JPH0497608A - 演算増幅回路 - Google Patents

演算増幅回路

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JPH0497608A
JPH0497608A JP2215550A JP21555090A JPH0497608A JP H0497608 A JPH0497608 A JP H0497608A JP 2215550 A JP2215550 A JP 2215550A JP 21555090 A JP21555090 A JP 21555090A JP H0497608 A JPH0497608 A JP H0497608A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、演算増幅回路に関し、特にCMOSアナログ
回路用の演算増幅回路に関する。
〔従来の技術〕
ディジタルアナログ混在LSI等において、DA変換器
やアナログマルチプレクサ等、スイッチドキャパシタ(
以下SCという)回路等のアナログ信号処理回路を内蔵
する場合が多い。
このような場合には、内蔵されている演算増幅器初段ト
ランジスタ対の相互コンダクタンス(gm)やしきい値
電圧(vBのばらつき、あるいは、アナログスイッチか
らのクロックパルスの漏洩に起因するDCオフセット電
圧を無視し得ないことが多く、これを除去する必要がし
ばしば生ずる。
アナログ回路の全差動構成は、同相電圧抑圧比(CMR
R)を向上させるためであるが、さらに、使用されてい
るアナログスイッチのP、N各チャンネルトランジスタ
の相補性とあわせて、クロックパルス漏洩によるDCオ
フセット電圧の抑圧には有効な手段である。
しかし、演算増幅回路初段のトランジスタの特性ばらつ
きによるDCオフセット電圧を抑圧するには特別の付加
回路が必要である。
このような目的の回路の一つとして、従来から、標本化
相殺方式が用いられている。
これは、2線式ディジタル通信系や時分割多重回路等に
おける、信号伝送がされない期間、すなわち、非伝送期
間を利用して、オフセット電圧を相殺する方式である。
第3図に、従来のオフセット除去機能を有する演算増幅
回路の例として標本化相殺方式の回路例を示す。
第3図を参照すると、従来のこの種の演算増幅回路は、
アナログ信号処理回路8と、演算増幅器9と、ノーマル
スイッチS5.S8と、標本化スイッチS6.S7.S
9と、容量C3,C4とがら構成されていた。
次に、従来の演算増幅回路の動作について説明する。
第3図において、演算増幅器9の一側入力のVS1はア
ナログ信号処理回路8のシステムオフセット電圧、演算
増幅器9の+側入力のVS2は演算増幅器9の入力オフ
セット電圧である。
非伝送期間に、ノーマルスイッチS5.S8が開き、標
本化スイッチS6.S7.S9が閉じて、容量C3にV
SI−VS2、容量C4に一■S2に相当する電荷が蓄
積される。
伝送期間には、ノーマルスイッチS5.S8が閉じ標本
化スイッチS6.S7.S9が開く。
ここで、アナログ信号処理回路8の出力オフセット電圧
をVlとし、容量C3=C4とすると、このときの出力
電圧VOは、VO=−(Vl−vs i >となる、す
なわち、アナログ信号処理回路8の出力オフセット電圧
■1に含まれているアナログ信号処理回路8のシステム
オフセット電圧VS1が差引かれ、演算増幅器9の入力
オフセット電圧VS2も相殺されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の演算増幅回路では、アナログ信号処理回
路のシステムオフセット電圧を一括してサンプリングし
、オフセット電圧フリーのアナログスイッチ付演算増幅
器によって補償している。
そのため、アナログ信号処理回路に高利得の、たとえば
、自動利得制御(AGC>増幅器等を含む場合には、ア
ナログ信号処理回路のシステムオフセット電圧が大きく
なりすぎ、演算増幅器の線形動作領域を越えてしまい、
出力電圧が飽和してしまう恐れがあるという欠点があっ
た。
たとえば、利得40dB程度のAGC増幅器の例では、
出力に約1v以上のオフセット電圧を発生する場合があ
り、通常の演算増幅器の許容入力電圧を越えるので、個
別のオフセット電圧相殺が必要となる欠点があった。
また、標本化オフセット電圧保持用の容量は、比較的低
い入力抵抗の演算増幅器および周辺回路が負荷となるの
で、放電リーク電流が大きく、したがって、長い標本化
周期を設定することは困難であるという欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の演算増幅回路は、入力信号を増幅する第一の差
動増幅器と、 前記第一の差動増幅器の負荷回路を共通の負荷とする第
二の差動増幅器と、 一端が前記第二の差動増幅器の補入力端子に接続され、
他の一端が共通電源端子に接続されている容量素子と、 予め定めた標本化周期毎に、前記第一の差動増幅器の入
力端子を前記共通電源端子に接続する第一のスイッチ手
段と、 出力端子と、 前記標本化周期毎に、前記容量素子を前記出力端子に接
続する第二のスイッチ手段とを有するものである。
〔実施例〕 次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第一の実施例を示す回路図である。
第1図において、本発明の演算増幅回路は、正補の入力
端子TI、TI Iからの入力信号にそれぞれ接続され
たNチャンネルMOSトランジスタ対N1.N2と共通
ソース電流源N3からなる入力差動増幅器1と、入力差
動増幅器】、のPチャンネルMOSトランジスタP1.
P2からなるカレントミラー回路負荷2と、Nチャンネ
ルMOSトランジスタ対N4.N5と共通ソース電流源
N6からなる直流帰還差動増幅器3と、PチャンネルM
OSトランジスタP3とNチャンネルMOSトランジス
タN7からなる出力回路6と、直流帰還差動増幅器3の
補相入力端子に接続されているオフセットホールド容量
C1と、スイッチ手段S1、S2.S3から構成されて
いる。
次に、本実施例の動作について説明する。
まず、標本化(非伝送)期間に、スイッチS1、S2が
閉じて、入力差動増幅器1の入力端子であるNチャンネ
ルMOS)ランジスタNl、、N2のゲートが共通電位
に接続、すなわち、接地される。同時に、スイッチS3
が閉じて、オフセットホールド容量C1を出力オフセッ
ト電圧まで充電する。
ここで、本演算増幅回路の外部帰還回路は、出力段に対
する負荷効果が無視できるよう出力段の出力抵抗よりも
十分大きい抵抗の回路であるとする。
次に、オフセットキャンセル期間にスイッチS1、S2
.S3が開く。これにより、入力および直流帰還の二つ
の差動増幅器]、3は共通のカレントミラー回路負荷を
持つので、オフセットホールド容量C1のホールド電圧
から、入力差動増幅器1への電圧センス電流帰還形の直
流負帰還が構成される。
ここで、入力差動増幅器1の出力電流と出力端子Toの
出力電圧との間のトランスレンジスタンスをAとし、直
流差動増幅器3の相互コンダンクタンスをBとすると、
出力端子TOに表れるオフセット電圧、すなわち、入力
換算オフセット電圧V□pは次式で示される。
V OF= A I。+/ (1+AB )・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・(1)ここで、IO
+は入力差動増幅器1のオフセット電流を示す。
通常、AB>1であるから、(1)式は次のように近似
できる。
VOF= (AIo+/ (1+AB) )Ion/ 
B崎Io+/B・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)こ
こで、入力差動増幅器1の相互コンダクタンスをCとし
、かつ、B=Cであるとすれば、入力換算オフセット電
圧V□pは次式で示される。
■。デ・〜Ion/B=Io菖/C・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・<3)したがって、出
力オフセット電圧を数mV程度に抑圧することができる
さらに、オフセット電圧標本化動作の周期は、オフセッ
トホールド容量C1のリーク分による誤差が無視できる
範囲内で長周期に設定できる。
また、たとえ直流帰還差動増幅器3にオフセット電圧が
発生しても、標本化期間にはこれを含めた出力オフセッ
ト電圧が出力端子Toに出力されるため、帰還量の初期
値が変るだけであるので、オフセット除去動作には影響
しない。
次に、本発明の第二の実施例について説明する。
第2図は、本発明の第二の実施例を示す回路図である。
第2図において、本発明の演算増幅回路は、第1図と同
様の入力差動増幅器1と、カレントミラー回路負荷2と
、直流帰還用差動増幅器3と、出力回路6と、オフセッ
トホールド容量C1と、スイッチ手段Sl、S2.S3
に加えて、以下のものから構成されている。
すなわち、直流帰還差動増幅器3のコモンモード帰還回
路(CMFB)4と、出力回路7と、出力回路6.7の
CMFB5と、第2のオフセットホールド容量C2と、
そのスイッチ手段S4である。
本実施例は、第1の実施例の直流負帰還回路によるオフ
セット電圧除去を、全差動構成の演算増幅回路に適用し
たものである。
したがって、本実施例は、第一の実施例と同様にオフセ
ット電圧を除去できる他に、さらに、スイッチドキャパ
シタ回路等に発生するクロックパルスの漏洩に起因する
オフセット電圧も、差動出力段にてキャンセルされると
いう利点がある。
以上、本発明の詳細な説明したが、本発明は上記実施例
に限られることなく稚々の変形が可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、演算増幅回路にオフセッ
ト電圧キャンセルのための直流負帰還差動増幅器を内蔵
して、オフセット電圧標本化動作とオフセット電圧キャ
ンセル動作とを切替えることにより、オフセット電圧を
除去できるという効果がある。
さらに、オフセット電圧標本化動作の周期は、オフセッ
トホールド容量のリーク分による誤差が無視できる範囲
内で長周期に設定でき、したがって、信号処理のための
標本化周期とは独立に設定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例を示す回路図、第2図は
本発明の第二の実施例を示す回路図、第3図は従来の演
算増幅回路の一例を示す回路図である。 1・・・入力差動増幅器、2・・・カレントミラー回路
負荷、3・・・直流帰還差動増幅器、4,5コモンモ一
ド帰還回路(CMFB)、6.7・・・出力回路、8・
・・アナログ信号処理回路、9・・・演算増幅器、01
〜C4・・・容量、81〜S9・・・スイッチ手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力信号を増幅する第一の差動増幅器と、前記第一
    の差動増幅器の負荷回路を共通の負荷とする第二の差動
    増幅器と、 一端が前記第二の差動増幅器の補入力端子に接続され、
    他の一端が共通電源端子に接続されている容量素子と、 予め定めた標本化周期毎に、前記第一の差動増幅器の入
    力端子を前記共通電源端子に接続する第一のスイッチ手
    段と、 出力端子と、 前記標本化周期毎に、前記容量素子を前記出力端子に接
    続する第二のスイッチ手段とを有することを特徴とする
    演算増幅回路。 2、前記演算増幅回路は全差動構成であることを特徴と
    する請求項1記載の演算増幅回路。
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