JPH049535Y2 - - Google Patents

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JPH049535Y2
JPH049535Y2 JP17469586U JP17469586U JPH049535Y2 JP H049535 Y2 JPH049535 Y2 JP H049535Y2 JP 17469586 U JP17469586 U JP 17469586U JP 17469586 U JP17469586 U JP 17469586U JP H049535 Y2 JPH049535 Y2 JP H049535Y2
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movable body
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sleeve
tension
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JP17469586U
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JPS6379512U (ja
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、材料に張力を加えたときの伸びを
検出する検出器にかゝる。
〔従来の技術〕
材料の引張り試験における伸びの検出には、従
来第4図或いは第5図に示すような伸び検出器が
使われている。
第4図においては、基体1は一端に測定用ナイ
フエツジ2を有し、他端に刃受け3が形成されて
おり、刃受け3に支持されたレバー4は先端に測
定用ナイフエツジ5を有する。そして、レバー4
から伸延する腕6は、基体1に設けたセンサー7
に結合されている。なお、8は基体1側に支持さ
れた零点調節ねじ、9は腕6が零点調節ねじ8に
当接するよう、基体1とレバー4との間に設けた
ばねである。使用に際しては、材料10にナイフ
エツジ2及び5が接触するように、適当な押圧機
構11により基体1を材料10へ向けて押圧し、
材料10には張力Fは印加する。
第5図においては、ナイフエツジ2を有する基
体1にはセンサー7及びシリンダー12が設けら
れ、シリンダー12内を摺動するロツド13は、
ナイフエツジ5を有する可動体14を支持し、可
動体14はセンサー7に結合されている。この検
出器も、使用時には、適当な押圧機構11によつ
て、ナイフエツジ2及び5が材料10に押当てら
れる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第4図示の検出器は、基体1へのレバー4の支
持構造が複雑かつ脆弱であるため、ナイフエツジ
2及び5を十分な力で材料に押当てるのが困難で
ある。そのために、測定に際してナイフエツジが
スリツプし易く、測定の信頼性に欠ける。
第5図示の検出器は、構造が簡単で取扱いも容
易であり、ナイフエツジを十分な力で材料に押当
てることができる。しかし、シリンダー12とロ
ツド13との間の摺動が円滑を欠き、材料の微小
な伸縮が完全にセンサーに伝達されない。そのた
めに、伸び量の検出に数〜10数ミクロンの不感帯
を生ずる。
また、材料によつては、張力の印加を開始した
初期に、僅かではあるが収縮を示すものもある
が、第4図示及び第5図示の検出器は、何れもナ
イフエツジの間隔が収縮方向には変化しないよう
構成されていることや、その僅かな変化を捉える
だけの分解能を持たないことなどによつて、この
ように材料に張力の印加を開始した初期の収縮現
象を正確に捉えることができなかつた。
この考案は、高い信頼性及び精度の測定が可能
で、かつ零点附近における材料の収縮現象の測定
も可能な、伸び検出器を実現しようとするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案による伸び検出器は、L字形をなしそ
の翼端に第1の材料接触部を有する基体と、この
基体の基端にコ字形をなして軸止され先端に第2
の材料接触部を有する可動体と、上記基体の翼部
と上記可動体との間に介在しているセンサー、引
張りばね、及び零点維持体とよりなる。第1及び
第2の材料接触部は、例えばナイフエツジ状をな
す。
上記零点維持体は、上記基体の翼部に植立され
たロツドと、このロツドに摺動自在に嵌められて
先端が上記可動体に対面しているスリーブと、上
記ロツドの周囲に巻回されていてこのスリーブを
上記可動体の方向に押圧している押圧ばねと、上
記スリーブが零点を越えて上記可動体の方向へ移
動しないように上記ロツドに設けたストツパとよ
りなる。
上記押圧ばねの押圧力は、上記引張りばねの張
力よりも大きく選ばれる。
〔作用〕
上述の伸び検出器において、上記スリーブは押
圧ばねによつて押圧されてストツパに当接するこ
とにより、零点位置に保持され、上記可動体は引
張りばねにより軽く上記スリーブ先端に当接す
る。この状態で、第1及び第2の材料接触部間の
距離は零点に規定される。
この状態で、適当な押圧機構を使用して、第1
及び第2の接触部を材料に接触させ、続いて材料
に張力の印加を開始する。
張力印加の初期に材料が収縮した場合は、可動
体はスリーブの先端を押圧し、これによつてスリ
ーブはストツパから離れて押圧ばねを圧縮しつつ
摺動するから、第1及び第2の材料接触部間の距
離が縮小し、センサーはその際の収縮量を検出す
る。
材料が伸張に転ずると、零点に戻るまではスリ
ーブが可動体に接触しているが、材料の伸張が零
点を越えた後は、可動体はスリーブの先端から離
れて移動し、センサーはこの伸張量を検出する。
ここで、可動体は基体に軸止されているため
に、材料と材料接触部との間にかなり大きな力を
加えてもこれに耐えることができる。従つて、材
料と材料接触部との間のスリツプを防ぐことがで
きる。また、スリーブは可動体に固定されておら
ず、単に接触しているにすぎないから、ロツドと
スリーブとの間に摺動の妨げになるような応力は
発生せず、そのために両者間の摺動は極めて円滑
に行われる。その結果、測定精度を1ミクロンに
まで上げることができた。
〔実施例〕
第1図乃至第3図において、20A及び20B
は同構造の2個の検出器である。各検出器におい
て、21はL字形に折曲された基体で、その基部
21a端には可動体22が軸23によつて蝶番結
合されている。基体21の翼部21b端及び可動
体22の先端には、それぞれナイフエツジ24,
25が刃抑え部材26,27によつて取付けられ
ている。
28は差動変圧器で、基体翼部21bに支持さ
れ、その可動コアの先端部28aは可動体22に
螺入した零点調節ねじ29の先端に当接する。3
0は基体翼部21bと可動体22との間に張り渡
された引張りばね、31は基体翼部に固定された
零点維持体である。
32はコ字形をなすヨークで、その中央部32
aには検出器20Aの基体基部21a側面が、間
隔部材33及び摺動部材34によつて固定され、
ヨークの一翼32bには検出器20Bの基体基部
21aの背面が固定されている。ヨークの他翼3
2cには、蝶形頭部35aを有する螺桿35が螺
入され、その先端は検出器20Aの基体基部21
aの背面に穿設した係合孔36に緩挿されてお
り、螺桿35の中途に設けた鍔37と上記背面と
の間には押圧ばね38が介在している。
前記零点維持体31においては、基体翼部21
bに下端が螺入されたロツド40にスリーブ41
が緩挿され、ロツド40の膨大した頭部40aが
スリーブ41の上部の大径腔41a内に位置して
いる。ロツド40の中途に螺合したナツト42と
スリーブ41の下端との間には、ロツド40に巻
回された押圧ばね43が介在する。44はロツド
40の回転を防ぐ回り止めナツトである。押圧ば
ね43の押圧力は、引張りばね30の張力より若
干大きい。従つて、不使用時には、押圧ばね43
によつてスリーブ41は大径孔41aの底部がロ
ツド頭部40aに当接するまで上昇した状態にあ
り、可動体22は引張りばね30によつてスリー
ブ41の先端に軽く接触し、ナイフエツジ24を
基準としたナイフエツジ25の位置を零点に規定
している。
使用に際しては、ナイフエツジ24,24間及
び25,25間に材料を置き、螺桿35を緊締す
る。すると、ばね38による適当な押圧力がナイ
フエツジに加わり、検出器20A及び20Bは材
料に結合される。
材料に張力を印加し始めた初期に材料が収縮す
ると、可動体22はスリーブ41を押圧するた
め、スリーブ41は押圧ばね43に逆つて移動し
て、ナイフエツジ25のナイフエツジ24に接近
する方向の移動を許容する。そして、これに伴う
可動体22の移動は差動変圧器28によつて検出
される。
材料に加わる張力が増大し、材料の伸びが零点
を越えると、可動体22はスリーブ41の先端か
ら離れて次第に遠ざかり、これに伴う可動体22
の移動が同様に差動変圧器28によつて検出され
る。
上述の伸び検出器は、第4図示の従来例のよう
な脆弱な刃受け機構を使用していないため、ナイ
フエツジ24及び25に十分な押圧力を与えて材
料のスリツプを防ぎ、これにより測定の信頼性を
高めることができ、第5図示の従来例のような運
動の円滑性を損う結合構造を採用していないため
に、1ミクロン前後まで測定精度を高めることが
できる。そして、その零点維持体30は、正負両
方向の運動を許容するために、材料へ張力を印加
した初期に起こる材料の収縮をも検出することが
できる。
そして、実施例のように2個の検出器を対向さ
せて使用することにより、より安定した測定が可
能になる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によるときは、伸び検
出器の測定の信頼性及び精度を向上することがで
き、更に張力印加によつて起こる材料の収縮をも
測定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の平面図、第2図は
その正面図、第3図は第2図におけるA−A線に
沿う断面図、第4図及び第5図は従来の伸び検出
器の説明図である。 21……基体、21a……基部、21b……翼
部、22……可動体、23……軸、24及び25
……ナイフエツジ(材料接触部)、28……差動
変圧器(センサー)、30……引張りばね、31
……零点維持体、40……ロツド、40a……ロ
ツド頭部(ストツパ)、41……スリーブ、43
……押圧ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. L字形をなしその翼端に第1の材料接触部を有
    する基体と、この基体の基端にコ字形をなして軸
    止され先端に第2の材料接触部を有する可動体
    と、上記基体翼部と上記可動体との間に介在する
    センサー、引張りばね及び零点維持体とよりな
    り、この零点維持体は、上記基体翼部に植立され
    たロツドと、このロツドに摺動自在に嵌められて
    先端が上記可動体に対面しているスリーブと、こ
    のスリーブを上記可動体へ向けて押圧するように
    上記ロツドの周囲に設けた押圧ばねと、上記スリ
    ーブが零点を越えて上記可動体の方向に摺動しな
    いように上記ロツドに設けたストツパとを有し、
    上記押圧ばねの押圧力を上記引張りばねの張力よ
    りも大きく選んでなる伸び検出器。
JP17469586U 1986-11-13 1986-11-13 Expired JPH049535Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17469586U JPH049535Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17469586U JPH049535Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13

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Publication Number Publication Date
JPS6379512U JPS6379512U (ja) 1988-05-26
JPH049535Y2 true JPH049535Y2 (ja) 1992-03-10

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JP17469586U Expired JPH049535Y2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13

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JPS6379512U (ja) 1988-05-26

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