JPH0510306Y2 - - Google Patents

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JPH0510306Y2
JPH0510306Y2 JP11908086U JP11908086U JPH0510306Y2 JP H0510306 Y2 JPH0510306 Y2 JP H0510306Y2 JP 11908086 U JP11908086 U JP 11908086U JP 11908086 U JP11908086 U JP 11908086U JP H0510306 Y2 JPH0510306 Y2 JP H0510306Y2
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tape
reel
outer cylinder
magnetic tape
outer cylindrical
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は主にビデオテープレコーダ用のテープ
カセツトに関するもので、特に磁気テープを巻装
するテープリールに特徴を有するテープカセツト
に関するものである。
従来の技術 以下、図面を参照しながら上述したような従来
のテープカセツトについて説明を行う。従来のテ
ープカセツトのリールは第3図および第4図に示
すように、円板状のフランジ11に、回転駆動軸
(図示せず)を連結する軸部2と磁気テープCを
巻きつける外筒部13とを同軸状に形成し、外筒
部13と軸部12とを補強リブ14で連結した構
造になつている。
上記のような軸部2と磁気テープCを巻きつけ
る外筒部13との間に補強リブ14が形成された
テープカセツト用リールの形状は、例えば実公昭
61−21078号公報に開示されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の構成では、テ
ープカセツトを高温保存した場合に、第4図に示
す如く磁気テープCは高温によつて熱収縮を起こ
し、外筒部3を圧縮して外筒部3はリールの軸心
方向に傾き、外筒部の垂直度、真円度を悪化させ
る欠点があつた。第5図はリールの外筒部3の真
円度を表わすもので、破線は成形後、実線は磁気
テープを巻いて高温保存した後の測定結果(1目
盛10μm)である。第5図において、a〜c及び
a′〜c′はそれぞれ測定位置を示すものである。第
5図から理解されるように、高温保存後のリール
の外筒部3は、全体的に軸心方向に傾いている。
特に補強リブ4のない所の外筒部3の垂直度変化
が大きいことがわかる。このように外筒部3の変
形によつて、磁気テープに歪が生じて、記録信号
を悪化させるという問題点を有していた。
本考案はこの問題点を解決するもので、テープ
カセツトを高温保存したときの磁気テープの熱収
縮によるリールの外筒部の傾きを防止することを
目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記目的を達するため、回転軸部に
対して同軸状に設けられて磁気テープを巻装する
外筒部と、前記回転軸部と前記外筒部とを軸方向
のリブで接続したハブの両端にそれぞれ設けられ
たフランジとを備え、少なくとも一方の前記フラ
ンジは前記ハブと一体に成形されるプラスチツク
製テープリールの前記外筒部の内外の前記フラン
ジに肉抜き部を設けた構成となつている。
作 用 この構成により、テープカセツトの高温保存で
の磁気テープの熱収縮による外筒部の変形は、前
記外筒部の内外のフランジを肉抜きすることで前
記外筒部の垂直度の悪化を防止するものである。
実施例 以下本考案の一実施例について図面を用いて説
明する。第1図は本考案の一実施例に係るテープ
カセツト用リールの平面図、第2図は第1図A−
A線上の断面図を示すものである。
第1図、第2図において、1は回転駆動される
軸部2に対して同軸状に設けられて磁気テープを
巻装する外筒部、3は軸部2と外筒部1とを軸方
向に補強する放射状の補強リブ4で接続されたハ
ブの一端に設けられたフランジで、前記ハブと一
体に成形されてプラスチツク製のテープリールを
形成するとともに、外筒部1の外側及び内側のフ
ランジ3には肉抜き5a,5bも一体成形され
て、磁気テープ巻装用のテープリールを形成す
る。尚、ハブ他端のフランジは図示していない。
以上のように構成された本実施例のテープカセ
ツトでは、高温保存での磁気テープの熱収縮によ
る外筒部1の垂直度の変化を、外筒部と一体成形
される外筒部内外のフランジに肉抜き部分を設け
ることで吸収し、外筒部の垂直度、真円度を良好
に保つことができるものである。
考案の効果 以上のように本考案によれば、テープカセツト
の高温保存での磁気テープの熱収縮による外筒部
の垂直度の変化を外筒部と一体成形される前記外
筒部の内外のフランジに肉抜きすることで防止し
たものである。
したがつて、テープカセツトの長期保存、特に
高温度条件での保存に対して、磁気テープの品質
を完全に維持できる高品質のテープカセツトを提
供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例におけるテープカセ
ツトのリールの平面図、第2図は第1図のA−A
線断面図、第3図は従来のテープカセツトのリー
ルの平面図、第4図は第3図B−B線断面図、第
5図は第4図に示すリールの真円度の特性図であ
る。 1……外筒部、2……軸部、3……フランジ、
4……補強リブ、5a,5b……肉抜き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸部に対して同軸状に設けられて磁気テー
    プを巻装する外筒部と、前記回転軸部と前記外筒
    部とを軸方向のリブで接続してなるリブの両端に
    それぞれ設けられたフランジとを備え、少なくと
    も一方の前記フランジは、前記ハブと一体に成形
    されてプラスチツク製のテープリールを構成する
    とともに、前記外筒部の外側及び内側の前記フラ
    ンジに肉抜き部が一体成形されたことを特徴とす
    るテープカセツト。
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JPS6329287U JPS6329287U (ja) 1988-02-26
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