JPH05102661A - 薄膜多層回路基板 - Google Patents
薄膜多層回路基板Info
- Publication number
- JPH05102661A JPH05102661A JP25726691A JP25726691A JPH05102661A JP H05102661 A JPH05102661 A JP H05102661A JP 25726691 A JP25726691 A JP 25726691A JP 25726691 A JP25726691 A JP 25726691A JP H05102661 A JPH05102661 A JP H05102661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring
- interlayer insulating
- layer
- circuit board
- thin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電子機器の構成に広く使用されるプリン
ト板ユニットの薄膜多層回路基板に関し、層間絶縁層の
形成時に基板端縁部の盛り上がりを無くして信頼性の高
い配線パターンが形成されることを目的とする。 【構成】 配線パターン2-1 を高密度に形成した絶縁基
板1の端縁部に、当該配線パターン2-1 を囲むよう複数
本のダミーパターン12-2を形成した配線層12と、上記絶
縁基板1の上面中央部に液状絶縁剤を滴下してスピーン
コートにより平面状に形成した層間絶縁層13を、セラミ
ックよりなる絶縁基板1のパターン形成面側へ交互に積
層する。
ト板ユニットの薄膜多層回路基板に関し、層間絶縁層の
形成時に基板端縁部の盛り上がりを無くして信頼性の高
い配線パターンが形成されることを目的とする。 【構成】 配線パターン2-1 を高密度に形成した絶縁基
板1の端縁部に、当該配線パターン2-1 を囲むよう複数
本のダミーパターン12-2を形成した配線層12と、上記絶
縁基板1の上面中央部に液状絶縁剤を滴下してスピーン
コートにより平面状に形成した層間絶縁層13を、セラミ
ックよりなる絶縁基板1のパターン形成面側へ交互に積
層する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器の構成に
広く使用されるプリント板ユニットの薄膜多層回路基板
に関する。
広く使用されるプリント板ユニットの薄膜多層回路基板
に関する。
【0002】最近、特にコンピュータシステムあるいは
大型通信機器等に使用される薄膜多層化配線基板は回路
規模の増大と高速化の要求に伴い、絶縁基板に形成され
る導体パターンは各層において微細化と高密度化が行わ
れるとともに低誘電率の薄膜多層回路基板が必要となっ
ている。
大型通信機器等に使用される薄膜多層化配線基板は回路
規模の増大と高速化の要求に伴い、絶縁基板に形成され
る導体パターンは各層において微細化と高密度化が行わ
れるとともに低誘電率の薄膜多層回路基板が必要となっ
ている。
【0003】そのため絶縁基板のパターン形成面側に配
線パターンを有する配線層と一定厚みの層間絶縁層とを
繰り返し順次形成して多層化しているが、しかしこの層
間絶縁層は配線層の上部にポリイミド樹脂液等をスピー
ンコートして形成しているために、各層間絶縁層を形成
するに際して絶縁基板の端縁部にポリイミド樹脂膜の盛
り上がりが発生して微細な配線パターンの形成に悪影響
を及ぼすので、平面状に層間絶縁層を形成された新しい
薄膜多層回路基板が必要とされている。
線パターンを有する配線層と一定厚みの層間絶縁層とを
繰り返し順次形成して多層化しているが、しかしこの層
間絶縁層は配線層の上部にポリイミド樹脂液等をスピー
ンコートして形成しているために、各層間絶縁層を形成
するに際して絶縁基板の端縁部にポリイミド樹脂膜の盛
り上がりが発生して微細な配線パターンの形成に悪影響
を及ぼすので、平面状に層間絶縁層を形成された新しい
薄膜多層回路基板が必要とされている。
【0004】
【従来の技術】従来広く使用されている薄膜多層回路基
板は、図2に示すようにセラミックよりなる絶縁基板1
のパターン形成面側に微細幅の配線パターン2-1 を高密
度に形成して配線層2を設け、その配線層2の上面中央
部に液状絶縁剤,例えばポリイミド樹脂液等を滴下させ
るとともに前記絶縁基板1を回転させ、前記ポリイミド
樹脂液を遠心力で絶縁基板1の上面に広げて端縁から飛
散させるスピーンコートにより、一定厚み,例えば約3
0μmの層間絶縁層3を形成している。
板は、図2に示すようにセラミックよりなる絶縁基板1
のパターン形成面側に微細幅の配線パターン2-1 を高密
度に形成して配線層2を設け、その配線層2の上面中央
部に液状絶縁剤,例えばポリイミド樹脂液等を滴下させ
るとともに前記絶縁基板1を回転させ、前記ポリイミド
樹脂液を遠心力で絶縁基板1の上面に広げて端縁から飛
散させるスピーンコートにより、一定厚み,例えば約3
0μmの層間絶縁層3を形成している。
【0005】そして、この層間絶縁層3の上面に再び微
細幅の配線パターン2-1 を形成した後に層間絶縁層3の
形成を繰り返すことにより、約5μmの配線層2と約3
0μmの層間絶縁層3をそれぞれ複数層有する薄膜多層
回路基板を形成している。
細幅の配線パターン2-1 を形成した後に層間絶縁層3の
形成を繰り返すことにより、約5μmの配線層2と約3
0μmの層間絶縁層3をそれぞれ複数層有する薄膜多層
回路基板を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の薄
膜多層回路基板で問題となるのは、図2に示すように配
線パターン2-1 を高密度に形成した配線層2の上面にポ
リイミド樹脂液等を滴下してスピーンコートにより層間
絶縁層3を形成すると、形成される層間絶縁層3は絶縁
基板1の端縁部では中央部のポリイミド樹脂膜に対して
約15%位の盛り上がりが発生する。
膜多層回路基板で問題となるのは、図2に示すように配
線パターン2-1 を高密度に形成した配線層2の上面にポ
リイミド樹脂液等を滴下してスピーンコートにより層間
絶縁層3を形成すると、形成される層間絶縁層3は絶縁
基板1の端縁部では中央部のポリイミド樹脂膜に対して
約15%位の盛り上がりが発生する。
【0007】そのため、この層間絶縁層3の上面に再び
配線層2を形成するパターン露光時のパターン形成用フ
イルムが端縁部で密着しなかったり、或いは端縁部に形
成される微細幅の配線パターン2-1 においては露光用光
線に対して傾斜するから露光に悪影響を与えてパターン
の信頼性を低下させるという問題が生じている。
配線層2を形成するパターン露光時のパターン形成用フ
イルムが端縁部で密着しなかったり、或いは端縁部に形
成される微細幅の配線パターン2-1 においては露光用光
線に対して傾斜するから露光に悪影響を与えてパターン
の信頼性を低下させるという問題が生じている。
【0008】本発明は上記のような問題点に鑑み、層間
絶縁層の形成時に基板端縁部の盛り上がりを無くして信
頼性の高い配線パターンが形成された新しい薄膜多層回
路基板の提供を目的とする。
絶縁層の形成時に基板端縁部の盛り上がりを無くして信
頼性の高い配線パターンが形成された新しい薄膜多層回
路基板の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1(a) に示
すように配線パターン2-1 を高密度に形成した端縁の空
白部に、当該配線パターン2-1 を囲むよう複数本のダミ
ーパターン12-2を形成した配線層と、図1(b) に示すよ
うに当該配線層12の上面中央部に液状絶縁剤を滴下して
スピーンコートにより平面状に形成した層間絶縁層13
を、セラミックよりなる絶縁基板1のパターン形成面側
へ交互に積層する。
すように配線パターン2-1 を高密度に形成した端縁の空
白部に、当該配線パターン2-1 を囲むよう複数本のダミ
ーパターン12-2を形成した配線層と、図1(b) に示すよ
うに当該配線層12の上面中央部に液状絶縁剤を滴下して
スピーンコートにより平面状に形成した層間絶縁層13
を、セラミックよりなる絶縁基板1のパターン形成面側
へ交互に積層する。
【0010】
【作用】本発明では、スピーンコートによる液状絶縁剤
の膜厚は、絶縁基板1の表面に形成された凹凸に対して
その形状どおり塗布されるがこの凹凸の間隔が狭い場合
には上面が平坦となる現象を有しているので、従来の基
板端縁部における盛り上がりが発生する内側と接触する
ようにその盛り上がり量と等しい厚みのダミーパターン
12-2を形成することにより、スピーンコートにより配線
パターン2-1 およびダミーパターン12-2上に広がる液状
絶縁剤と基板端縁部で盛り上がる絶縁剤の上面が平坦と
なるから、配線層12の上面に形成される層間絶縁層13は
平面状となってその層間絶縁層13の上に形成される配線
パターンの信頼性を向上させることが可能となる。
の膜厚は、絶縁基板1の表面に形成された凹凸に対して
その形状どおり塗布されるがこの凹凸の間隔が狭い場合
には上面が平坦となる現象を有しているので、従来の基
板端縁部における盛り上がりが発生する内側と接触する
ようにその盛り上がり量と等しい厚みのダミーパターン
12-2を形成することにより、スピーンコートにより配線
パターン2-1 およびダミーパターン12-2上に広がる液状
絶縁剤と基板端縁部で盛り上がる絶縁剤の上面が平坦と
なるから、配線層12の上面に形成される層間絶縁層13は
平面状となってその層間絶縁層13の上に形成される配線
パターンの信頼性を向上させることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下図面に示した実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1は本実施例による薄膜多層回路基
板の側断面図を示し、図中において、図2と同一部材に
は同一記号が付してあるが、その他の12は層間絶縁層の
基板端縁部の盛り上がりを防止するダミーパターンを形
成した配線層, 13は配線層に設けられる層間絶縁層であ
る。
詳細に説明する。図1は本実施例による薄膜多層回路基
板の側断面図を示し、図中において、図2と同一部材に
は同一記号が付してあるが、その他の12は層間絶縁層の
基板端縁部の盛り上がりを防止するダミーパターンを形
成した配線層, 13は配線層に設けられる層間絶縁層であ
る。
【0012】本発明の薄膜多層回路基板は、図1(a) に
示すようにセラミックよりなる絶縁基板1のパターン形
成面側に微細幅の配線パターン2-1を高密度に形成した
基板端縁の空白部に、当該配線パターン2-1 を三重で囲
むように枠状で5μm厚みのダミーパターン12-2aを形
成した配線層12を設け、その上面の中央部に従来と同一
条件の液状絶縁剤,例えばポリイミド樹脂液等を滴下さ
せるとともに前記絶縁基板1を回転させて、図1(b) に
示すようにその遠心力で液状絶縁剤を一定厚みに広げて
端縁から飛散させるスピーンコートにより平坦状の層間
絶縁層13を形成している。
示すようにセラミックよりなる絶縁基板1のパターン形
成面側に微細幅の配線パターン2-1を高密度に形成した
基板端縁の空白部に、当該配線パターン2-1 を三重で囲
むように枠状で5μm厚みのダミーパターン12-2aを形
成した配線層12を設け、その上面の中央部に従来と同一
条件の液状絶縁剤,例えばポリイミド樹脂液等を滴下さ
せるとともに前記絶縁基板1を回転させて、図1(b) に
示すようにその遠心力で液状絶縁剤を一定厚みに広げて
端縁から飛散させるスピーンコートにより平坦状の層間
絶縁層13を形成している。
【0013】そして、この層間絶縁層13の上面に前記と
同様な微細幅の配線パターン2-1 を高密度に形成すると
ともに、上記三重で囲むように形成されたダミーパター
ン12-2aの間に位置するように二重のダミーパターン12
-2bを形成して、この配線層12の上面に再びスピーンコ
ートにより平坦状の層間絶縁層13を形成することを繰り
返すことにより、平坦状の層間絶縁層13を介在させて三
重のダミーパターン12-2aを形成した配線層12と二重の
ダミーパターン12-2bを形成した配線層12をそれぞれ複
数層有する薄膜多層回路基板を構成している。
同様な微細幅の配線パターン2-1 を高密度に形成すると
ともに、上記三重で囲むように形成されたダミーパター
ン12-2aの間に位置するように二重のダミーパターン12
-2bを形成して、この配線層12の上面に再びスピーンコ
ートにより平坦状の層間絶縁層13を形成することを繰り
返すことにより、平坦状の層間絶縁層13を介在させて三
重のダミーパターン12-2aを形成した配線層12と二重の
ダミーパターン12-2bを形成した配線層12をそれぞれ複
数層有する薄膜多層回路基板を構成している。
【0014】その結果、液状絶縁剤のスピーンコートで
形成される層間絶縁層13は、従来の基板端縁部に発生す
る盛り上がり量と等しい厚みのダミーパターン12-2が形
成されているのでその上面は平面状となり、この層間絶
縁層13の上に形成される配線パターンの信頼性を向上さ
せることができる。
形成される層間絶縁層13は、従来の基板端縁部に発生す
る盛り上がり量と等しい厚みのダミーパターン12-2が形
成されているのでその上面は平面状となり、この層間絶
縁層13の上に形成される配線パターンの信頼性を向上さ
せることができる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば極めて簡単な構成で、層間絶縁層の上面が平面状
となって信頼性の高い配線パターンが形成できる等の利
点があり、著しい経済的及び、信頼性向上の効果が期待
できる薄膜多層回路基板を提供することができる。
よれば極めて簡単な構成で、層間絶縁層の上面が平面状
となって信頼性の高い配線パターンが形成できる等の利
点があり、著しい経済的及び、信頼性向上の効果が期待
できる薄膜多層回路基板を提供することができる。
【図1】 本発明の一実施例による薄膜多層回路基板を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図2】 従来の薄膜多層回路基板を示す側断面図であ
る。
る。
1は絶縁基板、2-1 は配線パターン、12は配線層、12-
2,12-2a, 12-2bはダミーパターン、13は絶縁層、
2,12-2a, 12-2bはダミーパターン、13は絶縁層、
Claims (1)
- 【請求項1】 配線パターン(2-1) を高密度に形成し
た絶縁基板(1) の端縁部に、当該配線パターン(2-1) を
囲むよう複数本のダミーパターン(12-2)を形成した配線
層(12)と、上記絶縁基板(1) の上面中央部に液状絶縁剤
を滴下してスピーンコートにより平面状に形成した層間
絶縁層(13)を、絶縁基板(1) のパターン形成面側に順次
積層したことを特徴とする薄膜多層回路基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25726691A JPH05102661A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 薄膜多層回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25726691A JPH05102661A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 薄膜多層回路基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05102661A true JPH05102661A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17303997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25726691A Withdrawn JPH05102661A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 薄膜多層回路基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05102661A (ja) |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP25726691A patent/JPH05102661A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |