JPH049551A - 冷凍装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は空気調和機等に使用される冷凍装置に関するも
のである。

〈従来の技術〉 従来用いられている高圧上昇防止（パワーセーブ）を備
えた冷凍装置としては、特公昭６２−４６７８９号公報
で示されているように圧縮機からの冷媒を室外熱交換器
を経て室内熱交換器を通って圧縮機に戻ると共に、圧縮
機から吐出管から出た一部をバイパス回路を介してこの
圧縮機の吸込管へ戻すようにしていた。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、このときバイパス回路へは高温、高圧の比容積
の大きなガス冷媒が流れるため、バイパス回路を流れる
冷媒の流量を多くとると、流速が高まりバイパス回路に
設けた弁等より冷媒通過音が発生し易いものとなる。そ
こで第３図に示すようにバイパス回路ｆにも熱交換器ｅ
を設は冷媒の比容積を小さくすることにより流速を下げ
、音が発生しにくいようにしている。

その場合のモリエル線図は第４図のようになる。このと
きの高圧上昇防止の仕組みは１、圧縮機ａを通過する冷
媒流量を（Ｍ　＋　ｍ　）とすると、バイパス弁を開く
ことにより、流量ｍはバイパス回路ｆへ流れるため、主
冷媒回路りへの流量はＭとなり容量制御を行うことが可
能となる。

ここで、このバイパス用熱交換器ｅを通過する空気が凝
縮器の２次側空気の場合や、水冷ンステムのように空気
が流れにくい場所にバイパス用熱交換器ｅが取付けられ
た場合なとては、バイパス回路ｆを流れる冷媒の比容積
を充分小さくすることができず、音が発生ずるという欠
点がある。そのような場合、過熱されたガスが圧縮機に
吸込まれるため、圧縮機ａの吐出温度が上昇するという
問題点がある。

また、外気温が低い時（暖房時）は、バイパス用熱交換
器ｅて冷媒が冷却されすぎて、液冷媒が圧縮機に戻るお
それがある。

本発明は上記実情に鑑み、圧縮機から吐出されたガス冷
媒をこの圧縮機の吸込管ヘバイパスさせた場合、冷媒音
の発生し易い箇所はバイパス管に設けた開閉弁である。

従って、この開閉弁の上流で吐出管よりのガス冷媒と凝
縮器出口管より湿り度の大きな冷媒とを混合をすること
で、前記課題を解決するようにした冷凍装置を提供する
ことを目的としたものである。

く課題を角ｑ決するための手段〉 本発明は、圧縮機吐出管からのガス冷媒と凝縮器出口管
からの高圧冷媒とを混合し、それを圧縮機の吸込管へ導
びくようにしたものである。

く作　用〉 上記のような構成のため、圧縮機の吐出管よりの吐出さ
れた冷媒ガスと凝縮器出口管よりの湿り度の大きな冷媒
とか混合されて、この冷媒の比容積を小さくすることが
でき、これによってバイパス管に設けた開閉弁への冷媒
重量流量を充分取っても流速は遅くなり、この開閉弁の
冷媒音の発生が低くなる。

〈実施例〉 以Ｆ、本発明の実施例を図面に基づいて説明すれば、次
の通りである。

第１図において、１は室外ユニットＡに内蔵された圧縮
機で、該圧縮機１の吐出管に冷水を流す水熱交換器とな
る室外熱交換器（凝縮器）２を接続し、この先端に弁（
減圧器）３を介してレシーバ４を接続し、この先端には
室内ユニットＢ側の室内熱交換器（蒸発器）５に弁（減
圧器）６を介して接続し、この室内熱交換器５の先端を
アキュームレータ７を経て圧縮機１に戻る主冷媒回路を
形成すると共に、前記レシーバ４より分岐した分岐路に
逆止弁８とギヤピラリ−チューブ９と開閉弁１０を順次
接続し先端をアキュームレータ７に臨ませ、且つ前記圧
縮機１の吐出管より分岐したバイパス管２０に接続のキ
ャピラリーチューブ１１の先端をキャピラリーチューブ
９と開閉弁１０の間に接続し、全体として冷凍サイクル
としてなる。

次にこの作用を説明すると、先ずこの冷凍す・イクルは
公知のように圧縮機１からの冷媒が室外熱交換器２で凝
縮し、室内熱交換器５で蒸発し、その熱交換にて室内を
冷やすものである。

ここにおいて、圧縮機１から吐出されたガス冷媒をこの
圧縮機１の吸込管２１にバイパスするに際し、このガス
冷媒と凝縮器２の出口管のレシーバ４よりの湿り度の大
きな冷媒を管２２を介して混合する。この時の冷媒の状
態をモリエル線図で示せば第２図のようになる。このと
き、混合された冷媒の比容積は小さくすることかできる
ため、バイパス管２０への冷奴重量流量を充分取っても
流速は遅く、開閉弁１０て発生する冷媒音を低く抑える
ことかできる。

また、このときバイパス管２０を流れるガス冷媒の流量
ｍ１と高圧の湿り冷媒流量ｍ２とを、適度な割合に混合
させることにより、圧縮機吸込み冷媒の状態を適切にコ
ントロールすることかでき、水冷コンデンシングユニッ
トのように室外熱交換器２を空気冷却できないユニｙｈ
ても上記のような構成とすることで開閉弁１０から発生
する冷媒音対策かできる。

また、この場合、管２２をレシーバ４の上部より取り出
すことにより、このレシーバ４内のガス冷媒のみかこの
液管２２を流れるので停止時の圧縮機１への液ハック防
止かできる。また、管２２とキャピラリーチューブ９と
レシーバ４の間に逆」１−弁８を取り付けることで、圧
縮機１の運転中に開閉弁１０か閉した時、バイパス管２
０からの冷媒がレシーバ４へ流れ込まないようにしてい
る。また、このバイパス管２０と管２２と各々キャピラ
リーチューブ１１９を設けることにより、液管２２のキ
ャピラリーチューブ９はこの液管２２を流れる冷媒の流
量調整用となり、バイパス管２０のキャピラリーチュー
ブ１１は開閉弁１０の入口の冷媒圧力と圧縮機１の吐出
冷媒の圧力との差を保つためのものとなる。

〈発明の効果〉 上述のように本発明の冷凍装置は、圧縮機から吐出され
た冷媒ガスの一部と凝縮器出口管からの高圧冷媒の一部
とを混合してバイパス管の開閉弁へ流すようにあいたた
め、この開閉弁をを流れる冷媒の比容積を充分小さくす
ることができ、開閉弁での冷媒音の発生を低く抑えるこ
とができる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すパワーセーブ回路を組み
込んた概略図、第２図は同モリエル線図、第３図は従来
の概略図、第４図は同モリエル線図である。 １、・・・圧縮機、２・・・室外熱交換器（凝縮器）、
３．６・・・弁（減圧器）、５・・・室内熱交換器（蒸
発器）、２０・・・バイパス管、２２・・管。 特　　許 出　　願　　人 三洋電機株式会社 代　　理　　人 尾　　股　　行　　雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を順次冷媒管でつ
   なぎ、且つ前記圧縮機の吐出管と吸込管とを開閉弁を備
   えたバイパス管でつないだ冷凍装置において、前記凝縮
   器から流れた冷媒の一部を前記バイパス管の開閉弁の入
   口へ導く管を設けたことを特徴とする冷凍装置。