JPH049674Y2 - - Google Patents

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JPH049674Y2
JPH049674Y2 JP1982092773U JP9277382U JPH049674Y2 JP H049674 Y2 JPH049674 Y2 JP H049674Y2 JP 1982092773 U JP1982092773 U JP 1982092773U JP 9277382 U JP9277382 U JP 9277382U JP H049674 Y2 JPH049674 Y2 JP H049674Y2
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lead wire
lid member
lead
compartment
terminal
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JP1982092773U
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JPS58195387U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、感知器筺体内に設けた電気回路に対
する水分、湿気の侵入を防止する防水構造を備え
た防水型火災感知器に関する。
従来の防水型火災感知器としては、例えば定温
スポツト型の感知器を例にとると、感知器筺体内
に収納した電気回路の部分を接着剤により埋め込
むことにより防水効果を得ている。
しかしながら、接着剤の充填による防水では、
電気回路を収納した部分に多量の接着剤を必要と
し、また接着剤が硬化するまでの待ち時間が長い
ため生産性が非常に悪かつた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、感知器筺体内の隔室に電気回路を
収納し、この隔室の開口部を、電気回路との接続
用リード端子板及び外部に引出されたリード線を
樹脂モールドにより一体成形した蓋部材でシール
パツキン等を介して密閉することにより、接着剤
を使用することなく高い防水効果が得られる防水
型火災感知器を提供することを目的とする。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示した断面図で
ある。
まず、構成を説明すると、1は感知器筺体であ
り、下部先端に感熱部2を装着し、感熱部2は集
熱板3と、バイメタル4と、バイメタル4の反転
により閉じられる接点端子5及び可動接点5′と、
支持端子6で構成されており、感知器筺体1に対
する感熱部2の取付部分は接着剤7により防水加
工されている。
感知器筺体1内には隔壁8で周囲が仕切られた
隔室9が形成されており、この隔室9の内部に電
気部品11を実装したプリント基板10が収納さ
れており、プリント基板10に対し、感熱部の接
点端子5及び支持端子6のそれぞれが接続され、
このプリント基板10上に形成された電気回路
は、パイメタル4の感熱作動により接点端子5の
接点が閉じた時に発報信号を受信機側に送出する
と共に発報表示灯12を点灯する回路を形成して
いる。
電気部品11を実装したプリント基板10を収
納した隔室9の上部は、シールパツキン13を介
して蓋部材15の装着により密閉されている。
この蓋部材15にはプリント基板10の電気回
路に接続するリード端子16及びリード端子16
に接続されて外部に引き出されたリード線18の
それぞれが樹脂モールドにより一体に形成されて
いる。
尚、リード線18としては、通常平行2芯型の
リード線が用いられる。
又、感熱部2を保護するために感知器筺体1の
下部にはガードプロテクタ14が嵌着されてい
る。
第2図は、第1図の実施例に於ける蓋部材15
を取り出して示したもので、第3図にそのA−A
断面図を、又、第4図にリード線を引き出してい
る側の側面図を示す。
すなわち、本考案に用いる蓋部材15は、4箇
所に取付用のビス穴19を有すると共に、第3図
のA−A断面から明らかなように、プリント基板
10の電気回路に接続するためのリード端子16
と、リード端子16に接続されて外部に引き出さ
れた平行2芯型のリード線18を一体に樹脂モー
ルドにより埋設しており、リード端子16及びリ
ード線18の樹脂モールドに際しては、リード線
18の芯線18aをリード端子16の埋込み端部
にカシメにより接続した状態で金型にセツトし、
樹脂の射出成形により蓋部材15と一体にモール
ド成形したものである。
ところで、このような平行2芯型リード線18
の樹脂モールドに際し、市販の平行2芯型リード
線を用いた場合には、第5図に示すように、樹脂
モールドした時に一対の芯線18aの被覆20の
間に樹脂が十分にまわり込めず、すき間21を生
じ、このすき間21から蓋部材15の内部に水や
湿気が侵入してしまう恐れがあつた。
そこで蓋部材15に一対にモールドする本考案
のリード線18としては、第6図に示すように一
体の芯線18aの各被覆20の接合部分に所定の
アールをもたせた橋絡部22を形成し、リード線
18の被覆断面形状を所謂、ひようたん型の断面
形状とし、蓋部材15に樹脂モールドした時に橋
絡部22に充分に樹脂がまわり込んですき間を生
じさせないようにしている。
次に作用を説明する。
まず、感知器の組立てに際しては、蓋部材15
に一体に形成したリード端子16の先端にプリン
ト基板10を装着して半田付けし、この状態で第
1図の断面図に示すように、シールパツキン13
を介してプリント基板10を感熱部2よりの接点
端子5及び支持端子6に挿入するように嵌着し、
蓋部材15を感知器筺体1側にビス止めにより固
着することにより電気部品11を実装したプリン
ト基板10を収納した隔室9が密閉される。
このように蓋部材15により密閉された隔室9
に対する湿気の侵入は、シールパツキン13を介
在した隔壁8と蓋部材15との密閉構造により防
止され、又、リード線18は蓋部材15の内部に
一体に樹脂モールドされているため、リード線1
8を伝わつて来る水分は、蓋部材15に対するリ
ード線18の入口部分で切られて内部に侵入せ
ず、更にリード線18の被覆内を通つて来る水分
は蓋部材15内のリード線18の芯線とリード端
子16との接続部分まで入り込むが、リード端子
16は、蓋部材15に樹脂モールドされているた
め、このリード端子16の樹脂モールド部分で水
分の侵入が遮断され、隔室9内に水分や湿気が入
り込むことは確実に防止される。
特に蓋部材15に樹脂モールドしたリード線1
8は第6図に示したように、略ひようたん型の被
覆断面形状をもつているためリード線18の蓋部
材15に対する入口部分に於ける樹脂と被覆とは
完全に密封されてすき間を生じておらず、リード
線18を伝わつて来る水分を確実に仕切るように
なる。
以上説明してきたように、本考案によれば、感
知器筺体内に形成した隔室に電気回路を収納し、
この隔室を蓋部材の装着で密閉した防水型火災感
知器に於いて、前記蓋部材に電気回路接続するリ
ード端子と、このリード端子に接続されて外部に
引き出されたリード線とを樹脂モールドで一体に
成形するようにしたため、感知器筺体内の電気回
路を収納した隔室の防水を接着剤を使用せずに蓋
部材の装着により行なうことができ、防火型火災
感知器の組立工数を大幅に低減し、又、隔室を密
閉する蓋部材として電気回路を接続するリード端
子に接続されて外部に引き出されるリード線を樹
脂モールドにより一体に成形することによりリー
ド線の引き出し部を介して侵入する湿気や水分を
確実に断ち、更にリード線として使用する平行2
芯型リード線の被覆断面形状をほぼひょうたん型
とすることでリード線被覆に対する樹脂のまわり
込みを確実にしてリード線を樹脂モールドした時
に生ずるすき間の発生をなくして水切りを確実に
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した断面図、第
2図は第1図の実施例における蓋部材を取り出し
て示した説明図、第3図は第2図のA−A断面
図、第4図は第2図のリード線引出し側の側面
図、第5図は市販の平行2芯型リード線の説明
図、第6図は本考案で用いる2芯平行型リード線
の説明図である。 1……感知器筺体、2……感熱部、3……集熱
板、4……バイメタル、5……接点端子、6……
支持端子、7……接着剤、8……隔壁、9……隔
室、10……プリント基板、11……電気部品、
12……発報表示灯、14……ガードプロテク
タ、15……蓋部材、16……リード端子、18
……リード線、18a……芯線、20……被覆、
19……すき間、21……橋絡部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 感知器筺体内に形成した隔室に電気回路を収
    納し、該隔室を蓋部材の装着で密閉した防水型
    火災感知器に於いて、 前記蓋部材に、電気回路を接続するリード端
    子と該リード端子に接続されて外部に引出され
    たリード線を樹脂モールドで一体に成形したこ
    とを特徴とする防水型火災感知器。 (2) 前記リード線は平行2芯のリード線であり、
    各芯線被覆の接合部にアールを付けた橋絡断面
    形状を有する実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の防水型火災感知器。
JP9277382U 1982-06-21 1982-06-21 防水型火災感知器 Granted JPS58195387U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9277382U JPS58195387U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 防水型火災感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9277382U JPS58195387U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 防水型火災感知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58195387U JPS58195387U (ja) 1983-12-26
JPH049674Y2 true JPH049674Y2 (ja) 1992-03-10

Family

ID=30223145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9277382U Granted JPS58195387U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 防水型火災感知器

Country Status (1)

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JP (1) JPS58195387U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216265A (ja) * 2001-01-23 2002-08-02 Hochiki Corp 火災報知設備の防水構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50126192U (ja) * 1974-03-29 1975-10-16
JPS50126191U (ja) * 1974-03-29 1975-10-16
JPS5198090U (ja) * 1975-02-03 1976-08-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216265A (ja) * 2001-01-23 2002-08-02 Hochiki Corp 火災報知設備の防水構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58195387U (ja) 1983-12-26

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