JPH0510038Y2 - - Google Patents

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JPH0510038Y2
JPH0510038Y2 JP4663986U JP4663986U JPH0510038Y2 JP H0510038 Y2 JPH0510038 Y2 JP H0510038Y2 JP 4663986 U JP4663986 U JP 4663986U JP 4663986 U JP4663986 U JP 4663986U JP H0510038 Y2 JPH0510038 Y2 JP H0510038Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、双方が位置決めして嵌合される閉蓋
と蓋受け枠に関する。
(従来の技術) 実願昭54−131467に係る考案は、蓋受け枠の上
面に矢印を表示し、該蓋受け枠に嵌合する閉蓋の
表面にも矢印を表示して双方の矢印を一致させる
ことにより、その下部に設置した地中埋設枠内を
流通する流体の流通方向を明示している。
而して、閉蓋の矢印を一致させるために閉蓋の
側端面に山形の突起を設け、蓋受け枠の側端面に
は閉蓋の突起が嵌入するV形の凹部を欠設して該
突起及び凹部を設けた箇所にそれぞれ矢印を表示
するとともに、突起と凹部の凹凸嵌合によつて閉
蓋の回転防止している。
又、閉蓋が蓋受け枠の密嵌するよう、蓋受け枠
の側端面及び蓋受け段部、閉蓋の裏面縁部を機械
加工している。
(考案が解決しようとする問題点) 蓋受け枠の側端面には、凹部が欠設されている
が、側端面及び蓋受け段部を機械加工するにあた
つては、突起物がないから何等支障なく容易に加
工できる。しかし、閉蓋の側端面には突起が設け
られているため、該突起を避けて機械加工するに
は加工費が嵩み経済性に欠けて生産コストが著し
く高くなる。
そして、側端面の機械加工を怠ると蓋受け枠と
閉蓋の間に隙が生じ、車両の通行による閉蓋の摺
動が発生して双方が早期に摩耗し、閉蓋が地表面
より下落する。
(問題点を解決するための手段) 円形の蓋受け枠に形成される蓋受け段部と嵌合
時に接触しない裏面の縁部寄りに突部を垂設し、
該突部に求心方向へ係止杆を挿通するとともに、
係止杆の外突部を前記蓋受け段部と接触する位置
まで外方へ突出させた閉蓋と、蓋受け段部の水平
面に前記閉蓋の係止杆の外突部が嵌合する凹部を
欠設するとともに、該凹部を挟む両側には、前記
閉蓋に垂設された突部が嵌合する係止突部を、蓋
受け段部の水平面から若干低い位置で、且つ該段
部の内周面から求心方向に内突した蓋受け枠とか
らなることにより、閉蓋と蓋受け段部の全ての接
触面が簡単に機械加工可能で、経済性に勝れ生産
コストが安く、且つ閉蓋と蓋受け枠とを密嵌する
ことによつて、閉蓋の摺動摩耗が生じることのな
い耐久性に富む製品を得ることを目的とする。
(作用及び実施例) 蓋受け枠と閉蓋の嵌合にあたつては、蓋受け枠
の蓋受け段部上を閉蓋裏面の突部に挿通した係止
杆の外突部が摺動しながら回動し、該外突部が蓋
受け枠に欠設された凹部に落ち込むと回動が阻止
されるとともに、機械加工され平滑面を形成する
蓋受け段部と閉蓋裏面縁部及び側端面とが各々密
嵌する。
以下、本考案の実施例を図面に従つて詳述す
る。
第1図乃至第8図に示すように、鉄製の円形蓋
受け枠1の内周面をL形に形成して蓋受け段部2
とし、該蓋受け段部2の上部から外方へ鍔縁3を
延設して表面の両側縁を残し、略全面を凹陥面4
とするとともに、凹陥面4には多数個の短円筒状
の突起5を突設して凹陥面4に合成樹脂材が充填
できる構造とする。
蓋受け段部2の水平面2aには、凹部6を欠設
するとともに、該凹部6を挟む水平面2aの両側
には、係止突部7,7を水平面2aよりも若干低
い位置で求心方向に内突する。8は蓋受け枠1の
裏面に垂設した補強リブであり、又、9は流体方
向を示す矢印で蓋受け枠1の表面に表わしてい
る。而して、蓋受け段部2全面を機械加工して平
滑面に形成する。
円形の閉蓋10の裏面縁部寄りに突部11を垂
設するとともに、該突部11に求心方向へボルト
からなる係止杆12を挿通し、係止杆12の外突
部12aを前記蓋受け段部2に欠設した凹部6に
係合させる長さに外突し、且つ突部11を前記蓋
受け段部2から内突した係止突部7,7間に係合
させることにより、閉蓋10の回動と飛び出しを
阻止することができる。
突部11は、閉蓋10と蓋受け段部2の接触面
から離隔した位置、即ち閉蓋10の裏面縁部寄り
に垂設し、且つ係止突部7,7間に係合する位置
に設けることにより、閉蓋10と蓋受け段部2の
全ての接触面が機械加工可能であることを特徴と
する。
係止杆12の内突部には、盗難防止用のくさり
13を止着するとともに、くさり13の他端を蓋
受け枠1の裏面に設けた凸部18に止着してい
る。
他の実施例として第9図乃至第15図に示すよ
うに、蓋受け枠1の鍔縁3の上面を彎曲し、且つ
表面に短い凹溝14を多数個同心円状に凹設す
る。鍔縁3の上面を彎曲させることにより、外方
に向かつて緩やかな下り勾配となる傾斜が付さ
れ、寒冷地においては、除雪車の排雪板が該傾斜
面上の積雪を剥がし取るのに都合の良い形状とし
ている(平坦面の積雪は剥離させ難いが、このよ
うに若干の勾配を付すことにより、非常に剥離し
易くなるのである)。又、鍔縁3の外側面を下方
に長く形成し、排雪板が当衝しても損傷すること
のないよう頑丈な構造としている。而して、表面
の凹溝14群は、夏期において露出したときの滑
り止めを果たすものである。
又、他の実施例として第16図乃至第22図に
示すように、嵩上げ用の蓋受け枠15として枠体
の下面にスカート部16,16′を2段に垂設し、
該スカート部16を下部における地中埋設枠の上
面に設けた段部2に適宜厚さにモルタル詰めを施
し、高さを調節して蓋受け枠15の上面を地表面
と一致させて設置するものである。又、この蓋受
け枠15は補強リブ8に鉄筋挿通口17をそれぞ
れ穿設し、該鉄筋挿通口17に鉄筋を挿通するこ
とによつて、各補強リブ8間に形成された空間に
充填するコンクリートとの親着性の向上を図つて
いる。更に、スカート部16′には、下部におけ
る地中埋設枠に設けられた係止突部7,7及びく
さり13が当たらないように切欠き16aを設け
ている。
他の実施例としては、第23図乃至第26図に
示すように、蓋受け段部2の水平面2aの内周面
をL形に切除して中蓋受け段部2bを形成する。
この中蓋受け段部2bには、上縁に鍔縁19aを
延設し、側壁の一部を求心方向へ凹陥させて彎曲
部19bとした浅皿形の中蓋19を嵌合するとと
もに、該中蓋19の内底面に一対のL形のガイド
部材20を植立し、又一対のガイドレール20a
を平行して突設し、該ガイド部材20の内壁面と
ガイドレール20a上にわたつて銘板21を挿脱
自在に嵌挿する。
又、他の実施例としては、第27図乃至第30
図に示すように、鍔縁3を外方に向かつて緩やか
な下り勾配となる傾斜を付した蓋受け枠1の水平
面2aの内周面をL形に切除して中蓋受け段部2
bを形成し、前記銘板付き中蓋19の鍔縁3を嵌
合する。
更に、他の実施例としては、第31図乃至第3
3図に示すように、嵩上げ用の蓋受け枠15の水
平面2aの内周面をL形に切除して中蓋受け段部
2bを形成し、前記実施例と同様に銘板付き中蓋
19を嵌合する。
而して、上記実施例における中蓋受け段部2b
には、第34図に示すように、仕切弁22の弁棒
22aの開閉度を地上から確認すべく開栓器用開
度計を内蔵した開度計ユニツト23をその下面に
垂設してなる開度計用中蓋19′を嵌合し、開度
計駆動軸24と弁棒22aを連結棒25で連結す
る。
(考案の効果) 本考案はこのようにして成るから、蓋受け枠1
及び嵩上げ用蓋受け枠15と閉蓋10との接触面
を全て機械加工で容易に平滑面に形成できるか
ら、経済性に勝れ生産コストを低減できる。
又、閉蓋10の嵌合にあたつては、該閉蓋10
の突部11に挿通した係止杆12の外突部12a
が、蓋受け段部2の水平面2a上を摺擦しながら
移動し、凹部6に陥入して正位置で正確に蓋受け
枠1または嵩上げ用蓋受け枠15に密嵌する。そ
して、正位置以外では外突部12aが水平面2a
に乗つたままの状態であるため、双方が絶対に密
嵌しない。
更に、一端密嵌すると閉蓋の突部11と蓋受け
枠の係止突部7,7の凹凸嵌合とは相俟つて、閉
蓋の回転と飛び出しを確実に阻止するとともに、
その接触面を全て機械加工しているから、閉蓋と
蓋受け枠に隙がなく双方が摩耗損傷したりガタツ
キを生じることがない。
又、蓋受け枠1または嵩上げ用蓋受け枠15に
設けた中蓋受け段部2bに中蓋19を嵌合し、且
つ中蓋19に銘板21を装着した場合は、銘板2
1に給水方向、弁の種類、弁の開栓方向、仕切弁
22の作用する区域等を明示することができる。
このとき、銘板21はガイドレール20a,20
aに載置されているから、ガイド部材20,20
への係脱が容易であり、且つ中蓋19の内底面に
銘板21の面が接触しないため記載事項が消失す
る恐れがない。更に、開度計用中蓋19′に開栓
器用開度計を装着した場合は、地上から開閉作業
ができ弁の操作が容易であるとともに、開閉度を
読み取ることにより弁の締め過ぎ、又は締め込み
不足が生じることがなく、適正な弁の開閉操作を
行うことができる。しかも、中蓋19の彎曲部1
9bを把持すると、中蓋19の着脱が容易であ
り、又、彎曲部19bにより形成される空間に
は、係止突部7,7が位置するとともに、該空間
に閉蓋10を繋止した鎖13を垂下させるから、
閉蓋10を完全に密嵌できるのである。
このように本考案は構造は堅牢で耐久性に富み
然も製造容易な有用考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2図
は同底面図、第3図は第1図におけるA−A断面
図、第4図は第1図におけるB−B矢視拡大図、
第5図は外突部に係合した状態を示す同拡大図、
第6図は閉蓋と蓋受け枠が密嵌している状態を示
す要部切欠縦断面図、第7図は同底面図、第8図
は第5図におけるC−C断面図、第9図は他の実
施例を示す平面図、第10図は同底面図、第11
図は第9図におけるA−A断面図、第12図は第
9図におけるB−B矢視拡大図、第13図は外突
部に係合した状態を示す同拡大図、第14図は閉
蓋と蓋受け枠が密嵌している状態を示す要部拡大
縦断面図、第15図は同底面図、第16図は他の
実施例を示す平面図、第17図は同底面図、第1
8図は第16図におけるA−A断面図、第19図
は第16図におけるB−B矢視拡大図、第20図
は外突部に係合した状態を示す同拡大図、第21
図は閉蓋と嵩上げ用蓋受け枠が密嵌している状態
を示す要部切欠縦断面図、第22図は突部が嵌合
されている状態を示す要部切欠平面図、第23図
は他の実施例を示す平面図、第24図は第23図
におけるA−A断面図、第25図は蓋受け枠に閉
蓋を嵌合し且つ閉蓋の下方に中蓋を嵌合した状態
を示す要部切欠縦断面図、第26図は蓋受け枠に
中蓋を嵌合した状態を示す要部切欠縦断面図、第
27図は他の実施例を示す平面図、第28図は第
27図におけるA−A断面図、第29図は蓋受け
枠に中蓋を嵌合した状態を示す要部切欠縦断面
図、第30図は蓋受け枠に閉蓋を嵌合し且つ閉蓋
の下方に中蓋を嵌合した状態を示す要部切欠縦断
面図、第31図は他の実施例を示す平面図、第3
2図は第31図におけるA−A断面図、第33図
は嵩上げ用の蓋受け枠に閉蓋を嵌合し閉蓋の下方
に中蓋を嵌合した状態を示す要部切欠縦断面図、
第34図は開度計用中蓋に開度計ユニツトを吊設
し仕切弁の弁棒と開度計駆動軸を連結棒で連結し
た地中用弁室の縦断面図である。 1……蓋受け枠、2……蓋受け段部、2a……
水平面、6……凹部、7……係止突部、10……
閉蓋、11……突部、12……係止杆、12a…
…外突部、15……嵩上げ用の蓋受け枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円形の蓋受け枠に形成された蓋受け段部と嵌合
    時に接触しない裏面の縁部寄りに突部を垂設し、
    該突部に求心方向へ係止杆を挿通するとともに、
    係止杆の外突部を前記蓋受け段部と接触する位置
    まで外方へ突出させた閉蓋と、蓋受け段部の水平
    面に前記閉蓋の係止杆の外突部が嵌合する凹部を
    欠設するとともに、該凹部を挟む両側には、前記
    閉蓋の突部が嵌合する係止突部を求心方向に内突
    した蓋受け枠とからなることを特徴とする位置決
    めして嵌合される閉蓋と蓋受け枠。
JP4663986U 1986-03-29 1986-03-29 Expired - Lifetime JPH0510038Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2504461Y2 (ja) * 1993-12-28 1996-07-10 杉晃 草竹 地表埋設用蓋付枠

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