JPH0510297Y2 - - Google Patents
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- JPH0510297Y2 JPH0510297Y2 JP4648387U JP4648387U JPH0510297Y2 JP H0510297 Y2 JPH0510297 Y2 JP H0510297Y2 JP 4648387 U JP4648387 U JP 4648387U JP 4648387 U JP4648387 U JP 4648387U JP H0510297 Y2 JPH0510297 Y2 JP H0510297Y2
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Landscapes
- Packaging For Recording Disks (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は、パーソナルコンピユータ(パソコ
ン)やワードプロセツサ(ワープロ)等に使用さ
れる磁気デイスク用の外装ケースであつて、特に
外装ケースのシエルの内面に設けられるライナに
関する。 〔従来の技術〕 従来の磁気デイスクカートリツジの一例を、第
4図及び第5図に示す。 この磁気デイスクカートリツジ1は、シート状
の磁気デイスク2と、該磁気デイスク2を収納す
る外装ケース3とから成り、外装ケース3は、一
対のシエル4,5と、磁気デイスク収納用の装着
凹部6を形成する各シエル4,5の凹部4a,5
aに融着されるライナ7,8、及び両シエル4,
5を組合わせたケース本体9に装着されるシヤツ
タとから構成される。 磁気デイスク2の中心部には、一方のシエル4
側へ突出する金属製のセンタコア10が固着さ
れ、該コア10には、磁気デイスク2を回転する
ための記録再生装置の駆動軸が入る主係合孔11
と補助係合孔12とが穿設されている。 上記シエル4には、中央に上記センタコア10
を囲繞して、磁気デイスク2を回転するための通
孔となるセンタホール13が穿設され、また他方
のシエル5の中央には、センタコア10を遊嵌し
て磁気デイスク2をセンタリングする円形のリブ
14a,14bを内外に穿設されている。 各シエル4,5に融着されるライナ7,8は、
回転する磁気デイスク2と摺擦して埃を払拭する
クリーニング用で、各ライナ7,8は、一般に厚
さ200〜250μm程度の同一厚さの不織布で形成さ
れる。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上述のものでは、磁気デイスク
2のセンタコア10が一方のシエル4側に突出し
て設けられるため、該磁気デイスク2は、装着凹
部6の中心部よりも他方のシエル5側のライナ8
に寄つて配置される。 従つて、磁気デイスク2のシエル4側の面がラ
イナ7に充分に接触・押圧されず、充分なクリー
ニング効果が得られない。また磁気デイスク2と
シエル4側のライナ7との間隙が広がつて、セン
タホール13から外部の塵埃が侵入し易くなる。 また、ライナ7,8に用いられる不織布には、
ゴミ、球状ビーズ、繊維の切りカス等が微細に混
入しているため、これら塵埃や繊維カス等が磁気
デイスク2の表面に付着して、部分的に信号が記
録・再生できない、いわゆるドロツプアウトを生
じる原因となつていた。 本考案は、かかる実情を背景にしてなされたも
ので、磁気デイスク表面への塵埃や繊維カス等の
付着を防止してドロツプアウトを減少した信頼性
の高い磁気デイスクカートリツジを得ることを目
的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、上述の目的を達成するため、磁気デ
イスクを収納する一対のシエルの各内面に、該磁
気デイスクをクリーニングするライナを配設し、
一方のシエルに磁気デイスクのセンタコアを囲繞
するセンタホールを穿設した磁気デイスク用外装
ケースにおいて、前記ライナは、空気洗浄や液体
洗浄等の洗浄処理を行なつた不織布であつて、該
ライナは、前記一方のシエル側が厚く、他方のシ
エル側が薄く形成されていることを特徴としてい
る。 また不織布の洗浄方法には、エアブロー、吸
引、振動等の空気洗浄、液体を使用するノズル噴
射、超音波洗浄、洗濯等の液体洗浄及びこれに類
する洗浄が挙げられる。 〔作用〕 上記の構成によれば、ライナに用いられる不織
布を洗浄処理することにより、不織布中に混入す
るゴミ、球状ビーズ、繊維の切りカス等が除去さ
れる。また、一方のシエル側の厚手のライナが磁
気デイスクとの間隙が補償され、磁気デイスクが
両ライナ間の中心部に保持される。 〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。 磁気デイスクカートリツジ20は、シート状の
磁気デイスク21と、該磁気デイスク21を収納
する外装ケース22から成つている。外装ケース
22は、熱可塑性樹脂等の剛性のある材料で略四
角形に形成される一対のシエル23,24と、各
シエル23,24の凹部23a,24aに熱また
は超音波にて融着されるライナ25,26、及び
両シエル23,24を組合わせたケース本体27
に装着されるシヤツタ28とから構成される。 磁気デイスク21は、表面に磁性体を塗布した
合成樹脂製の軟質シートで、その中心部には、金
属製のセンタコア29が一方のシエル23側へ突
出して固着され、該コア29には、磁気デイスク
21を回転するための記録再生装置の駆動軸が入
る主係合孔30と補助係合孔31とが穿設されて
いる。 ケース本体27の内部には、複数のガイドリブ
32で囲繞される各シエル23,24の円形の凹
部23a,24aを突合わせた装着凹部33が設
けられ、該装着凹部33に、上記磁気デイスク2
1が回転可能に配置される。 各シエル23,24には、一側に長方形のヘツ
ドウインドウ34が径方向に、また凹部23a,
24aの表面には、各ライナ25,26を磁気デ
イスク21の表面に一定圧力で押圧するリフター
35が融着部35aを磁気デイスク回入側にし
て、それぞれ対向配置されている。 一方のシエル23の凹部23aの中央には、磁
気デイスク21のセンタコア29の外周を囲繞し
て、該磁気デイスク21を回転するための通孔と
なるセンタホール36が穿設されると共に、他方
のシエル24の凹部24aの中央には、磁気デイ
スク21のセンタコア29を遊嵌してセンタリン
グする内外の円形のリブ37a,37bが穿設さ
れている。 一方のシエル23側の凹部23aに融着される
ライナ25は、円形の不織布に、ヘツドウインド
ウ34を四角形に囲う切欠き部25aと、センタ
ホール36を円形に囲う切欠き部25bとを設け
たC字形に、また他方のシエル24側の凹部24
aに融着されるライナ26は、円形の不織布に、
ヘツドウインドウ34を四角形に囲う切欠き部2
6aと、シエル24のリブ37bを円形に囲う切
欠き部26bとを設けたC字形に、それぞれ形成
されている。 磁気デイスク21のセンタコア29が突出する
シエル23側のライナ25は、磁気デイスク21
が他方のシエル24側に偏倚した量を補償すべ
く、シエル24側のライナ26よりも厚く形成さ
れており、例えば他方のライナ26を厚さ250μm
とすれば、300μm厚のライナ25が使用される。 これにより、磁気デイスク21は、両ライナ2
5,26間の中心部に均等押圧力で保持され、外
部からの塵埃の侵入を防止してドロツプアウトの
発生率を抑止することができる。 また前記シヤツタ28は、金属薄板を断面コ字
状に折曲し、一対の対向片28a,28aにシエ
ル23,24のヘツドウインドウ34よりもやや
大形の開口部38,38を穿設したもので、この
シヤツタ28は、ヘツドウインドウ34を設けた
シエル23,24外面のスライド凹部39にスラ
イド可能に装着され、常時は図示しないスプリン
グにて、両ヘツドウインドウ34,34を閉塞す
る位置に付勢されている。 上記にライナは、洗浄処理した不織布が用いら
れる。この洗浄処理は、不織布中に含まれるゴ
ミ、球状ビーズ、繊維の切りカス等を除去するた
めのもので、洗浄方法には、エアブロー、吸引、
振動等の空気洗浄、液体を使用する噴射、超音波
洗浄、洗濯等の液体洗浄及びこれに類する洗浄が
あり、いずれの洗浄によつてもかまわない。 上記洗浄のうち、液体洗浄に使用される液体と
しては、水のほかフレオン、ジクロロエタン、四
塩化炭素、メタノール等のアルコール、アセト
ン、メチルエチルケトン(MEK)等の溶媒があ
り、液体に中に、界面活性剤や潤滑剤等の添加剤
を含有してもよい。 この洗浄処理は、不織布を原反のまま、或いは
C字形に切り抜いたのち、またはC字形の不織布
をシエルに融着したまま行なつても良いが、不織
布をシエルごと行なうものが洗浄効果が高い。 次に、上記実施例に基づいて行なつた実験例を
説明する。 表1は、従来例、比較例及び3つの実験例の設
定条件を、表2はそれぞれの実験結果を示し、各
験例では、ライナ25,26に洗浄処理を施し
た。
ン)やワードプロセツサ(ワープロ)等に使用さ
れる磁気デイスク用の外装ケースであつて、特に
外装ケースのシエルの内面に設けられるライナに
関する。 〔従来の技術〕 従来の磁気デイスクカートリツジの一例を、第
4図及び第5図に示す。 この磁気デイスクカートリツジ1は、シート状
の磁気デイスク2と、該磁気デイスク2を収納す
る外装ケース3とから成り、外装ケース3は、一
対のシエル4,5と、磁気デイスク収納用の装着
凹部6を形成する各シエル4,5の凹部4a,5
aに融着されるライナ7,8、及び両シエル4,
5を組合わせたケース本体9に装着されるシヤツ
タとから構成される。 磁気デイスク2の中心部には、一方のシエル4
側へ突出する金属製のセンタコア10が固着さ
れ、該コア10には、磁気デイスク2を回転する
ための記録再生装置の駆動軸が入る主係合孔11
と補助係合孔12とが穿設されている。 上記シエル4には、中央に上記センタコア10
を囲繞して、磁気デイスク2を回転するための通
孔となるセンタホール13が穿設され、また他方
のシエル5の中央には、センタコア10を遊嵌し
て磁気デイスク2をセンタリングする円形のリブ
14a,14bを内外に穿設されている。 各シエル4,5に融着されるライナ7,8は、
回転する磁気デイスク2と摺擦して埃を払拭する
クリーニング用で、各ライナ7,8は、一般に厚
さ200〜250μm程度の同一厚さの不織布で形成さ
れる。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上述のものでは、磁気デイスク
2のセンタコア10が一方のシエル4側に突出し
て設けられるため、該磁気デイスク2は、装着凹
部6の中心部よりも他方のシエル5側のライナ8
に寄つて配置される。 従つて、磁気デイスク2のシエル4側の面がラ
イナ7に充分に接触・押圧されず、充分なクリー
ニング効果が得られない。また磁気デイスク2と
シエル4側のライナ7との間隙が広がつて、セン
タホール13から外部の塵埃が侵入し易くなる。 また、ライナ7,8に用いられる不織布には、
ゴミ、球状ビーズ、繊維の切りカス等が微細に混
入しているため、これら塵埃や繊維カス等が磁気
デイスク2の表面に付着して、部分的に信号が記
録・再生できない、いわゆるドロツプアウトを生
じる原因となつていた。 本考案は、かかる実情を背景にしてなされたも
ので、磁気デイスク表面への塵埃や繊維カス等の
付着を防止してドロツプアウトを減少した信頼性
の高い磁気デイスクカートリツジを得ることを目
的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、上述の目的を達成するため、磁気デ
イスクを収納する一対のシエルの各内面に、該磁
気デイスクをクリーニングするライナを配設し、
一方のシエルに磁気デイスクのセンタコアを囲繞
するセンタホールを穿設した磁気デイスク用外装
ケースにおいて、前記ライナは、空気洗浄や液体
洗浄等の洗浄処理を行なつた不織布であつて、該
ライナは、前記一方のシエル側が厚く、他方のシ
エル側が薄く形成されていることを特徴としてい
る。 また不織布の洗浄方法には、エアブロー、吸
引、振動等の空気洗浄、液体を使用するノズル噴
射、超音波洗浄、洗濯等の液体洗浄及びこれに類
する洗浄が挙げられる。 〔作用〕 上記の構成によれば、ライナに用いられる不織
布を洗浄処理することにより、不織布中に混入す
るゴミ、球状ビーズ、繊維の切りカス等が除去さ
れる。また、一方のシエル側の厚手のライナが磁
気デイスクとの間隙が補償され、磁気デイスクが
両ライナ間の中心部に保持される。 〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。 磁気デイスクカートリツジ20は、シート状の
磁気デイスク21と、該磁気デイスク21を収納
する外装ケース22から成つている。外装ケース
22は、熱可塑性樹脂等の剛性のある材料で略四
角形に形成される一対のシエル23,24と、各
シエル23,24の凹部23a,24aに熱また
は超音波にて融着されるライナ25,26、及び
両シエル23,24を組合わせたケース本体27
に装着されるシヤツタ28とから構成される。 磁気デイスク21は、表面に磁性体を塗布した
合成樹脂製の軟質シートで、その中心部には、金
属製のセンタコア29が一方のシエル23側へ突
出して固着され、該コア29には、磁気デイスク
21を回転するための記録再生装置の駆動軸が入
る主係合孔30と補助係合孔31とが穿設されて
いる。 ケース本体27の内部には、複数のガイドリブ
32で囲繞される各シエル23,24の円形の凹
部23a,24aを突合わせた装着凹部33が設
けられ、該装着凹部33に、上記磁気デイスク2
1が回転可能に配置される。 各シエル23,24には、一側に長方形のヘツ
ドウインドウ34が径方向に、また凹部23a,
24aの表面には、各ライナ25,26を磁気デ
イスク21の表面に一定圧力で押圧するリフター
35が融着部35aを磁気デイスク回入側にし
て、それぞれ対向配置されている。 一方のシエル23の凹部23aの中央には、磁
気デイスク21のセンタコア29の外周を囲繞し
て、該磁気デイスク21を回転するための通孔と
なるセンタホール36が穿設されると共に、他方
のシエル24の凹部24aの中央には、磁気デイ
スク21のセンタコア29を遊嵌してセンタリン
グする内外の円形のリブ37a,37bが穿設さ
れている。 一方のシエル23側の凹部23aに融着される
ライナ25は、円形の不織布に、ヘツドウインド
ウ34を四角形に囲う切欠き部25aと、センタ
ホール36を円形に囲う切欠き部25bとを設け
たC字形に、また他方のシエル24側の凹部24
aに融着されるライナ26は、円形の不織布に、
ヘツドウインドウ34を四角形に囲う切欠き部2
6aと、シエル24のリブ37bを円形に囲う切
欠き部26bとを設けたC字形に、それぞれ形成
されている。 磁気デイスク21のセンタコア29が突出する
シエル23側のライナ25は、磁気デイスク21
が他方のシエル24側に偏倚した量を補償すべ
く、シエル24側のライナ26よりも厚く形成さ
れており、例えば他方のライナ26を厚さ250μm
とすれば、300μm厚のライナ25が使用される。 これにより、磁気デイスク21は、両ライナ2
5,26間の中心部に均等押圧力で保持され、外
部からの塵埃の侵入を防止してドロツプアウトの
発生率を抑止することができる。 また前記シヤツタ28は、金属薄板を断面コ字
状に折曲し、一対の対向片28a,28aにシエ
ル23,24のヘツドウインドウ34よりもやや
大形の開口部38,38を穿設したもので、この
シヤツタ28は、ヘツドウインドウ34を設けた
シエル23,24外面のスライド凹部39にスラ
イド可能に装着され、常時は図示しないスプリン
グにて、両ヘツドウインドウ34,34を閉塞す
る位置に付勢されている。 上記にライナは、洗浄処理した不織布が用いら
れる。この洗浄処理は、不織布中に含まれるゴ
ミ、球状ビーズ、繊維の切りカス等を除去するた
めのもので、洗浄方法には、エアブロー、吸引、
振動等の空気洗浄、液体を使用する噴射、超音波
洗浄、洗濯等の液体洗浄及びこれに類する洗浄が
あり、いずれの洗浄によつてもかまわない。 上記洗浄のうち、液体洗浄に使用される液体と
しては、水のほかフレオン、ジクロロエタン、四
塩化炭素、メタノール等のアルコール、アセト
ン、メチルエチルケトン(MEK)等の溶媒があ
り、液体に中に、界面活性剤や潤滑剤等の添加剤
を含有してもよい。 この洗浄処理は、不織布を原反のまま、或いは
C字形に切り抜いたのち、またはC字形の不織布
をシエルに融着したまま行なつても良いが、不織
布をシエルごと行なうものが洗浄効果が高い。 次に、上記実施例に基づいて行なつた実験例を
説明する。 表1は、従来例、比較例及び3つの実験例の設
定条件を、表2はそれぞれの実験結果を示し、各
験例では、ライナ25,26に洗浄処理を施し
た。
【表】
この洗浄処理は、実験例1及び2で液体洗浄
を、また実験例3では空気洗浄をそれぞれ施し、
液体洗浄では、フレオンを入れた超音波洗浄機
に、不織布を融着したシエルを30秒間入れて超音
波洗浄し、その後空気中で乾燥させた。 また実験例3の空気洗浄では、搬送される不織
布に超音波振動機を接触させ、その反対面より吸
塵し、洗浄処理した不織布をシエルに融着した。 そして、従来例、比較例及び各実験例とも、上
記のようにして得た外装ケース内に磁気デイスク
を収納した磁気デイスクカートリツジを1000枚づ
つ製作し、全トラツクにおけるドロツプアウトテ
ストを行なつて、ドロツプアウトの発生枚数を調
べた(テスト1)。 更に、テスト1でドロツプアウトを生じなかつ
た磁気デイスクカートリツジ100枚づつを、1mの
高さからコンクリート床に落下させたのち、外気
中に1週間放置して再度ドロツプアウトテストを
行ない、ドロツプアウトの発生枚数を調べた(テ
スト2)。
を、また実験例3では空気洗浄をそれぞれ施し、
液体洗浄では、フレオンを入れた超音波洗浄機
に、不織布を融着したシエルを30秒間入れて超音
波洗浄し、その後空気中で乾燥させた。 また実験例3の空気洗浄では、搬送される不織
布に超音波振動機を接触させ、その反対面より吸
塵し、洗浄処理した不織布をシエルに融着した。 そして、従来例、比較例及び各実験例とも、上
記のようにして得た外装ケース内に磁気デイスク
を収納した磁気デイスクカートリツジを1000枚づ
つ製作し、全トラツクにおけるドロツプアウトテ
ストを行なつて、ドロツプアウトの発生枚数を調
べた(テスト1)。 更に、テスト1でドロツプアウトを生じなかつ
た磁気デイスクカートリツジ100枚づつを、1mの
高さからコンクリート床に落下させたのち、外気
中に1週間放置して再度ドロツプアウトテストを
行ない、ドロツプアウトの発生枚数を調べた(テ
スト2)。
以上説明したように、本考案の外装ケースは、
ライナに空気洗浄や液体洗浄等の洗浄処理を行な
つた不織布を用いて、不織布中に含まれるゴミ、
球状ビーズ、繊維の切りカス等を除去し、またセ
ンタホールを穿設した一方のシエルに配設される
このライナを、他方のシエル側に配設されライナ
よりも厚く形成して、外部の塵埃が磁気デイスク
表面へ付着しないようにしたから、ドロツプアウ
トを大幅に減少して、信頼性の高い磁気デイスク
カートリツジを提供することができる。
ライナに空気洗浄や液体洗浄等の洗浄処理を行な
つた不織布を用いて、不織布中に含まれるゴミ、
球状ビーズ、繊維の切りカス等を除去し、またセ
ンタホールを穿設した一方のシエルに配設される
このライナを、他方のシエル側に配設されライナ
よりも厚く形成して、外部の塵埃が磁気デイスク
表面へ付着しないようにしたから、ドロツプアウ
トを大幅に減少して、信頼性の高い磁気デイスク
カートリツジを提供することができる。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は磁気デイスクカートリツジの断面図、第
2図は双方のシエルをそれぞれ内側から見た正面
図、第3図は磁気デイスクカートリツジの分解斜
視図、第4図及び第5図は従来例を示し、第4図
は磁気デイスクカートリツジの断面図、第5図は
一方のシエルを内側から見た正面図である。 20……磁気デイスクカートリツジ、21……
磁気デイスク、22……外装ケース、23,24
……シエル、23a,24a……凹部、25,2
6……ライナ、27……ケース本体、29……セ
ンタコア、33……装着凹部、34……ヘツドウ
インドウ、35……リフター、36……センタホ
ール、37a,37b……リブ。
第1図は磁気デイスクカートリツジの断面図、第
2図は双方のシエルをそれぞれ内側から見た正面
図、第3図は磁気デイスクカートリツジの分解斜
視図、第4図及び第5図は従来例を示し、第4図
は磁気デイスクカートリツジの断面図、第5図は
一方のシエルを内側から見た正面図である。 20……磁気デイスクカートリツジ、21……
磁気デイスク、22……外装ケース、23,24
……シエル、23a,24a……凹部、25,2
6……ライナ、27……ケース本体、29……セ
ンタコア、33……装着凹部、34……ヘツドウ
インドウ、35……リフター、36……センタホ
ール、37a,37b……リブ。
Claims (1)
- 磁気デイスクを収納する一対のシエルの各内面
に、該磁気デイスクをクリーニングするライナを
配設し、一方のシエルに磁気デイスクのセンタコ
アを囲繞するセンタホールを穿設した磁気デイス
ク用外装ケースにおいて、前記ライナは、空気洗
浄や液体洗浄等の洗浄処理を行なつた不織布であ
つて、該ライナは、前記一方のシエル側が厚く、
他方のシエル側が薄く形成されていることを特徴
とする磁気デイスク用外装ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4648387U JPH0510297Y2 (ja) | 1987-03-28 | 1987-03-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4648387U JPH0510297Y2 (ja) | 1987-03-28 | 1987-03-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63153389U JPS63153389U (ja) | 1988-10-07 |
JPH0510297Y2 true JPH0510297Y2 (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=30866187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4648387U Expired - Lifetime JPH0510297Y2 (ja) | 1987-03-28 | 1987-03-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510297Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-28 JP JP4648387U patent/JPH0510297Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63153389U (ja) | 1988-10-07 |
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