JPH05103053A - 電話機用呼び出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 呼び出し音鳴動、発光、本体振動の着信呼び
出しの中から、発光着信呼び出しが選択され、且つ、発
光を目視できない状態でも自動的に振動の着信呼び出し
を行う。 【構成】 回線からの着信が電話回路１を通じて切り換
え回路４に供給される。同時に照度センサー２が、この
装置周囲の照度を検出する。照度センサー２で検出され
た周囲照度は、照度検出回路３において設定された所定
照度と比較されて周囲照度が所定照度より暗い場合に切
り換え指示信号を送出する。この切り換え指示信号が供
給される切り換え回路４では、着信音吹鳴・発光呼び出
し部５が予め選択されている場合に着信振動呼び出し部
６を切り換えて選択する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ポケットベル等に使用
し、呼び出し音吹鳴あるいは本体の振動により着信呼び
出しを行う電話機用呼び出し装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の電話機用呼び出し装置
は、着信時に呼び出し音を鳴動し、あるいは、発光、ま
た本体あるいは本体の一部を振動して着信呼び出しを行
っている。この呼び出し音吹鳴、発光または本体あるい
は本体の一部の振動による着信呼び出しは、利用者によ
って選択できるようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の電
話機用呼び出し装置では、呼び出し音の吹鳴、振動によ
る着信呼び出しを停止して、発光による着信呼び出しの
みのを選択している場合、例えば、衣服のポケットに内
蔵し、またはカバーに収納して携帯した場合に、着信呼
び出し時の発光を利用者が目視できず、その着信呼び出
しを知ることができないという欠点がある。

【０００４】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、呼び出し音鳴動、発光、本体振動の着信
呼び出しの中から、発光着信呼び出しが選択され、且
つ、発光を目視できない状態でも自動的に振動の着信呼
び出しを行い、利用者への着信呼び出しを確実に行うこ
とができる優れた電話機用呼び出し装置を提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この目的を解決するため
に、本発明の電話機用呼び出し装置は、呼び出し音吹鳴
あるいは発光の何れか、または両方で着信呼び出しを行
う着信音吹鳴・発光呼び出し部と、本体あるいは本体の
一部を振動させて着信呼び出しを行う着信振動呼び出し
部と、周囲の照度を検出する照度検出部と、照度検出部
が所定以下の照度を検出した場合に、着信振動呼び出し
部を選択して、振動による着信呼び出しを行うための選
択部とを備えるものである。

【０００６】

【作用】したがって、本発明の電話機用呼び出し装置に
よれば、呼び出し音鳴動、発光、本体振動の着信呼び出
しの中から、発光着信呼び出しが選択され、且つ、発光
を目視できない状態でも自動的に振動の着信呼び出しを
行うようにしているため、利用者への着信呼び出しを確
実に行うことができる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の電話機用呼び出し装置の実施
例について図面をもとに説明する。図１は実施例の構成
を示している。図１において、１は回線に接続され、側
音等の通話信号の処理を行う電話回路、２は、この装置
の周囲の照度を検出する照度センサー、３は、照度セン
サー２からの照度信号が所定値か否かを検出する照度検
出回路、４は切り換え回路、５は吹鳴あるいは発光の何
れか、または両方で着信呼び出しを行う着信音吹鳴・発
光呼び出し部、６は、本体あるいは本体の一部を振動さ
せて着信呼び出しを行う着信振動呼び出し部である。

【０００８】次に、この構成の動作について説明する。
回線を通じた着信が電話回路１を通じて切り換え回路４
に供給される。同時に照度センサー２が、この装置周囲
の照度を検出する。照度センサー２で検出された周囲照
度は、照度検出回路３において設定された所定照度と比
較されて周囲照度が所定照度より暗い場合に切り換え指
示信号を送出する。この切り換え指示信号が供給される
切り換え回路４では、着信音吹鳴・発光呼び出し部５が
予め選択されている場合に着信振動呼び出し部６を切り
換えて選択する。なお、周囲照度が所定照度より明るい
場合には切り換え指示信号が送出されない。この場合、
切り換え回路４は、着信音吹鳴・発光呼び出し部５を選
択している。

【０００９】この装置が覆われた状態での携帯、すなわ
ち、ポケットあるいはカバーに収納して携帯し、また発
光の着信呼び出しを選択している場合は利用者は着信呼
び出し時の発光を目視できない。この場合、装置の周囲
の照度を検出して、この携帯状態を識別し、切り換え回
路４が、着信音吹鳴・発光呼び出し部６を自動的に選択
して振動による着信呼び出しを行うため、利用者は容易
に、この着信を知ることができる。

【００１０】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電話機用呼び出し装置は、呼び出し音鳴動、発光、本
体振動の着信呼び出しの中から、発光着信呼び出しが選
択され、且つ、発光を目視できない状態でも自動的に振
動の着信呼び出しを行うため、利用者への着信呼び出し
を確実に行うことができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電話機用呼び出し装置の実施例の構成
を示すブロック図

【符号の説明】

２ 照度センサー ３ 照度検出回路 ４ 切り換え回路 ５ 着信音吹鳴・発光呼び出し部 ６ 着信振動呼び出し部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】着信呼び出し音吹鳴あるいは発光の何れ
   か、または両方で着信呼び出しを行う着信音吹鳴・発光
   呼び出し部と、本体あるいは本体の一部を振動させて着
   信呼び出しを行う着信振動呼び出し部と、周囲の照度を
   検出する照度検出部と、前記照度検出部が所定以下の照
   度を検出した場合に、着信振動呼び出し部を選択して、
   振動による着信呼び出しを行うための選択部とを備えた
   電話機用呼び出し装置。