JPH049837Y2 - - Google Patents

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JPH049837Y2
JPH049837Y2 JP1985085783U JP8578385U JPH049837Y2 JP H049837 Y2 JPH049837 Y2 JP H049837Y2 JP 1985085783 U JP1985085783 U JP 1985085783U JP 8578385 U JP8578385 U JP 8578385U JP H049837 Y2 JPH049837 Y2 JP H049837Y2
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JP
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seat
shaft
support shaft
arm
adjustment
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JP1985085783U
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JPS61201467U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、扉の開閉に用いるスライドヒンジの
アーム、特に広角回動型スライドヒンジのアーム
の改良に関するものである。
[従来の技術] 扉に用いるスライドヒンジは、2個のリンクで
扉側に設けた取付けカツプと壁側に設けたアーム
(マウンテイングプレートとも云う。)とを蝶番結
合したもので、普通90°乃至110°の開閉角で開閉
するのが一般的である。これに対して広角回動型
スライドヒンジと呼ばれているものは、120°乃至
170°の開閉が可能であるので近時盛んに採用され
てきている。
しかしながら、広角回動型スライドヒンジは通
常のスライドヒンジに較べてリンクの数が多く、
その構造や動きが複雑となるばかりでなく、取付
けのための調整作業がかなり面倒であつた。その
ためヒンジ取付けのためのアーム構造においては
例えば第4図に従来例を示すようにアーム1を調
整座5と固定座4の2部材によつて構成させ、ア
ーム1の側壁14への取付けに当たつては、先ず
固定ねじ15によつて側壁14に固定した取付け
座16に固定座4を被せ、別の固定ねじ17によ
つて固定座4を取付け座16に固定する。その後
調整座5の後部を取付け座軸19によつて取付け
座16に回動可能に軸合させるとともに固定座4
に固定ねじ17によつて螺合固定し、更に調整座
4の前部には取付け座16にかしめによつて固定
された調整用ねじ18を貫通させて、その頭部を
ナツトによつて止めて構成しており、更に扉回動
用のメーンリンク11と連結するための押出しリ
ンク2を調整座5の後部上面においてかしめによ
つて軸合させて構成されていた。
[考案が解決しようとする課題] 従来の広角回動用スライドヒンジ用アームは上
記したように構成されているため、軸合のための
2本のピンと2箇所のかしめ工作が必要でありそ
の作業はきわめて煩わしいものであつた。又その
上アームの取付けに際して、アーム位置を上下に
調整するためには一々固定座4における固定ねじ
17を緩めてから、ナツト18aを操作して調整
動作を行わなければならず、これ又面倒な作業を
強いられるものであつた。
本考案は広角回動用スライドヒンジのアームの
構造において、かしめ箇所や軸合ピンの数を減ら
すことによつて、組立の手間を減少し、又アーム
上下位置の調整を簡単に行い得るようにすること
を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するための本考案の広角回
動型スライドヒンジのアームは、扉の回転に用い
る、広角回動型スライドヒンジのアームにおい
て、前部両側に第1支軸突片を突設し、後部両側
に第2支軸突片上方向に突設した断面コ字状の調
整座を、後部両側に第3支軸突片を上方向に突設
した断面コ字状の固定座の上に重ね合せるように
して被せ、第2支軸突片の軸孔と第3支軸突片の
軸孔とを重ね合せ、第3支軸突片の間に押出しリ
ンクの一方の軸筒を置いて、第2及び第3の支軸
突片の軸孔と軸孔と軸筒孔とに連結ピンを挿通す
ることにより、固定座と調整座と押出しリンクの
三者を1本の連結ピンで軸着したことを特徴とす
るものである。
[実施例] 本考案の構成の一例を図示するものについて説
明する。第1図は本考案の広角回動型スライドヒ
ンジアームの組立状態における斜視図、第2図は
同アームの組立部品分解斜視図、又第3図は同ア
ームを側壁に取付け、更にこれにメーンリンクを
装着した状態における該アームの一部断面側面図
である。又第5図及び第6図は本考案のアームを
使用した広角回動スライドヒンジを適用した箱体
における扉の開閉状態を示す参考図である。
図において1はアーム、2は押出しリンク、3
は連結ピンである。アーム1は固定座4と調整座
5とより構成されている。
固定座4は断面コ字状で前面、後面及び下面が
開放されており、前方上面には調整ねじを螺通す
るための雌ねじ孔6が設けられ、又その後方上面
は切欠き部を形成するとともに該切欠き部面側に
相対峙して上方向に向かつて突出する第3支軸突
片7が設けられている。
調整座5は固定座4上に重ね合せ可能になるよ
うに前面、後面及び下面が開放された断面コ字状
に形成される。又調整座5の両側面8の前部には
先端が上方向に鈎状に突出した第1支軸突片9が
形成されている。
又、調整座5の上面の一部には切欠き部を形成
して、該切欠き部の前端部には調整座5を固定座
4と重ね合せてこの間に調整ねじ18(後述)を
適用したときに、該ねじのねじ頭部は支持される
がねじ桿は遊通されて、該ねじ桿が固定座4の上
面に設けた雌ねじ孔6に螺合するように形成する
とともに、該切欠き部の後部両側には第2支軸突
片10を固定座4における第3支軸突片と合致す
る位置に形成する。
押出しリンク2は調整座5とメーンリンク11
とを結合する結合板であつて、その両端はそれぞ
れ円筒状に巻曲されて軸筒12及び13を形成す
る。そして、固定座4、調整座5及び押出しリン
ク2は第2支軸突片10、第3支軸突片7及び軸
筒12を1本の連結ピン3により軸合されてそれ
ぞれ回動可能に保持されている。
尚、固定座4の上に被せ重ねた調整座5を回動
可能とするため、固定座4の第3支軸突片7の高
さを調整座5の第2支軸突片10の高さより若干
大きくしてある。
押出しリンク2の他方の軸筒13はメーンリン
ク11の後端上部において軸筒孔23にて軸合さ
れている。14はアーム1を取付ける箱体(例え
ばキツチンキヤビネツト)の側壁であつて、16
は取付けねじ15によつて該側壁14に固定され
た取付け座である。
又17は固定座4を取付け座16に固定するた
めの固定ねじであり、18は固定座4と調整座5
との重ね合せ間隔を微調整するための調整ねじで
あり、そのねじ頭部とねじ桿との固定座4及び調
整座5に対する関係は前述した通りである。
尚、押出しリンク2の他方の軸筒13は、メー
ンリンク11の後端上部においてメーンリンク1
1と回動自在に軸合連結されている。
又、20は調整座5における第2支軸突片10
に設けた軸孔、21は固定座4における第3支軸
突片7に設けた軸孔、22は押出しリンク2の軸
筒12に形成された軸筒腔、23は同様に軸筒1
3に形成された軸筒腔である。又、24は調整座
5の第1支軸突片に設けられた軸孔であつてこの
軸孔24において調整座5の前端部がメーンリン
ク11の回動支点部に軸合する。更にメーンリン
ク11の前端部には箱体の扉25とカツプ26に
おいて回動可能に軸合させるための軸孔27が設
けられている。尚、28はメーンリンク11の中
間部に設けられた持ち出しリンク28a及び28
bを軸合するための軸孔である。
[作用] 本考案の広角回動型スライドヒンジのアームは
上記のように構成されており、箱体等の側壁14
内面に取付けねじ15により固定した取付け座1
6に固定座4を被せ、別の固定ねじ17により固
定座4を取付け座16に固着して使用する。固定
座4と調整座5と押出しリンク2とは連結ピン3
により回動自在に軸合されているので、調整ねじ
18を螺廻することにより調整座5の前部を上下
に移動させて先端の第1支軸突片9を上下に移動
させることができ、又扉25に取付けたカツプ2
6の回動に伴つてメーンリンク11が運動する
と、これに伴つて押出しリンク2も連結ピン3を
軸として回動するので円滑な扉の開閉を行うこと
ができる。
第5図及び第6図は本考案のアームを使用した
広角回動型スライドヒンジを箱体の側壁14及び
扉25間に取付けた状態を示す参考図であつて、
第5図は扉25の閉じた状態を、又第6図は扉2
5が170°付近まで回動し開放した状態を示すもの
である。
[考案の効果] 上記したように本考案の広角回動型スライドヒ
ンジのアームは軸合ピンやかしめ箇所が従来のア
ームに比べて減少するので組立が容易となり製造
原価も引き下げられ、又調整座の位置調整を行う
に際して、一々固定ねじを前以て弛めることなく
行うことができるため調整操作も簡単に行い得る
など、実用上の価値が高い考案であると云うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の広角回動型スライドヒンジア
ームの組立状態における斜視図、第2図は同アー
ムの組立部品分解斜視図、第3図は同アームを側
壁に取付け、更にこれにメーンリンクを装着した
状態における該アームの一部断面側面図、第4図
は従来の広角回動型スライドヒンジ用アームの組
立状態の斜視図、第5図及び第6図は本考案のア
ームを使用した広角回動スライドヒンジを取付け
た箱体における扉の開閉状態を示す参考図であ
る。 1……アーム、2……押出しリンク、3……連
結ピン、4……固定座、5……調整座、7……第
3支軸突片、9……第1支軸突片、10……第2
支軸突片、11……メーンリンク、14……側
壁、15……取付けねじ、16……取付け座、1
7……固定ねじ、18……調整ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉の回転に用いる、側壁に固定される取付け座
    16と、該取付け座に固定される固定座4と、調
    整座5とよりなる広角回動型スライドヒンジのア
    ームにおいて、前記両側に第1支軸突片9を突設
    し、後部両側に第2支軸突片10上方向に突設し
    た断面コ字状の調整座5を、後部両側に第3支軸
    突片7を上方向に突設した断面コ字状の固定座4
    の上に重ね合せるようにして被せると共に、前記
    調整座5と固定座4とを調整ねじ18により締着
    し、第2支軸突片10の軸孔20と第3支軸突片
    7の軸孔21とを重ね合せ、第3支軸突片7の間
    に押出しリンク2の一方の軸筒を置いて、軸孔2
    0と軸孔21と軸筒孔22とに連結ピン3を挿通
    することにより、固定座4と調整座5と押出しリ
    ンク2の三者を一本の連結ピン3で軸着したこと
    を特徴とする広角回動型スライドヒンジのアー
    ム。
JP1985085783U 1985-06-08 1985-06-08 Expired JPH049837Y2 (ja)

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JP1985085783U JPH049837Y2 (ja) 1985-06-08 1985-06-08

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JPS61201467U JPS61201467U (ja) 1986-12-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821666B2 (ja) * 1974-11-07 1983-05-02 住友化学工業株式会社 フアンテイガタドウフタロシアニンガンリヨウノセイホウ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821666U (ja) * 1981-08-03 1983-02-10 スガツネ工業株式会社 蝶番

Patent Citations (1)

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JPS5821666B2 (ja) * 1974-11-07 1983-05-02 住友化学工業株式会社 フアンテイガタドウフタロシアニンガンリヨウノセイホウ

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JPS61201467U (ja) 1986-12-17

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