JPH049488A - 三弗化窒素ガスの製造方法 - Google Patents

三弗化窒素ガスの製造方法

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JPH049488A
JPH049488A JP2110167A JP11016790A JPH049488A JP H049488 A JPH049488 A JP H049488A JP 2110167 A JP2110167 A JP 2110167A JP 11016790 A JP11016790 A JP 11016790A JP H049488 A JPH049488 A JP H049488A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は三弗化窒素ガス(NFz)の製造方法に関する
。更に詳しくは、弗化アンモニウム(NH,F)または
/及び酸性弗化アンモニウム(N11□l1h)と無水
弗化水素酸()IF)を原料とするNH,F・I(F系
溶融塩の電解法によるNF3ガスの製造方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕NF、
は沸点が一129°C1融点が一207°Cの物性を示
す無色の気体である。
NF3ガスは半導体のドライエツチング剤やCV[I装
置のクリーニングガスとして近年注目されているが、こ
れらの用途に使用されるNhガスは、高純度のものが要
求されている。
しかしながら製造されたNF、ガスは、窒素(N2)、
二弗化二窒素(NzF2)、亜酸化窒素(N2O) 、
二酸化炭素(COり 、二弗化酸素(OFり 、四弗化
炭素(CF4)、酸素(O1)、未反応の弗化水素(旺
)等の不純物を比較的多量に含んでおり、本発明で対象
とする溶融塩電解法で製造されたNF、ガスも同様であ
る。従って、上記用途としての高純度のNF、ガスを得
るためには精製が必要である。 NF、ガス中のこれら
の不純物を除去する精製方法としては、下記する方法が
知られている。
即ち、1)N、FtはKl、NatS、、NazSz0
3等の水溶液と接触させる方法(J、 Massonn
e、ケミ−・インジェニュール・テヒニール(Chcw
、 Ing、 Techn、)41(12)、695.
(1969) )や148.9〜537.8°Cの温度
で金属と接触させる方法(特公昭59〜15081号)
等で除去することができる。2)肝は100°C前後に
加熱した状態でNaFと接触させる方法等で簡便に除去
できる。3) OF gは、NatSxOt 、K1.
 NazSOs、Ill、NaxS等の水溶液と接触さ
せる方法で除去することができる。 4)N、OやCO
7等のような比較的高沸点の成分はゼオライト等の吸着
剤と接触させることで効率よく除去することができる(
Chcv、 Eng−+84、116. (+977)
等〕。5)N2や02等の低沸点成分は、−150°C
〜−190°Cの温度に冷却してNF、を液化すること
で除去することができる。しかしながらCF、は上記し
た各方法では除去されず、その効果的な除去方法は未だ
知られていない、またCF、は沸点が一128°Cであ
って、NFzの沸点と非常に接近しているのでNF、の
深冷蒸留によっても分離が不可能である。
さて、本発明で対象とする溶融塩の電解において、最も
耐蝕性に優れた陽極材料は炭素である。
しかし、炭素を陽極として電解を行うとCF、が多量に
発生する。これは前記した通り、高純度のNF、ガスを
製造するには極めて不都合である。そこで高純度のNh
ガスを製造する場合は二、ケル(Ni)或はニッケルを
主成分とする合金、もしくは白金(Pt)或は白金を主
成分とする合金が陽極として使用される。
NF、ガスは電解により陽極から生成し、同時に陰極か
らは水素0+z)ガスが生成する。このNFtガスとH
2ガスが混合すると僅かな着火エネルギーで点火し激し
い爆発を起こず、  NF3−Hz−Nz 3元系にお
いて、混合ガスの爆発範囲はNF2が10容量%以上、
■2が5容量%以上と広い範囲にわたり、電解槽内でN
FsガスとH2ガスが僅かでも混合すると爆発を引き起
こす虞がある。
このようなNF3ガスと日、ガスの混合は殆どが電解中
に起こる。この主な原因は隔壁が分極して隔壁上でガス
発生が起こったり、陽極気相部と陰極気相部の圧力均衡
が崩れて液面に偏差が生じ、高圧側のガスが隔壁下端を
くぐり低圧側に流入する、等である。しかし、NFsガ
ス、H,ガスの生成しない電解停止中には前記の現象は
起こり得す、混合・爆発の危険性については陰極側気相
部に滞留する11□ガスが空気と混合した場合にのみ想
定されるものであった。
しかし、本発明者らは電解停止中に陽極気相部において
、しかも陰極気相部の11□ガスの侵入に因るものでは
なく、NF、ガスと■2ガスが混合し、爆発するという
現象に遭遇した。この現象は従来の考え方では説明でき
るものでは無く、安全な電解を行うために必ずや解決し
なくてはならない課題であった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等はかかる状況に鑑み、鋭意検討を重ねた結果
、電解停止中に陽極気相部に於てNP、ガスと112ガ
スが混合する現象の原因は、ニッケル或はニッケルを主
体とする陽極の溶融塩中での自然腐食による水素発生速
度が、電解を停止した直後においては異常に速いことに
因るものであることを突き止め、電解停止直後から不活
性ガスを所定の方法で陽極側気相部に流通すれば、電解
停止直後のNF+ガスと■2ガスの混合・爆発を防止出
来ること、更には電解を再開する際、滞留する自然腐食
による11□ガスと電解により発生したNFiガスが混
合することも防止しうることを突き止め、本発明を完成
するに至ったものである。
即ち、本発明は弗化アンモニウムまたは/及び酸性弗化
アンモニウムと無水弗化水素酸を原料とする溶融塩電解
法により三弗化窒素ガスを製造するに際し、陽極側気相
部に少なくとも1対のガス供給口とガス排出口を有する
電解槽を使用し、電解停止直後に陽極側気相部に、不活
性ガスを流通し、更にその後電解を開始するまでの間、
該不活性ガスを連続的或は間歇的に該陽極側気相部に流
通せしめることを特徴とする三弗化窒素ガスの製造方法
である。
〔発明の詳細な開示〕
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明は電解停止直後から電解を再び開始するまでの間
に実施されるものであり、本発明を実施するには、直前
まで所定の電解槽で所定の電解が行われている必要があ
る。
第1図は電解装置の一例を示す図であり、電解中には陽
極3からはNF、ガスが、陰極4からは11□ガスが発
生するが、NFaガスとN2ガスが混合すると爆発する
ので、この混合を防くため陽極3と陰極4との間には隔
壁5が設けである。陽極側空間部9及び陰極側空間部に
はそれぞれ生成する計。
ガス及びN2ガスの排出ロア及び8が設けである。
さらに、陽極側空間部9にはN2ガス等の不活性ガスを
送入するためのガス供給口6が設けである。
陰極側空間部にも同様のガス供給口を設ける場合もある
。高純度NF、ガスを製造するために、陽極にはNi或
はNiを主体とする合金;モネル、インコネルを使用す
る。Pt或はptを主体とする合金も使用可能であるが
、電解に供する電流のうち白金を溶解するために使われ
る電流の割合(電極溶解の電流効率)は10%以上に達
し、工業的な電解において使用する価値はない、また鉄
(Fe)、Ml(Cu)、チタン(Ti)等の他の金属
では電極溶解の電流効率はほぼ100%であり、使用で
きない。モネル、インクふルは使用可能であるが一般的
には専ら純分が90%以上のNiが使用される。陽極の
大きさ、形状に関してはこれを特に制約するものではな
いが、取扱の面から電極単体当りの重量については考慮
する必要がある。
陰極は電解中には電気的に防蝕された状態にあるため、
材質の選択は容易である。一般に安価に入手可能である
Feが使用される。本発明の実施においてもFeを使用
したが、これは他の材質の使用を制約するものではない
、、陰極の大きさ、形状に関してはこれを特に制約する
ものではないが、陰極での電圧降下をできるだけ小さく
するためには極力、陰極表面積を大きくするのが望まし
い。熔融塩はNHJFt或はNiI、FとIIFを電解
槽中で混合調製する。NLIIF!とIPを原料とした
場合、重量比57:(10〜30)で混合調製する。得
られた熔融塩は100〜150”Cの範囲で保持する。
原料のNHJFzは吸湿性があり水分を含有している。
また、該溶融塩自体も掘めて吸湿性が強く、このため調
製された溶融塩も1〜2%の水分を含有している。かか
る水分を含有した溶融塩を電解すると、この水分の影響
でOF、ガスと112ガスが副生じ、このOFzガスと
11.ガスは陽極3から発生するNF3ガス中に混入し
爆発の原因となる。従って、溶融塩電解法によるNF、
ガスの製造においては、予め電解(本電解)時の電流密
度よりも低い電流を流して行なう、いわゆる脱水電解が
不可欠であり、脱水電解終了後引続いて本電解に移行す
る。
溶融塩中の水分が1.0%以下ではOF2ガスと112
ガスの副生量が少なく、爆発の危険性はなくなるため(
特願昭63−327872)、溶融塩中の水分が1.0
%以下となるまで脱水電解を行う。水分の定量に関して
は0.2%程度までならば簡便な水分測定法であるカー
ルフィッシャー法を通用し得る。脱水電解が終了したな
らば、電流密度を大きくし、本電解に移行する。電解の
継続により溶融塩は消費され減少する。このため、適宜
、溶融塩を補給する必要がある。補給方法としては溶融
塩が少量となった時点で電解を停止して、再度原料を調
製した後再び脱水電解、本電解を繰り返し行なうという
回分式方法と、電解中に間歇的に或は連続的に溶融塩を
補給する方法がある。後者の問題点は補給する溶融塩中
の水分により、電解槽中の溶融塩の水分が1.0%を超
える虞があることだが、最初に行う脱水電解を十分に行
ない、かつ補給する溶融塩中の水分が2%を超えなけれ
ば、連続的な供給は十分可能である。
電解の停止方法としては電流を徐々に絞り遮断する、或
は瞬時に遮断するなどの方法が考えられる。いずれの方
法に於いても電解を停止した瞬間に異常が発生する様な
ことはないため、電解の停止方法は特に制限されない。
以上が本発明を実施するに当たり、前提として実施され
る必要のあるN)IdF −IF系溶融塩の電解方法で
ある。
次に本発明の実施方法について述べる。
本発明はきわめて簡便に実施し得る。自然腐食による水
素発生速度は電解停止直後が最も大きいため、本発明は
電解停止直後から行なわれるべきである。
まず、電解停止直後に陽極側気相部9についで、1分間
に陽極気相部9容量の0.1倍容量以上の割合で10分
以上60分以内で陽極側気相部9に不活性ガスを流通さ
せる。電解停止後10分までは水素発生速度が非常に速
く、また陽極側気相部9のNF1ガスも十分に排出され
ていない。60分を超えることについては安全上特に問
題は無いが、不活性ガスに同伴され消耗する旺が多くな
るため好ましくない。
尚、不活性ガスとしては窒素(N2)、ヘリウム(He
)、アルゴン(Ar)等が選ばれる。このうちN2ガス
は安価であるため本発明実施においては最適なガスであ
る。
更に、その後電解を開始するまでの間、1時間に陽極気
相部9容量の2倍容量以上の割合で、連続的或は間歇的
に不活性ガスを陽極側気相部9に流通させる。このとき
陽極側気相部9には殆どNhが存在しないため、連続的
に実施する必要はないが最低限、電解開始直前には所定
条件を満たすように不活性ガスを流通させなくてはなら
ない。
好ましくは1時間に1回以上の割合で行なう。
面、安全性をより上げるために、本発明の操作は手動だ
けでなく自動的な制御と併用することが望ましい。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に尺体的に説明する。尚
、以下において%は特記しない限り容量基準を表わす。
実施例1 第1図に示す電解装置を使用して、熔融塩電解によるN
Fzガスの製造を行なった。
即ち、電解槽1に酸性弗化アンモニウム(NHJ・II
F)を24kg仕込み、120°Cの温度まで騨温しな
がらこれに無水のHPを8.5kg徐々に添加して熔融
塩2を調製した(IIF/NH4Fモル比2,0、水分
含有量1.8重量%)。
しかる後、陽極3から陰極4へ20アンペア(A)の電
流を流して、脱水電解を72時間行なった。この時点の
溶融塩2の水分含有量は0.32重量%であったので、
電流を80Aに上昇して本電解に移行し本電解の続行に
より電解槽1中の溶融塩2が減少するので、予め原料槽
11でU8製したIIF/Nil、Fモル比が2.0、
水分含有量が1.8重量%の溶融塩12を、12時間毎
に0.5kgずつ間歇的に電解槽lに補給して、本電解
を300時間行なった。
電解の停止は本発明の実施状況を明瞭にするため、電流
を瞬時(1秒以内)に遮断することで行なった。
電流遮断後、直ちに乾燥N、ガス0.251 /win
(陽極側気相部容積2N)を陽極側ガス供給口6より流
通させそのままの状態を20分間保持した後、陽極側気
相部9よりガスを採取し、ガスクロマトグラフィーによ
りガス組成の分析を行った。ガスの比重を考慮し、気相
部下部及び気相部上部で、ガスの採取を行なった。
その結果、肝、ガス、11□ガスのいずれにおいても濃
度は第1表に示すように爆発範囲外であった。
実施例2 実施例1において乾燥N2ガスの流通時間を40分間と
した以外は実施例1と同様に行なった。
その結果、NF、ガス、Ilzガスのいずれにおいても
濃度は第1表に示すように爆発範囲外であった。
実施例3 実施例1において乾燥N2ガスの流通時間を60分間と
した以外は実施例1と同様に行なった。
その結果、NF、ガス、lhガスのいずれにおいても濃
度は第1表に示すように爆発範囲外であった。
実施例4 実施例1において乾燥N2ガスの流量を0.517II
linとした以外は実施例1と同様に行なった。
その結果、NF3ガス、11.ガスのいずれにおいても
濃度は第1表に示すように爆発範囲外であった。
実施例5 実施例1を実施後、乾燥N2ガスの流量を80cc/l
1inとし、5時間流通した。1時間後及び5時間後に
おける陽極側気相部9のガス組成分析を行なその結果、
NF、ガス、11□ガスのいずれにおいても濃度は第2
表に示すように爆発範囲外であった。
実施例6 実施例1を実施後、乾燥N2ガスの流通を1時間停止し
た。再び2jVminにて2分間流通した後、陽極側気
相部9のガス組成分析を行なった。
更に1時間毎に乾燥N2ガスを2E/minにて2分間
流通ずる操作を4回繰り返し、4回目の流通終了後の陽
極側気相部9のガス組成分析を行なった。
その結果、いずれにおいてもNFiガス、1(2ガスの
濃度は第2表に示すように爆発範囲外であった。
実施例7 実施例6において乾燥N2ガスの流量をIc/min、
流通時間を4分間とした以外は、実施例6と同様に行な
った。
その結果、いずれにおいてもNF、ガス、H2ガスの濃
度は第2表に示すように爆発範囲外であった。
実施例日 実施例6において乾燥N2ガスの流量を4I!/min
、流通時間を1分間とした以外は、実施例6と同様に行
なった。
その結果、いずれにおいてもNF、ガス、H2ガスの濃
度は第2表に示すように爆発範囲外であった。
実施例9 実施例1を実施後、乾燥N、ガスの流通を5時間停止し
た。再び2β/minにて10分間流通した後、陽極側
気相部9のガス組成分析を行なった。
その結果、いずれにおいてもNF、ガス、111!ガス
の濃度は第2表に示すように爆発範囲外であった。
〔比較例〕
比較例1 実施例1において乾燥N2ガスの流通時間を5分間とし
た以外は実施例1と同様に行なった。
その結果、いずれにおいてもNF、ガス、H2ガスの濃
度は第3表に示すように異常に高く、爆発範囲内に近く
危険な状態であった。
比較例2 実施例1において乾燥N2ガスの流量を0、IP/mt
n、流通時間を30分間とした以外は実施例1と同様に
行なった。
その結果、■、ガスの濃度は爆発範囲外であったが、N
F、ガスの濃度は異常に高く、爆発範囲内に近く危険な
状態であった。乾燥N!ガスの供給を停止し、更に10
分間経過した後ガス組成分析を行なったところ、H2ガ
スの濃度も危険な状態にあった。
比較例3 実施例1において乾燥N2ガスの流量を0.5P/ai
n、流通時間を5分間とした以外は実施例1と同様に行
なった。その結果、H2ガスの濃度は爆発範囲外であっ
たが、NF、ガスの濃度は異常に高く、爆発範囲内に近
く危険な状態であった。乾燥N2ガスの供給を停止し、
更に10分間経過した後ガス組成分析を行なったところ
、H2ガスの濃度も危険な状態にあった。
比較例4 実施例5において乾燥窒素の流量を50cc/minと
した以外は実施例5と同様に行なった。その結果、H2
ガスの濃度は異常に高く、爆発範囲内に近く危険な状態
であった。
比較例5 実施例6において乾燥窒素の流通時間を1分間とした以
外は実施例6と同様に行なった。その結果、H,ガスの
濃度は異常に高く、爆発範囲内に近く危険な状態であっ
た。
比較例6 実施例6において乾燥窒素の流量をl j2/minと
した以外は実施例6と同様に行った。その結果、1(2
ガスの濃度は異常に高く、爆発範囲内に近く危険な状態
であった。
\ 〔発明の効果〕 本発明は以上詳細に説明したように、NH,F・IIF
系溶融溶融塩解法によりNFffガスを製造するに際し
、電解を停止した際に生じるNF、ガスとH!ガスの混
合・爆発を防止するにきわめて有効な方法である。
即ち、電解停止後に自然腐食による水素発生速度が最も
大きくなり、やがてはIIIF、ガスと混合し、爆発に
至る危険性が生じるので、陽極側気相部に不活性ガスを
流通させ、混合・爆発を防止するという極めて簡単な方
法である。
本発明で対象とする溶融塩の電解に於いては耐蝕材料と
言えるものは炭素のみであり、金属材料中で最も優れて
いるNiでさえ相当の溶解が発生する。工業的な電解で
は溶解の激しい材料を使用することは一般的ではないた
め、本発明で明らかにした腐食による水素発生は見落と
しがちである。
安全対策として、電解停止後の電解槽内のガスを排出す
るにおいて、いつ、どのように行うかを明確にした効果
は大きいといえる。尚、本発明の方法は、アンモニアと
無水弗化水素酸を原料として、熔融塩電解法によってN
F、ガスを製造する方法にも適用できることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例及び比較例で使用した電解装育を示す図
である。 図において、 1−一電解槽、    2−m−溶融塩、3−−一陽掻
、     4−−一陰極、5−m−隔壁、 6−−−不活性ガス供給口 7−−−NF3ガス出口管、 5−−−Lガス出口管、9−一一陽極側気相部10−−
−加熱装宜、 11−m−原料槽、   I2−m−溶融塩、13−m
−原料補給管、 14−一一弁、15−m−加熱装置 を示す。 特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)弗化アンモニウムまたは/及び酸性弗化アンモニウ
    ムと無水弗化水素酸を原料とする溶融塩電解法により三
    弗化窒素ガスを製造するに際し、陽極側気相部に少なく
    とも1対のガス供給口とガス排出口を有する電解槽を使
    用し、電解停止直後に陽極側気相部に、不活性ガスを流
    通し、更にその後電解を開始するまでの間、該不活性ガ
    スを連続的或は間歇的に該陽極側気相部に流通せしめる
    ことを特徴とする三弗化窒素ガスの製造方法。
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