
止しながら、下位搬送機の搬送面まで移乗せしめるとい
う移送作用と制御作用とを発揮する。また、下位搬送機
の上流側から搬送される搬送対象物と、上位搬送機から
下位搬送機の搬送面に移乗されてくる搬送対象物の直接
的な衝突を上記移乗路の緩衝作用で回避する。
搬送対象物に移乗路自体が摩擦抵抗を与えて移送速度を
低減させながら且移乗路自体が搬送対象物の飛出しを防
止しながら、下位搬送機の搬送面まで移乗せしめるとい
う移送作用と制御作用とを発揮する。また、下位搬送機
の上流側から搬送される搬送対象物と、上位搬送機から
下位搬送機の搬送面に移乗されてくる搬送対象物の直接
的な衝突を上記移乗路の緩衝作用で回避する。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように構成した移乗装置
であるから、搬送対象物が移乗路内に投入されると、そ
の移乗路の摩擦抵抗という制御作用で移送スピードが低
減され、飛出しが防止されながら下位搬送路の搬送面ま
で自動的に移乗される。また下位搬送機の搬送面を流下
する搬送対象物との直接的な衝突をその移乗路が防止す
るから、上位搬送機から下位搬送機に搬送される搬送対
象物を確実に下位搬送機の搬送面に停止させ、下位搬送
機の搬送面を流下する搬送対象物にも危害を加えること
がない。従って、上位搬送機から下位搬送機に搬送対象
物を移乗する搬送方式であるにも拘らず、移乗される対
象物のみならず下位搬送機の上流側から搬送されてくる
搬送対象物を傷つける心配が少ない移乗装置を提供する
ことができる。しかも、移乗路は可撓性、弾性を有する
材料であればその廃材等を利用して製作できることか
ら、極めて低廉で済む。しかも不必要時には折り畳んだ
り、取り外してコンパクト化できるので全く邪魔になら
ず、スペース的にも無駄がない。従って、設備コストが
大幅に高騰したり、無駄に設備スペースを占有してしま
うことがなく、コスト的にも設置スペース的にも有用な
移乗装置を提供することができる。
であるから、搬送対象物が移乗路内に投入されると、そ
の移乗路の摩擦抵抗という制御作用で移送スピードが低
減され、飛出しが防止されながら下位搬送路の搬送面ま
で自動的に移乗される。また下位搬送機の搬送面を流下
する搬送対象物との直接的な衝突をその移乗路が防止す
るから、上位搬送機から下位搬送機に搬送される搬送対
象物を確実に下位搬送機の搬送面に停止させ、下位搬送
機の搬送面を流下する搬送対象物にも危害を加えること
がない。従って、上位搬送機から下位搬送機に搬送対象
物を移乗する搬送方式であるにも拘らず、移乗される対
象物のみならず下位搬送機の上流側から搬送されてくる
搬送対象物を傷つける心配が少ない移乗装置を提供する
ことができる。しかも、移乗路は可撓性、弾性を有する
材料であればその廃材等を利用して製作できることか
ら、極めて低廉で済む。しかも不必要時には折り畳んだ
り、取り外してコンパクト化できるので全く邪魔になら
ず、スペース的にも無駄がない。従って、設備コストが
大幅に高騰したり、無駄に設備スペースを占有してしま
うことがなく、コスト的にも設置スペース的にも有用な
移乗装置を提供することができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図面に基づいて説
明する。図1乃至図3は本実施例移乗装置Aを示してい
る。
明する。図1乃至図3は本実施例移乗装置Aを示してい
る。
【0009】移乗装置Aは図1に平行な数列の上位搬送
機Xに対して交差状に平行な数列の下位搬送機Yを配設
した選別ラインにおいて、上位搬送機Xと下位搬送機Y
との間に、上位搬送機Xの側面から下位搬送機Yの搬送
面yに渡って、移乗路1を垂設して構成してある。
機Xに対して交差状に平行な数列の下位搬送機Yを配設
した選別ラインにおいて、上位搬送機Xと下位搬送機Y
との間に、上位搬送機Xの側面から下位搬送機Yの搬送
面yに渡って、移乗路1を垂設して構成してある。
【0010】移乗路1は可撓性及び弾性を有するゴムや
軟質樹脂材等の材料を用いて、両端に開口1a、1bを
開口した筒状に形成され、図2に示すように開口1aを
上位搬送機Xの側面部に立設する取付枠3に取着し、開
口1bを下位搬送機Yの搬送面yに当接関係にして全体
としてスロープを形成するように斜め状に垂設してあ
る。
軟質樹脂材等の材料を用いて、両端に開口1a、1bを
開口した筒状に形成され、図2に示すように開口1aを
上位搬送機Xの側面部に立設する取付枠3に取着し、開
口1bを下位搬送機Yの搬送面yに当接関係にして全体
としてスロープを形成するように斜め状に垂設してあ
る。
【0011】取付枠3は上位搬送機Xの支持枠x1 部分
に取着すると共に、選別物(野菜や果実等)Cが通過す
る程度の大きさの移送口3aを開口してなり、該移送口
3a縁に上記移乗路1の開口1aを止着して、上位搬送
機Xで搬送されてくる搬送対象物(野菜や果実類)Bか
ら選別された選別物Cを大きさ、等級別に各移乗路1内
へ人為的に移送するようになっている。
に取着すると共に、選別物(野菜や果実等)Cが通過す
る程度の大きさの移送口3aを開口してなり、該移送口
3a縁に上記移乗路1の開口1aを止着して、上位搬送
機Xで搬送されてくる搬送対象物(野菜や果実類)Bか
ら選別された選別物Cを大きさ、等級別に各移乗路1内
へ人為的に移送するようになっている。
【0012】上記移乗路1は可撓性を有することから、
開口1bは下位搬送機Yの搬送面yに垂設した状態にお
いて、自重で閉塞状態になっており、上流側の胴部1c
から徐々に選別物Cに摩擦抵抗を負荷するように構成し
てある。また、開口1bは上記胴部1cから徐々に絞り
込んで、開口面積を縮小し、選別物Bへの摩擦抵抗を更
に増大する構成にするも任意である。
開口1bは下位搬送機Yの搬送面yに垂設した状態にお
いて、自重で閉塞状態になっており、上流側の胴部1c
から徐々に選別物Cに摩擦抵抗を負荷するように構成し
てある。また、開口1bは上記胴部1cから徐々に絞り
込んで、開口面積を縮小し、選別物Bへの摩擦抵抗を更
に増大する構成にするも任意である。
【0013】尚、本実施例の上位、下位搬送機X、Yは
一般的なベルトコンベアを図示しているが、これに限定
されるものではない。
一般的なベルトコンベアを図示しているが、これに限定
されるものではない。
【0014】次に本実施例移乗装置の作用を簡単に説明
すると、上位搬送機Xから選別された選別物Cは移乗路
1に人為的に移送され、スロープの機能で下位搬送機Y
の搬送面yへと移乗される。選別物Cは移乗路1が可撓
性の構成であることにより、移乗路自体の制御作用によ
って加速度を減速しながら、且飛出しを防止されながら
下位の開口1bまで移送され、ついには下位搬送機Yの
搬送面y上で確実に停止し、移乗が完了する。一方、下
位搬送機Yの搬送面yで上流側から搬送されてくる選別
物Cは移乗路1に接触して移乗路1を滑動してくる選別
物Cとは衝突しない。
すると、上位搬送機Xから選別された選別物Cは移乗路
1に人為的に移送され、スロープの機能で下位搬送機Y
の搬送面yへと移乗される。選別物Cは移乗路1が可撓
性の構成であることにより、移乗路自体の制御作用によ
って加速度を減速しながら、且飛出しを防止されながら
下位の開口1bまで移送され、ついには下位搬送機Yの
搬送面y上で確実に停止し、移乗が完了する。一方、下
位搬送機Yの搬送面yで上流側から搬送されてくる選別
物Cは移乗路1に接触して移乗路1を滑動してくる選別
物Cとは衝突しない。
【0015】上述の移乗路1は、底部が送別物C用の移
送部となって移送作用を奏し、他の部位が送別物C用の
制御部となって制御作用を奏する構成の実施例である。
送部となって移送作用を奏し、他の部位が送別物C用の
制御部となって制御作用を奏する構成の実施例である。
【0016】このように移乗路1は、移送作用と制御作
用とを同時に発揮する構成であれば、上述の筒状構成に
制約されるわけでなく、送別物C用の可撓性シュート部
からなる移送部で移送作用を発揮せしめ、その移送部の
開口部に設けた可撓性の制御部で制御作用を発揮させる
ように構成することができ、この場合の制御部は、上記
移送部全長にわたる開口部の全部又は1部を覆う幕部
材、又は上記移送部内に垂下するのれん状の幕部材など
で構成することが可能である。
用とを同時に発揮する構成であれば、上述の筒状構成に
制約されるわけでなく、送別物C用の可撓性シュート部
からなる移送部で移送作用を発揮せしめ、その移送部の
開口部に設けた可撓性の制御部で制御作用を発揮させる
ように構成することができ、この場合の制御部は、上記
移送部全長にわたる開口部の全部又は1部を覆う幕部
材、又は上記移送部内に垂下するのれん状の幕部材など
で構成することが可能である。
【0017】尚、上位搬送機Xから移乗路1へ移送する
のに人為的である必要はなく、例えば、大きさ、形状、
色合い等を検出するセンサー(図示せず)を上位搬送機
Xに沿って数個設けると共に、該センサーに連係してプ
ッシャー手段(図示せず)を設け、所定の大きさ、形
状、色合い別に搬送対象物Bを検出すると、規格品毎に
選別物Cを、対応するプッシャー手段の作用で押し出し
て各移乗路1移送するように構成しても任意である。
のに人為的である必要はなく、例えば、大きさ、形状、
色合い等を検出するセンサー(図示せず)を上位搬送機
Xに沿って数個設けると共に、該センサーに連係してプ
ッシャー手段(図示せず)を設け、所定の大きさ、形
状、色合い別に搬送対象物Bを検出すると、規格品毎に
選別物Cを、対応するプッシャー手段の作用で押し出し
て各移乗路1移送するように構成しても任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す平面図。
【図2】図1の要部の拡大断面図。
【図3】図2の正面図で断面して示す。
【符号の説明】 A :移乗装置 1 :移乗路 C :選別物 B :搬送対象物 X :上位搬送機 Y :下位搬送機 y :搬送面
Claims (1)
- 【請求項1】 高さ方向において交差状に配設した上位
搬送機と下位搬送機との間に、上位搬送機の側面から下
位搬送機の搬送面に渡って、可撓性及び弾性を有する筒
状の移乗路を垂設したことを特徴とする搬送機相互間の
移乗装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3274068A JPH05105228A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 搬送機相互間の移乗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3274068A JPH05105228A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 搬送機相互間の移乗装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105228A true JPH05105228A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17536527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3274068A Pending JPH05105228A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 搬送機相互間の移乗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05105228A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006188309A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Hiroshi Kogyo:Kk | 搬送装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62279875A (ja) * | 1986-05-27 | 1987-12-04 | 株式会社マキ製作所 | 青果物の選別装置 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP3274068A patent/JPH05105228A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62279875A (ja) * | 1986-05-27 | 1987-12-04 | 株式会社マキ製作所 | 青果物の選別装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006188309A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Hiroshi Kogyo:Kk | 搬送装置 |
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