JPH0496372A - 固体撮像素子の製造方法 - Google Patents
固体撮像素子の製造方法Info
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- JPH0496372A JPH0496372A JP2214694A JP21469490A JPH0496372A JP H0496372 A JPH0496372 A JP H0496372A JP 2214694 A JP2214694 A JP 2214694A JP 21469490 A JP21469490 A JP 21469490A JP H0496372 A JPH0496372 A JP H0496372A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、基板上の受光部に複数の色相のカラーフィル
タ層と透明な中間層及び保護層とを順次段階的に積層す
る固体撮像素子の製造方法に関するものである。
タ層と透明な中間層及び保護層とを順次段階的に積層す
る固体撮像素子の製造方法に関するものである。
一般にこの種のカラーフィルタ層を備えた固体撮像素子
としては、例えば特開昭55−19885号公報に開示
されたものが従来例として周知である。そして、この従
来例においては、複数の色相のカラーフィルタ層を段階
的に形成した例として、第4法(第4実施例に相当)に
詳細な説明が記載され、その具体的構成が同公報の第9
図及び第10図に示されている。しかしながら、その製
造方法及び工程、つまり半導体ウェノ1の電極部分及び
スクライブライン等も含めた製造工程等に関して、詳細
には説明されていないので、一般的な製造工程について
第3〜5図に基づき従来例を説明する。 第3図において、1は半導体ウェハ等のシリコン基板で
あり、該シリコン基板上にスクライブライン2に沿って
切断され、−個のチップとなる固体撮像素子3の領域、
換言すれば撮像受光領域が多数個区画され、各固体撮像
素子3の領域には、夫々多数の受光部4及び電極部5が
搭載されている。そして、前記シリコン基板1上は第4
(A)〜(E)図に示したように下地処理され、第5(
ム)〜(K)図に示したように着色フィルター処理がな
されるのである。 第4 (ム)〜(E)図において、(A)図の様に受光
部4が隣設状態に凹陥しており、この凹陥している受光
部4を穴埋めするように、(B)図に示したように感光
性透明樹脂J!6をスピンコードシ、次に前記受光部4
のパターンに対応するマスク7を被着させて(C)図に
示したように露光し、専用の現像液で処理することによ
り (D)図に示したように各受光部4の感光性透明樹
脂層6がそれぞれ残って、その表面が略平坦になる。そ
して、その平坦な表面上に前記同様の感光性透明樹脂を
スピンコードし、ベース層8を形成して更にその表面を
平坦にする。この場合に前記電極部5は配線、即ちワイ
ヤーボンデングを行うために、前記ベース層8を除去し
て露出させ、又前記スクライブライン2の部分は各固体
撮像素子3を切断してチップにする際に、切削された樹
脂粉末が飛散して一面に付着し、その除去作業が困難で
あるため、スクライブライン上の感光性透明樹脂、即ち
ベース層8を除去して露出させである。 このように下地処理が成された後に、第5(A)〜(K
)図に示した工程で着色フィルター層が形成される。即
ち、(A)図に示す下地処理されたシリコン基板1上に
(B)図に示したように第1層目のフィルタ層9となる
ゼラチンをスピンニートし、その第1層目のフィルタ層
9は一般に赤色にしであるので、その赤色のフィルタ層
9を形成する位置に対応して、その部分だけを残すよう
なパターンマスクを使用して、霧光及び現像すると (
C)図に示したように、前記受光部4の赤色に対応する
フィルタ層9だけが残る。この残ったフィルタ層9を公
知の染色手段により染色し、次に(D)図に示したよう
に感光性透明樹脂により中間層lOをスピンコードし、
電極部5及びスクライブライン2の部分が除去できるよ
うに、それに対応するパターンマスクを使用して、霧光
及び現像すると(E)図に示したように、電極部5及び
スクライブライン2の部分に対応する部分のみが除去さ
れ、前記赤色フィルタ層9を含む全体が被覆された中間
層!Oが形成される。 前記同様の工程によって、(F)〜(11)図に示した
ように、緑色フィルタ層Ifと中間層12とが順次形成
され、更に(+)〜(に)図に示したように、青色フィ
ルタ層13と表面の保護層!4とが順次形成されて、各
隣設する受光部4に夫々異なった色相のフィルタ層9.
11.13が夫々絶縁性のベース層8、中間層10.1
2を介して段階的に積層され、その上部に保護層14が
形成された半導体ウェハをスクライブライン2に沿って
チップ状に切断することで、実質的なカラーフィルタ付
き固体撮像素子が形成される。
としては、例えば特開昭55−19885号公報に開示
されたものが従来例として周知である。そして、この従
来例においては、複数の色相のカラーフィルタ層を段階
的に形成した例として、第4法(第4実施例に相当)に
詳細な説明が記載され、その具体的構成が同公報の第9
図及び第10図に示されている。しかしながら、その製
造方法及び工程、つまり半導体ウェノ1の電極部分及び
スクライブライン等も含めた製造工程等に関して、詳細
には説明されていないので、一般的な製造工程について
第3〜5図に基づき従来例を説明する。 第3図において、1は半導体ウェハ等のシリコン基板で
あり、該シリコン基板上にスクライブライン2に沿って
切断され、−個のチップとなる固体撮像素子3の領域、
換言すれば撮像受光領域が多数個区画され、各固体撮像
素子3の領域には、夫々多数の受光部4及び電極部5が
搭載されている。そして、前記シリコン基板1上は第4
(A)〜(E)図に示したように下地処理され、第5(
ム)〜(K)図に示したように着色フィルター処理がな
されるのである。 第4 (ム)〜(E)図において、(A)図の様に受光
部4が隣設状態に凹陥しており、この凹陥している受光
部4を穴埋めするように、(B)図に示したように感光
性透明樹脂J!6をスピンコードシ、次に前記受光部4
のパターンに対応するマスク7を被着させて(C)図に
示したように露光し、専用の現像液で処理することによ
り (D)図に示したように各受光部4の感光性透明樹
脂層6がそれぞれ残って、その表面が略平坦になる。そ
して、その平坦な表面上に前記同様の感光性透明樹脂を
スピンコードし、ベース層8を形成して更にその表面を
平坦にする。この場合に前記電極部5は配線、即ちワイ
ヤーボンデングを行うために、前記ベース層8を除去し
て露出させ、又前記スクライブライン2の部分は各固体
撮像素子3を切断してチップにする際に、切削された樹
脂粉末が飛散して一面に付着し、その除去作業が困難で
あるため、スクライブライン上の感光性透明樹脂、即ち
ベース層8を除去して露出させである。 このように下地処理が成された後に、第5(A)〜(K
)図に示した工程で着色フィルター層が形成される。即
ち、(A)図に示す下地処理されたシリコン基板1上に
(B)図に示したように第1層目のフィルタ層9となる
ゼラチンをスピンニートし、その第1層目のフィルタ層
9は一般に赤色にしであるので、その赤色のフィルタ層
9を形成する位置に対応して、その部分だけを残すよう
なパターンマスクを使用して、霧光及び現像すると (
C)図に示したように、前記受光部4の赤色に対応する
フィルタ層9だけが残る。この残ったフィルタ層9を公
知の染色手段により染色し、次に(D)図に示したよう
に感光性透明樹脂により中間層lOをスピンコードし、
電極部5及びスクライブライン2の部分が除去できるよ
うに、それに対応するパターンマスクを使用して、霧光
及び現像すると(E)図に示したように、電極部5及び
スクライブライン2の部分に対応する部分のみが除去さ
れ、前記赤色フィルタ層9を含む全体が被覆された中間
層!Oが形成される。 前記同様の工程によって、(F)〜(11)図に示した
ように、緑色フィルタ層Ifと中間層12とが順次形成
され、更に(+)〜(に)図に示したように、青色フィ
ルタ層13と表面の保護層!4とが順次形成されて、各
隣設する受光部4に夫々異なった色相のフィルタ層9.
11.13が夫々絶縁性のベース層8、中間層10.1
2を介して段階的に積層され、その上部に保護層14が
形成された半導体ウェハをスクライブライン2に沿って
チップ状に切断することで、実質的なカラーフィルタ付
き固体撮像素子が形成される。
前記従来例における固体撮像素子製造方法においては、
電極部及びスクライブラインに対応する部分を露出させ
るために、各フィルタ層の形成時及び中間層並びに保護
層形成時において、その都度露光現像工程を夫々行って
いるため、工程数が多く作業性が悪いばかりでなく、現
像工程時の現像液に対する固体撮像素子の耐薬品性が問
題となる。例えば□、アルカリを現像液として用いた場
合、電極のアルミが腐食され易い。又、その都度露光現
像工程によって、前記電極部及びスクライブラインに臨
む境界部分の近傍がスクライブライン及び電極部の段差
によるレジスト等のスピンコード時のむらの影響で順次
肉薄になり、他の部分が盛り上がって全体的に歪みの生
じたものとなっているのである。 従って、従来例においては、表面の保護機能の向上と、
生産性の向上並びに歪みの除去とに重大な課題を有して
いる。
電極部及びスクライブラインに対応する部分を露出させ
るために、各フィルタ層の形成時及び中間層並びに保護
層形成時において、その都度露光現像工程を夫々行って
いるため、工程数が多く作業性が悪いばかりでなく、現
像工程時の現像液に対する固体撮像素子の耐薬品性が問
題となる。例えば□、アルカリを現像液として用いた場
合、電極のアルミが腐食され易い。又、その都度露光現
像工程によって、前記電極部及びスクライブラインに臨
む境界部分の近傍がスクライブライン及び電極部の段差
によるレジスト等のスピンコード時のむらの影響で順次
肉薄になり、他の部分が盛り上がって全体的に歪みの生
じたものとなっているのである。 従って、従来例においては、表面の保護機能の向上と、
生産性の向上並びに歪みの除去とに重大な課題を有して
いる。
前記従来例における課題を解決する具体的手段として本
発明は、基板上の受光部に、感光性樹脂を染料で染色し
た複数の色相のフィルタ層と透明な中間層及び保護層と
を順次積層して固体撮像素子を製造する方法であって、
前記透明な中間層及び保護層は熱硬化性樹脂により形成
し、更に前記保護層の上面に耐ドライエツチング性に優
れた透明樹脂からなる表面強化層を設け、該表面強化層
を電極及びスクライブラインに対応するバタンマツチン
グして露光現像し、その後ドライエツチングすることに
よりその電極部及びスクライブラインに対応する部分の
中間層、保護層及びベース層を一括して除去し霧出させ
ることを特徴とする固体撮像素子の製造方法を提供する
ものであり、前記表面強化層を形成してから、1回のパ
ターンマツチング手段と、1回のドライエツチング手段
とによって電極及びスクライブラインに対応する部分の
積層樹脂を一括して除去できるので、作業能率が著しく
向上するのである。 又、表面強化層が40%クロロメチレート化されたポリ
スチレンで形成されるので、直接パターン露光ができ、
しかもドライエツチングによってもその表面が荒れるこ
とがなく、全体として平滑化された表面となり、歪みの
ない固体撮像素子が得られるのである。
発明は、基板上の受光部に、感光性樹脂を染料で染色し
た複数の色相のフィルタ層と透明な中間層及び保護層と
を順次積層して固体撮像素子を製造する方法であって、
前記透明な中間層及び保護層は熱硬化性樹脂により形成
し、更に前記保護層の上面に耐ドライエツチング性に優
れた透明樹脂からなる表面強化層を設け、該表面強化層
を電極及びスクライブラインに対応するバタンマツチン
グして露光現像し、その後ドライエツチングすることに
よりその電極部及びスクライブラインに対応する部分の
中間層、保護層及びベース層を一括して除去し霧出させ
ることを特徴とする固体撮像素子の製造方法を提供する
ものであり、前記表面強化層を形成してから、1回のパ
ターンマツチング手段と、1回のドライエツチング手段
とによって電極及びスクライブラインに対応する部分の
積層樹脂を一括して除去できるので、作業能率が著しく
向上するのである。 又、表面強化層が40%クロロメチレート化されたポリ
スチレンで形成されるので、直接パターン露光ができ、
しかもドライエツチングによってもその表面が荒れるこ
とがなく、全体として平滑化された表面となり、歪みの
ない固体撮像素子が得られるのである。
次に本発明を図示の実施例により更に詳しく説明する。
尚、理解を容易にするため従来例と同一部分には同一符
号を付してその詳細は省略する。 第1図において、1は半導体ウェ/1等のシリコン基板
であり、該シリコン基板上にスクライブライン2に沿っ
て切断され、−個のチップとなる固体撮像素子3の領域
、換言すれば撮像受光領域が多数個区画され、各固体撮
像素子3の領域には、夫々多数の受光部4及び電極部5
が搭載されている。そして、前記各隣設する受光部4に
は夫々穴埋め用の感光性透明樹脂層6が充填され、その
上にベース層8を設けて全体を平坦にし、該ベース層上
に異なった色相のフィルタ層11. 9.13が夫々絶
縁性の中間層10.12を介して段階的に積層され、且
つ上部の保護層14を積層した構成は、前記従来例と同
じである。 本願発明においては、前記保護層14の表面に更に平滑
性を付与し、且つ表面を保護するのために、40%クロ
ロメチレート化されたポリスチレンで形成された表面強
化層21を一体的に被覆し、且つ前記スクライブライン
2と電極部5との上部には樹脂製のベース層、中間層、
保護層及び表面強化1121が存在しない構成を有して
いる。又、各前記フィルタ層に関し、第1層目のフィル
タ層11を緑色にし、第2層目のフィルタ層9が赤色で
、第3層目のフィルタ層13を青色に形成しである。 尚、第2層目と第3層目は入れ代わっても同じである。 前記構成の固体撮像素子を製造する方法に関し、第2図
(A)〜(J)に基づいて説明する。先ず、シリコン基
板1の各受光部4は、(A)図に示したように、感光性
透明樹脂層6により穴埋めされ、その表面を略平坦にし
、更にその平坦な表面上に前記従来例と同様に熱硬化性
の透明樹脂をスピンコードしてベース層8を形成したも
のである。この場合に従来例と相違する点は、前記電極
部5及びスクライブライン2も一緒にベース層8で覆っ
てしまい、露光及び現像工程を行わないことである。葱
で使用される感光性透明樹脂は、ネガ型感光性樹脂(商
品名rsANBo A RG」、王室化学研究所製)
であり、約4,000〜e、oo”oλの範囲の厚みで
形成される。 このように下地処理が成された後に、(B)図に示した
工程で第1層目のフィルタ層11となるゼラチンをスピ
ンフートする。この場合の層の厚みはは略10,000
〜13,000人である。その第1層目のフィルタ層1
1を形成する位置に対応して、その部分だけが露光する
ようなパターンマスクを使用して、露光及び現像すると
(C)図に示したように、前記受光部4の緑色に対応
するフィルタ層11だけが残る。この残ったフィルタ層
11を公知の染色手段により緑色に染色すると、その層
の厚みが略15,000〜ie、ooo人になる。 次に(D)図に示したように熱硬化性の透明樹脂により
中間層lGをスピンコードシ、前記同様に電極部5及び
スクライブライン2の部分をそのまま覆ってしまう。こ
の場合の中間層の厚みも、約4.000〜e、ooo人
の範囲の厚みで形成する。 前記第1層目の緑色のフィルタ層11及び中間層10を
形成した後に、その中間層!0の上に(E)図に示した
ように、前記と同様の工程、即ちスピンコード、パター
ンニング露光、現像及び染色工程によって第2層目の赤
色のフィルタ層9を形成し、更に(F)図に示したよう
に、中間層12をスピンコードして形成する。この場合
も、染色後の赤色のフィルタ層9の厚みが略15,00
0〜16.000人になり、中間層12の厚みは前記同
様的4,000〜e、ooo人の範囲で且つ電極部5及
びスクライブライン2の部分をそのまま覆うことも同じ
である。 更に、前記同様の工程によって、(G)図に示したよう
に、中間層12の上部に受光部4に対応して青色フィル
タ層13を形成し、その上部に保護層14が順次形成さ
れ、結果的には各隣設する受光部4に夫々異なった色相
のフィルタ層+1.9.13が夫々絶縁性のベース層8
.中間層10.12を介して段階的に積層され、その上
部に保護層14が形成され、且つ電極部5及びスクライ
ブライン2が前記絶縁性の樹脂層によって全面的に覆わ
れた半導体ウェハが得られるのである。そして、前記青
色フィルタ層13は略4.000人の厚みで形成され、
染色後は略e、ooo人の厚みになり、先に積層された
各色フィルタ層と中間層とにおける全体的な段差を少な
くするために、前記保護層14は略10.000〜11
,000人の厚みにして、部分的な段差を吸収させ、実
質的に半導体ウェハの表面を略平坦に形成させる。 次に、前記保護層!4の上部に、40%クロロメチレー
ト化されたポリスチレンからなる感光性の樹脂をスピン
コードし、(H)図に示したように、前記電極部5及び
スクライブライン2に対応する部分が露光されないパタ
ーンマスクを用いて露光すると、夫々電極部5及びスク
ライブライン2に対応する部分が未露光部21aとして
残り、次に現像すると(1)図に示したように、前記未
露光部21aが除去され、他の露光された部分は表面強
化層21として耐ドライエツチング性に優れ且つ安定し
た皮膜となる。この表面強化層21はその形成時の皮膜
厚さが略30.000〜40.000λ程度である。 この表面強化層21が形成された後に、ドライエツチン
グすることで、表面強化層のない部分、即ち電極部5及
びスクライブライン2に対応する部分の各積層樹脂が、
つまり前記保護層14、中間層12、lO及びベース層
8が順次エツチングにより除去され、(J)図に示した
ように、電極部5及びスクライブライン2が夫々完全に
露出した状態になる。このドライエツチングにより、表
面強化層21も多少エツチングされて薄くはなるるか、
他の保護層及び中間層を形成する樹脂よりもはるかに耐
ドライエツチング性に優れているので、全部が除去され
ることはなく、少なくとも10.000人程度の平滑化
した皮膜が残るようにするのが好ましい。そして、半導
体ウェハをスクライブライン2に沿ってチップ吠に切断
することで、カラーフィルタ付き固体撮像素子が形成さ
れる。 前記したようにベース層、中間層及び保護層が表面強化
層をコートしてから、最終段階でドライエツチング手段
により、電極部並びにスクライブラインに対応して一括
除去されるので、その製造工程が簡略化され、且つ表面
が平滑化された固体撮像素子が得られるのである。
号を付してその詳細は省略する。 第1図において、1は半導体ウェ/1等のシリコン基板
であり、該シリコン基板上にスクライブライン2に沿っ
て切断され、−個のチップとなる固体撮像素子3の領域
、換言すれば撮像受光領域が多数個区画され、各固体撮
像素子3の領域には、夫々多数の受光部4及び電極部5
が搭載されている。そして、前記各隣設する受光部4に
は夫々穴埋め用の感光性透明樹脂層6が充填され、その
上にベース層8を設けて全体を平坦にし、該ベース層上
に異なった色相のフィルタ層11. 9.13が夫々絶
縁性の中間層10.12を介して段階的に積層され、且
つ上部の保護層14を積層した構成は、前記従来例と同
じである。 本願発明においては、前記保護層14の表面に更に平滑
性を付与し、且つ表面を保護するのために、40%クロ
ロメチレート化されたポリスチレンで形成された表面強
化層21を一体的に被覆し、且つ前記スクライブライン
2と電極部5との上部には樹脂製のベース層、中間層、
保護層及び表面強化1121が存在しない構成を有して
いる。又、各前記フィルタ層に関し、第1層目のフィル
タ層11を緑色にし、第2層目のフィルタ層9が赤色で
、第3層目のフィルタ層13を青色に形成しである。 尚、第2層目と第3層目は入れ代わっても同じである。 前記構成の固体撮像素子を製造する方法に関し、第2図
(A)〜(J)に基づいて説明する。先ず、シリコン基
板1の各受光部4は、(A)図に示したように、感光性
透明樹脂層6により穴埋めされ、その表面を略平坦にし
、更にその平坦な表面上に前記従来例と同様に熱硬化性
の透明樹脂をスピンコードしてベース層8を形成したも
のである。この場合に従来例と相違する点は、前記電極
部5及びスクライブライン2も一緒にベース層8で覆っ
てしまい、露光及び現像工程を行わないことである。葱
で使用される感光性透明樹脂は、ネガ型感光性樹脂(商
品名rsANBo A RG」、王室化学研究所製)
であり、約4,000〜e、oo”oλの範囲の厚みで
形成される。 このように下地処理が成された後に、(B)図に示した
工程で第1層目のフィルタ層11となるゼラチンをスピ
ンフートする。この場合の層の厚みはは略10,000
〜13,000人である。その第1層目のフィルタ層1
1を形成する位置に対応して、その部分だけが露光する
ようなパターンマスクを使用して、露光及び現像すると
(C)図に示したように、前記受光部4の緑色に対応
するフィルタ層11だけが残る。この残ったフィルタ層
11を公知の染色手段により緑色に染色すると、その層
の厚みが略15,000〜ie、ooo人になる。 次に(D)図に示したように熱硬化性の透明樹脂により
中間層lGをスピンコードシ、前記同様に電極部5及び
スクライブライン2の部分をそのまま覆ってしまう。こ
の場合の中間層の厚みも、約4.000〜e、ooo人
の範囲の厚みで形成する。 前記第1層目の緑色のフィルタ層11及び中間層10を
形成した後に、その中間層!0の上に(E)図に示した
ように、前記と同様の工程、即ちスピンコード、パター
ンニング露光、現像及び染色工程によって第2層目の赤
色のフィルタ層9を形成し、更に(F)図に示したよう
に、中間層12をスピンコードして形成する。この場合
も、染色後の赤色のフィルタ層9の厚みが略15,00
0〜16.000人になり、中間層12の厚みは前記同
様的4,000〜e、ooo人の範囲で且つ電極部5及
びスクライブライン2の部分をそのまま覆うことも同じ
である。 更に、前記同様の工程によって、(G)図に示したよう
に、中間層12の上部に受光部4に対応して青色フィル
タ層13を形成し、その上部に保護層14が順次形成さ
れ、結果的には各隣設する受光部4に夫々異なった色相
のフィルタ層+1.9.13が夫々絶縁性のベース層8
.中間層10.12を介して段階的に積層され、その上
部に保護層14が形成され、且つ電極部5及びスクライ
ブライン2が前記絶縁性の樹脂層によって全面的に覆わ
れた半導体ウェハが得られるのである。そして、前記青
色フィルタ層13は略4.000人の厚みで形成され、
染色後は略e、ooo人の厚みになり、先に積層された
各色フィルタ層と中間層とにおける全体的な段差を少な
くするために、前記保護層14は略10.000〜11
,000人の厚みにして、部分的な段差を吸収させ、実
質的に半導体ウェハの表面を略平坦に形成させる。 次に、前記保護層!4の上部に、40%クロロメチレー
ト化されたポリスチレンからなる感光性の樹脂をスピン
コードし、(H)図に示したように、前記電極部5及び
スクライブライン2に対応する部分が露光されないパタ
ーンマスクを用いて露光すると、夫々電極部5及びスク
ライブライン2に対応する部分が未露光部21aとして
残り、次に現像すると(1)図に示したように、前記未
露光部21aが除去され、他の露光された部分は表面強
化層21として耐ドライエツチング性に優れ且つ安定し
た皮膜となる。この表面強化層21はその形成時の皮膜
厚さが略30.000〜40.000λ程度である。 この表面強化層21が形成された後に、ドライエツチン
グすることで、表面強化層のない部分、即ち電極部5及
びスクライブライン2に対応する部分の各積層樹脂が、
つまり前記保護層14、中間層12、lO及びベース層
8が順次エツチングにより除去され、(J)図に示した
ように、電極部5及びスクライブライン2が夫々完全に
露出した状態になる。このドライエツチングにより、表
面強化層21も多少エツチングされて薄くはなるるか、
他の保護層及び中間層を形成する樹脂よりもはるかに耐
ドライエツチング性に優れているので、全部が除去され
ることはなく、少なくとも10.000人程度の平滑化
した皮膜が残るようにするのが好ましい。そして、半導
体ウェハをスクライブライン2に沿ってチップ吠に切断
することで、カラーフィルタ付き固体撮像素子が形成さ
れる。 前記したようにベース層、中間層及び保護層が表面強化
層をコートしてから、最終段階でドライエツチング手段
により、電極部並びにスクライブラインに対応して一括
除去されるので、その製造工程が簡略化され、且つ表面
が平滑化された固体撮像素子が得られるのである。
以上説明したように本発明に係る固体撮像素子の製造方
法は、基板上の受光部に、感光性樹脂を染料で染色した
複数の色相のフィルタ層と透明な中間層及び保護層とを
順次積層して固体撮像素子を製造する方法であって、前
記透明な中間層及び保護層は熱硬化性樹脂により形成し
、更に前記保護層の上面に耐ドライエツチング性に優れ
た透明樹脂からなる表面強化層を設け、該表面強化層を
電極及びスクライブラインに対応するバタンマツチング
して露光現像し、その後ドライエツチングすることによ
りその電極部及びスクライブラインに対応する部分の中
間層、保護層及びベース層を一括して除去し露出させる
ようにしたことにより、特に前記表面強化層を形成して
から、1回のパターンマツチング手段と、1回のドライ
エツチング手段とによって電極及びスクライブラインに
対応する部分を一括して除去できるので、作業能率が著
しく向上するばかりでなく、従来例のように電極及びス
クライブライン近傍に凹凸又は歪みのない固体撮像素子
が得られると言う優れた効果を奏する。 又、表面強化層が40%クロロメチレート化されたポリ
スチレンで形成されるので、直接パターン露光ができ、
しかもドライエツチングによってもその表面が荒れるこ
とがなく、更にドライエツチング後は少なくとも略10
,000人の厚さの表面強化層の皮膜が残るようにした
ことにより、固体撮像素子全体として平滑化され且つ歪
みのない表面が得られと言う優れた効果も奏する。
法は、基板上の受光部に、感光性樹脂を染料で染色した
複数の色相のフィルタ層と透明な中間層及び保護層とを
順次積層して固体撮像素子を製造する方法であって、前
記透明な中間層及び保護層は熱硬化性樹脂により形成し
、更に前記保護層の上面に耐ドライエツチング性に優れ
た透明樹脂からなる表面強化層を設け、該表面強化層を
電極及びスクライブラインに対応するバタンマツチング
して露光現像し、その後ドライエツチングすることによ
りその電極部及びスクライブラインに対応する部分の中
間層、保護層及びベース層を一括して除去し露出させる
ようにしたことにより、特に前記表面強化層を形成して
から、1回のパターンマツチング手段と、1回のドライ
エツチング手段とによって電極及びスクライブラインに
対応する部分を一括して除去できるので、作業能率が著
しく向上するばかりでなく、従来例のように電極及びス
クライブライン近傍に凹凸又は歪みのない固体撮像素子
が得られると言う優れた効果を奏する。 又、表面強化層が40%クロロメチレート化されたポリ
スチレンで形成されるので、直接パターン露光ができ、
しかもドライエツチングによってもその表面が荒れるこ
とがなく、更にドライエツチング後は少なくとも略10
,000人の厚さの表面強化層の皮膜が残るようにした
ことにより、固体撮像素子全体として平滑化され且つ歪
みのない表面が得られと言う優れた効果も奏する。
第1図は本発明に係る固体撮像素子の要部のみを拡大し
て示した断面図、第2図(A)〜(J)は本発明に係る
色フィルタ層の製造工程を顧次略示的に示した要部のみ
の拡大断面図、第3図は一般的な半導体ウェハの一部を
拡大して示した略示的平面図、第4図(A)〜(E)は
第3図のrV−rV線に沿う断面に対応し、従来例にお
ける下地処理工程を順次略示的に示した要部のみの拡大
断面図、第5図(A)〜(K)は第3図の■−■線に沿
う断面に対応し、従来例に係る色フィルタ層の製造工程
を順次略示的に示した要部のみの拡大断面図である。 1・・・・・・シリコン基板 2・・・スクライブライ
ン3・・・・・・撮像受光領域 4・・・・・・受光部
5・・・・・・電極部 6・・・・・・穴埋め用
樹脂7・・・・・・パターンマスク8・・・・・・ベー
ス層9・・・・・・赤色フィルタ層10.12・・・中
間層11・・・・・・緑色フィルタ層13・・・・・・
青色フィルタ層14・・・・・・保護層 21・
・・・・・表面強化層21a・・・未冨光部 特許出願人 凸版印刷株式会社 第2図 第4図 第5図
て示した断面図、第2図(A)〜(J)は本発明に係る
色フィルタ層の製造工程を顧次略示的に示した要部のみ
の拡大断面図、第3図は一般的な半導体ウェハの一部を
拡大して示した略示的平面図、第4図(A)〜(E)は
第3図のrV−rV線に沿う断面に対応し、従来例にお
ける下地処理工程を順次略示的に示した要部のみの拡大
断面図、第5図(A)〜(K)は第3図の■−■線に沿
う断面に対応し、従来例に係る色フィルタ層の製造工程
を順次略示的に示した要部のみの拡大断面図である。 1・・・・・・シリコン基板 2・・・スクライブライ
ン3・・・・・・撮像受光領域 4・・・・・・受光部
5・・・・・・電極部 6・・・・・・穴埋め用
樹脂7・・・・・・パターンマスク8・・・・・・ベー
ス層9・・・・・・赤色フィルタ層10.12・・・中
間層11・・・・・・緑色フィルタ層13・・・・・・
青色フィルタ層14・・・・・・保護層 21・
・・・・・表面強化層21a・・・未冨光部 特許出願人 凸版印刷株式会社 第2図 第4図 第5図
Claims (4)
- (1)基板上の受光部に、感光性樹脂を染料で染色した
複数の色相のフィルタ層と透明な中間層及び保護層とを
順次積層して固体撮像素子を製造する方法であって、前
記透明な中間層及び保護層は熱硬化性樹脂により形成し
、更に前記保護層の上面に耐ドライエッチング性に優れ
た透明樹脂からなる表面強化層を設 け、該表面強化層を電極及びスクライブラインに対応す
るパタンマッチングして露光現像し、その後ドライエッ
チングすることによりその電極部及びスクライブライン
に対応する部分の中間層、保護層及びベース層を一括し
て除去し露出させることを特徴とする固体撮像素子の製
造方法。 - (2)耐ドライエッチング性に優れた透明樹脂からなる
表面強化層が40%クロロメチレート化されたポリスチ
レンである前記請求項(1)記載の固体撮像素子の製造
方法。 - (3)表面強化層を略30,000〜40,000Åの
厚さの皮膜に形成し、その後のドライエッチング工程で
、少なくとも10,000Åの厚みの皮膜を残すように
した前記請求項(1)又は(2)記載の固体撮像素子の
製造方法。 - (4)中間層をエポキシ樹脂で構成したことを特徴とす
る前記請求項(1)、(2)又は(3)記載の固体撮像
素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2214694A JP2540997B2 (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | 固体撮像素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2214694A JP2540997B2 (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | 固体撮像素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0496372A true JPH0496372A (ja) | 1992-03-27 |
JP2540997B2 JP2540997B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16660057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2214694A Expired - Fee Related JP2540997B2 (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | 固体撮像素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540997B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62118573A (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-29 | Matsushita Electronics Corp | カラ−固体撮像装置の製造方法 |
JPS6349703A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-02 | Mitsubishi Electric Corp | カラ−フイルタの製造方法 |
JPH02260701A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-23 | Sony Corp | アンテナ共用器 |
-
1990
- 1990-08-14 JP JP2214694A patent/JP2540997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62118573A (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-29 | Matsushita Electronics Corp | カラ−固体撮像装置の製造方法 |
JPS6349703A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-02 | Mitsubishi Electric Corp | カラ−フイルタの製造方法 |
JPH02260701A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-23 | Sony Corp | アンテナ共用器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2540997B2 (ja) | 1996-10-09 |
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