JPH0510395U - 移動ジヤツキ - Google Patents

移動ジヤツキ

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JPH0510395U
JPH0510395U JP5539291U JP5539291U JPH0510395U JP H0510395 U JPH0510395 U JP H0510395U JP 5539291 U JP5539291 U JP 5539291U JP 5539291 U JP5539291 U JP 5539291U JP H0510395 U JPH0510395 U JP H0510395U
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JP
Japan
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jack
head
ground
jack body
vehicle
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Pending
Application number
JP5539291U
Other languages
English (en)
Inventor
誠 清沢
Original Assignee
日産車体株式会社
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両持ち上げ時の安定性を確保しながら、移
動が容易な移動ジャッキを提供すること。 【構成】 ジャッキ本体1に、地面に接地される接地部
3と上下に移動して車両を持ち上げる頭部2とが設けら
れ、前記ジャッキ本体1を移動可能に支持する球体5
が、ジャッキ本体1との間にスプリング41を介在させ
て設けられ、前記スプリング41の弾性力は、頭部2に
荷重がかかっていない状態では、接地部3が地面から離
れるだけジャッキ本体1を上方に持ち上げ、一方、頭部
2に所定よりも大きな荷重がかかった状態では、接地部
3が接地するまで短縮する大きさに設定されていること
を特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両を持ち上げる移動式のジャッキに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、大型車等に備品として搭載されている移動ジャッキとしては、例えば、 実開昭60−69291に記載されているダルマジャッキが知られている。
【0003】 このダルマジャッキは、車両下部のジャッキアップポイントへ配置させた後、 頭部を上方に移動させて車両を持ち上げるものであって、本体下部の接地部に引 出可能な補助板が設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなジャッキは鋳物であり重量が3〜4Kgと重いた め、狭い車両下部のジャッキアップポイントまで移動させるには大変労力がかか るるものである。特に、ジャッキアップポイントの微妙な位置調整には手間がか かるという問題があった。
【0005】 そこで、移動が容易となるようにダルマジャッキの下部に車輪を設けることが 考えられるが、この場合、車両を持ち上げた際の安定性にかけるし、大重量に耐 える構造とするのも困難である。
【0006】 本考案は上記のような問題に着目してなされたもので、車両持ち上げ時の安定 性を確保しながら、移動が容易な移動ジャッキを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、ジャッキ本体との間に弾性体を介在させて車輪を設け、無荷 重時にはジャッキ本体の接地部を地面から浮かせ、ジャッキ使用時には接地部を 接地させて上述の問題を解決することとした。
【0008】 すなわち、本考案の移動ジャッキは、ジャッキ本体に、地面に接地する接地部 と上下に移動して車両を持ち上げる頭部とが設けられ、前記ジャッキ本体を移動 可能に支持する車輪が、ジャッキ本体との間に弾性体を介在させて設けられ、前 記弾性体の弾性力は、頭部に荷重がかかっていない状態では、接地部が地面から 離れるだけジャッキ本体を上方に持ち上げ、一方、頭部に所定よりも大きな荷重 がかかった状態では、接地部が接地するまで短縮する大きさに設定されている構 成とした。
【0009】
【作用】
頭部に荷重がかかっていない非ジャッキアップ時には、ジャッキ本体が弾性体 により持ち上げられ、接地部は接地されていない。したがって、ジャッキ本体は 移動用の車輪に支持されており、ジャッキアップポイントへ移動させる時には、 車輪を転がしながら移動させればよく、移動が容易であるし、狭い車両下部にお けるジャッキアップポイントに対する微妙な位置調整も容易に行なうことができ る。
【0010】 ジャッキアップ時には、頭部を上方に移動させて頭部が荷重を受けるようにな ると、この荷重が弾性体に入力され、その荷重に応じ弾性体が短縮してジャッキ 本体の位置が徐々に低下する。そして、頭部が所定よりも大きくな荷重を受ける ようになると、接地部が接地する。したがって、ジャッキ本体への入力荷重はジ ャッキ本体で支持することになる。したがって、この状態ではジャッキ本体が移 動することはなく、高い安定性が得られるし、車輪に過大な荷重が入力されるこ ともない。
【0011】 ジャッキアップ終了時には、頭部を下降させて頭部への荷重を取り除くと、短 縮していた弾性体が伸長して接地部を地面から持ち上げる。したがって、ジャッ キ本体が車輪により移動可能な状態に戻る。
【0012】
【実施例】
以下、本考案実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 まず、本考案第1実施例の構成について説明する。
【0014】 図1は本考案第1実施例の移動ジャッキAを示す斜視図であって、図中1はジ ャッキ本体を示している。このジャッキ本体1は、既存のダルマジャッキと同様 の構成の部分であって、下面にジャッキアップ時に接地する接地部3を有した基 部31と、この基部31の上側に設けられ、ハンドル7の操作により上下する頭 部2とを有している。なお、図中6は、前記ハンドル7を差し込むための筒部で ある。
【0015】 前記基部31の外側部分の4箇所には、車輪用の球体5が設けられている。こ の球体5は、それぞれ基部31に固着された球体支持筒4に格納されている。こ の構造を示すのが図2の断面図であり、この図に示すように、前記球体5は、球 体支持筒4内に上下移動可能に格納されていると共に、該球体支持筒4の内側下 端に設けられたストッパ42によりこの球体5の一部を外部に露出させる一方、 全体が球体支持筒4の外へ出てしまうのが規制されている。そして、この球体5 の上側と球体支持筒4の内側上端との間にスプリング41が設けられ、球体支持 筒4側を上方に球体5を下方に相対付勢している。
【0016】 また、前記スプリング41の弾性力は、頭部2に荷重がかかっていない状態で は、接地部3が地面から離れるだけジャッキ本体1を上方に持ち上げ、一方、頭 部2に所定よりも大きな荷重がかかった状態では、接地部3が接地するまで短縮 する大きさに設定されている。
【0017】 次に作用を説明する。
【0018】 イ)ジャッキ配置時 頭部2に荷重がかかっていない非ジャッキアップ時は、スプリング41がジャ ッキ本体1の自重以外の荷重を受けないので、接地部3は、図2に示すように、 スプリング41の弾発力で持ち上げられ、地面Gから離れている。したがって、 ジャッキAを移動させる際には、球体5が回転して大きな力を必要とせずに容易 に移動でき、しかも、図3に示しているように車両下のジャッキアップポイント (本実施例ではアスクルFの下の位置)における前後左右の微妙な位置調整も容 易である。
【0019】 よって、本実施例の場合、ハンドル7を押して簡単に移動させることができ、 ジャッキアップポイントである車両下部への狭い隙間の奥でも、簡単に配置する ことができる。
【0020】 ロ)ジャッキアップ時 ジャッキアップ時にはハンドル7を回して頭部2を上方に移動させる。
【0021】 こうして、頭部2が車両に当接すると、ジャッキ本体1からスプリング41に 荷重が入力し始めてスプリング41が短縮し、この荷重が所定よりも大きくなる と、図4に示しているように、接地部3が地面Gに接地する。
【0022】 このため、ジャッキAの支持は広い面積の接地部3によって行なわれることに なり、かつ、球体5にはスプリング41の弾発力のみが入力されることになる。 したがって、ジャッキAは移動することなく高い安定性が得られるし、球体5に は、車両重量による過大な荷重が入力されることもない。
【0023】 ハ)ジャッキアップ終了時 ジャッキアップを終えて、ハンドル7を逆に回して頭部2を下方に移動させて いくと、頭部2へかかる荷重が所定よりも小さくなった時点で、スプリング41 の弾発力によりジャッキ本体1が持ち上がる。これにより、ジャッキ本体1は再 び球体1に支持された状態となり、球体5を転がして移動させることが可能にな る。
【0024】 以上説明してきたように、第1実施例の移動ジャッキAにあっては、ジャッキ 本体1に荷重がかかっていない状態では球体5によって支持され、容易に移動さ せることができるし、ジャッキ本体1に所定よりも大きな荷重がかかったらスプ リング41が短縮して接地部3が地面Gに接地して、高い安定性が得られるもの で、移動の容易性と車両持ち上げ時の安定性を両立させることができるという効 果が得られる。また、移動時には、球体5により前後左右に移動自在である。
【0025】 次に第2実施例を説明する。
【0026】 図5は第2実施例の移動ジャッキBを示す側面図であって、図中11はジャッ キ本体,12は頭部,13は接地部である。
【0027】 本実施例では、ジャッキ本体11の基部131に樹脂等の弾性体で平板状に形 成されたローラ固定板14が設けられている。そして、このローラ固定板14の 底面には4個のローラ15が設けられている。また、このローラ固定板14は、 ジャッキ本体11に荷重がかかっていない状態では、図示のように平板形状を保 って接地部13を地面Gから浮かせ、所定よりも大きな荷重が入力された際には 、図において点線で示すように湾曲して接地部13を接地させる大きさの弾性力 に設定されている。なお、ローラ15を支持する軸は水平方向に360°回転可 能となっていて、前後左右に移動容易となっている。
【0028】 したがって、この第2実施例にあっても、非ジャッキアップ状態では、ローラ 15を用いて移動ジャッキBを簡単に移動させることができ、ジャッキアップ時 には接地部13が接地して高い安定性を得ることができる。
【0029】 しかも、この第2実施例の移動ジャッキBは、弾性体として1枚の平板状のロ ーラ固定板14を用いているだけであるため、部品点数が少なく全体の構造を簡 略化できる。
【0030】 次に第3実施例を説明する。
【0031】 図6は第3実施例の移動ジャッキCを示す側面図であって、図中21はジャッ キ本体,22は頭部,23は接地部,25はローラである。
【0032】 この第3実施例では、ジャッキ本体21が、ジャッキの機能を有したジャッキ 部211と、ジャッキを移動させる機能の部分の移動支持部212に分割されて いる。そして、このジャッキ部211は、従来のダルマジャッキそのものを用い ている。
【0033】 また、前記移動支持部212には、ジャッキ部211を収納する収納部213 が凹設されていると共に、その周囲にフランジ部214が設けられて、逆ハット 断面形状に形成されている。そして、フランジ部214の下面の4箇所に弾性体 としてのゴム部材28が設けられ、このゴム部材28の下面にローラ25が設け られている。また、このゴム部材28の弾性力は、他の実施例と同様に、ジャッ キ本体21に荷重がかかっていない状態では図示のように、接地部23が地面G から浮き上がり、所定よりも大きな荷重がかかった状態では、接地部23が接地 する大きさに設定されている。
【0034】 したがって、第1実施例と同様の作用・効果が得られる。また、この第3実施 例では、ジャッキ部211に従来からのダルマジャッキをそのまま用いることが できるので、汎用性が高い。
【0035】
【考案の効果】
以上説明してきたように本考案の移動ジャッキにあっては、ジャッキ本体に弾 性体を介して車輪を設け、この弾性体の弾性力を、頭部が荷重を受けていない状 態では、接地部が地面から離れるだけジャッキ本体を車輪から上方に持ち上げ、 一方、頭部が所定よりも大きな荷重を受けた状態では、接地部が接地するだけ短 縮する大きさに設定したため、シャッキを移動させる時には、車輪を用いて容易 に移動を行い、ジャッキアップ時には、ジャッキ本体の接地部を接地させて高い 安定性が得られるもので、移動容易性とジャッキアップ時の安定性を両立するこ とができるという効果が得られる。また、接地部の接地状態では、車輪に車両の 重量による過大な荷重が入力されず、車輪の強度もジャッキ本体を支持できる強 度に形成すればよく、車輪の支持構造を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第1実施例の移動ジャッキAを示す斜視
図である。
【図2】第1実施例ジャッキAの要部を示す部分断面図
である。
【図3】第1実施例ジャッキAの作用を示す作用説明図
である。
【図4】第1実施例シャッキAの作用を示す作用説明図
である。
【図5】本考案第2実施例の移動ジャッキBを示す側面
図である。
【図6】本考案第3実施例の移動ジャッキCを示す側面
図である。
【図7】第3実施例ジャッキCの構造を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A ジャッキ 1 ジャッキ本体 2 頭部 3 接地部 5 球体(車輪) 41 スプリング(弾性体) B ジャッキ 11 ジャッキ本体 12 頭部 13 接地部 14 ローラ固定板(弾性体) 15 ローラ(車輪) C ジャッキ 21 ジャッキ本体 22 頭部 23 接地部 25 ローラ(車輪) 28 ゴム部材(弾性体)

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ジャッキ本体に、地面に接地する接地部
    と上下に移動して車両を持ち上げる頭部とが設けられ、 前記ジャッキ本体を移動可能に支持する車輪が、ジャッ
    キ本体との間に弾性体を介在させて設けられ、 前記弾性体の弾性力は、頭部に荷重がかかっていない状
    態では、接地部が地面から離れるだけジャッキ本体を上
    方に持ち上げ、一方、頭部に所定よりも大きな荷重がか
    かった状態では、接地部が接地するまで短縮する大きさ
    に設定されていることを特徴とする移動ジャッキ。
JP5539291U 1991-07-17 1991-07-17 移動ジヤツキ Pending JPH0510395U (ja)

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JP5539291U JPH0510395U (ja) 1991-07-17 1991-07-17 移動ジヤツキ

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JPH0510395U true JPH0510395U (ja) 1993-02-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110857211A (zh) * 2018-08-22 2020-03-03 美国希恩弗有限公司 带伸缩轮的升降机底座

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110857211A (zh) * 2018-08-22 2020-03-03 美国希恩弗有限公司 带伸缩轮的升降机底座
CN110857211B (zh) * 2018-08-22 2023-03-24 美国希恩弗有限公司 带伸缩轮的升降机底座

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