JPH04955B2 - - Google Patents
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- JPH04955B2 JPH04955B2 JP25019087A JP25019087A JPH04955B2 JP H04955 B2 JPH04955 B2 JP H04955B2 JP 25019087 A JP25019087 A JP 25019087A JP 25019087 A JP25019087 A JP 25019087A JP H04955 B2 JPH04955 B2 JP H04955B2
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Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、タイル貼り等を擬似的に表面し
た、石綿スレート等の無機ボードに関するもので
ある。
た、石綿スレート等の無機ボードに関するもので
ある。
近年、建造物の内外装等に使用される石綿スレ
ート等の無機ボードの表面に、目地様溝を設けて
タイル貼り等の外観を擬似的に表現することが行
われるようになつてきた。
ート等の無機ボードの表面に、目地様溝を設けて
タイル貼り等の外観を擬似的に表現することが行
われるようになつてきた。
ところが、従来の無機ボードにおいては、前記
目地様溝と、それに囲まれた台地状部分(タイル
に相当)とを塗り分ける着色層に、それぞれ有機
系の塗料を使用しているため、本物のタイル程の
耐久性はなく、長期間の使用によつて色が褪せた
り、光沢が失われる等の問題があつた。
目地様溝と、それに囲まれた台地状部分(タイル
に相当)とを塗り分ける着色層に、それぞれ有機
系の塗料を使用しているため、本物のタイル程の
耐久性はなく、長期間の使用によつて色が褪せた
り、光沢が失われる等の問題があつた。
着色層として、耐久性の高い無機塗料を使用す
ることも考えられるが、それでは、目地様溝部ま
でタイル同様の光沢をいつまでも保持し続けるこ
とにより、不自然で、実感的なタイル貼りを表現
することはできない。
ることも考えられるが、それでは、目地様溝部ま
でタイル同様の光沢をいつまでも保持し続けるこ
とにより、不自然で、実感的なタイル貼りを表現
することはできない。
〔発明の目的〕
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので
あつて、本物のタイル同様の耐久性を有し、か
つ、実感的なタイル貼りを表現できる無機ボード
を提供することを目的としている。
あつて、本物のタイル同様の耐久性を有し、か
つ、実感的なタイル貼りを表現できる無機ボード
を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、この発明は、表面に
目地様溝が設けられ、この目地様溝を含む全面に
塗膜が形成された無機ボードであつて、前記目地
様溝の塗膜の表面から見える着色層が有機塗料か
らなるとともに、この目地様溝で囲まれた台地状
部分の塗膜の表面から見える着色層が無機塗料か
らなることを特徴とする無機ボードを要旨として
いる。
目地様溝が設けられ、この目地様溝を含む全面に
塗膜が形成された無機ボードであつて、前記目地
様溝の塗膜の表面から見える着色層が有機塗料か
らなるとともに、この目地様溝で囲まれた台地状
部分の塗膜の表面から見える着色層が無機塗料か
らなることを特徴とする無機ボードを要旨として
いる。
以下に、この発明を、その一実施例をあらわす
第1図および第2図を参照しつつ、詳しく説明す
る。
第1図および第2図を参照しつつ、詳しく説明す
る。
これらの図にみるように、この実施例の無機ボ
ードAは、基体1の表面に目地様溝2…が形成さ
れ、各用様溝2…によつて区切られた台地状部分
4によつて、擬似的にタイル貼りのタイルが表現
されてなるものである。目地様溝2と台地状部分
4との境界部分は、この実施例では、テーパー状
とされている。
ードAは、基体1の表面に目地様溝2…が形成さ
れ、各用様溝2…によつて区切られた台地状部分
4によつて、擬似的にタイル貼りのタイルが表現
されてなるものである。目地様溝2と台地状部分
4との境界部分は、この実施例では、テーパー状
とされている。
基体1としては、通常のものが使用される。た
とえば、石綿スレート、石綿セメント珪酸カルシ
ウム板、木片セメント板、石綿セメントパーライ
ト板、パルプセメント板、および、セメント押出
し成形品等、この用途に使用できるあらゆるもの
を使用することができるのである。
とえば、石綿スレート、石綿セメント珪酸カルシ
ウム板、木片セメント板、石綿セメントパーライ
ト板、パルプセメント板、および、セメント押出
し成形品等、この用途に使用できるあらゆるもの
を使用することができるのである。
上記のような基体1表面には、前記目地様溝2
の表面をも含めて、その全面に塗膜3が形成され
ている。
の表面をも含めて、その全面に塗膜3が形成され
ている。
基体1の表面に形成される塗膜3は、この実施
例では、基体1の側から順に、下記の3層で構成
されている。
例では、基体1の側から順に、下記の3層で構成
されている。
(イ) 有機塗料からなる目地様溝2着色のための着
色層(以下「有機着色層」と記す)3a。
色層(以下「有機着色層」と記す)3a。
(ロ) 無機塗料からなる台地状部分4着色のための
着色層(以下「無機着色層」と記す)3b。
着色層(以下「無機着色層」と記す)3b。
(ハ) 上記両塗膜を保護する無機クリア層3c。
上記各層のうち、有機着色層3aは、その名の
通り、有機系の塗料を塗布することで形成される
もので、この用途に用いられる通常の塗料が使用
できるが、その中でも、下記に示す塗料によるも
のが、好ましい例として挙げられる。
通り、有機系の塗料を塗布することで形成される
もので、この用途に用いられる通常の塗料が使用
できるが、その中でも、下記に示す塗料によるも
のが、好ましい例として挙げられる。
ビニル樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、アクリル
ウレタン樹脂塗料、フツ素樹脂塗料、アクリルシ
リコン樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、ポリウ
レタン樹脂塗料、金属アルコキシド系塗料等。
ウレタン樹脂塗料、フツ素樹脂塗料、アクリルシ
リコン樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、ポリウ
レタン樹脂塗料、金属アルコキシド系塗料等。
一方、無機着色層3bには、耐候性に優れた下
記の各塗料からなるものの使用されることが好ま
しい。
記の各塗料からなるものの使用されることが好ま
しい。
ケイ酸塩、リン酸塩、シリカゾルやアルカリ
シリケート等の水溶性シリケート、アルミナゾ
ル等の、架橋により硬化するもの。
シリケート等の水溶性シリケート、アルミナゾ
ル等の、架橋により硬化するもの。
ソルダーガラス等の溶融物の冷却により硬化
するもの。
するもの。
アルキルシリケート、アルキルチタネート等
の有機側鎖の消失により硬化するもの。
の有機側鎖の消失により硬化するもの。
金属アラコラートを主成分とする、常温ない
し低温加熱によつて硬化するもの。
し低温加熱によつて硬化するもの。
上記各種塗料のうち、のものの硬化反応機構
を、重リン酸金属塩(たとえばアルミニウム塩)
を例に取つて説明すると、下記の反応式()と
なる。
を、重リン酸金属塩(たとえばアルミニウム塩)
を例に取つて説明すると、下記の反応式()と
なる。
〔※:加熱温度(硬化条件)は250〜300℃程度〕
上記のような反応機構で硬化する、上記の分
類の無機系塗料からなる塗膜(無機着色層)は、
不燃性、耐熱性等に優れ、しかも高硬度であつて
耐候性に富んでおり、建材等に用いられるもので
ある。
類の無機系塗料からなる塗膜(無機着色層)は、
不燃性、耐熱性等に優れ、しかも高硬度であつて
耐候性に富んでおり、建材等に用いられるもので
ある。
同様に、上記のもののうち、シリカゾルやア
ルカリシリケートに代表される水溶性シリケート
の硬化反応機構を説明すると、下記の反応式
()となる。
ルカリシリケートに代表される水溶性シリケート
の硬化反応機構を説明すると、下記の反応式
()となる。
〔※:加熱温度(硬化条件)は250〜300℃程度〕
上記のような反応機構で硬化する水溶性シリケ
ートからなる塗膜(無機着色層)も、先のものと
同様に不燃性、耐熱性等に優れ、しかも高硬度で
あつて耐候性に富んでおり、建材等に用いられる
ものである。
ートからなる塗膜(無機着色層)も、先のものと
同様に不燃性、耐熱性等に優れ、しかも高硬度で
あつて耐候性に富んでおり、建材等に用いられる
ものである。
つぎに、上記各種塗料のうち、のものの硬化
反応機構を、アルキルシリケートのうちのエチル
シリケートを例に取つて説明すると、下記の反応
式()〜()となる。
反応機構を、アルキルシリケートのうちのエチル
シリケートを例に取つて説明すると、下記の反応
式()〜()となる。
上記のような反応機構で硬化する、上記分類
の無機系塗料からなる塗膜(無機着色層)は、単
独では極めて薄いものしか得られないが、亜鉛等
の金属粉と混合することにより、強固な塗膜とな
る。
の無機系塗料からなる塗膜(無機着色層)は、単
独では極めて薄いものしか得られないが、亜鉛等
の金属粉と混合することにより、強固な塗膜とな
る。
最後に、上記各種塗料のうち、のものの硬化
反応機構を、金属アルコラート(MはTi、Zr、
Si、Rはアルキル基)を例に取つて説明すると、
下記の反応式()〜()となる。
反応機構を、金属アルコラート(MはTi、Zr、
Si、Rはアルキル基)を例に取つて説明すると、
下記の反応式()〜()となる。
上記のような反応機構で硬化する、上記の分
類の無機系塗料からなる塗膜(無機着色層)は、
ガラス質の連続膜で極めて高い硬度を有してお
り、汚れが付着しにくい。しかも、前述したよう
に、上記のもののような高温で硬化させる必要
がなく、基体への付着性も良好である。
類の無機系塗料からなる塗膜(無機着色層)は、
ガラス質の連続膜で極めて高い硬度を有してお
り、汚れが付着しにくい。しかも、前述したよう
に、上記のもののような高温で硬化させる必要
がなく、基体への付着性も良好である。
上記のような無機系の塗料からなる無機着色層
3bは、基体1の上に直接形成されるようであつ
てもよいが、有機系塗料等からなるプライマ層を
挟んで形成するようにすれば、基体に対する密着
性を、より高めることが可能となる。
3bは、基体1の上に直接形成されるようであつ
てもよいが、有機系塗料等からなるプライマ層を
挟んで形成するようにすれば、基体に対する密着
性を、より高めることが可能となる。
この実施例では、第1図にみるように、前記目
地様溝2を着色する有機着色層3aを台地状部分
4の表面にも連続して塗布し、その部分の塗膜
を、前記プライマ層として使用するようになつて
いる。そして、このような構成により、台地状部
分4において、その表面から無機着色層3bを見
ることができ、目地様溝2において、その表面か
ら有機着色層3aを見ることができる、と云うこ
の発明の構成を達成できるようになつている。
地様溝2を着色する有機着色層3aを台地状部分
4の表面にも連続して塗布し、その部分の塗膜
を、前記プライマ層として使用するようになつて
いる。そして、このような構成により、台地状部
分4において、その表面から無機着色層3bを見
ることができ、目地様溝2において、その表面か
ら有機着色層3aを見ることができる、と云うこ
の発明の構成を達成できるようになつている。
上記のような構成では、別にプライマ層を形成
する必要がないばかりでなく、有機着色層3aを
目地様溝2内だけに塗布形成する、と云う困難な
作業が不要になる、と云う利点もある。
する必要がないばかりでなく、有機着色層3aを
目地様溝2内だけに塗布形成する、と云う困難な
作業が不要になる、と云う利点もある。
上記両着色層3a,3bの上に積層された無機
クリア層3cは、この発明に必ずしも必要なもの
ではない。しかし、この無機クリア層3cを設け
るようにすれば、両着色層3a,3bの耐候性
を、より向上させることが可能となる。このよう
な無機クリア層3cには、前述した無機着色層3
bと同様な材料からなり、顔料等の着色剤を含ま
ない透明な塗膜が用いられる。
クリア層3cは、この発明に必ずしも必要なもの
ではない。しかし、この無機クリア層3cを設け
るようにすれば、両着色層3a,3bの耐候性
を、より向上させることが可能となる。このよう
な無機クリア層3cには、前述した無機着色層3
bと同様な材料からなり、顔料等の着色剤を含ま
ない透明な塗膜が用いられる。
以上のような、この発明の無機ボードによれ
ば、タイルを擬似的に表現した台地状部分4の表
面からは、高い硬度を有し、耐候性に優れた無機
着色層3bが見えるようになつているため、この
部分は本物のタイルと同程度の耐久性があり、長
期間使用しても、色が褪せたり、光沢が失われる
ことはない。
ば、タイルを擬似的に表現した台地状部分4の表
面からは、高い硬度を有し、耐候性に優れた無機
着色層3bが見えるようになつているため、この
部分は本物のタイルと同程度の耐久性があり、長
期間使用しても、色が褪せたり、光沢が失われる
ことはない。
一方、目地様溝2の表面からは有機着色層3a
が見えるが、この有機着色層3aは、長期間の使
用によつて褪色や光沢の劣化がみられる。このた
め、より自然で、極めて実感的なタイル貼りを表
現することが可能となる。しかも、有機着色層3
aの劣化は、まさに、その着色層のみの劣化であ
るため、実物のタイルの目地のような外観となつ
ても、内部まで劣化している訳ではない。したが
つて、この発明の無機ボードは、極めて実感的な
タイル貼りを表現でき、かつ、実際のタイルより
も高い耐久性を有したものとなるのである。
が見えるが、この有機着色層3aは、長期間の使
用によつて褪色や光沢の劣化がみられる。このた
め、より自然で、極めて実感的なタイル貼りを表
現することが可能となる。しかも、有機着色層3
aの劣化は、まさに、その着色層のみの劣化であ
るため、実物のタイルの目地のような外観となつ
ても、内部まで劣化している訳ではない。したが
つて、この発明の無機ボードは、極めて実感的な
タイル貼りを表現でき、かつ、実際のタイルより
も高い耐久性を有したものとなるのである。
なお、これまでは、この発明の無機ボードにつ
いて、上記実施例にもとづいてのみ、説明してき
たが、この発明は上記実施例に限定されるもので
はない。
いて、上記実施例にもとづいてのみ、説明してき
たが、この発明は上記実施例に限定されるもので
はない。
たとえば、上記実施例においては、無機着色層
3bが、台地状部分4と目地様溝2とを繋ぐテー
パー部分に掛かつていなかつたが、テーパー部分
の下まで達するようであつてもよい。もちろん、
テーパー部分の途中まで掛かつていてもよい。
3bが、台地状部分4と目地様溝2とを繋ぐテー
パー部分に掛かつていなかつたが、テーパー部分
の下まで達するようであつてもよい。もちろん、
テーパー部分の途中まで掛かつていてもよい。
テーパー部分は設けられていなくてもよい。
前述したように、無機クリア層3cはなくても
よいし、有機着色層3aが無機着色層3bのプラ
イマ層として使用されないようであつてもよい。
よいし、有機着色層3aが無機着色層3bのプラ
イマ層として使用されないようであつてもよい。
塗膜は上記3層には限定されない。
要するに、表面に目地様溝が設けられ、この目
地様溝を含む全面に塗膜が形成された無機ボード
であつて、前記目地様溝の塗膜の表面から見える
着色層が有機塗料からなるとともに、この目地様
溝で囲まれた台地状部分の塗膜の表面から見える
着色層が無機塗料からなつているのであれば、そ
の多の構成は特に限定されないのである。
地様溝を含む全面に塗膜が形成された無機ボード
であつて、前記目地様溝の塗膜の表面から見える
着色層が有機塗料からなるとともに、この目地様
溝で囲まれた台地状部分の塗膜の表面から見える
着色層が無機塗料からなつているのであれば、そ
の多の構成は特に限定されないのである。
この発明の無機ボードは、以上のようであり、
表面に目地様溝が設けられ、この目地様溝を含む
全面に塗膜が形成された無機ボードであつて、前
記目地様溝の塗膜の表面から見える着色層が有機
塗料からなるとともに、この目地様溝で囲まれた
台地状部分の塗膜の表面から見える着色層が無機
塗料からなつているため、本物のタイル同様の耐
久性を有し、かつ、実感的なタイル貼りを表現で
きるようになつている。
表面に目地様溝が設けられ、この目地様溝を含む
全面に塗膜が形成された無機ボードであつて、前
記目地様溝の塗膜の表面から見える着色層が有機
塗料からなるとともに、この目地様溝で囲まれた
台地状部分の塗膜の表面から見える着色層が無機
塗料からなつているため、本物のタイル同様の耐
久性を有し、かつ、実感的なタイル貼りを表現で
きるようになつている。
第1図はこの発明の無機ボードの一実施例にお
ける塗膜の層構成をあらわす層構成図、第2図は
この実施例の外観をあらわす斜視図である。 A……無機ボード、1……基体、2……目地様
溝、3……塗膜、3a……有機着色層、3b……
無機着色層、4……台地状部分。
ける塗膜の層構成をあらわす層構成図、第2図は
この実施例の外観をあらわす斜視図である。 A……無機ボード、1……基体、2……目地様
溝、3……塗膜、3a……有機着色層、3b……
無機着色層、4……台地状部分。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 表面に目地様溝が設けられ、この目地様溝を
含む全面に塗膜が形成された無機ボードであつ
て、前記目地様溝の塗膜の表面から見える着色層
が有機塗料からなるとともに、この目地様溝で囲
まれた台地状部分の塗膜の表面から見える着色層
が無機塗料からなることを特徴とする無機ボー
ド。 2 塗膜が、その最上層に無機クリア層を含むも
のである特許請求の範囲第1項記載の無機ボー
ド。 3 目地様溝の塗膜の着色層となる有機塗料塗膜
が台地状部分の塗膜の無機塗料からなる着色層の
下にも連続して形成されており、この連続して形
成された有機塗料塗膜が上記無機塗料からなる着
色層とその下の基体表面との密着性を向上するプ
ライマ層として使用されている特許請求の範囲第
1項または第2項記載の無機ボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25019087A JPH0193481A (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 無機ボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25019087A JPH0193481A (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 無機ボード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0193481A JPH0193481A (ja) | 1989-04-12 |
JPH04955B2 true JPH04955B2 (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=17204152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25019087A Granted JPH0193481A (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 無機ボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0193481A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04244270A (ja) * | 1991-01-09 | 1992-09-01 | Kubota Corp | タイル又は煉瓦模様付き壁板の塗装方法 |
JP2664852B2 (ja) * | 1993-03-30 | 1997-10-22 | ナショナル住宅産業株式会社 | 壁パネル |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP25019087A patent/JPH0193481A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0193481A (ja) | 1989-04-12 |
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Legal Events
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