JPH0497965A - ガラスセラミック基板と金属との接合方法 - Google Patents

ガラスセラミック基板と金属との接合方法

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JPH0497965A
JPH0497965A JP21216490A JP21216490A JPH0497965A JP H0497965 A JPH0497965 A JP H0497965A JP 21216490 A JP21216490 A JP 21216490A JP 21216490 A JP21216490 A JP 21216490A JP H0497965 A JPH0497965 A JP H0497965A
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brazing filler
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Hirozo Yokoyama
横山 博三
Mineharu Tsukada
峰春 塚田
Koji Omote
孝司 表
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (概要〕 ガラスセラミック基板と金属との接合方法に関し、 ガラスセラミック基板と金属との密着性を向上すること
を目的とし、 メタライズを施したガラスセラミ・ンク基板と金属板と
の接合に際し、融点の異なる二層のろう材を用い、融点
の高いろう材をガラスセラミック基板側に、また融点の
低いろう材を金属側に位置決めし、荷重焼成して一体化
することを特徴としてガラスセラミンク基板と金属との
接合方法を構成する。
C産業上の利用分野〕 本発明はガラスセラミックスよりなる多層回路基板と金
属板との接合方法に関する。
大計の情報を迅速に処理する必要から光通信が広く行わ
れるようになった。
こ\で光通信の特徴は信号の多重化と共に高速伝送が可
能なことである。
そこで、LSIやVLS lなどの半導体素子は信号の
高速化に適するように素子構成がなされている。
また、これを搭載する回路基板は低損失で熱伝導性が良
く、また電子回路は電気抵抗の少ない金属材料を用いて
パターン形成することが必要である。
[従来の技術〕 発明者等はこの問題を解決するために基板材料としてガ
ラスセラミックスを用い、電子回路を銅(Cu)を用い
て形成した新しい構造のガラスセラミック基板を提案し
ている。
(特願平1−553138.特願平1−559118な
ど)発明者等は伝送損失が少なく、高周波特性の優れた
多層セラミック回路基板を実用化するためには、 ■ 導体パターンの構成材料として抵抗率の少ないCu
を使用できること、 ■ 基板材料は誘電率が小さく、高周波特性が優れてい
ること、 ■ 基板の放熱性が優れていること、 などの条件を満たす材料として硼珪酸ガラスとアルミナ
とからなる複合誘電体を選んだ。
また、 ■ 半導体素子と多層セラミック回路基板とのワイヤボ
ンディングの配線距離を短くすること、■ 半導体素子
の放熱性を良くすること、などの条件を満たす構造とし
て第2図(A)および(B)に示す構造を提案している
すなわち、半導体素子1を搭載する領域2を窓開けして
ガラスセラミック基板3を作り、この窓開けした領域2
の底に熱伝導性の優れた窒化アルミニウム(AfN )
基板4を設置し、この上に半導体素子1を接着した後に
半導体素子1の周辺に設けられているパッドとガラスセ
ラミンク基板3に設けられているパッドとをワイヤポン
デイグする構造である。
このような構造をとるガラスセラミック基板3はアース
電位を基板の全域に亙って得るために金属パッケージに
接合する必要がある。
従来は、この方法として第3図に示すようにガラスセラ
ミック基板3の裏面にCuペーストなどの導体ペースト
を塗布して後、焼成するなどの方法でメタライズ層6を
形成し、低融点のろう材7を用いて金属パッケージ5に
接合する方法が採られていた。
然し、ろう材7が溶けた場合、メタライズ層6にろう材
7が侵入することから体積膨張が生じ、またメタライズ
層6を構成するガラスの基板との接触面積が減少する結
果として接着強度が低下し、セラミック基板3が剥離し
易くなることが問題であった。
(発明が解決しようとする課題] 半導体素子を搭載したガラスセラミンク基板はアース電
位を基板の全域に亙って得るために金属パッケージに接
合する必要がある。
この方法として金属パッケージとしてはガラスセラミッ
クスと熱膨張係数が近い金属からなるものを用い、融点
が約600 ’Cの低融点ろう材を用いて接合を行って
いた。
然し、接合に当たってろう材が溶ける際に、このろう材
がメタライズ層とガラスセラミック基板との接合部にま
で侵入して体積膨張を生じ、またバインダとして働いて
いるガラスの接触面積を減少させる結果、密着強度が低
下して剥離を起こすと云う問題がある。
そこで、この問題を解決することが課題である。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題はメタライズを施したガラスセラミンク基板
と金属板との接合に際し、融点の異なる二層のろう材を
用い、融点の高いろう材をガラスセラミック基板側に、
また融点の低いろう材を金属側に位置決めし、荷重焼成
して一体化することを特徴としてガラスセラミック基板
と金属との接合方法を構成することにより解決すること
が可能となる。
〔作用〕
従来の構成におて剥離が起き易いのは溶融したろう材が
メタライズ層に侵入するためであることから、発明者等
は侵入を阻止し、ろう材の成分をメタライズ層に拡散さ
せて密着させることで解決できると考えた。
第1図は本発明の原理図であって、融点は異なるが成分
が近領している二つのろう材を一体化して用い、ガラス
セラミック基板3のメタライズ層6の側にはろう付け温
度においては溶融しない融点の高いろう材9を用い、ま
た金属パッケージ5の側にはろう付け温度において熔融
する融点の低いろう材工0を使用するものである。
そして、ろう付け温度において融点の低いろう材10は
溶融し、一方、融点の高いろう材9は溶融しないことが
必要で、実験の結果、融点の異なる二層のろう材の融点
の差は10〜50℃が適当であることが判った。
そして、金属パッケージ5の上に重し11を置き、不活
性雰囲気中で予め設定したろう付け温度で加熱すればよ
い。
このようにすれば、融点の高いろう材9はメタライズ層
に拡散して密着し、また金属パンケージ5は融点の低い
ろう材10を介して融点の高いろう材9と溶融密着する
ので、強固な接合が可能となる。
〔実施例] 融点の異なる二層のろう材を構成するためにデグサ社製
の次の4種類のろう材を使用した。
第1表 実施例1: (融点差30゛Cの場合)組成比が硼珪酸
ガラス50重景%、アルミナ50重足%のガラスセラミ
ック基板上にCuペースト(品番6001.デュポン社
)をスクリーン印刷し、乾燥した後、N2雰囲気中で6
00℃で10分焼成してメタライズ層を作った。
このメタライズ層の上に厚さが0.1mmのろう材Aと
ろう材Bとを載せ、この上に金(篩)メツキを施した鉄
・ニッケル合金(Ni : Pe−42: 58)より
なるパッケージを置き、この上に100 gの重しを載
せてN2雰囲気中で680℃で5分間に亙って熱処理し
、ガラスセラミック基板とパッケージとを接合した。
こ\て、焼成温度として640℃より高い680℃をと
る理由はガラスセラミック基板の熱容量によるもので、
5分間の焼成では基板温度は640℃には達しないこと
による。
この密着強度は測定の結果20MPaであり、従来の一
層ろう材を用いたちの一密着密度が6MPaであるのに
較べ充分な値を得ることができた。
実施例2: (融点差50゛Cの場合)実施例1と全く
同様にしてガラスセラミック基板の上にCuのメタライ
ズ層を形成した。
二のメタライズ層の上に厚さが0.1mmのろう材りと
ろう材Cとを載せ、この上に金(Au)メツキを施した
鉄・二・ノケル合金(Ni : Fe−42: 58)
よりなるパッケージを置き、この上に100gの重しを
載せてN2雰囲気中で790℃で5分間に亙って熱処理
し、ガラスセラミック基板とパッケージとを接合した。
この密着強度は測定の結果20 M Paであり、従来
の一層ろう材を用いたちの\密着密度が6MPaである
のに較べ優れた結果を得ることができた。
実施例3: (融点差70℃の場合) 実施例1と全く同様にしでガラスセラミック基板の上に
Cuのメタライズ層を形成した。
このメタライズ層の上に厚さが0.1mmのろう材Cと
ろう材へとを載せ、この上に金(Au)メツキを施した
鉄・ニッケル合金(Ni : Fe=42 : 58)
よりなるパッケージを置き、この上に100gの重しを
載せてN2雰囲気中で710℃で5分間に亙って熱処理
し、ガラスセラミック基板とパンケージとを接合した。
この密着強度は測定の結果15MPaであり、従来の一
層ろう材を用いたもの\密着密度が6MPaであるのに
較べ優れた結果を得ることができた。
比較例1: (融点差30℃、但し配置が逆)実施例1
と全く同様にしてガラスセラミック基板の上にCuのメ
タライズ層を形成した。
このメタライズ層の上に厚さが0.1mmのろう材Bと
ろう材Aとを載せ、この上に金(Au)メツキを施した
鉄・ニッケル合金(Ni : Fe=42 : 5B)
よりなるパッケージを置き、この上に100 gの重し
を載せてN2雰囲気中で680℃で5分間に亙って熱処
理し、ガラスセラミック基板とパッケージとを接合した
この密着強度は測定の結果6MPaであり、従来の一層
ろう材を用いたものと同じ値で不良であった。
比較例2: (融点差150℃2但し配置が逆)実施例
1と全く同様にしてガラスセラミック基板の上にCuの
メタライズ層を形成した。
このメタライズ層の上に厚さが0.1胴のろう材Bとろ
う材りとを載せ、この上に金(Au)メツキを施した鉄
・ニッケル合金(Ni : Fe=42 : 58)よ
りなるパッケージを置き、この上に100gの重しを載
せてN2雰囲気中で830℃で5分間に亙って熱処理し
、ガラスセラミック基板とパッケージとを接合した。
この密着強度は測定の結果IMPaであり、従来の一層
ろう材を用いたものより劣っていた。
[発明の効果] 以上記したように本発明の実施により、ガラスセラミッ
ク基板を金属パッケージに接着する場合に剥離を生じな
いのは勿論、従来に較べて強固な接合を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施法を示す原理図、第2図は発明者
等が提案している基板構造(A)と半導体素子の装着方
法を示す断面図(B)第3図は金属パッケージとの接合
を示す断面図、である。 図において、 lは半導体素子、     2は領域、3はガラスセラ
ミンク基板、 5は金属パッケージ、   6はメタライズ層、9は融
点の高いろう材、 10は融点の低いろう材、である。 第1図 第3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタライズを施したガラスセラミック基板と金属
    板との接合に際し、融点の異なる二層のろう材を用い、
    融点の高いろう材をガラスセラミック基板側に、また融
    点の低いろう材を金属側に位置決めし、荷重焼成して一
    体化することを特徴とするガラスセラミック基板と金属
    との接合方法。
  2. (2)前記記載の融点の異なる二層のろう材の融点の差
    は10〜50℃であり、ろう付け温度において融点の低
    いろう材は溶融し、一方、融点の高いろう材は溶融しな
    いことを特徴とする請求項1記載のガラスセラミック基
    板と金属との接合方法。
JP2212164A 1990-08-11 1990-08-11 ガラスセラミック基板と金属との接合方法 Expired - Lifetime JP3003179B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6165632A (en) * 1997-10-02 2000-12-26 Siemens Aktiengesellschaft High-temperature fuel cell and high-temperature fuel cell stack

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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