JPH0510353U - 紙送り装置 - Google Patents

紙送り装置

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JPH0510353U
JPH0510353U JP5607791U JP5607791U JPH0510353U JP H0510353 U JPH0510353 U JP H0510353U JP 5607791 U JP5607791 U JP 5607791U JP 5607791 U JP5607791 U JP 5607791U JP H0510353 U JPH0510353 U JP H0510353U
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JP
Japan
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roller
driven roller
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driven
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JP5607791U
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JPH0730606Y2 (ja
Inventor
裕之 原田
章雄 田島
Original Assignee
株式会社精工舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ばね部材の部品点数を最少限に削減してコス
トを低減する。 【構成】 開閉蓋16には、両側部に軸受け17を介し
て従動ローラ14bの両端部が回転可能に軸支されてい
る。各軸受け17には、線ばね19の端部がそれぞれ挿
入係止され、この線ばね19の弾性力で従動ローラ14
bが駆動ローラ14aに押圧されるようになっている。
線ばね19は中間部が開閉蓋16の裏面にフック20を
介して係止されてこの係止部を境として両端部が弾性的
に撓み変形され、この弾性力で従動ローラ14bが駆動
ローラ14aに押圧されるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリンタ等に用いられる紙送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の紙送り装置においては、回転駆動される駆動ローラが設けられるとと もに駆動ローラに押圧される従動ローラが設けられ、両ローラによって記録紙を 挾持搬送するようになっているものがある。従動ローラは軸受けを介して駆動ロ ーラに対して接離可能に支持され、ばね部材の弾性力で駆動ローラに押圧される ようになっている。例えば、両ローラの軸受けにそれぞればね巻き掛け部が形成 され、それぞれのばね巻き掛け部に引張りコイルスプリングが巻き掛けられて引 張りコイルスプリングのばね力で従動ローラが駆動ローラに押圧されるようにな っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの紙送り装置にあっては、駆動ローラが傾いて取り付 けられる等しても従動ローラを駆動ローラに隙間なく均一に押圧できるように従 動ローラの両端部側にそれぞればね部材が設けられており、ばね部材の部品点数 が多く、コスト高であるという問題があった。
【0004】 本考案の目的は、ばね部材の部品点数を最少限に削減してコストを低減できる 紙送り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る紙送り装置では、回転駆動される駆動ローラと、駆動ローラに対 向して配置される従動ローラと、従動ローラの両端部を回転可能に軸支するとと もに従動ローラが駆動ローラに対して接離するように変位可能に支持される軸受 けと、長尺状に形成されて両端部が軸受けに係止される長尺ばねと、従動ローラ が長尺ばねの両端部の弾性力で駆動ローラに押圧されるように長尺ばねの中間部 を係止する係止部材と、を有することを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案によれば、長尺ばねの両端部の弾性力で従動ローラが両端部側でそれぞ れ独立して駆動ローラに押圧される。このため、駆動ローラが傾いて取り付けら れる等しても従動ローラを駆動ローラに隙間なく均一に押圧できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 この実施例では、図1に示されるようにプリンタに適用されている。このプリ ンタでは、プリンタケース1内に記録紙2を収容する紙カセット3が装着され、 この紙カセット3内から記録紙2を印字機構部4に給送して印字できるようにな っている。
【0008】 紙カセット3の上方には、ピッキングローラ5が対向して配置され、このピッ キングローラ5によって記録紙2が紙カセット3内から取り出されるようになっ ている。ピッキングローラ5は図示ないピッキングモータの駆動力で回転駆動さ れるようになっている。
【0009】 印字機構部4には、平板状のプラテン6およびこのプラテン6に対向する印字 ヘッド7が設けられ、この印字ヘッド7とプラテン6との間に記録紙2が給送さ れて印字に供されるようになっている。プラテン6はプリンタケース1に固定ブ ロック6aを介して紙送り方向と直交する方向に沿って延設固定されている。印 字ヘッド7は1対のカイド軸8、9にプラテン6と平行に走行可能に支持され、 図示しないキャリッジモータの駆動力で走行駆動されるようになっている。印字 ヘッド7には、一端部に一方のカイド軸8にスライド可能に嵌合するスライダ1 0が図示しない固定手段を介して取り付けられているとともに他端部に他方のカ イド軸9にスライド可能に嵌合するU字状の受け部7aが一体に形成され、この 受け部7aおよびスライダ10を介してカイド軸8、9にスライド可能に支持さ れている。この印字ヘッド7の上方には、インクリボンカセット11が装着され 、プラテン6と印字ヘッド7との間にインクリボンカセット11のインクリボン 12が挿通されている。
【0010】 この印字機構部4の上流側および下流側には、それぞれ紙送りローラ13、排 紙ローラ14が配置され、紙送りローラ13によって記録紙2が印字機構部4に 給送され、排紙ローラ14によって印字後の記録紙2が排紙口15よりプリンタ ケース1の外部に排出されるようになっている。
【0011】 紙送りローラ13および排紙ローラ14には、それぞれ図示しない紙送りモー タの駆動力で回転駆動される駆動ローラ13a、14aおよび駆動ローラ13a 、14aに押圧される従動ローラ13b、14bが設けられ、駆動ローラと従動 ローラとによって記録紙2を挟持搬送するようになっている。
【0012】 排紙口15はプリンタケース1の開閉蓋16に形成され、開閉蓋16の閉止状 態で排紙ローラ14に対向して記録紙2の排出用として用いられるようになって いる。開閉蓋16には、プリンタケース本体に掛止される掛止爪16aが形成さ れ、この掛止爪16aの掛止部を回転中心として開閉されるようになっている( 図4参照)。掛止爪16aは図2に示されるように開閉蓋16の両側部にそれぞ れ2個ずつ設けられ、これらがそれぞれプリンタケース本体に掛止されるように なっている。
【0013】 この開閉蓋16には、図2乃至図4に詳細に示されるように裏側にカイド軸9 および排紙ローラ14の従動ローラ14bが取り付けられ、インクリボンカセッ ト11の装着用として用いられるようになっている。すなわち、開閉蓋16が開 放されると、一方のカイド軸9が印字ヘッド7の受け部7aから離脱してプラテ ン6と印字ヘッド7との間にインクリボンカセット11のインクリボン12を挿 通できるようになっている(図4参照)。また、印字ヘッド7の受け部7aから の一方のカイド軸9の離脱によって印字ヘッド7が他方のカイド軸8回りに回動 可能となり、この回動動作でプラテン6と印字ヘッド7との間の間隔を開いてプ ラテン6と印字ヘッド7との間にインクリボンカセット11のインクリボン12 を挿通し易くなる。また、開閉蓋16が開放されると、図4に二点鎖線で示され るように従動ローラ14bが駆動ローラ14aから離間して排紙ローラ14がイ ンクリボンカセット11の装着動作の妨げとならないようになっている。なお、 ガイド軸8、給紙ローラ13および排紙ローラ14の駆動ローラ14aは図示し ないプリンタフレームに取り付けられている。
【0014】 開閉蓋16には、両側部にそれぞれ保持プレート16b、16c、16dが形 成され、これらの各保持プレートを介してガイド軸9が取り付けられている。保 持プレート16b、16cは開閉蓋16の裏面に所定の間隔あけて突設されて開 閉蓋16の裏面とでコ字状の凹部16eを形成し、この凹部16eにガイド軸9 の端部付近が収容されている。保持プレート16dは開閉蓋16の側壁に開閉蓋 16の裏面と対向して突設され、開閉蓋16の裏面との間にガイド軸9の端部が 凹部16eから抜き出し不可能に係止されている。すなわち、開閉蓋16の裏面 と各保持プレート16b、16c、16dとの間にガイド軸9が収容保持されて いる。なお、開閉蓋16は側壁が外側に弾性的に撓み変形可能となっており、こ の変形によって凹部16eにガイド軸9の端部付近が収容され、側壁の形状復元 によって凹部16eにガイド軸9の端部付近を収容したままガイド軸9の端部が 保持プレート16dと開閉蓋16の裏面との間に係止されるようになっている。
【0015】 また、開閉蓋16には、両側部にそれぞれ軸受け17が取り付けられ、両軸受 け17を介して従動ローラ14bの両端部が回転可能に軸支されている。各軸受 け17は従動ローラ14bが駆動ローラ14aに対して接離するように開閉蓋1 6に変位可能に取り付けられている。開閉蓋16の両側部には、それぞれ軸受け 17をスライド可能に収容する取付溝18が形成され、各軸受け17のスライド 動作で従動ローラ14bが駆動ローラ14aに対して接離されるようになってい る。この軸受け17はガイド軸9によって開閉蓋16に取り付けられている。す なわち、軸受け17には、凹部17aが形成され、この凹部17aにガイド軸9 の端部付近を収容するようにしてガイド軸9に取付溝18から離脱不可能に係止 されている。
【0016】 なお、軸受け17はガイド軸9の組み付け前にあらかじめ取付溝18に収容さ れ、ガイド軸9の組み付けによって軸受け17の凹部17aの底面17bにガイ ド軸9が当接して軸受け17が図3左右方向(紙送り方向)への動きを規制され る。また、軸受け17の凹部17aの幅寸法がガイド軸9の径よりも大きく設定 されていて軸受け17が図3上下方向(従動ローラ14bが駆動ローラ14aに 対して接離する方向)にスライド可能とされるようになっている。
【0017】 これらの各軸受け17には、線ばね19の端部がそれぞれ挿入係止され、この 線ばね19の弾性力で従動ローラ14bが駆動ローラ14aに押圧されるように なっている。線ばね19は中間部が開閉蓋16の裏面に係止されてこの係止部を 境として両端部が弾性的に撓み変形され、この弾性力で従動ローラ14bが駆動 ローラ14aに押圧されるようになっている。開閉蓋16の裏面には、両軸受け 17間に係止部材としての鉤形状のフック20が一体に形成され、このフック2 0に線ばね19の中間部が係止されている。
【0018】 上記の構成によれば、線ばね19の両端部の弾性力で従動ローラ14bが両端 部側でそれぞれ独立して駆動ローラ14aに押圧される。このため、駆動ローラ 14aが傾いて取り付けられる等しても従動ローラ14bを駆動ローラ14aに 隙間なく均一に押圧できる。
【0019】 したがって、駆動ローラ14aが傾いて取り付けられる等しても単一の線ばね 19によって従動ローラ14bを駆動ローラ14aに隙間なく均一に押圧でき、 ばね部材の部品点数を最少限に削減してコストを低減できる。
【0020】 また、上記実施例では、ガイド軸9によって軸受け17が開閉蓋16に取り付 けられるので、軸受け取付用の専用部品を設ける必要がなく、コストをより低減 できる。
【0021】 なお、上記実施例では、線ばね19を用いて線ばね19の弾性力で従動ローラ 14bを駆動ローラ14aに押圧するようにしたが、線ばね19に代えて長尺状 の板ばねを用いるようにしてもよい。
【0022】 また、上記実施例では、開閉蓋16の両側部にそれぞれ独立して軸受け17を 設けるようにしたが、両軸受け17を一体に連結するようにしてもよい。
【0023】 また、上記実施例では、従動ローラ14bを開閉蓋16に取り付けるようにし たが、他の部材、例えばプリンタフレームに従動ローラを取り付けるようにして もよい。
【0024】 また、上記実施例では、排紙ローラ14について説明したが、給紙ローラ13 についても勿論適用可能である。
【0025】 また、上記実施例では、プリンタについて説明したが、記録紙を搬送するもの であれば、他の装置についても勿論適用可能である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る紙送り装置によれば、駆動ローラが傾いて 取り付けられる等しても単一の長尺ばねによって従動ローラを駆動ローラに隙間 なく均一に押圧でき、ばね部材の部品点数を最少限に削減してコストを低減でき るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すプリンタの要部縦断面図
である。
【図2】図1の開閉蓋の裏面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【符号の説明】
14a 駆動ローラ 14b 従動ローラ 17 軸受け 19 線ばね(長尺ばね) 20 フック(係止部材)

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 回転駆動される駆動ローラと、 上記駆動ローラに対向して配置される従動ローラと、 上記従動ローラの両端部を回転可能に軸支するとともに
    上記従動ローラが上記駆動ローラに対して接離するよう
    に変位可能に支持される軸受けと、 長尺状に形成されて両端部が上記軸受けに係止される長
    尺ばねと、 上記従動ローラが上記長尺ばねの両端部の弾性力で駆動
    ローラに押圧されるように上記長尺ばねの中間部を係止
    する係止部材と、 を有することを特徴とする紙送り装置。
JP5607791U 1991-07-18 1991-07-18 紙送り装置 Expired - Lifetime JPH0730606Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5607791U JPH0730606Y2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 紙送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5607791U JPH0730606Y2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 紙送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0510353U true JPH0510353U (ja) 1993-02-09
JPH0730606Y2 JPH0730606Y2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=13017026

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