JPH05102838A - 差動増幅回路 - Google Patents
差動増幅回路Info
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- JPH05102838A JPH05102838A JP3259465A JP25946591A JPH05102838A JP H05102838 A JPH05102838 A JP H05102838A JP 3259465 A JP3259465 A JP 3259465A JP 25946591 A JP25946591 A JP 25946591A JP H05102838 A JPH05102838 A JP H05102838A
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Abstract
の安定性を向上して出力の論理レベルの変動を抑制す
る。 【構成】 定電流源用FET52に直列に接続した制御
用FET51のゲート・ソース間を制御電圧Vc11で
制御して定電流源50の電流の導通/遮断を行い、導通
時における定電流特性の安定性を向上する。
Description
ET(電界効果トランジスタ)を用いたソース・カップ
ルドFETロジック回路(以下、SCFL回路という)
等で構成される差動増幅回路、特に電流の導通/遮断機
能を持つ定電流源を備えた差動増幅回路に関するもので
ある。
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献;昭和61年度電子通信学会総合全国大会予稿集4
19、首藤 他「GaAs LSCFL 縦積みゲート
の基本特性」P.2−177 図2は、前記文献に記載された従来のSCFL回路で構
成される差動増幅回路の一構成例を示す回路図である。
する入力端子1、その逆相入力信号I2を入力する入力
端子2、出力信号O1を出力する出力端子3、及びその
逆相出力信号O2を出力する出力端子4、高電位側の電
源電圧Vd1が印加される電源端子5、及び低電位側の
電源電圧Vss1が印加される電源端子6を有してい
る。そして、入力信号I1,I2によりゲート制御され
る一対の駆動用FET11,12が設けられ、その各ド
レインが出力端子3,4にそれぞれ接続されると共に、
一対の負荷抵抗13,14を介して電源端子5に接続さ
れている。
接続され、その共通ソースが定電流源20に接続されて
いる。定電流源20は、電流の導通/遮断機能を有し、
ドレインが前記共通ソースに、ソースが電源端子6にそ
れぞれ接続され、制御電圧Vc1によりゲート制御され
る定電流源用FET21で構成されている。
c1がFET21の閾値電圧Vthより十分高いとき、
該FET21が導通状態となり、定電流源として動作す
る。2つの入力信号I1とI2の論理レベルがそれぞれ
“H”,“L”のときは、駆動用FET11,12がそ
れぞれオン,オフとなり、電源電圧Vd1からの電源電
流Id1が負荷抵抗13を流れる。すると、出力信号O
1及び逆相出力信号O2の論理レベルがそれぞれ
“L”,“H”となる。また、2つの入力信号I1,I
2がそれぞれ“L”,“H”のときは、前記と同様にし
て出力信号O1及び逆相出力信号O2の論理レベルがそ
れぞれ“H”,“L”となる。
閾値電圧Vthより十分低いとき、FET21が遮断状
態となり、電源電流Id1がほとんど流れなくなって該
差動増幅回路の消費電力が抑制される。
成の回路では、電源電流Id1の導通/遮断は制御電圧
Vc1によって定電流源用FET21のゲート・ソース
間電圧を制御することにより行われる。そのため、制御
電圧Vc1がノイズによって不安定となったり、あるい
は該制御電圧Vc1を出力する制御回路における出力イ
ンピーダンスの変化等で該制御電圧Vc1が不安定とな
った場合、電源電流Id1の電流値が大きく変化し、そ
れによって出力信号O1及び逆相出力信号O2の論理レ
ベルも大きく変化するという問題があり、それを比較的
簡単な回路構成で解決することが困難であった。
として、定電流源用FETのゲート・ソース間電圧で電
流の導通/遮断を制御する構成では、ノイズ等による制
御電圧の変動に対して電流が変動し、出力信号の論理レ
ベルが大きく変動するという点について解決した差動増
幅回路を提供するものである。
を解決するために、ソースが共通接続され2つの入力信
号によりそれぞれオン,オフ動作する一対の駆動用FE
Tと、前記一対の駆動用FETの各ドレインにそれぞれ
接続された一対の負荷抵抗と、前記一対の駆動用FET
の共通ソースに接続され定電流の導通/遮断機能を持つ
定電流源とを、備えた差動増幅回路において、前記定電
流源を次のように構成している。
ゲート制御される制御用FETと、ゲートが固定電圧端
子またはソースに接続された定電流源用FETとを、前
記共通ソースに直列接続して構成している。
一対の駆動用FETの各ドレイン電圧によってゲート制
御される一対の出力バッファ用ソースホロワFETと、
前記各ソースホロワFETのソースに直接またはレベル
シフタを介してそれぞれ接続された前記定電流源と同一
構成の2つの出力バッファ用定電流源とを、設けてい
る。
路を構成したので、定電流源用FETに直列接続した制
御用FETのゲート・ソース間を制御電圧で制御すれ
ば、定電流源の電流の導通/遮断が行え、その電流の導
通時に定電流特性の安定性が向上する。
流源は、駆動用FET側の定電流源と同一回路で構成さ
れているので、該出力バッファ用定電流源を構成する制
御用FETにより、該出力バッファ用定電流源の電流の
導通/遮断を行い、導通時における定電流特性の安定性
の向上が図れる。従って、前記課題を解決できるのであ
る。
成される差動増幅回路の回路図である。この差動増幅回
路は、入力信号I11を入力する入力端子31、その逆
相入力信号I12を入力する入力端子32、出力信号O
11を出力する出力端子33、その逆相出力信号O12
を出力する出力端子34、高電位側の電源電圧Vd11
を印加する電源端子35、及び低電位側の電源電圧Vs
s11を印加す電源端子36を有している。そして、入
力信号I11及び逆相入力信号I12によりオン,オフ
動作する一対の駆動用FET41,42が設けられてい
る。
子33,34に接続されると共に、一対の負荷抵抗4
3,44を介して電源端子35に接続されている。各駆
動用FET41,42のソースは共通接続され、その共
通ソースが定電流源50を介して電源端子36に接続さ
れている。
電源電流Id11を導通/遮断する機能を有し、ノーマ
リオフ型の制御用FET51、及びノーマリオン型の定
電流源用FET52より構成されている。制御用FET
51は、制御電圧Vc11によってゲート制御されるト
ランジスタであり、そのドレインがFET41,42の
共通ソースに接続され、そのソースが定電流源用FET
52のドレインに接続されている。FET52のゲート
はソースに接続され、そのソースが電源端子36に接続
されている。
c11が十分高いときには、制御用FET51がオン
し、電源端子35から電源電流Vd11が流れる。この
とき、2つの入力信号I11,I12がそれぞれ
“H”,“L”ならば、一対の駆動用FET41,42
がそれぞれオン,オフとなり、電源端子35から電源電
流Id11が負荷抵抗43に流れる。そのため、出力信
号O11及び逆相出力信号O12の論理レベルは、それ
ぞれ“L”,“H”となる。また、2つの入力信号I1
1,I12の論理レベルが“L”,“H”であれば、出
力信号O11及び逆相出力信号O12が“H”,“L”
となる。
まで低くすると、FET52のドレインとFET51の
ゲートとの間の電圧が0Vに近くなり、電源電流Id1
1が流れなくなる。
つつ説明する。図3は、本実施例の図1の回路と従来の
図2の回路との電源電流Id1,Id11の制御電圧V
c1,Vc11依存特性を、コンピュータを用いてシミ
ュレーションした結果を示す図である。
電圧Vc1,Vc11をVss(=0V)レベルまで低
くすると、電源電流Id1,Id11が25〜40μA
まで小さくなる。そのため、本実施例の回路が、電源電
流Id11の導通/遮断機能を持つことがわかる。
00μAとする。すると、図3より、従来の図2の回路
では制御電圧Vc1を0.27Vに、本実施例の図1の
回路では制御電圧Vc11を0.8Vにすれば良いこと
がわかる。ここで、前記の動作点電圧における電流の電
圧に対する変化率ΔId/ΔVcを求めると、次のよう
になる。 従来の回路: ΔId1/ΔVc1〜0.9(mA/
V) 本実施例の回路: ΔId11/ΔVc11〜0.05
(mA/V) 本実施例の回路では、従来の回路と比較して、制御電圧
Vc11のレベル変動に対する電流変動が1/18であ
る。また、電流変動と負荷抵抗43,44の積で表わさ
れる出力信号O11及び逆相出力信号O12の論理レベ
ルの変動も、1/18に抑えられることがわかる。従っ
て、制御電圧Vc11がノイズや、該制御電圧生成用の
制御回路の出力インピーダンスの変化等で、不安定とな
っても、電流導通時の電流変動を小さくできる。
側に制御用FET51を直列に接続しているので、該F
ET52のドレイン電圧をFET51の制御電圧Vc1
1で制御できる。そのため、定電流源用FET52のド
レイン電圧上昇によるドレイン電流の増加や降伏を防ぐ
ことができる。
成される差動増幅回路の回路図であり、図1中の要素と
共通の要素には共通の符号が付されている。この差動増
幅回路では、図1の定電流源50に代えて構成の異なる
定電流源50Aが設けられている。定電流源50Aは、
ゲート及びソースを共通接続したノーマリオン型FET
52のドレインを駆動用FET41,42の共通ソース
側に接続し、該FET52のソースと電源端子36との
間に、制御電圧Vc11でゲート制御されるノーマリオ
フ型制御用FET51が接続された構成になっている。
このような構成の定電流源50Aを設けても、第1の実
施例と同様の作用、効果が得られる。
成される差動増幅回路の回路図であり、図1中の要素と
共通の要素には共通の符号が付されている。この差動増
幅回路では、図1の差動増幅回路に、ソースホロワバッ
ファを接続している。ソースホロワバッファは、一対の
ソースホロワ用FET61,62、ダイオード等で構成
される一対のレベルシフタ63,64、及び一対の定電
流源50−1,50−2を備えている。
駆動用FET41,42のドレイン電圧によってオン,
オフ動作するトランジスタであり、その各ドレインが電
源端子35にそれぞれ接続され、そのソースが出力端子
33,34にそれぞれ接続されている。各出力端子3
3,34には、レベルシフタ63,64がそれぞれ接続
され、その各レベルシフタ63,64が定電流源50−
1,50−2をそれぞれ介して電源端子36に接続され
ている、定電流源50−1,50−2は、図1の定電流
源50と同様に、制御電圧Vc11によってゲート制御
されるノーマリオフ型の制御用FET51−1,51−
2と、ノーマリオン型の定電流源用FET52−1,5
2−2とで、それぞれ構成されている。
1,42のドレイン電圧によってソースホロワ用FET
61,62がオン,オフ動作し、それに応じた出力信号
O11及び逆相出力信号O12が出力端子33,34か
らそれぞれ出力される。この出力信号O11及び逆相出
力信号O12は、レベルシフタ63,64によって所定
の振幅値にレベルシフトされる。
ワ用FET61,62に定電流源50−1,50−2を
それぞれ設けたので、制御電圧Vc11によって制御用
FET51−1,51−2がオン,オフ動作し、電源電
流の導通/遮断が行え、ソースホロワバッファ側で安定
な定電流特性が得られる。
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (a) 図1、図4、及び図5において、制御用FET
51,51−1,51−2をノーマリオン型FETで構
成したり、あるいは定電流源用FET52,52−1,
52−2をノーマリオフ型FETで構成しても良い。こ
の際、制御電圧Vc11の極性をそれに応じて変えれば
良い。
50−2を図4の定電流源50Aでそれぞれ構成しても
良い。
動用FET41,42及び入力端子31,32を複数個
設けることにより、複数入力のノア回路等といった他の
論理回路を構成することも可能である。
用FET52,52−1,52−2のゲートを固定電圧
端子に接続しても、上記実施例と同様の作用、効果が得
られる。
によれば、電流の導通/遮断機能を持つ定電流源を、制
御用FETと定電流源用FETとの直列回路で構成し、
該制御用FETを制御電圧で制御するようにしたので、
制御電圧が、ノイズや、該制御電圧生成用の制御回路に
おける出力インピーダンスの変化等で不安定となって
も、電流導通時の電流変動を小さくできる。従って、比
較的簡単な回路構成で、出力の論理レベルの変動を抑制
することができる。
御用FETを直列に接続した場合、該定電流源用FET
のドレイン電圧を、制御用FETのゲートに印加する制
御電圧で制御できる。そのため、定電流源用FETのド
レイン電圧上昇によるドレイン電流の増加や降伏を防止
できる。
出力バッファ用ソースホロワFETと出力バッファ用定
電流源とを接続し、該出力バッファ用定電流源を駆動用
FET側の定電流源と同一の回路で構成している。その
ため、出力バッファ側についても、電流の導通/遮断機
能と安定な定電流特性が得られる。また、出力バッファ
用ソースホロワFETと出力バッファ用定電流源との間
にレベルシフタを設けた場合、該レベルシフタによって
出力レベルを任意の値にシフトすることが可能となる。
路図である。
制御電圧依存特性図である。
路図である。
路図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ソースが共通接続され2つの入力信号に
よりそれぞれオン,オフ動作する一対の駆動用FET
と、前記一対の駆動用FETの各ドレインにそれぞれ接
続された一対の負荷抵抗と、前記一対の駆動用FETの
共通ソースに接続され定電流の導通/遮断機能を持つ定
電流源とを、備えた差動増幅回路において、 前記定電流源は、制御電圧によってゲート制御される制
御用FETと、ゲートが固定電圧端子またはソースに接
続された定電流源用FETとを、前記共通ソースに直列
接続して構成したことを特徴とする差動増幅回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の差動増幅回路において、 前記一対の駆動用FETの各ドレイン電圧によってゲー
ト制御される一対の出力バッファ用ソースホロワFET
と、前記各ソースホロワFETのソースに直接またはレ
ベルシフタを介してそれぞれ接続された前記定電流源と
同一構成の2つの出力バッファ用定電流源とを、設けた
ことを特徴とする差動増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3259465A JP2713517B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 差動増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3259465A JP2713517B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 差動増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05102838A true JPH05102838A (ja) | 1993-04-23 |
JP2713517B2 JP2713517B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=17334454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3259465A Expired - Fee Related JP2713517B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 差動増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2713517B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01276921A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-07 | Fujitsu Ltd | 論理回路 |
JPH03213016A (ja) * | 1990-01-18 | 1991-09-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | インバータ回路 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP3259465A patent/JP2713517B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01276921A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-07 | Fujitsu Ltd | 論理回路 |
JPH03213016A (ja) * | 1990-01-18 | 1991-09-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | インバータ回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2713517B2 (ja) | 1998-02-16 |
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