JPH0316224Y2 - - Google Patents

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JPH0316224Y2
JPH0316224Y2 JP1986019786U JP1978686U JPH0316224Y2 JP H0316224 Y2 JPH0316224 Y2 JP H0316224Y2 JP 1986019786 U JP1986019786 U JP 1986019786U JP 1978686 U JP1978686 U JP 1978686U JP H0316224 Y2 JPH0316224 Y2 JP H0316224Y2
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sleeve
cable
plug
insulation material
wire
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は機器類の回線、あるいは回路相互間の接
続に用いるプラグに関する。
〔従来の技術〕
機器類より引き出されたケーブルの配線接続用
のプラグは電子機器、測定機、通信機器類など広
い分野に用いられている。このプラグとして最適
ではケーブルの芯線に接続したチツプとケーブル
のシールド線に接続されたスリーブとをモールド
樹脂により一体に形成したプラグが多用されてい
る。
電子機器、通信機器あるいは一般の測定器など
では通常の場合プラグの防水性が問題になること
はない。もつともモールド成形によれば、配線接
続部分がモールド樹脂中に埋込まれるため、ある
程度の防水性を確保することは可能である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、特定の目的に使用するプラグで
はモールド成形による場合でも、水密性が問題と
なり、より高度な防水性を要求される場合があ
る。例えば電子レンジ用ミートプローブセンサは
第3図のようにサーミスタ素子21を内蔵したプ
ローブ22とケーブル23とプラグ24とを有す
るもので、電子レンジにて調理した肉塊に突きさ
して肉塊の内部の温度を測定する器具であるが、
高温のセンサを洗浄のため誤つてプラグをも含め
て器具全体が水に漬けられたときには急冷により
プラグを通して水が吸引され、プローブ22内の
サーミスタ素子21に達してその温度−抵抗特性
を劣化させることがある。然るに従来はプラグの
ような電気部品が通常水中に浸されることはない
として、特段の水密処理は考えられていなつた。
本案の目的は電子レンジ用ミートプローブセン
サを含めて水分の影響をきらう器具類の配線接続
に用いる防水性プラグを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本案はケーブルの芯線に電気的に接続されたチ
ツプと、ケーブルのシールド線に電気的に接続さ
れたスリーブとを同芯に有し、前記チツプとスリ
ーブ間をモールド樹脂により絶縁してなるプラグ
において、前記スリーブ内に挿入されたケーブル
の先端より一定範囲にわたり芯線を被覆する内装
絶縁材を露出させ、前記チツプをその内周面に突
出させたリングかしめによる環状突縁をもつて内
装絶縁材にシールし、該内装絶縁材の周上に直接
外装した外装絶縁材ピースと、シールド線を被覆
するケーブル本来の外装絶縁材との間に一部を露
出させたシールド線に前記スリーブを電気的に接
続するとともに前記スリーブをそれぞれ内周面に
突出させたリングかしめによる環状突縁をもつて
シールド線の露出部分をはさんで軸方向両側の両
外装絶縁材の各周面にシールし、環状突縁を含む
スリーブの外周一部に前記モールド樹脂によるプ
ラグつまみを形成したことを特徴とするプラグで
ある。
(実施例) 以下に本案のプラグの実施例を図によつて説明
する。本案のプラグ14は第1図に示すようにチ
ツプ1と、スリーブ2と、スリーブ2内の一部に
充填してチツプ1、スリーブ2間を絶縁するとと
もにスリーブの外周一部を被覆してプラグつまみ
3を形成するモールド樹脂4とからなり、ケーブ
ル5はスリーブ2内に挿通され、その芯線6の先
端をチツプ1に接続し、網状のシールド線7をス
リーブ2に接続する点は一般のプラグの構成と同
じでる。
本案はプラグを接続すべきケーブル5の先端に
芯線6を露出させるとともに先端部から一定の範
囲にわたり、網状シールド線7および外装絶縁材
8を除去して内装絶縁材9を露出させ、芯線6に
接続されたチツプ1を、内装絶縁材9の周上に、
リングかしめにより内周面に突設させた環状突縁
10を喰い込ませてシールし、さらに、この露出
した内装絶縁材9の外面を直接外装絶縁材のピー
ス8aにて覆い、該ピース8aと、シールド線7
を覆うケーブル本来外装絶縁材8との間にシール
ド線7の一部を露出させ、この露出部分7aのシ
ールド線7とスリーブとの電気的な導通をとると
ともに露出部分7aをはさんで軸線方向両側のス
リーブ2の内面に形成したリングかしめによる環
状突縁11をピース8aおよび外装絶縁材8の周
面に喰い込ませてシールしたものでる。以下に本
案プラグの組立工程の一例を示す。第2図イにお
いて、まず、プラグ接続すべきケーブル5の外装
絶縁材8を端部より長さl1の範囲に渡つて除去
し、内部の網状シール線7を露出させる。
第2図ロにおいて、外装絶縁材8を、さらにそ
の端末から長さl2の範囲にわたり、適当な治具な
どを用いてシールド線7から分離させる。次いで
で第2図ハに示すようにその先端よりl3の長さを
残して露出させシールド線7を切断除去し、さら
に露出させた内装絶縁材9の先端を切除して内部
の芯線6を定寸に露出させる。この時あわせて、
シールド線7から分離させた外装絶縁材8の全周
面にシールド線7に達する切込みCを入れてお
く。
第2図ニにおいて、露露出させた内装絶縁材9
の周上に別途準備したチユーブ12を挿通する。
このチユーブ12の内端は後述するケーブル1の
外装絶縁材8より分離した外装絶縁材ピース8a
のストツパとなるものである。次に第2図ホのよ
うにケーブル5の先端にプラグのチツプ1を挿し
込み、プレス加工並びにリングかしめ加工によつ
てチツプ1を芯線6に電気的に接続するとともに
リングかしめ加工によつてチツプ1の内周面に突
出形成させれ環状突縁10を第1図のように内装
絶縁材9に喰い込ませてチツプ1を水密に定着さ
せる。
第2図ヘは第2図イの工程に切込みCを入れた
外装絶縁材8の一部を切込み線Cにて切離し、切
離されたピース8aをチユーブ12の端面までず
らせて該ピース8aと外装絶縁材8間にシールド
線7を露出させた状態を示している。ピース8a
を移動させるにあたつて、シールド線7がピース
8aから外れないこと、又逆に、シールド線7は
ピース8a内に深くくわえ込まれていないような
範囲にピース8aの移動量を決定することが必要
である。その移動量の決定はチユーブ12の端面
を基準として行う。第2図トにおいて、ケーブル
5の周上にスリーブを挿入し、第2図ヘにおい
て、予め外装絶縁材8上に設定したマークmを基
準としてまず、シールド線7の露出部分に対応す
る位置のスリーブ11の周方向の数個所をかしめ
てスリーブ2とシールド線7とを電気的に接続す
る。次にシールド線7の露出部分7aをはさんで
外装絶縁材8および外装絶縁材ピース8aの端縁
近傍に対し、各々スリーブ2の全周にリングかし
めを行い、リングかしめによつてスリーブ2の内
周面に突出形成された環状突縁11,11を外装
絶縁材8およびピース8aに喰いこませて水密に
シールを行う。なお、スリーブ2の一部には小孔
13が開口されている。最後に上記のプラグ組立
体を金型(図示略)内にセツトし、ポリプロピレ
ンなどの樹脂をインサートしてモールド成形を行
う。モールド樹脂4は小孔13を通してスリーブ
2内に充填され、一部はチツプとスリーブ2の端
縁との間を満して両者間を絶縁し、また、金型の
キヤビテイ形状にしたがつてリングかしめによる
環状突縁11,11を含むスリーブ2の外周一部
にプラグつまみ3を形成して固化し、第1図に示
す本案のプラグ14が得られる。以上実施例では
ケーブルの外装絶縁材8の一部をピース8aとし
て切離し、ピースを横移動させることにより外装
絶縁材8の途中にシールド線7の露出部分7aを
形成した例を示したが、ピースに別部材を用いる
ことも勿論できる。ただし、リングかしめによつ
てピースが締付けられる部分のシールド線は予め
除いておくことが重要である。本案においてケー
ブル5の周面あるいは、モールド樹脂4とスリー
ブ2間を通して水分が浸入したとしても、外装絶
縁材8,8aへのリングかしめによる環状突縁1
1,11の喰い込みによりしや断されてシールド
線7に水が浸入することはなく、また、チツプ1
をリングかしめにより内装絶縁材9に喰込ませて
あるため、芯線6にまで水が達することはない。
〔考案の効果〕
以上のように本案によるときにはリングかしめ
を用いて芯線を被覆する内装絶縁材とチツプとの
間およびシールド線を被覆する外装絶縁材とスリ
ーブとの間を水密にシールしたため、プラグ本体
のモールド樹脂とケーブル間に例え水が浸入した
としても芯線又はシールド線に達することがな
く、したがつて、電子レンジ用ミートローブセン
サのような水密を要するに測定器類の配線接続用
プラグに用いて取扱いの誤りから生ずる故障を防
止できる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案プラグの一実施例を示す断面図、
第2図イ〜トは本案プラグの組立工程を工程順に
示す説明図、第3図は電子レンジ用ミートプロー
ブセンサの側面図である。 1……チツプ、2……スリーブ、3……プラグ
つまみ、4……モールド樹脂、5……ケーブル、
6……芯線、7……シールド線、7a……シール
ド線の露出部分、8……外装絶縁材、8a……外
装絶縁材ピース、9……内装絶縁材、10……チ
ツプの環状突縁、11……スリーブの環状突縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブル先端の芯線に電気的に接続されたチツ
    プと、ケーブルのシールド線に電気的に接続され
    たスリーブとを同芯に有し、前記チツプとスリー
    ブ間をモールド樹脂により絶縁してなるプラグに
    おいて、前記スリーブ内に挿入されたケーブルの
    先端より一定範囲にわたり芯線を被覆する内装絶
    縁材を露出させ、前記チツプを、その内周面に突
    出させたリングかしめによる環状突縁をもつて内
    装絶縁材にシールし、該内装絶縁材の周上に直接
    外装した外装絶縁材ピースと、シールド線を被覆
    するケーブル本来の外装絶縁材との間に一部を露
    出させたシールド線に前記スリーブを電気的に接
    続するとともに前記スリーブをそれぞれスリーブ
    の内周面に突出させたリングかしめによる環状突
    縁をもつてシールド線の露出部分をはさんで軸方
    向両側の両外装絶縁材の各周面にシールし、各環
    状突縁を含むスリーブの外周一部に前記モールド
    樹脂によるプラグつまみを形成したことを特徴と
    するプラグ。
JP1986019786U 1986-02-14 1986-02-14 Expired JPH0316224Y2 (ja)

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JPS62131378U JPS62131378U (ja) 1987-08-19
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