JPH05101224A - 文字読取方法 - Google Patents

文字読取方法

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JPH05101224A
JPH05101224A JP3283864A JP28386491A JPH05101224A JP H05101224 A JPH05101224 A JP H05101224A JP 3283864 A JP3283864 A JP 3283864A JP 28386491 A JP28386491 A JP 28386491A JP H05101224 A JPH05101224 A JP H05101224A
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JP3283864A
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Inventor
Tsutomu Oki
勉 大木
Naohiko Itsunuki
直彦 五貫
Kazuhiko Miyazaki
和彦 宮崎
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
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Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼材などの対象物にペイント吹付け式印字装
置等で印字され、文字のかすれやただれがあっても確実
に読取ることができる文字読取方法を提供する。 【構成】 対象物に印字された文字列を撮影し、撮影さ
れた画像から文字列のみを2値化し、更に各文字に切取
って文字の判定を行う際に、文字一文字毎に複数の判別
領域を設定し、その判別領域に於て基準データと比較し
て、その判定率より文字を判定し、特定することによ
り、対象物に印字された文字列の映像信号を2値化し、
各文字を判定して特定する際の判断が適正化されること
から、文字を的確に読取ることが可能となり、文字認識
に於ける識別性が向上し、鋼材の端面等に機械式にペイ
ントされた文字を読取るための常駐オペレータが不要と
なることから作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼材の端面等の対象物
にペイント吹付け式の印字装置で印字された文字を読取
るための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、対象物の表面に印字された文
字列をカメラで撮影し、その画像の文字列の部分を2値
化して抽出し、更にこの2値データから各文字を判別す
ることにより文字列の内容を読取る文字読取装置があ
る。このような装置の一例として特開平2−15348
8号公報には、印字文字列の前後を特定のマークで囲
み、文字列のスタート、エンド、長さ及び延在方向等を
容易に認識し得るようにすることで文字読取りの汎用性
及び信頼性が向上した文字読取装置が開示されている。
【0003】一方、従来から鋼材を加熱するための加熱
炉入口に於ては、搬送されてきた鋼材が加熱対象の鋼材
であるか否かを、鋼材の表面に印字されたシリアル番号
などの文字列から判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この文字列の判断に上
述の如き文字読取装置を用いると良いが、これらは文字
形状及び文字の太さが常に一定であり、かつ文字の一部
がかすれたりすることがない数字や記号を対象としてい
ることから、その判別アルゴリズムが文字のかすれやた
だれを考慮したものでなく、また例えば鋼材にペイント
吹付け式印字装置で印字された文字は太さや文字品質が
不安定であること、場合により文字が隣接していること
などから読取ることが困難であるため、実際にはオペレ
ータが常に鋼材に印字されたペイント文字列を読取り、
判断しなければならず作業効率が低下しがちであった。
【0005】本発明は上記問題点を解消し、鋼材などの
対象物にペイント吹付け式印字装置等で印字され、文字
のかすれやただれがあっても確実に読取ることができる
文字読取方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本発明に
よれば、対象物に印字された文字を撮影し、撮影された
画像から文字部分を2値データとして抽出し、所定のア
ルゴリズムで前記文字を判別する文字読取方法に於て、
前記画像から各文字部分を切取り、1文字の領域内に複
数の判別領域を設定し、各判別領域の2値データを予め
設定された基準データと比較して判定し、その判定率に
より文字を特定することを特徴とする文字読取方法を提
供することにより達成される。
【0007】
【作用】このように、対象物に印字された文字列を撮影
し、撮影された画像から文字列のみを2値化し、更に各
文字に切取って文字の判定を行う際に、文字一文字毎に
複数の判別領域(ウインドウ)を設定し、その判別領域
に於て基準データと比較して、その判定率より文字を判
定し、特定することにより、対象物に印字された文字の
認識性能が向上する。また、対象物に印字された文字列
を撮影する際にカメラ及び照明手段を適正位置に移動す
ることにより、撮影条件を常に一定にできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0009】図1は文字読取装置の装置構成図である。
工業用カメラ1は、クレーン等により搬送される鋼材2
の端面2aに対向する位置には配設されている。この工
業用カメラ1はX軸(左右)、Y軸(前後)、Z軸(上
下)の3軸方向に移動可能なようにトラバーサ3、4、
5をもって支持されている。また、工業用カメラ1には
鋼材2の端面2aの表面温度を測定するための放射温度
計6が付設されている。工業用カメラ1と鋼材2との間
には照明装置7がY軸方向、即ち鋼材2に対して近接/
離反する方向に移動可能なようにトラバーサ8をもって
支持されている。更に、鋼材2の上方には該鋼材2の端
面2aの上記Y軸方向位置を検出するための工業用カメ
ラ9が固設されている。
【0010】鋼材2の端面2aには、予めペイント吹き
付け式印字装置により一文字当り横5ドット、縦7ドッ
トのマトリックス文字が7文字からなる文字列10が印
字されている。この文字列10は文字の桁数、文字間
隔、文字形状、文字の印字方向並びに文字の大きさは略
同一であるが、ペイント装置のメンテナンス状態により
文字の太さや濃淡に違いが生じるものである。また各文
字の印字位置は鋼材の左右上下端から常に一定ではなく
鋼材の種類によって異なるものである。
【0011】一方、両カメラ1、9は、その画像信号を
解析するための画像処理装置11に接続され、映像信号
を後記するアルゴリズムに基づき2値化して鋼材印字端
面位置計測及び文字の読取り処理を行うようになる。画
像処理装置11はコンピュータ13に接続されている。
コンピュータ13は、各トラバーサ3、4、5、8を駆
動するトラバースコントローラ14への画像処理装置1
1からの画像データに基づく工業用カメラ1及び照明装
置7の移動位置の指示、工程管理用コンピュータ15と
データのやりとり、放射温度計6からの温度信号を取込
み等を行い、当該文字読取装置を統括的に制御してい
る。
【0012】図2は、画像処理アルゴリズムを実行する
ための画像処理装置11の内部構成図である。工業用カ
メラ1及び工業用カメラ9は、2値化回路18に接続さ
れた信号切替部17に接続され、その処理目的によりそ
の画像データが選択的に2値化回路18に送られるよう
になっている。2値化回路18に送られた映像データは
2値化データに変換され、内部バスBを介してCPU1
9に送られ、プログラムメモリ20に記憶されたプログ
ラムに従って処理されることとなる。また、その処理結
果は表示装置21に表示されると共に入出力インタフェ
ース22を介してコンピュータ13に送られるようにな
っている。
【0013】次に本実施例における文字読取装置の作動
要領について図3及び図4のフロー図に沿って説明す
る。
【0014】まず、ステップ1にて鋼材2が搬送される
と、ステップ2に進み、放射温度計6をもって鋼材2の
端面2aの表面温度を測定する。そして、ステップ3に
てこの鋼材2に於ける2値化の閾値レベルを決定する。
【0015】ここで、鋼材温度により照明など他の撮影
条件が同じであっても文字のみを浮き出させるために最
適な2値化の閾値レベルは異なる。図5に最適な2値化
の閾値レベルと鋼材温度の関係を示す。この図4に於て
横軸は図2の2値化回路18の2値化の閾値レベルであ
り、256段階のレベル設定が可能であり、2値化の閾
値レベルが高いほど映像信号の照度が高い値で2値化さ
れる。従って、放射温度計6で鋼材2の表面温度を測定
し、その鋼材温度に対応した2値化レベルをコンピュー
タ13が決定し、画像処理装置11の2値化回路18に
対して設定する。
【0016】図3のステップ4〜ステップ10は工業用
カメラ1及び照明装置7の鋼材2の端面2aに対する位
置を決めるためのフローである。
【0017】ここで、鋼材2はクレーン等で測定位置に
搬送されるが、人間の操作により搬送するために鋼材2
の搬送位置は必ずしも一定ではない。また文字列10の
印字位置も鋼材2の端面2aの左右上下の縁部から必ず
しも一定ではなく、工業用カメラ1の設置位置を固定す
るとその撮影画界内に文字列10が入らないことが発生
する。そこで、図6に示すように工業用カメラ1の撮影
画界に鋼材4の文字印字位置が入るように工業用カメラ
1の位置を移動させる必要がある。また工業用カメラ1
の撮影画界に占める文字列10の幅が極力大きくなる位
置に移動することで、測定画界内の文字データの情報量
が多くなり、文字の特徴を測定する際の精度が向上す
る。
【0018】まず、ステップ4にて工業用カメラ1で鋼
材2の端面2aを撮影し、その映像信号を画像処理装置
11に取込み、ステップ5にて端面2a上の文字列10
のみが取り出されるような2値化処理を行い、文字列の
みを抽出する。そして、該ステップにて、図7に示すよ
うに、工業用カメラ1の撮影画界24に於ける文字列1
0のZ軸方向、即ち上下方向の輝度レベル分布からCP
U19にて文字列10の上端(Z1)、下端(Z2)を
決定すると共にX軸方向、即ち左右方向の輝度レベル分
布から、左端(X1)、右端(X2)を決定し、更に文
字列10のある領域の中心(X3,Z3)を求める。
【0019】次のステップ6では、工業用カメラ1のY
軸方向即ち前後方向位置を決定するために、鋼材2の端
面2aの上部から工業用カメラ9で鋼材2を撮影する。
その映像信号を画像処理装置11に取込み、2値化処理
を行って図8に示すように、工業用カメラ9の撮影画界
25に於ける鋼材2の画像のみを抽出し、その画像のY
軸方向の輝度レベル分布からCPU19にて鋼材端部の
Y座標(Y1)を決定する。
【0020】次にステップ7に進み、コンピュータ13
により上記各座標X3、Y1、Z3と工業用カメラ1の
現在位置とから、工業用カメラ1の撮影画界24に占め
る文字列10の画像幅ができる限り大きくなるような工
業用カメラ1の位置として最適な座標(X3,Y1−
β,Z3)を決定する。ここで、βはコンピュータ13
により演算された工業用カメラ9と鋼材2との最適な間
隔である。次のステップ8では、上述のように求められ
た工業用カメラ1の最適な座標(X3,Y1−β,Z
3)データを基にコンピュータ13はトラバーサコント
ローラ14を介してトラバーサ3、4、5を駆動して文
字列10を最適な撮影画界でとらえることができる位置
に工業用カメラ1を移動する。
【0021】一方、照明装置7は鋼材2の端面2aを照
明し、該端面2aにペイントされた文字列10を浮かび
上がらせるための照明であるが、図9に示すように照明
装置7は鋼材2の斜め下から鋼材2の端面2aを照明し
ている。その際、照明装置7は端面2aが撮影に最適な
照度となる位置に配置する必要がある。この照明位置が
端面2aから遠過ぎる場合(A)は、端面2aの上側部
分が明るくなることで、工業用カメラ1で撮影された映
像信号を2値化した場合に、端面2aの文字列10以外
の上端部分にノイズが発生する。また、逆に照明位置が
端面2aに近過ぎる場合(B)は、端面2aの下側部分
が明るくなることで、工業用カメラ1で撮影された映像
信号を2値化した場合に、端面2aの文字列10以外の
下端部分にノイズが発生する。
【0022】そこで、図3のフローに於けるステップ9
にて鋼材端部のY座標(Y1)を使用し、コンピュータ
13で照明装置7の最適な位置(Y1−α)を求め、ス
テップ10にてこのデータを基にコンピュータ13はト
ラバーサコントローラ14を介してトラバーサ8を駆動
し、照明装置7を最適照明位置(Y1−α)へ移動す
る。そしてステップ11にて以下に述べる文字読取りア
ルゴリズムに基づくフロー(図4)により鋼材2の端面
2aの文字を読取ることとなる。
【0023】次に、2値化信号から文字列、一文字毎の
文字位置を決定し、一文字毎の文字を読取り、読取り結
果の判定を行うまでのアルゴリズムを第4図に示す処理
フローに沿って説明する。
【0024】まず、ステップ21にて2値化処理後の初
期画界(図10)内から7個の文字からなる文字列10
の位置(外接長方形座標)を検出し、初期ウインドウを
設定する。この初期ウインドウは左上座標を(X,
Y)、ウインドウの横幅をL、縦幅をMとするウインド
ウである。ここで、初期画界の座標単位は画像処理画素
数とし、画界左上を(0,0)、右下を(299,29
9)とする。なお初期画界内に文字列10以外の明点
(白点)が含まれている場合にはノイズと判断する。
【0025】次にステップ22〜ステップ27にて初期
ウインドウの横幅Lの補正を行う。即ち、文字列10は
一文字当り横5ドット、縦7ドットのマトリックスによ
り表現された7個の数字で構成されている。この数字が
全て同じ横幅がであればステップ21で求めた文字列の
横幅Lを7等分することで各文字のX座標が決められる
が、図11(a)、(b)、(c)に示すように、文字
「1」の横幅は他の文字に比べて短いため、文字列10
の左端、右端の一方または両方が「1」であった場合、
初期ウインドウの横幅Lが本来の文字列10の横幅より
も短くなり7等分した場合の各文字のX座標に誤差を生
じる。そこで、文字列10の左端、右端の一方または両
方が「1」であった場合には初期ウインドウの横幅Lを
補正することでこの誤差の発生を防止する。
【0026】ステップ22では、初期ウインドウから左
端の文字のみを抽出し、判別する。一文字の判定は一文
字当たりに複数個の判別ウインドウ(領域)を設定し、
そのウインドウ内の2値化データの横幅、縦幅、面積を
測定し、判別する。具体的に判別ウインドウを20個用
いた例を図12(a)〜(e)を参照して説明する。図
12(a)〜(e)に示すように、各数字の特徴を捉え
易い20個の判別ウインドウ(W0〜W19)を左端か
ら一文字分の基準幅の間にかけ、各判別ウインドウの横
幅・縦幅・面積を予め各判別ウインドウ毎に設定された
各数字(0〜9)の判定テーブルと正誤比較し、その正
当数を積算することにより、その結果が最も高い文字
(数字)を左端の文字であると認識する。
【0027】ここで、いくつかの判別ウインドウが部分
的に重なっている。このため、また上記したように各数
字の特徴を捉え易い部分に判別ウインドウを設定してい
ることから、一文字分の領域を通常のマトリックス状に
分割した場合と異なり、その判定確実性は著しく高くな
っている。
【0028】また、印字不良による文字の太さ、濃淡の
変化に対応するため、2値化データを明点非反転モード
(文字を白色、背景を黒色(a)、(c)、(e))と
明点反転モード(文字を黒色、背景を白色(b)、
(d))とに切替えて判別ウインドウの横幅・縦幅・面
積を測定するようになっている。
【0029】この左端文字の判定では、ステップ21で
求めた初期ウインドウより例えば30%(実際には任意
の量であって良い)左側の位置よりステップ22の判定
を行い、各判別ウインドウ(W0〜W19)を1画素ず
つ右にシフトしながら同様な判定を例えば16回(実際
には任意の回数であって良い)行い、正当数の積算結果
が最高となった文字(数字)を左端文字とし、その位置
を左端位置とする。
【0030】そして、ステップ23に進み、左端文字が
「1」であるか否かを判別し、左端文字が「1」の場合
には左端文字の文字幅が本来の文字幅よりも狭くなって
いることから、図11(a)に示すように、その左端位
置を設定値XL画素分、左側に補正する(ステップ2
4)。
【0031】次に、ステップ25に進み、上記と同様に
して右端の文字判定を行う。即ち、初期ウインドウの右
端から一文字分の基準幅の間に上記20個の判別ウイン
ドウをかけ、各判別ウインドウの横幅・縦幅・面積を上
記判定テーブルと正誤比較し、その正当数を積算するこ
とにより、その結果が最も高い文字(数字)を左端の文
字であると認識する。また、この右端文字の判定では、
ステップ21で求めた初期ウインドウより例えば30%
右側の位置よりステップ25の判定を行い、各判別ウイ
ンドウを1画素ずつ左にシフトしながら同様な判定を1
6回行い、正当数の積算結果が最高となった文字(数
字)を右端文字とし、その位置を右端位置とする。
【0032】そして、ステップ26に進み、右端文字が
「1」であるか否かを判別し、右端文字が「1」の場合
には右端文字の文字幅が本来の文字幅よりも狭くなって
いることから、図11(b)に示すように、その右端位
置を設定値XR画素分、右側に補正する(ステップ2
7)。従って、例えば左右両端の文字が共に「1」であ
った場合、図11(c)に示すように、初期ウインドウ
から左右の幅をXL及びXRだけ補正することとなる。
【0033】次のステップ28では、上記ステップ21
〜ステップ27で決定された文字列10の左端、右端位
置より文字列10の横幅を求め、それを7等分すること
により全文字位置を決定し、既にステップ22及びステ
ップ25にて求められた左右両端の文字を除いた残りの
左から2番目から6番目までの文字を判定する。
【0034】そして、ステップ29にて画像処理装置1
1の表示装置21に文字判定結果を表示する。また、判
別ウインドウの正当数が最高の文字が単独に存在しなか
った場合には判定不能としてその文字を「?」として表
示し、ステップ30に進む。
【0035】ステップ30では、画像処理装置11から
コンピュータ13に判定結果を伝送し、コンピュータ1
3はその判定結果と工程管理用コンピュータ15からの
印字文字データとを照合し、該当データがなければ異常
であると判断し、外部へアラーム信号を出力する。この
ようにコンピュ−タ13により最終的に文字判定結果と
印字文字データとを照合することで装置としての信頼性
を向上することが可能となっている。
【0036】尚、本装置は文字以外にアルファベット、
カタカナ、記号の混在した文字列であっても、その文字
形状、文字間隔、印字方向、文字桁数が予め判明してい
るものであれば読取り可能である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の文字読取
方法によれば、対象物に印字された文字列を撮影し、撮
影された画像から文字列のみを2値化し、更に各文字に
切取って文字の判定を行う際に、文字一文字毎に複数の
判別領域を設定し、その判別領域に於て基準データと比
較して、その判定率より文字を判定し、特定することに
より、対象物に印字された文字列の映像信号を2値化
し、各文字を判定して特定する際の判断が適正化される
ことから、文字を的確に読取ることが可能となり、文字
認識に於ける識別性が向上し、鋼材の端面等に機械式に
ペイントされた文字を読取るための常駐オペレータが不
要となることから作業性が向上する。以上のことから本
発明の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく文字読取方法の一実施例を説明
する装置構成図である。
【図2】画像処理アルゴリズムを実行するための画像処
理装置の構成図である。
【図3】工業用カメラで撮影した画像の2値化の閾値レ
ベルの決定と工業用カメラ1ならびに照明装置の位置調
整を行うための処理フローである。
【図4】文字読取りアルゴリズムの処理フローである。
【図5】鋼材温度と最適な2値化の閾値レベルとの対応
グラフである。
【図6】文字と撮影画界との関係を示す説明斜視図であ
る。
【図7】鋼材の端面上の文字列の位置を検出する方法を
説明するX軸及びZ軸方向に投影した輝度レベルを示す
図である。
【図8】鋼材の端面上の文字列の位置を検出する方法を
説明するX軸及びY軸方向に投影した輝度レベルを示す
図である。
【図9】鋼材に対する工業用カメラ及び照明装置の位置
関係を示す模式的側面図である。
【図10】判別する文字列に外接する初期ウインドウを
示す正面図である。
【図11】(a)は判別する文字列の左端が「1」の時
の初期ウインドウの横幅補正量を示す説明図であり、
(b)は判別する文字列の右端が「1」の時の初期ウイ
ンドウの横幅補正量を示す説明図であり、(c)は判別
する文字列の左右両端が「1」の時の初期ウインドウの
横幅補正量を示す説明図である。
【図12】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)
は、判別する文字列の一文字に対する判別ウインドウの
設定位置を示す説明図である。
【符号の説明】
1 工業用カメラ 2 鋼材 2a 端面 3、4、5 トラバーサ 6 放射温度計 7 照明装置 8 トラバーサ 9 工業用カメラ 10 文字列 11 画像処理装置 13 コンピュータ 14 トラバースコントローラ 15 工程管理用コンピュータ 17 信号切替部 18 2値化回路 19 CPU 20 プログラムメモリ 21 表示装置 22 入出力インタフェース 24、25 工業用カメラの撮影画界
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 和彦 北九州市戸畑区大字中原46−59 日鐵プラ ント設計株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に印字された文字を撮影し、撮
    影された画像から文字部分を2値データとして抽出し、
    所定のアルゴリズムで前記文字を判別する文字読取方法
    に於て、 前記画像から各文字部分を切取り、1文字の領域内に複
    数の判別領域を設定し、各判別領域の2値データを予め
    設定された基準データと比較して判定し、その判定率に
    より文字を特定することを特徴とする文字読取方法。
  2. 【請求項2】 前記文字の印字面と前記印字面を撮影
    するカメラとの間隔及び前記文字の印字面と前記印字面
    の照明手段との間隔を測定し、 前記測定手段の測定結果に基づき撮影時に前記カメラ及
    び前記照明手段を前記印字面に対する最適な撮影位置に
    移動させることを特徴とする請求項1に記載の文字読取
    方法。
JP3283864A 1991-10-04 1991-10-04 文字読取方法 Pending JPH05101224A (ja)

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JP2021093225A (ja) * 2021-03-19 2021-06-17 キヤノン株式会社 情報処理装置、プログラム、情報処理方法

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