JPH0510291A - フアンと換気扇 - Google Patents
フアンと換気扇Info
- Publication number
- JPH0510291A JPH0510291A JP3161548A JP16154891A JPH0510291A JP H0510291 A JPH0510291 A JP H0510291A JP 3161548 A JP3161548 A JP 3161548A JP 16154891 A JP16154891 A JP 16154891A JP H0510291 A JPH0510291 A JP H0510291A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- drive motor
- blades
- molded
- oil reservoir
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は換気扇などのファンに関するもの
で、塵埃や油煙の付着した羽根・羽根カバー・油溜部な
どの清掃を不要にし、使い捨て可能あるいは無公害を図
ることを目的とする。 【構成】 羽根2・羽根カバー5・油溜部7などを発泡
樹脂部材で成型、またはトウモロコシ粉末を水と混練し
たのち成型・焼成、または小麦粉とアルコール系溶剤と
を混練したのち成型、または紙部材を成型加工し、水に
容易に分解する構成とすることにより軽量化を図ると共
に、使い捨てしても環境保全を図れる。
で、塵埃や油煙の付着した羽根・羽根カバー・油溜部な
どの清掃を不要にし、使い捨て可能あるいは無公害を図
ることを目的とする。 【構成】 羽根2・羽根カバー5・油溜部7などを発泡
樹脂部材で成型、またはトウモロコシ粉末を水と混練し
たのち成型・焼成、または小麦粉とアルコール系溶剤と
を混練したのち成型、または紙部材を成型加工し、水に
容易に分解する構成とすることにより軽量化を図ると共
に、使い捨てしても環境保全を図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は使い捨て可能な羽根や油
溜部または羽根カバーを具備してなる換気扇などのファ
ンに関するものである。
溜部または羽根カバーを具備してなる換気扇などのファ
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファンの構成としては、駆動モー
タおよび駆動モータを保持するフレーム(筐体)と駆動
モータ軸に装着した羽根および羽根カバーとからなり、
換気扇などではさらに、羽根や羽根カバーに付着した油
煙が滴下する油溜部を付属している。上記構成部品の羽
根カバーおよび油溜部は一般に金属部材で構成されてい
る。また、羽根は金属やプラスチック部材から成る。
タおよび駆動モータを保持するフレーム(筐体)と駆動
モータ軸に装着した羽根および羽根カバーとからなり、
換気扇などではさらに、羽根や羽根カバーに付着した油
煙が滴下する油溜部を付属している。上記構成部品の羽
根カバーおよび油溜部は一般に金属部材で構成されてい
る。また、羽根は金属やプラスチック部材から成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成に於いては、ファンを長時間使用する過程で、
羽根および羽根カバーあるいは油溜部に塵埃や油煙が付
着・堆積し、場合によっては油溜部から溢れた油が調理
台や床などに滴下するという事態を生じる。このような
場合、羽根および羽根カバーあるいは油溜部を取はずし
清掃する必要がある。しかし、油汚れや塵埃は落ちにく
く清掃が困難で嫌がられるといった課題を有していた。
本発明は上記問題に鑑み、羽根および羽根カバーあるい
は油溜部を低コストで使い捨て交換可能にするファンを
提供するものである。
うな構成に於いては、ファンを長時間使用する過程で、
羽根および羽根カバーあるいは油溜部に塵埃や油煙が付
着・堆積し、場合によっては油溜部から溢れた油が調理
台や床などに滴下するという事態を生じる。このような
場合、羽根および羽根カバーあるいは油溜部を取はずし
清掃する必要がある。しかし、油汚れや塵埃は落ちにく
く清掃が困難で嫌がられるといった課題を有していた。
本発明は上記問題に鑑み、羽根および羽根カバーあるい
は油溜部を低コストで使い捨て交換可能にするファンを
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のファンの構成は、羽根および羽根カバーある
いは油溜部のいずれかまたはすべてを、発泡スチロール
などの発泡樹脂部材を所定形状に射出成型、または分解
性プラスチック部材たとえばトウモロコシ粉末と水を混
練した部材を成型・焼成,または穀類(小麦粉)のグル
テンに溶液を加えて混練した部材を射出成型、または紙
と糊(接着剤)を混練した部材を射出成型してなるもの
である。
に本発明のファンの構成は、羽根および羽根カバーある
いは油溜部のいずれかまたはすべてを、発泡スチロール
などの発泡樹脂部材を所定形状に射出成型、または分解
性プラスチック部材たとえばトウモロコシ粉末と水を混
練した部材を成型・焼成,または穀類(小麦粉)のグル
テンに溶液を加えて混練した部材を射出成型、または紙
と糊(接着剤)を混練した部材を射出成型してなるもの
である。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成によって、従来のファン
形状を変えることなく軽量化でき、無公害で環境破壊を
引き起こさずに使い捨て可能とし、清掃の必要なく簡便
・短時間に交換できるファンを提供するものである。
形状を変えることなく軽量化でき、無公害で環境破壊を
引き起こさずに使い捨て可能とし、清掃の必要なく簡便
・短時間に交換できるファンを提供するものである。
【0006】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1および
図2に示す図面とともに説明する。本発明実施例のファ
ン10においては、駆動モータ1が四角形のフレーム4
に所定に取り付けられている。駆動モータ1の軸には羽
根2が締付ナット3を介して取り外し可能に固定されて
いる。羽根2の前面にはカバー5が取外し可能に装着さ
れており、さらにカバー5の下部には、L字形プレート
6に一体的に接合した箱形油溜部7が締結ネジ8などに
より同じく取外し可能に装着されている。本発明におけ
る羽根2と羽根カバー5および油溜部7は、発泡樹脂た
とえば発泡スチロールで所定形状に成型、またはトウモ
ロコシ粉末を成型・焼成、または分解性プラスチック成
型、または紙部材を射出成型やプレス加工して構成して
なるものである。上記成型品が発泡樹脂や紙部材からな
る場合には、表面に耐熱塗装を施したり、形状保持部材
たとえば澱粉糊や接着剤を所定に含有させたりしてい
る。次に、トウモロコシ粉末はいわゆる澱粉質からな
り、水などをバインダーとして混練したのち成型・焼成
されている。トウモロコシ粉末成型品は人間の手で簡単
に壊したり、水により簡単に分解する。従って、成型品
は耐水加工や耐熱塗装などの表面処理加工を施したのち
使用される。塵埃および油煙の付着した部材を廃棄する
場合、部材を複数個に破断した後、水で分解するか土中
に埋蔵することにより、公害を引き起こすことなく容易
に処理でき環境破壊を防止する。本発明に用いる分解性
プラスチックは、小麦粉に含まれるグルテンを活用する
もので、グルテンにアルコール系溶液を加え加圧・加熱
して成型、すなわち圧縮成型または射出成型して所望の
形状を得るものである。この分解性プラスチックの場合
も水に容易に分解するので前述のトウモロコシ粉末成型
品の場合と同様、廃棄処理は簡単で無公害である。
図2に示す図面とともに説明する。本発明実施例のファ
ン10においては、駆動モータ1が四角形のフレーム4
に所定に取り付けられている。駆動モータ1の軸には羽
根2が締付ナット3を介して取り外し可能に固定されて
いる。羽根2の前面にはカバー5が取外し可能に装着さ
れており、さらにカバー5の下部には、L字形プレート
6に一体的に接合した箱形油溜部7が締結ネジ8などに
より同じく取外し可能に装着されている。本発明におけ
る羽根2と羽根カバー5および油溜部7は、発泡樹脂た
とえば発泡スチロールで所定形状に成型、またはトウモ
ロコシ粉末を成型・焼成、または分解性プラスチック成
型、または紙部材を射出成型やプレス加工して構成して
なるものである。上記成型品が発泡樹脂や紙部材からな
る場合には、表面に耐熱塗装を施したり、形状保持部材
たとえば澱粉糊や接着剤を所定に含有させたりしてい
る。次に、トウモロコシ粉末はいわゆる澱粉質からな
り、水などをバインダーとして混練したのち成型・焼成
されている。トウモロコシ粉末成型品は人間の手で簡単
に壊したり、水により簡単に分解する。従って、成型品
は耐水加工や耐熱塗装などの表面処理加工を施したのち
使用される。塵埃および油煙の付着した部材を廃棄する
場合、部材を複数個に破断した後、水で分解するか土中
に埋蔵することにより、公害を引き起こすことなく容易
に処理でき環境破壊を防止する。本発明に用いる分解性
プラスチックは、小麦粉に含まれるグルテンを活用する
もので、グルテンにアルコール系溶液を加え加圧・加熱
して成型、すなわち圧縮成型または射出成型して所望の
形状を得るものである。この分解性プラスチックの場合
も水に容易に分解するので前述のトウモロコシ粉末成型
品の場合と同様、廃棄処理は簡単で無公害である。
【0007】上述の如く本発明のファンは、コストが安
く成型容易かつ軽量な発泡樹脂部材または水に容易に分
解する無公害部材で、羽根2と羽根カバー5および油溜
部7を構成することにより部材の重量を大幅に軽減し、
使い捨てを可能にする。
く成型容易かつ軽量な発泡樹脂部材または水に容易に分
解する無公害部材で、羽根2と羽根カバー5および油溜
部7を構成することにより部材の重量を大幅に軽減し、
使い捨てを可能にする。
【0008】なお、本発明の実施例においてファンの一
実施例として換気扇の例を述べたが換気扇の他に扇風機
や送風機であっても一向にさしつかえない。また、油溜
部の形状や配置についても任意に実施すれば良く、L形
状のプレートを透明部材で構成し油溜部の状態を目視で
きるようにしてもよい。
実施例として換気扇の例を述べたが換気扇の他に扇風機
や送風機であっても一向にさしつかえない。また、油溜
部の形状や配置についても任意に実施すれば良く、L形
状のプレートを透明部材で構成し油溜部の状態を目視で
きるようにしてもよい。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明のファンによれば、
落ちにくく汚いと敬遠されがちな油汚れの清掃から開放
し、短時間に簡単に取り換えができ、環境保全の向上な
ど多くの効果が得られる。
落ちにくく汚いと敬遠されがちな油汚れの清掃から開放
し、短時間に簡単に取り換えができ、環境保全の向上な
ど多くの効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例におけるファンの側面からの
断面図
断面図
【図2】本発明の一実施例におけるファンの正面図
1 モータ
2 羽根
3 締付ナット
4 フレーム
5 カバー
6 プレート
7 油溜部
8 締結ネジ
10 ファン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
B29L 31:08 4F
Claims (8)
- 【請求項1】 駆動モータと、発泡樹脂部材を成型した
羽根を具備してなることを特徴とするファン。 - 【請求項2】 駆動モータと、トウモロコシ粉末を成型
・焼成した羽根を具備してなることを特徴とするファ
ン。 - 【請求項3】 駆動モータと、分解性プラスチックを成
型した羽根を具備してなることを特徴とするファン。 - 【請求項4】 分解性プラスチックとして穀類に含まれ
るグルテンとアルコール性溶液とを混合してなることを
特徴とする請求項3記載のファン。 - 【請求項5】 駆動モータと、紙部材を成型した羽根を
具備してなることを特徴とするファン。 - 【請求項6】 駆動モータと、羽根と、発泡樹脂または
トウモロコシ粉末または分解性プラスチックまたは紙部
材のいずれかからなるファンカバー、とを具備してなる
換気扇。 - 【請求項7】 駆動モータと、ファンと、発泡樹脂また
はトウモロコシ粉末または分解性プラスチックまたは紙
部材のいずれかからなる油溜部、とを具備してなる換気
扇。 - 【請求項8】 駆動モータと、ファンと、外部から透視
できる油溜部と、ファンカバーとからなる換気扇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3161548A JPH0510291A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | フアンと換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3161548A JPH0510291A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | フアンと換気扇 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510291A true JPH0510291A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15737204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3161548A Pending JPH0510291A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | フアンと換気扇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510291A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009257723A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Satoshi Noguchi | 換気扇の羽根とその装着方法 |
CN108591089A (zh) * | 2018-04-02 | 2018-09-28 | 宿州迅驰电子科技有限公司 | 一种排风机 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5244253A (en) * | 1975-09-30 | 1977-04-07 | Sumitomo Bakelite Co | Edible molding material composition comprising binary system of protein and starch |
JPS5918224B2 (ja) * | 1974-06-17 | 1984-04-26 | 旭化成株式会社 | レリ−フ画像用母型の作成法 |
JPH025797A (ja) * | 1988-06-24 | 1990-01-10 | Sharp Corp | 気流発生装置 |
JPH02221699A (ja) * | 1989-02-23 | 1990-09-04 | Toshiba Corp | 羽根車の製造方法 |
JPH03123474A (ja) * | 1987-07-31 | 1991-05-27 | Shell Internatl Res Maatschappij Bv | 密封された飲料容器 |
JPH03131636A (ja) * | 1989-10-18 | 1991-06-05 | Agency Of Ind Science & Technol | 新規な複合材料フィルム及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP3161548A patent/JPH0510291A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4710090B2 (ja) * | 2008-04-15 | 2011-06-29 | 悟司 野口 | 換気扇の羽根とその装着方法 |
CN108591089A (zh) * | 2018-04-02 | 2018-09-28 | 宿州迅驰电子科技有限公司 | 一种排风机 |
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