JPH0510305Y2 - - Google Patents

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JPH0510305Y2
JPH0510305Y2 JP4469986U JP4469986U JPH0510305Y2 JP H0510305 Y2 JPH0510305 Y2 JP H0510305Y2 JP 4469986 U JP4469986 U JP 4469986U JP 4469986 U JP4469986 U JP 4469986U JP H0510305 Y2 JPH0510305 Y2 JP H0510305Y2
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JP
Japan
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reel
magnetic tape
outer cylinder
rotating shaft
cassette
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ビデオテープレコーダ用のテープカ
セツト(以下カセツトと省略する)に関するもの
で、特に磁気テープを巻装するリールに関するも
のである。
(従来の技術) 従来のカセツトのリールを、第3図ないし第6
図を参照して説明する。第3図は従来のカセツト
のリールの平面図、第4図は前記リールの断面
図、第5図は成形後の前記リールの真円度および
円筒度の測定グラフ、第6図は磁気テープを巻き
付けて高温保存した後の前記リールの真円度およ
び円筒度の測定グラフを示す。
第3図および第4図に示すように従来のカセツ
トのリールは、円板状のフランジ1に、回転駆動
軸と連結するための回転軸部2と磁気テープ3を
巻き付けるための外筒体4とを同軸状に形成する
とともに、回転軸部2と外筒体4とを軸心方向に
放射状に設けた補強リブ5で連結した構造にして
いる。前記従来の構成では、カセツトを高温保存
した場合に磁気テープ3が高温のために熱収縮を
起こして第4図に示す如く外筒体4を圧縮するの
で、外筒体4はリールの軸心方向に傾き外筒体4
の真円度および円筒度を悪化させていた。
第5図および第6図においてa,b,cは、そ
れぞれ第4図に示す外筒体4の測定位置a,b,
cにおける測定結果の測定グラフを示し、1目盛
り1μmである。第6図から理解されるように、外
筒体4が全体的に軸心方向に傾いており、時に補
強リブ5の無い所の変形が大きくなつている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来の構成では、磁気テープを巻き付けて
高温保存すると、磁気テープが高温のために熱収
縮を起こして外筒体を全体的に軸心方向に傾ける
とともに、前記磁気テープにも歪が生じて記録信
号を悪化させるという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するために本考案は、円板状
の第1のフランジと、回転軸部と、磁気テープを
巻装するために前記回転軸部に対して同軸状に設
けた外筒体と、放射状の補強リブで前記外筒体と
連結された第1の内筒体と、前記回転軸部から間
隔をおいて設けられて前記第1の内筒体と第2の
フランジで連結された第2の内筒体とで構成され
た磁気テープ巻装用リールを備えたカセツトを提
供するものである。
(作用) 前記構成によれば、カセツトを高温保存して
も、磁気テープの熱収縮による外筒体の傾きを前
記外筒体と第1の内筒体とを連結した補強リブお
よび前記第1の内筒体と第2の内筒体とを連結し
た第2のフランジで防止し、前記外筒体の真円度
および円筒度の悪化を防ぐことができる。
(実施例) 本考案のカセツトのリールを、第1図および第
2図を参照して説明する。第1図は本考案のカセ
ツトのリールの平面図、第2図は前記リールの断
面図を示す。第1図および第2図において、本考
案のカセツトのリールは、円板状の第1のフラン
ジ1に、回転駆動軸と連結するための回転軸部2
と磁気テープ3を巻き付けるための外筒体4とを
同軸状に形成するとともに、軸心に対して放射状
に設けた補強リブ5で外筒体4と第1の内筒体6
とを連結している。第1の内筒体6と第2の内筒
体7は第2のフランジ8で連結されるとともに、
第2の内筒体7は回転軸部2から間隔Aをおいて
設けられている。
前記構成によれば、カセツトを高温保存したと
きに磁気テープの熱収縮で生じる外筒体4の傾き
を、外筒体4に連結した補強リブ5および第1の
内筒体6と第2の内筒体7とを連結した第2のフ
ランジ8で防止することができる。
(考案の効果) 前記のように本考案によれば、カセツトの長期
保存、特に高温条件下での保存に対して、磁気テ
ープの熱収縮による外筒体の傾きを防止すること
ができるとともに、磁気テープの品質を完全に維
持することができる高品質のカセツトを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカセツトのリールの平面図、
第2図は前記リールの断面図、第3図は従来のカ
セツトのリールの平面図、第4図は同リールの断
面図、第5図は成形後の同リールの真円度および
円筒度の測定グラフ、第6図は磁気テープを巻き
付けて高温保存した後の同リールの真円度および
円筒度の測定グラフを示す。 1……第1のフランジ、2……回転軸部、3…
…磁気テープ、4……外筒体、5……補強リブ、
6……第1の円筒体、7……第2の内筒体、8…
…第2のフランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円板状の第1のフランジと、回転軸部と、磁気
    テープを巻装するために前記回転軸部に対して同
    軸状に設けた外筒体と、放射状の補強リブで前記
    外筒体と連結された第1の内筒体と、前記回転軸
    部から間隔をおいて設けられて第1の内筒体と第
    2のフランジで連結された第2の内筒体とで構成
    された磁気テープ巻装用リールを備えたことを特
    徴とするテープカセツト。
JP4469986U 1986-03-28 1986-03-28 Expired - Lifetime JPH0510305Y2 (ja)

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JP4469986U JPH0510305Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JP4469986U JPH0510305Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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Publication Number Publication Date
JPS62158690U JPS62158690U (ja) 1987-10-08
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